評価結果
基本情報
事業者の理念・方針・期待する職員像
事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)
1)法人の理念である「明るく・楽しく・すごせる毎日」の実現を目指し、ご利用者・職員を大切にする。
2)異世代交流を進め、ご利用者・職員が共に地域とのつながりをもつ。
3)法人・職員が積極的に地域と関わりを持ち、地域貢献を行う。
4)研修や人材育成に力を入れ、働き甲斐のある職場を作る。
5)意見や考えをいつでも言い合える、風通しの良い職場を作る。
職員に求めている人材像や役割
・チームケアを理解し、互いに協力し合う姿勢
・日々の業務に疑問を持ち、常に改善やアイディアを持って働く
・目標・向上心を持って、自ら学ぼうという姿勢
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)
・ご利用者の立場に立った言葉遣いや行動
・ご利用者や他利用者に対して、気配りや気遣いを持って働く
・向上心を持って、自ら学ぼうという姿勢
全体の評価講評
特によいと思う点
機能訓練プログラムの作成は、機能訓練指導員(看護師や作業療法士)が実際に利用者一人ひとりの自宅を訪問し作成しています。実生活の様子や動きを確認したり、利用者や家族からの意見も収集することで、生活実態に即した機能訓練プログラムの実施につなげています。そのほか、デイ利用者が本施設のショート利用する際に、デイのリハビリを無料で利用できるサービスを用意しています。顔なじみの職員がリハビリをすることで安心感の提供とADLの低下抑制を図っています。
食事は自施設の厨房で調理し、利用者毎に合った食形態で提供しています。趣向や禁忌食などもアセスメントし、嫌いな料理や食材料は禁止食とし、代替食を提供することで、食事を楽しんでいただいています。また誕生日には一緒にケーキを買いに行ったり、七夕にはそうめん、クリスマスにはミートローフなど、季節を感じられる行事食も提供しています。そのほか今年度より、家で作れない方向けに、事業所が料金を一部負担したお弁当の販売を開始するなど、施設と家庭で連動した支援に努めています。
複合施設内の地域包括支援センターをはじめ、地域の各機関と連携しながら情報収集や協働の取り組みを推進しています。また敷地内の花壇の一部を保育園の花壇として開放することで、園児たちが継続的に訪問し、土いじりを楽しんでいます。今年度は園に開放しているスペースで芋ほりを行いました。さらにボランティアの受け入れ実施や、地域包括支援センターとの連携強化を図るなど、地域に開かれた施設作りに取り組んでいます。
さらなる改善が望まれる点
事業所で提供している全体体操やレクリエーションは原則自由参加ですが、多くの利用者が一緒になって楽しんでいます。また囲碁や将棋、麻雀などは趣味の合う利用者やボランティアとグループで楽しみ、手工芸や脳トレーニングなどは個別のペースで楽しんでいます。これらのプログラムは主に職員が講師となり実施していますが、職員間での偏りやプログラムのマンネリ化が課題と捉えています。プログラムのマニュアル化により、レクリエーションの質の向上や多様化を行っていきたいと考えており、成果が期待されます。
入浴、送迎、機能訓練、急変時などの各種マニュアルを整備し、スタッフルームに設置しています。マニュアルはいつでも閲覧することが可能で、特に新人職員や経験の浅い職員に活用されています。一方で、事業所の日々の大まかな業務はマニュアル化されていますが、細かい内容については気付いた職員が行うなど、業務が職員に紐づいている状況です。今後、資格などの専門性にとらわれず、職員全体が協力して業務が遂行できる体制整備を行いたいと事業所は考えています。日常の業務フローの作成など、全体の業務を見直す予定です。
昨年度施設長の交代があり、現在新施設長により今年度からの3年間にわたる中期経営計画を策定中です。この中期経営計画は、おおた高齢者施設推進プランと連動しており、区の動向を反映した内容となっています。法人の掲げる理念「明るく、楽しく、すごせる毎日」、基本方針「地域に必要とされ、地域と共にある法人であり続ける」を施設全体で実現させるため、より詳細な計画策定を目指しています。また中期経営計画を反映した各事業セグメントの年度計画策定に取り組むことで、より一体感のある施設運営が行われると思われます。
事業者が特に力を入れている取り組み
利用者の気分や状態に合わせ、入浴方法を選択できるよう、入浴は腰掛けたままや寝た状態で入浴できる機械浴槽を2種類用意し、一般浴と併せ、利用者に合致した入浴支援を行っています。そのため、アセスメントや日常の会話、さらに入浴委員会の開催で、入浴方法を検討しています。また排せつは「自宅と同様」を基本とし、利用者個別に対応しています。
リハビリ機材が充実しており(レッドコード、下肢筋力トレーニング機材・メドマー、平行棒、マッサージチェアなど)、多様な訓練を実施することが可能です。また作業療法士を配置し、介護職員と連携し、利用者一人ひとりに応じた運動や機能訓練を行っています。集団体操や外出プログラムを作成したり、毎日違う体操を実施し、運動機能の向上を図っています。
家族との関わりや密な連携を大切にしており、家族からの情報は小さな情報も漏らさず共有しています。事業所での利用者の状況も、連絡帳や電話で家族と連絡を取り合いながら密に共有しています。連絡帳にはバイタル結果や、その日の利用者の活動内容などの状況を記載しており、送迎時には口頭でも伝えています。また送迎時には家庭の状況なども確認し、家庭と連携したより良いサービス提供につなげています。
利用者調査結果
調査概要
- 調査対象:調査対象は、デイサービス全登録者とし、現在利用されている方に回答をいただきました。
【調査対象数:31名(全登録者数58名)】 - 調査方法:アンケート方式
施設よりデイサービス全利用者に調査票を配布して頂きました。回収については、評価機関への郵送、または施設内に設置した回収箱への投函により提出して頂くようにしました。 - 有効回答者数/利用者総数:31/58(回答率 53.4% )
「現在利用している施設を総合的に見て、どのように感じていらっしゃいますか」との質問に対して、「大変満足」22.6%、「満足」71%、「大変満足」と「満足」を合わせて93.6%の回答率となっています。「どちらともいえない」「不満」がいずれも3.2%、「大変不満」「無回答」が0%でした。施設のサービスに対する利用者の満足度が大変高いことが確認されました。個別設問では、問10「あなたは、職員があなたの気持ちを大切にしながら対応してくれていると思いますか」について「はい」の回答率が94%で最も高く、問15「あなたが困ったときに、職員以外の人(役所や第三者委員など)にも相談できることをわかりやすく伝えてくれましたか」では「はい」の回答率が48%と最も低くなっています。
アンケート結果
1.利用時の過ごし方は、個人のペースに合っているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の77.4%を占め、「どちらともいえない」が12.9%、「いいえ」が3.2%、「無回答・非該当」が6.5%という結果でした。
2.日常生活で必要な介助を受けているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の87.1%を占め、「どちらともいえない」が9.7%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が3.2%という結果でした。
3.利用中に興味・関心が持てる行事や活動があるか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の54.8%を占め、「どちらともいえない」が32.3%、「いいえ」が9.7%、「無回答・非該当」が3.2%という結果でした。
4.個別の計画に基づいた事業所での活動・機能訓練(体操や運動など)は、在宅生活の継続に役立つか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の87.1%を占め、「どちらともいえない」が9.7%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が3.2%という結果でした。
5.職員から適切な情報提供・アドバイスを受けているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の74.2%を占め、「どちらともいえない」が19.4%、「いいえ」が3.2%、「無回答・非該当」が3.2%という結果でした。
6.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の83.9%を占め、「どちらともいえない」が12.9%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が3.2%という結果でした。
7.職員の接遇・態度は適切か
この項目では、「はい」と答えた方が全体の87.1%を占め、「どちらともいえない」が9.7%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が3.2%という結果でした。
8.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の87.1%を占め、「どちらともいえない」が3.2%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が9.7%という結果でした。
9.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の67.7%を占め、「どちらともいえない」が16.1%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が16.1%という結果でした。
10.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の93.5%を占め、「どちらともいえない」が3.2%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が3.2%という結果でした。
11.利用者のプライバシーは守られているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の80.6%を占め、「どちらともいえない」が12.9%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が6.5%という結果でした。
12.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の83.9%を占め、「どちらともいえない」が9.7%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が6.5%という結果でした。
13.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の83.9%を占め、「どちらともいえない」が6.5%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が9.7%という結果でした。
14.利用者の不満や要望は対応されているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の74.2%を占め、「どちらともいえない」が12.9%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が12.9%という結果でした。
15.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
この項目では、「はい」と答えた方が全体の48.4%を占め、「どちらともいえない」が32.3%、「いいえ」が3.2%、「無回答・非該当」が16.1%という結果でした。
サービス分析結果
1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
- 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
- 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
- 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
- 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
利用開始前に重要事項説明書に沿って、ルールや負担金などについて説明しています
利用開始が内定したら、必ず利用開始前に管理者または生活相談員が自宅を訪問し、家族同席の上で事業所でのルールや各種負担金などを説明しています。入院中の場合には病院を訪問し、家族も含め説明しています。職員は説明の際、支払いにかかわること(1日分の利用料金、キャンセル料、お昼ご飯代など)については、特に詳細に説明するよう心がけています。説明した内容については、利用開始当日までに、契約書や重要事項説明書などへの同意の署名を頂いています。
利用者や家族の希望、要望は利用開始前に収集し、随時更新しています
利用開始前には、詳細なアセスメントを行い、利用者の状態などを確認しています。また入院中の場合には病院関係者から情報を収集し、さらに利用者を担当するケアマネージャーからも詳細を確認しています。使用するアセスメント表は、常に情報を更新できるよう詳細化し、利用者の情報がより分かるよう工夫しています。さらにサービス担当者会議にも出席し、ケアマネージャーや他の介護サービス事業者からの情報も参考にしています。
家族とも連携し、利用開始当初の不安やストレスの軽減を図っています
利用者の情報は、アセスメント表や面談記録などにより職員間で共有し、利用開始に備えています。また利用当初は家族とも連携し、利用者の安心につなげています。さらに、座席位置も知人の近くにするなど、アセスメント結果から得た情報で利用者の希望に合わせるようにしています。そのほか、声かけや傾聴でコミュニケーションを深め、思いや感想も確認するよう配慮しています。
1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
- サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明している
- サービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしている
- サービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
- サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
- 利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っている
- サービス利用前の生活をふまえた支援を行っている
- サービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
ケアプランや利用者の希望を踏まえた通所介護計画を作成しています
利用者を担当するケアマネージャーのケアプランに合わせ、事業所としての通所介護計画を作成しています。通所介護計画は、利用者の希望や目標を反映させ作成し、作成後は利用者と家族に説明の上、同意を頂いています。また緊急時や利用者の状態の変化時には、家族とケアマネージャーと相談の上で計画や支援の変更を行っています。
利用者に関する情報は随時更新し、個別ファイルにまとめています
利用者の日々の変化などの情報は個別のファイルを作成し、記録しています。変化があった場合は、変化項目を赤字で追記したうえで計画の変更につなげています。またモニタリングも毎月実施し、評価とともにケアマネージャーに報告しています。そのほか担当職員と生活相談員、さらに管理者と連携することで新たな課題を抽出するとともに、利用者に合致した支援につなげていかれるよう配慮しています。
業務連絡ノートや介護日誌を活用し、利用者の状況を共有しています
利用者の状況は介護ソフトを活用し、個別に記載しています。また業務連絡ノートと介護日誌は、すべての職員が目を通すこととし、共有のためのツールとしています。さらに、毎朝のミーティング(8:25~8:30)や毎月の全体会議(第1火曜日8:00~8:30)を実施し、利用者の情報の共有するとともに支援方法も含めたカンファレンスにつなげています。
1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
- 利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している
- 利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
- アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の介護計画を作成している
- 計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている
- 計画を利用者にわかりやすく説明し、同意を得ている
- 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
- 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
- 利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
- 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
- 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している
- 申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.通所介護計画に基づいて自立生活が営めるよう支援している
- 通所介護計画に基づいて支援を行っている
- 利用者が望む生活像に基づき、日常生活において利用者自身が選択、判断できるよう支援を行っている
- 利用者の支援は、さまざまな機関や職種が連携をとって、支援を行っている
【講評】
担当職制を導入し、きめ細やかな利用者観察とケアを実施しています
利用者個別のファイルにケアマネージャーによる全体のプランや当事業所の通所介護計画をファイリングし、すべての職員が常に確認できる体制を整備しています。また利用者を担当する担当職員制(1職員11名程度)にし、利用者の食事の趣向や心のケアなどをきめ細やかに行っています。担当する際は、可能な限り職員の個性や利用者との相性に配慮しています。
利用者の選択に基づくサービスを提供しています
アセスメントは利用者を担当する職員が中心となって関わり、前回のアセスメント表に追記しながら利用者の変化を追っています。要望や意向についても毎回確認し、利用者の思いを今後の計画や支援につなげています。また日常のコミュニケーションを大切にし、計画や支援に対する確認も行っています。そのほか、レクリエーションや各種のゲームも利用者が選択できる体制を整備しています。今年度から再開した月4回の音楽療法(認知デイで実施)は、利用者に大変好評で、定期的に声を出す貴重な機会となっています。
複合施設内の専門職や、外部との連携を図りながら利用者の支援を行っています
ケアマネージャーや利用者が利用している介護サービス事業所とは、生活相談員が窓口となり、サービス担当者会議に出席するなどの連携を行っています。事業所内では利用者を担当する担当職員や管理者が生活相談員と連携し、看護師や作業療法士とともに支援しています。さらに併設の特別養護老人ホームの管理栄養士に、利用者の喫食状況や食事の好みなどの相談を行い、利用者一人ひとりの健康管理にも配慮しています。
2.利用者一人ひとりの状況に応じて生活上で必要な支援を行っている
- 【食事の提供を行っている事業所のみ】
利用者の状況に応じて、食事時間が楽しくなるよう工夫している - 【入浴介助体制のある事業所のみ】
利用者の状況に応じて、入浴方法を検討し介助を行っている - 排泄介助が必要な利用者に対して、一人ひとりに応じた誘導や排泄介助を行っている
- 利用者の心身の状況や家族の状況に応じて、安全に配慮した送迎方法を検討し対応している
【講評】
自施設の厨房で調理した食事や季節を感じられる行事食を提供しています
食事は自施設の厨房で調理し、利用者毎にあった食形態で提供しています。趣向や禁忌食などもアセスメントし、嫌いな料理や食材料は禁止食として代替食を提供することで、食事を楽しんでいただいています。また誕生日には一緒にケーキを買いに行ったり、七夕にはそうめん、クリスマスにはミートローフなど、季節を感じられる行事食も提供しています。そのほか、今年度より家で作れない方に向けて事業所が料金を一部負担したお弁当の販売を開始しています。
自宅の入浴環境を確認し、利用者一人ひとりに合わせた入浴支援を行っています
入浴は腰掛けたままや寝た状態で使用できる機械浴槽を2種類用意し、一般浴と併せ、利用者に合致した入浴支援を行っています。そのためアセスメントや日常の会話、さらに入浴委員会の開催で、入浴方法を検討しています。今年度からは、特に自宅での入浴を意識した入浴介助も実施しています。自宅に近い状況で入浴をして頂くため、自宅での入浴環境や所作に合わせた支援を行っています。また排せつは「自宅と同様」を基本とし、利用者個別に対応しています。
利用者や家族の状況に合わせた送迎支援を行っています
初回アセスメント時には送迎に関して特に詳細に行い、ドアtoドアを基本とし、利用者や家族の状況に合わせた送迎支援を行っています。車椅子への移乗や家の施錠(警備会社)などの対応についても、個々の希望に沿って対応しています。なお送迎は職員が2名体制となり、携帯電話や緊急対応グッズなども搭載し、事業所と連携した安全対策を講じています。
3.利用者の健康を維持するための支援を行っている
- 利用者の心身の状況に応じた健康管理を行っている
- 服薬管理は誤りがないようチェック体制の強化などのしくみを整えている
- 利用者の体調変化時(発作等の急変を含む)に、速やかに対応できる体制を整えている
【講評】
看護師を中心に施設内の専門職と連携し、利用者の健康管理を行っています
利用者の健康管理のために、来所持には看護師によるバイタルチェックを行い、さらに入浴前や後にも看護師が健康状態を確認しています。利用者の健康状態は、毎回バイタルチェック表に記載し、職員間で共有するとともに、家族にも知らせています。また複合施設内の管理栄養士や作業療法士とも連携し、利用者の心身の健康管理を行っています。
服薬管理表の活用とダブルチェック体制により、誤薬を防いでいます
服薬については、服薬支援や管理に関するマニュアル(服薬マニュアル)を作成し、チェック体制を強化するとともに職員間でも共有しています。送迎時には家族と当日の薬を確認し、持ち忘れのないようにするとともに、服薬管理表で薬の保管や管理を徹底しています。服薬時には複数の職員によるダブルチェックも行い、誤薬を防いでいます。
主治医やケアマネージャーと連携することで、利用者の急変時に備えています
利用者の状態の変化時には家族やケアマネージャーに連絡することを基本とし、契約時やサービス担当者会議で共有しています。また事業所では利用者一人ひとりの主治医を把握し、家族との連携にもつなげるとともに、緊急時には救急や医療機関との直接連携も行い、迅速な対応を心掛けています。
4.利用者の生活機能の維持・改善を目的とした機能訓練サービスを工夫し実施している
- 機能訓練が必要な利用者に対しては一人ひとりに応じたプログラムを作成し、評価・見直しをしている
- 機能訓練指導員等の指導のもと、介護職員が活動の場で活かしている
- レクリエーションや趣味活動に機能訓練の要素を取り入れるなど、生活機能の維持や改善に向けた取り組みを行っている
- 福祉用具等は定期的に使用状況の確認をし、必要に応じて対処をしている
【講評】
医師の意見を踏まえた個別機能訓練プログラムを作成し、定期的に見直しています
医師から利用者の機能訓練に関する意見を収集し、作業療法士が機能訓練プログラムを作成しています。またプログラムの作成時には、利用者だけでなくケアマネージャーや家族の希望も受け入れ、利用者に一番必要な訓練が実施できるよう配慮しています。機能訓練プログラムは介護職員も含めて実施し、3か月毎にモニタリング、評価とともに見直しや変更も行っています。
機能訓練指導員が自宅を訪問し、生活実態に応じた機能訓練プログラムを検討しています
機能訓練プログラムは、機能訓練指導員(看護師や作業療法士)が実際に利用者一人ひとりの自宅を訪問した上で作成しています。実生活の様子や動きを確認したり、利用者や家族からの意見も収集し、生活実態に即した機能訓練プログラムを検討しています。また事業所では介護職員と連携し、利用者一人ひとりに併せた運動や機能訓練を行うだけではなく、集団体操や外出プログラムを作成したり、毎日違う体操を実施し、運動機能の向上を図っています。
事業所内や利用者個別の福祉用具は作業療法士が中心となって点検や確認を行っています
利用者個別のシルバーカーや杖、車椅子などは作業療法士が確認し、利用者が一番使いやすく合致するよう調整したり、他のタイプの紹介も行っています。また事業所内での移動用の福祉用具も、利用者に合ったものを確認し、提供しています。福祉用具を含めた機能訓練のマシンについても、作業療法士が中心となってメンテナンスを行っています。そのほかデイ利用者が本施設のショート利用する際に、デイのリハビリを無料で利用できるサービスを用意しています。顔なじみの職員がリハビリを行うことで、安心感の提供とADLの低下抑制を図っています。
5.利用者の主体性を尊重し、快適に過ごせるような取り組みを行っている
- 利用者が他の利用者と快適な関係をもちながら生活することができるよう支援を行っている
- 利用者の状況に応じて、多様な活動ができるよう支援を行っている
- 利用者が落ち着いて生活できるような支援を行っている
- 事業所内は、利用者の安全性や快適性に配慮したものとなっている
【講評】
座席を固定しないことで多くの方との交流を促しています
利用者には、なるべく多くの方々と交流を図ってもらいたいと考え、座席は固定せずに毎回違う席に座ってもらうようにしています。職員も間に入って会話をサポートすることで、利用者間のさらなる交流が行われています。利用者間同士のやりとりでは、普段の職員との関わりでは見られない会話や表情も見られています。
自由参加のもと、利用者が多様な活動ができるよう支援しています
事業所で提供している全体体操やレクリエーションは、原則自由参加となっていますが、多くの利用者が一緒になって楽しんでいます。また囲碁や将棋、麻雀などは趣味の合う利用者やボランティアとグループで楽しみ、手工芸や脳トレーニングなどは個別のペースで楽しんでいます。今後は、より利用者の状態や意向に沿えるようなサービス提供を行っていきたいと考えています。
利用者が安全で快適に過ごせるよう職員配置や冷暖房などの環境整備に配慮しています
利用者が、なるべくやりたいことを過ごしたいところでやって頂きたいという思いのもと、個別で過ごせるスペースを作り、それぞれの状態に合わせてくつろげるような環境を整備しています。利用者に合わせたクッションや足置きも用意し、それぞれが好きなテーブルに腰掛けたり、ソファーでくつろげるようにしています。さらに利用者が快適に過ごせるよう、動線を工夫し、冷暖房にも配慮しています。また、職員は見守りをしやすい配置としています。
6.事業所と家族との交流・連携を図っている
- 利用者のサービス提供時の様子や家庭での普段の様子を家族と情報交換し、共有している
- 家族の状況に配慮し、相談対応やアドバイスを行っている
【講評】
連絡帳や送迎時の会話で家族と情報共有を行っています
利用者の状況は、連絡帳や電話で家族と連絡を取り合いながら共有しています。連絡帳にはバイタル結果や、その日の利用者の活動内容などの状況を記載しており、送迎時には口頭でも伝えています。また送迎時には家庭状況なども確認し、家庭と連携したより良いサービス提供につなげています。
家族からの相談や要望は生活相談員を中心に対応しています
家族からの相談や要望は生活相談員が窓口となって対応しており、医療関係などの専門的な相談については、看護師や作業療法士が対応しています。お受けした相談や対応内容については担当ケアマネージャーに報告し、共有しています。またサービス担当者会議にも出席し、ケアマネージャーを通して家族にも情報提供しています。
7.地域との連携のもとに利用者の生活の幅を広げるための取り組みを行っている
- 地域のさまざまな機関や職種と協働し、地域の情報を収集して利用者の状況に応じた提供をしている
- 利用者が地域のさまざまな資源を利用する機会を設けている
- 利用者が職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
近隣施設への体操指導や町会への参加を通し、地域協働を図っています
複合施設内の地域包括支援センターをはじめ、地域の各機関と連携しながら情報収集や協働の取り組みを推進しています。また2か月に1回程度の頻度で、包括主催の「ちどり体操」に講師として参加しています。さらに施設長は、町会の会合に毎回参画し、事業所の情報発信や地域の情報収集を行っています。
近隣の神社や動物園に外出し、地域の人々と交流しています
地域資源利用の機会として、利用者とともに地域の神社や動物園、お花見などに出かけています。このような外出の機会を多く設けており、利用者は外出先で出会った地域の方々との交流を楽しんでいます。また利用者にあった資源や制度の活用方法などは、家族やケアマネージャーに随時、情報提供しています。
敷地内の花壇を保育園に開放するなど、地域に開かれた施設づくりに取り組んでいます
週1回の保育園児との交流や、年数回の中学校、高等学校との交流を行うなど、異世代交流に取り組んでいます。また敷地内の花壇の一部を保育園の花壇として開放することで、園児たちが継続的に訪問し、土いじりを楽しんでいます。今年度は園に開放しているスペースで芋ほりを行いました。さらにボランティアの受け入れ実施や、地域包括支援センターとの連携強化を図るなど、地域に開かれた施設づくりに取り組んでいます。
【講評】
利用前に個人情報保護規定に沿った説明を行い、同意を得ています
利用開始前には必ず、利用者や家族に対し個人情報保護規定とともに、利用者の情報の取り扱い方法を説明し、「個人情報提供承諾のお願い」に同意を得ています。ホームページや広報誌の掲載についても、同意を得た利用者のみ掲載しています。またお預かりした個人情報は、鍵のかかるロッカーに保管するなど、個人情報の流出防止に努めています。
同性による排せつ・入浴支援など利用者のプライバシーに配慮した支援を行っています
利用者のプライバシーに配慮した取り組みとして、個人が利用できるロッカーの準備や(貴重品などは鍵付きを用意)、トイレ誘導時の声掛けを行っています。利用者が休憩場所として使用している療養室やトイレなどはノックや声掛けでドアの開閉を確認するとともに、トイレへの誘導時は耳元で話しかけるなど、周囲の方へ気づかれないように注意を払っています。また希望する女性利用者には、同性職員による排せつや入浴支援も行っています。
利用者の価値観について気付いた点を共有ノートにより共有しています
利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行うため、事前にアセスメントを行い、個々の考えや価値観に配慮したサービス提供を行っています。また、随時利用者の気持ちに寄りそったケアが行えるように、各職員が気付いたことは共有ノートに記録し、情報共有を図っています。共有ノートには、タイムリーな情報のほか、具体的な対策やそれに対するリアクションを書き込むなど、日々の利用者の変化に対応したツールとして活用しています。
1.利用者のプライバシー保護を徹底している
- 利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている
- 個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている
- 利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
- 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)
- 利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】
各種マニュアルを設置し、閲覧しやすい場所に保管しています
事業所では、入浴、送迎、機能訓練、急変時などのマニュアルを整備し、スタッフルームに設置しています。マニュアルはいつでも閲覧することが可能で、特に新人職員や経験の浅い職員が活用しています。また先輩職員によるOJTでも確認し、業務の標準化や介護技術の向上につなげています。さらにサービスの質を担保するため、毎日一つの業務について全体を把握するリーダーを配置し、サービス内容の点検・見直しを行っています。
整備したマニュアルは教育委員会との連携のもと、毎年見直されています
整備しているマニュアルは、担当する職員や関係する各委員会で毎年見直し、教育委員会で最終的にまとめられます。変更内容は文書化し、必要に応じて新たなマニュアルや、修正版を作成しています。各委員会ではその都度、見直しを議題にあげるとともに、分かりやすく修正するなど教育委員会と連携しながら進めています。またサービス内容については、常に職員間で情報共有や意見を出し合うなど、サービスの向上に努めています。
1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
- 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
- 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
- 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
事業者のコメント
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評価情報
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【講評】
ホームページや広報誌、掲示板のほか、SNSを活用した情報発信に努めています
事業所の情報はパンフレットや広報誌、ホームページを使用し、広く発信しています。またパンフレットを活用し、区や近隣の居宅介護支援事業所、病院へも事業所の情報を提供し、周知しています。さらに屋外の掲示板には、イベントやレクリエーションカレンダーなどを掲示し、通行者にも認知していただけるような工夫をしています。そのほか、今年度より新たにSNSを活用した情報を発信に努めています。
2種類のパンフレットを作成し、行政や関係機関に配布しています
通所介護と認知症対応型通所介護、それぞれのパンフレットを作成し、行政や関係機関に配布しています。パンフレットには営業時間や休日、アクセスなどの基本的な情報のほか、一日の流れを写真付きの説明で分かりやすく表現しています。さらに複合施設で月1度発行している広報誌では、法人からのお知らせに加え、実施したイベントの様子や職員紹介などを行っています。そのほか、3か月に1度「リハビリ通信」を作成し、自宅でできる体操などを利用者に伝えています。
見学の希望者には送迎でも対応しています
見学希望者には、希望する日時に合わせて丁寧な説明を行っています。また利用者やご家族が送迎を希望する場合には、送迎車を用意し送り迎えを行うことで、車椅子の利用希望者も安全に見学していただくことが可能となっています。さらに当事業所は複合施設のため、併設の特別養護老人ホームの見学にも対応するなど、職員間で連携しています。そのほか、予約なしでの見学希望にも随時対応しています。