評価結果
基本情報
事業者の理念・方針・期待する職員像
事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)
共に仕事を通じて生きている喜びや生きがいを感じることができること
利用者さんのニーズに合った・世の中のニーズ合った仕事をしていくこと
利用者さんの障害の特性をお互いしっかりと理解し、スキルアップや支援に活かして行くこと
利用者さんが次のステップ(一般就労)に進めるように作業を積み重ね、自信を持てるようにすること
クライアント様から頂いた仕事によって利用者さんの給与を支払える強固な施設であること
職員に求めている人材像や役割
自分で考え行動することができ、困りごとは一人でため込まず相談し、利用者の気持ちを汲み取りながら社会人としての成長のサポートをすることができる。
分からないことは率先して勉強し活かして行くことができる。
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)
ネガティブなことでも、ポジティブな解決案を見つけ出し、失敗しても、最後まであきらめずに成功まで導き、みんなで達成感を感じることができる。
全体の評価講評
特によいと思う点
第三者評価における利用者調査では、例えば、「あなたが困った時に、職員は助けてくれると思いますか」といった設問に、回答した利用者の94%が「そう思う」と回答しており、「よく相談にのってくれる」、「親身になってくれる」、「職員さんが業務を丁寧にされていて、利用者も頑張らないとという気持ちになる」等の好評が上がっています。同様に、事業所・職員を信頼出来るからこそといった内容で、要望も多々上がっています。今後も、利用者との信頼関係の構築を重視して、さらなる支援の質の向上に努めて欲しいと思います。
利用者一人ひとりの意思やサイン等を受け取れるように、様々な工夫をしています。利用者がその日の作業状況・明日の予定や目標・体調面・精神面・良かった事・気になった事等を入力するメール日報やチャット機能を使い、相談出来る環境を整えています。これらの機能を活用する事で、文章の些細な変化から利用者の気持ちや小さなサインに気づき、声掛けや面談等職員からアプローチする事で、深い悩みになる前に対応出来ています。利用者の些細な変化も見逃さずに対応する取り組みは、第三者として好感が持てます。
利用者の仕事面・体調面、相談事等情報を全職員が共有しています。毎週火曜日に職員ミーティングを実施し、利用者状況、業務状況等を検討しています。また、日々の利用者状況等に関して、クラウド上で管理している連絡事項ボックスに記載する事で、常に情報共有しています。例えば、利用者の相談や質問に対して全職員が同じ回答をする事で、利用者が安心して作業に取り組む事が出来ています。職員自己評価でも、「職員が1人で悩まず、みんなで考えて解決していく事が出来る」との意見もあり、職員の働きやすさの面でも良い取り組みと言えます。
さらなる改善が望まれる点
平常時の防災対策、災害発生時の応急対策、災害発生後の対応等について、マニュアルを作成しています。実際に備蓄や避難訓練が実施されています。一方で、福祉事業所としての事業継続性や支援が必要な利用者が集まる場所である事を踏まえて、通信や移動が不能になった場合の対応方法の明確化、備蓄量・備蓄場所の定期的な点検の強化等、災害対策、事業所内の整理整頓・美化等にも力を入れて欲しいと思います。また、昨今のニュース等を踏まえて、不審者対策等のマニュアルや訓練等についても検討を期待します。
職員は、福祉サービスの経験者、一般企業、専門学校講師等の多様な経歴を持つ方々で構成されており、多角的な視点で支援を提供出来る点は事業所の強みとして評価出来ます。一方で、職員教育の方針や障害に対する専門知識の集積と共有の仕組み・支援マニュアル・研修計画等は整備が必要と思われます。例えば、マニュアルを作成する事で業務における行動や判断基準が明確化され、それにより業務の属人化も防ぐ事が期待出来ます。また、課題とする職員教育において、指導する職員による指導の違いを防ぎ、職員の育成時間短縮にも繋がると期待出来ます。
事業者が特に力を入れている取り組み
ホームページでは、会社情報、業務内容の紹介情報等が掲載されています。これまで利用者と一緒に取り組んだ実績として各種の制作物の紹介等もされています。例えば、ホームページの制作、印刷物、画集やデジタルのイラスト等が掲載されており、株式会社あしかで取り組んでいる業務のイメージが伝わりやすい内容になっており、第三者としても、好感が持てます。現在、利用者・依頼企業用のページの増設を検討中との事であり、力を入れる取り組みとして、今後のリニューアルにも期待します。
「障害特性をお互いしっかりと理解し、スキルアップや支援に活かしていくこと」を理念・方針に掲げ、利用者一人ひとりの障害特性等の理解を深める取り組みをしています。例えば、「私の取扱説明書」として、障害特性・障害特性が強く出た時の事例・自分なりの対策・他者に求める配慮の項目に沿って、利用者が記入しています。利用者の了承を得た上でファイル1冊に纏めています。利用者が自身の障害特性と向き合い、他者に発信する機会となるとともに、利用者間でお互い配慮する事で安心して働ける職場環境となっており、良い取り組みと言えます。
利用者調査結果
調査概要
- 調査対象:利用登録をしている33名の方を対象としました。
- 調査方法:アンケート方式
・アンケート方式
・調査票は事業所経由で利用者に配布し、利用者から郵送により評価機関が直接回収しました。 - 有効回答者数/利用者総数:32/33(回答率 97.0% )
・事業所のサービスに対する総合的な満足度は、「大変満足」9名、「満足」14名、「どちらともいえない」8名、「不満」1名でした。「大変満足」と「満足」を合計した肯定的回答数は、32名中23名でした。
・事業所への意見・要望では、「親身になってくれてとても働きやすいです」「色々な仕事が出来て、自分を鍛えるので良い感じです」「今まで知らなかった事を教えて下さったり、障害特性も改善しているのを感じます」等がありました。
アンケート結果
4~17は選択式の質問のため、該当項目のみ掲載しています。
1.利用者は困ったときに支援を受けているか
回答数は「はい」30名、「どちらともいえない」1名、「いいえ」1名でした。 「はい」の回答者より「よく相談にのってくださいます」「相談すれば勤務日や仕事内容について配慮してくれる」等のコメントがありました。
2.事業所の設備は安心して使えるか
回答数は「はい」26名、「どちらともいえない」3名、「いいえ」3名でした。 「どちらともいえない」の回答者より「たまにネットが切れます」等のコメントがありました。
3.利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか
回答数は「はい」13名、「どちらともいえない」15名、「いいえ」2名、「無回答・非該当」2名でした。 「どちらともいえない」の回答者より「自分のハンディを盾にする人がいるので、困る時がある」とのコメントがありました。
14.【就労継続支援A型】
事業所での活動が働くうえでの知識の習得や能力の向上に役立っているか
回答数は「はい」22名、「どちらともいえない」6名、「いいえ」4名でした。 「どちらともいえない」の回答者より「希望した分野ではない業務が中心になることが多い」とのコメントがありました。
15.【就労継続支援A型】
給料(工賃)等の支払いのしくみは、わかりやすく説明されているか
回答数は「はい」19名、「どちらともいえない」10名、「いいえ」2名、「無回答・非該当」1名でした。 各回答者よりコメントはありませんでした。
18.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
回答数は「はい」16名、「どちらともいえない」12名、「いいえ」4名でした。 「どちらともいえない」の回答者より「スペースの問題があるので仕方ないが、多人数が出社すると狭く感じる」とのコメントがありました。
19.職員の接遇・態度は適切か
回答数は「はい」24名、「どちらともいえない」5名、「いいえ」1名、「無回答・非該当」2名でした。 「はい」の回答者より「硬すぎても気まずいので気にしてません」「とても丁寧に接してくださいます」とのコメントがありました。
20.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
回答数は「はい」24名、「どちらともいえない」5名、「いいえ」1名、「無回答・非該当」2名でした。 「はい」の回答者より「個人の意見を大切にしてくださいます」「事情を言うと分かってくれます」とのコメントがありました。
21.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
回答数は「はい」15名、「どちらともいえない」11名、「いいえ」2名、「無回答・非該当」4名でした。 「どちらともいえない」の回答者より「少し甘いと感じる時もあります」とのコメントがありました。
22.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
回答数は「はい」20名、「どちらともいえない」9名、「いいえ」2名、「無回答・非該当」1名でした。 「どちらともいえない」の回答者より「ケースバイケースです」とのコメントがありました。
23.利用者のプライバシーは守られているか
回答数は「はい」23名、「どちらともいえない」4名、「いいえ」3名、「無回答・非該当」2名でした。 「はい」の回答者より「しっかり守ってくれています」とのコメントがありました。
24.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか
回答数は「はい」26名、「どちらともいえない」3名、「いいえ」2名、「無回答・非該当」1名でした。 「いいえ」の回答者より「やりたい事が出来ていない」とのコメントがありました。
25.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
回答数は「はい」25名、「どちらともいえない」4名、「いいえ」2名、「無回答・非該当」1名でした。 各回答者よりコメントはありませんでした。
26.利用者の不満や要望は対応されているか
回答数は「はい」21名、「どちらともいえない」8名、「いいえ」2名、「無回答・非該当」1名でした。 「どちらともいえない」の回答者より「一応はしてくれるが、当たり障りない」とのコメントがありました。
27.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
回答数は「はい」17名、「どちらともいえない」7名、「いいえ」5名、「無回答・非該当」3名でした。 「無回答・非該当」の回答者より「困った事があまりないから分からない」とのコメントがありました。
サービス分析結果
1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
- 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
- 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
- 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
- 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
重要事項説明書等は読み合わせしながら利用者に確認してもらうようにしています
利用前には、利用契約書・重要事項説明書・個人情報取扱同意書・機密保持契約書等取り交わすようにしています。説明では、サービスの目的・運営方針・設備等の一般的な事項を説明する他に、就労継続支援事業所として、事業所外労働がある事等にも触れています。また、就業規則についても説明し、「株式会社あしかはどのような場所を目指しているか」等の経営理念を踏まえて説明し、雇用契約を締結するようにしています。
利用開始前後は、特に細やかに気遣い、配慮するようにしています
利用開始時には、他の利用者に朝の朝礼で紹介等をするようにしています。また、「私の取扱説明書」といった独自の自己開示をする為のツールに利用者自身の意志で取り組んでもらうようにしています。シートには私自身の特性・事例・自分なりの対策・他人に求める配慮等を掲載し、例えば、「電話応対が苦手です」、「会話が苦手です」等の情報が記述され、周囲の他利用者との相互理解やチームワークを深める事が出来るような支援をしています。独自の支援方法として、高く評価出来ます。
利用開始後からは日報を記述してもらい、利用者の理解を深めるようにしています
利用開始後、利用者には日報を記録してもらうようにしています。日報には、本日の業務・進捗、明日の予定と目標、社外の人とのやり取り、体調・精神面の状態、よかった事、気になった事等、日々の状況を報告してもらうようにしています。報告内容は、迅速に職員間で共有し、利用者一人ひとりに合わせた日々の支援の在り方に反映させるようにしています。利用後の選択肢である一般企業への就職等は、協力企業やハローワークからの情報の提供や、本人の申し出に合わせて面接準備の支援をするようにしています。
1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
- サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明している
- サービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしている
- サービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
- サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
- 利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っている
- サービス利用前の生活をふまえた支援を行っている
- サービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
利用者一人ひとりに合わせ丁寧に聞き取りを行っています
利用者一人ひとりに合わせ、丁寧に聞き取りを行っています。見学や面会時に、住居・障害・通院や服薬の状況、生育歴、就労経験等、可能な限り聞き取りをしています。また、アセスメントシートは、障害を発症した経緯、障害に関し配慮して欲しい事等の障害基本情報と、得意な仕事、苦手な仕事、チーム作業時に他者と協力出来るか等の業務に関する項目に分かれ、利用者が記載した後、面談で一緒に内容を確認しています。個々の障害特性等に合わせ聞き取り時間を長い期間設ける等、利用者の言葉を大切にし、細やかな配慮がなされており、好感が持てます。
利用者が次のステップを目指せるような個別支援計画書作成に取り組んでいます
利用者の意思や希望を尊重して個別支援計画書を作成しています。利用者の意向を確認する場として、サービス管理責任者を中心に、半年毎の見直し時期の面談だけではなく、月1回プチ面談として1人5~10分程時間を設け、仕事面や体調面等の聞き取りを実施しています。個別支援計画書は、利用者の意向・希望を第一に達成出来そうな事項を短期目標、もう少しで達成出来そうな事項を長期目標としています。利用者が達成感を感じ、自信を持って次のステップへと向かえる内容となっており、第三者として好感が持てます。
利用者が安心出来るように、職員間の情報共有を徹底しています
利用者の仕事面・体調面、相談事等の情報を全職員が共有しています。毎週火曜日に職員ミーティングを実施し、利用者状況、個別支援計画に関する事、業務状況等を検討しています。また、日々の利用者状況等に関しては、クラウド上で管理している連絡事項ボックスに記載する事で、常に情報共有が可能となっています。全職員が同じ声掛け等対応する事で、利用者の安心感に繋がっています。また、職員自己評価でも、「職員が1人で悩まず、みんなで考えて解決していく事が出来る」と意見も上がっており、職員の働きやすさの面でも良い取り組み言えます。
1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
- 利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している
- 利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
- アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
- 計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている
- 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
- 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
- 利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
- 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
- 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している
- 申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている
- 個別の支援計画に基づいて支援を行っている
- 利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している
- 自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している
- 周囲の人との関係づくりについての支援を行っている
【講評】
利用者の障害特性等の理解を深め、個別に合わせた支援を行っています
障害特性をお互いしっかりと理解し、スキルアップや支援に活かしていく事を理念・方針に掲げ、利用者一人ひとりの障害特性等の理解を深める取り組みをしています。「私の取扱説明書」として、特性・事例・自分なりの対策・他者に求める配慮の項目に沿って、利用者が記入しています。利用者の了承を得た上でファイル1冊に纏め、いつでも誰でも見る事が出来るようになっています。職員はもちろん、利用者間でもお互い配慮する事で、安心して働ける職場となっています。良い取り組みと言えます。
利用者一人ひとりに合わせて情報提供をしています
利用者が生活しやすいように、利用者一人ひとりに合わせて情報を提供しています。例えば、職業体験実習面談会の情報をはじめ、個人の相談毎に合わせて地域情報等含め助言をしています。個人の相談内容では、体調面や親の介護に関する事等多岐にわたり、利用者の状況に合わせ、対応策を一緒に考えたり、専門職への相談を提案しています。提案して終わりにするのではなく、その後どうなったのか面談時等で確認を徹底しています。利用者が一人で悩まないように、いつでも相談出来る関係性である為、日頃からコミュニケーションを大切にしています。
2.利用者が主体性を持って、充実した時間を過ごせる場になるような取り組みを行っている
- 利用者一人ひとりの意向をもとに、その人らしさが発揮できる場を用意している
- 事業所内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている
- 室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている
- 【食事の提供を行っている事業所のみ】
利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】
特定の感覚刺激が苦手な方・好む方等、それぞれに配慮した環境設定に努めています
事業所は、十分な採光を取り入れられるだけでなく、窓全体を覆うようにスクリーンを下ろし遮蔽する事も出来ます。晴天の日差し等の刺激が負担に感じる方等に配慮し光を微調整出来る環境です。また、人の感情や音・物等の視覚・聴覚的な情報を制限したい方は、机の周りに棚を作り、視覚情報の制限を行ったり、ヘッドフォンを利用して聴覚刺激を制限してもらう等、様々な環境刺激を和らげれる工夫が行われています。一方で、事業所内の掲示物の多さ、備品・消耗品の雑然さは、今後整理整頓される事でより快適な環境に繋がると期待します。
利用者が主体性をもって業務に取組める仕組みを構築しています
CMS、スキャン作業、送信代行、登記簿情報入力業務等を受託業務を、利用者の意向や強みを考慮したチーム編成をし、活動しています。お互いの業務進捗や困りごとにチャットアプリ等で共有し、利用者が主体性をもって取り組める仕組みを構築しています。一方で、事業所としては、業務の入れ替わりによる利用者負担にならないよう長期的に安定した業務の必要性を感じています。今後の安定した業務の確保・拡充に期待します。
3.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
- 利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている
- 健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている
- 通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている
- 利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている
- 【利用者の薬を預ることのある事業所のみ】
服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】
一人ひとりの医療的リスク等を抽出し、ストレスに抗する対策・支援に努めています
一人ひとりの利用者のアセスメントを丁寧に行い、生産活動や支援する上での留意する医療的リスク等を抽出し、ストレスに抗する為の身体的な条件を整えつつ、その人固有の価値観、生き方等を尊重出来る支援に努めています。利用者が相談したい時には、チャットやメール等、利用者が伝えやすいツールを選択出来るよう仕組みを整え活用しています。今後は医療連携の強化を図る事も検討されており、利用者が安心して働ける環境設定に努めているといえます。
自律性の回復を通して、その人らしい生活・仕事が出来る支援に努めています
身体・精神的な支援に係るアセスメントを丁寧に行っています。利用者自らが、思考・判断・行動する事を通して、自身のより良い生き方を見出す事を大事にし、自立への継続的な支援に努めています。利用者調査の自由記述には、日頃感じている事業所への意見や要望が忌憚なく記載されています。日頃の利用者との関係構築があってこそと言えそうです。他方、特性に合わせた理解しやすい説明方法等を要する方もいるようですので、さらなる支援の質の向上に期待します。
健康や障害に対する基本的知識に基づく臨機応変な対応が取れる体制構築に期待します
利用者の体調変化や予兆や症状、対処方法等細かに把握しています。また、緊急時に迅速に対応出来るよう緊急連絡先等の情報把握にも努めています。これまで、発作等があった際は、相談室で休養する等の対応を行っていますが、発作時等の対応が、特定の職員に限る事なく、誰でも対応出来るよう、基本的な知識や二次的被害の防止対策等が取れるよう、マニュアルの整備や研修等を実施される事を期待します。
4.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
- 家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている
- 必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている
- 必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】
さまざまな立場の利用者・家族の気持ちを受容し、理解に努める事を大切にしています
利用者の意向を最大限に尊重し、その方にとって最も有益な方法は何かを考えた支援に努めています。例えば、家族との関係は必ずしも良好とは限らず、支援機関を介するほうが、利用者や家族の関係性を維持出来る場合もあり、利用者のこれまでの人生背景にあるさまざまな出来事を考慮し、対応方針を検討しています。また、相談支援事業所等関係機関との連携を積極的に行う等、利用者を取り巻く社会資源を活用したサポートに取り組んでいます。
5.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
- 利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている
- 利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】
多様な社会参加を活用し、誰もが活躍出来る組織風土・人づくりに取り組んでいます
外部機構が主催するデザインコンペの情報提供や作品の出展、働く姿勢を評価するコンテストへの挑戦等、多様な社会参加の機会提供に努めています。デザインコンペでは、出展作品が入選する等優秀な成績を収め、利用者の持つ知識や技術が高く評価される機会となっています。また、働く姿勢を評価されるコンテストでは、株式会社あしかが最優秀賞を獲得する等、誰もが活躍出来る、働きがいのある組織風土・人づくりに取り組んでいるといえます。
社会貢献活動に取組む支援体制が整えられています
株式会社あしかでは、ボランティア休暇制度、ボランティア活動に関する情報提供、ボランティア活動後の報告の場の提供する等、従業者が社会貢献活動に参加しやすい職場環境づくりに取り組んでいます。社長は、いきいきとボランティア活動に参加し、社会に貢献する事が出来るよう支援していきたいとの思いから作られた仕組みです。従業員自身が地域の資源となり、多様な社会参加が出来る取組みとして高く評価出来ます。今後の活動に期待します。
11.【就労継続支援A型】雇用による就労の機会の提供や、知識の習得及び能力向上のための支援を行っている
- 利用者が働く意欲を持ち続けることができるような取り組みを行っている
- 働くうえで必要な知識の習得及び能力向上のための支援を行っている
- 賃金(工賃)等のしくみについて、利用者に公表し、わかりやすく説明している
- 商品開発、販路拡大、設備投資等、賃金(工賃)アップの取り組みを行っている
【講評】
賃金等の仕組みを賃金規程として定め、利用者に説明と同意を得て適用させています
賃金(工賃)等の仕組みは、賃金の支払方法、賃金の計算基準、手当、昇格・賞与等をわかりやすく賃金規程に定め、利用契約時に説明と同意を得る他、改訂時には改めて口頭により説明をしています。また、賃金規程は、就業規則等とあわせて常時事業所内に掲示し、いつでも確認する事が出来ます。
景況感の変化を見据えた戦略を模索しています
新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、自社で出来る生産活動の開拓に努め、現在、チラシやWEBデザイン、WEB管理、アクリル画制作、チャットアプリスタンプ、ウェルカムボードの作成等の様々な活動を展開し、売上の変動に強い経営を考えています。また、これとは別に、新型コロナウイルスの影響による景況感の変化に着目し、これまで常識と考えていた営業の形や得意と分野としてきた業界の慣習にこだわらない戦略を模索しています。今後の取り組みに期待します。
【講評】
利用者のプライバシー保護を徹底し、利用者の安心に繋げています
契約時に、サービス管理責任者が利用契約書と重要事項説明書とともに、個人情報外部機関提供に関する同意書や機密保持誓約書等の内容を丁寧に説明し、利用者から同意を得ています。利用契約書をはじめ個人情報に関する書類は、職員スペースの鍵付き棚に保管し、職員用パソコンにはパスワード設定を徹底する等、利用者のプライバシー保護に取り組んでいます。また、利用者の貴重品等の荷物は、鍵付きロッカーを設置しています。利用者調査においても、「しっかり守ってくれています」とのコメントがあり、好評です。
利用者の羞恥心に配慮し、相談等の対応をしています
モニタリング時や月1回のプチ面談の他、日々利用者からの相談に対応しています。他者に聞かれたくない相談事がある場合は、個室を使用したり、電話での対応もしています。男性が苦手な利用者に対して女性職員が話を聞いたり、繰り返し相談する利用者にも常に傾聴する姿勢を大切にしています。利用者一人ひとりの障害特性を深く理解し、プライバシーや羞恥心に配慮がなされています。
メール等を活用し、利用者の些細な変化を見逃さずに対応しています
利用者一人ひとりの意思やサイン等を受け取れるように、様々な工夫をしています。毎日、利用者がその日の作業状況・明日の予定や目標・体調面・精神面・良かった事・気になった事等入力するメール日報やチャット機能を使い相談出来るようにしています。利用者の表情や仕草等を含め、これらの機能を活用する事で、言葉で伝える事が苦手な利用者の気持ちや小さなサインに気づく事が出来、深い悩みになる前に職員からアプローチするようにしています。利用者の些細な変化も見逃さずに対応する取り組みは、第三者として好感が持てます。
1.利用者のプライバシー保護を徹底している
- 利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている
- 個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている
- 利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
- 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)
- 利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】
マニュアルが整備され、いつでも確認出来る環境が整っています
職員行動指針をはじめ、虐待防止マニュアル・災害時緊急対応マニュアル、苦情解決に関する事項等が整備されています。また、デザイン・Web制作・データ入力・ネットショップ業務・クリーニング業務等作業毎の手順等は、クラウド上で作業チーム毎に管理されています。チャット機能を活用し、作業の進捗状況や作業手順への質問や変更等、利用者と職員が随時連絡を取り合い、適宜確認する事が出来ます。
利用者がスムーズに作業出来るように、個別に合わせ対応しています
利用開始前に利用希望者に対し、あしかでの作業内容を実際に体験してもらう体験実習期間を設けています。体験実習を通して、希望作業の確認・アセスメント等評価のもと利用者とともに作業内容を決定しています。作業手順を基に、職員が指導しながら一緒に作業を行いますが、言葉での指導か、手順書を見ながら作業している横で指示を出して欲しいか等、利用者の障害特性等に合わせ対応しています。また、利用者の不安な気持ち等を軽減する為に、日頃から声掛けを多くする等コミュニケーションを大切にし相談しやすい関係性や職場環境を作っています。
1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
- 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
- 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている
- 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
事業者のコメント
このセクションは事業者によって更新される情報です。
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【講評】
「株式会社あしか」らしい雰囲気のあるホームページ等は好感が持てます
ホームページでは、会社情報、業務内容の紹介情報等が掲載されています。これまで利用者と一緒に取り組んだ実績として各種の制作物の紹介等もされています。例えば、ホームページの制作、印刷物、画集やデジタルのイラスト等が掲載されており、株式会社あしかで取り組んでいる業務のイメージが伝わりやすい内容になっており、第三者としても、好感が持てます。現在、利用者・依頼企業用のページの増設を検討中との事であり、今後のリニューアルにも期待出来ます。
株式会社あしからしい業務の特性をさらに強調する事に期待します
ホームページやパンフレットでは、PCを使った作業、デザイン業務等、株式会社あしかがメインにしている業務を紹介しています。現在、アニメーション等を利用した動画制作等の業務分野にも取り組んでおり、株式会社あしかの特徴や強みをさらに強化しています。株式会社あしかを利用したい利用者のニーズに沿った取り組みとして、業務の標準化や営業先の確保等、今後の拡充・強化に期待します。
丁寧に面談・見学対応をしています
ホームページ、ハローワーク、相談支援事業等を経由した利用相談が多い状況です。面談や見学は、支援者・家族等の同伴も可能ですが、あくまでも利用者本人の気持ちや要望を大切にしています。実際に面談をする際にも、利用者本人の言葉を引き出し確認するにしています。見学・面接時は独自の書式で記録に残すようにしています。例えば、得意な作業ややってみたい事、得意ではない事等も聞き取るようにし、利用者・事業所のマッチングを図る機会にしています。丁寧に面談・見学対応をしています。