評価結果

標準の評価

基本情報

【法人名称】

社会福祉法人白陽会

【事業所名称】

ゴールデン鶴亀ホーム

【サービス種別】

短期入所生活介護【ショートステイ】

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

1)法人の理念である「明るく・楽しく・すごせる毎日」の実現を目指し、ご利用者・職員を大切にする。
2)異世代交流を進め、ご利用者・職員が共に地域とのつながりをもつ。
3)法人・職員が積極的に地域と関わりを持ち、地域貢献を行う。
4)研修や人材育成に力を入れ、働き甲斐のある職場を作る。
5)意見や考えをいつでも言い合える、風通しの良い職場を作る。

職員に求めている人材像や役割

・チームケアを理解し、互いに協力し合う姿勢
・日々の業務に疑問を持ち、常に改善やアイディアを持って働く
・目標・向上心を持って、自ら学ぼうという姿勢

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

・ご利用者の立場に立った言葉遣いや行動
・ご利用者や他利用者に対して、気配りや気遣いを持って働く
・向上心を持って、自ら学ぼうという姿勢

全体の評価講評

特によいと思う点

生活動作の維持を目的に機能訓練指導員が計画を作成し、看護職員や介護職員が手すりを使用しての歩行訓練に当たるなど、利用者一人ひとりに応じた機能訓練を行っています。また併設のデイサービスと連携し、ご家族の要望やご本人の体調面を考慮した上で、作業療法士による機能訓練やアドバイスも行っています。顔見知りの職員がいることにより、デイサービスの利用者がショートステイを安心して利用できる環境づくりに取り組んでいます。さらに退所日にはモニタリングと評価を実施し、在宅での生活につなげています。

ボランティアコーディネーターを配置し、広報誌へのボランティア募集記事の掲載やボランティアとの日程調整などを行うことで、地域の方がボランティアしてくださる環境を整備しています。ボランティアが活動できない場合には、職員が主体となって夏祭り、敬老会、ミニ運動会などの季節のイベントや、体操などのレクリエーションを行い、利用者が楽しく過ごせる場所をつくっています。例年、クリスマス会や納涼祭などには多くの家族も参加し、利用者にとって楽しみな行事となっています。

医療的なニーズ、家族のニーズにできる限り応えられるよう十分にアセスメントを行い、看護師と連携して受け入れを行っています。施設生活の中でADLが低下しないよう、居室へのTV設置や、在宅での生活に近い排せつ支援プランを実施するなど、サービス計画書に反映して、要望や不安軽減が行えるサービスを提供しています。定期利用者が入院された際はケアマネージャーと連携を取り、状態を確認して必要な支援を提供し、事業所への信頼感を高めています。

さらなる改善が望まれる点

各種マニュアル類は各フロアの職員室の目に入りやすい場所に設置し、新人など経験の浅い職員を中心に活用しています。また全てのマニュアルは、担当する各委員会で毎年度内容の見直しが行われ、必要に応じて更新しているほか、先輩職員によるOJTでの指導時に確認し、業務の標準化や介護技術の向上につなげています。さらに介護主任が現場に入り、現状を把握した上で、提供しているサービスの手順などの見直しを行っています。今後は研修などを取り入れた教育体制を構築することで、職員のさらなるスキルアップが期待されます。

昨年度施設長の交代があり、現在新施設長により今年度からの3年間にわたる中期経営計画を策定中です。この中期経営計画は、おおた高齢者施設推進プランと連動しており、区の動向を反映した内容となっています。法人の掲げる理念「明るく、楽しく、すごせる毎日」、基本方針「地域に必要とされ、地域と共にある法人であり続ける」を施設全体で実現させるため、より詳細な計画策定を目指しています。また中期経営計画を反映した各事業セグメントの年度計画策定に取り組むことで、より一体感のある施設運営が行われると思われます。

キャリアパス制度、給与規定等処遇を連動させ、職員の意欲を引き出し、個人目標をもとにチームの目標を掲げ、職員一丸となって目標達成を目指しています。また、年2回職員慰労会で職員交流を図っています。一方で今回の第三者評価職員アンケート「職員の意識の把握及び意欲と働きがいの向上への取り組み」の設問では「そう思う」と答えた職員が、リーダー層が25%、一般職員が34.3%でした。今後、より職員の働きやすい環境整備や働きがい向上に向けた取り組みが期待されます。

事業者が特に力を入れている取り組み

ホームページではイベントなどの様子を写真付きで掲載し、わかりやすく紹介しています。各記事には閲覧者がコメントできるよう欄を設けて、感想やご意見をうかがえる仕組みを構築しています。新たに始めた「つるかめアルバム」では、週に1回の頻度で写真を更新し、ご家族に利用者の様子をお伝えしています。ホームページ以外にも、広報誌や掲示板などを活用し、事業所の情報を提供しているほか、区や近隣の居宅介護支援事業所、病院などへパンフレットを設置するなど、情報の提供・周知を図っています。

利用者の情報は、介護ソフトやチェックシートなどに記入し、データと書類の両方で記録・管理しています。チェックシートは必要に応じて内容を更新し、職員間でのスムーズな情報共有へとつなげています。また利用者の毎日の状態は介護ソフト(都のICT活用推進事業を活用し統合)に入力し、業務日誌とともに、毎朝開催している全職種の担当職員が出席するミーティングで共有しています。ミーティングの内容は各フロアでも共有し、勤務交代時の申し送りでは、業務日誌兼申し送り書を活用して利用者の細かな状況を把握するよう努めています。

アセスメントや利用者との会話から、料理や食材料の嗜好、アレルギーなどを把握し、食べられない食材料は禁止食とし代替食を提供しています。また主菜やデザートなどの食材料を選択できる選択食の日を設け、利用者好みの食事も提供しています。さらにチェーン店とコラボしたメニューを提供することで、施設にいながら外食した気分を味わっていただける機会をつくったり、交流しながら食事ができる座席配置に配慮するなど、食事の時間を楽しんでもらえるよう工夫しています。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:調査対象は、ショートステイ利用者とし、現在利用されている方に回答をいただきました。
    【調査対象数:40名】
  • 調査方法:アンケート方式  
    施設よりショートステイ利用者に調査票を配布して頂きました。回収については、評価機関への郵送、または施設内に設置した回収箱への投函により提出して頂くようにしました。
  • 有効回答者数/利用者総数:17/40(回答率 42.5% )

「現在利用している施設を総合的に見て、どのように感じていらっしゃいますか」との質問に対して、「大変満足」29.4%、「満足」58.8%、「大変満足」と「満足」を合わせて88.2%の回答率となっています。「どちらともいえない」が5.9%、「不満」「大変不満」がいずれも0%、「無回答」が5.9%でした。施設のサービスに対する利用者の満足度が高いことが確認されました。個別設問では、問8「あなたは、職員の言葉遣いや態度、服装などが適切だと思いますか」、問11「あなたは、職員があなたの気持ちを大切にしながら対応してくれていると思いますか」について「はい」の回答率が100%で最も高く、問15「あなたが困ったときに、職員以外の人(役所や第三者委員など)にも相談できることをわかりやすく伝えてくれましたか」では「はい」の回答率が12%と最も低くなっています。

アンケート結果

1.利用時の過ごし方は、個人のペースに合っているか

はい 13名 (76%)
どちらともいえない 3名 (18%)
無回答・非該当 1名 (6%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の76.5%を占め、「どちらともいえない」が17.6%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が 5.9%という結果でした。

2.食事の献立や食事介助は満足か

はい 16名 (94%)
どちらともいえない 1名 (6%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の %を占め、「どちらともいえない」が %、「いいえ」が %、「無回答・非該当」が %という結果でした。

3.日常生活に楽しみな行事や活動があるか

はい 3名 (18%)
どちらともいえない 8名 (47%)
いいえ 1名 (6%)
無回答・非該当 5名 (29%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の17.6%を占め、「どちらともいえない」が47.1%、「いいえ」が5.9%、「無回答・非該当」が29.4%という結果でした。

4.利用中の活動・リハビリは、家での生活に役立つものか

はい 11名 (65%)
どちらともいえない 4名 (24%)
いいえ 1名 (6%)
無回答・非該当 1名 (6%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の64.7%を占め、「どちらともいえない」が23.5%、「いいえ」が5.9%、「無回答・非該当」が5.9%という結果でした。

5.利用中には、必要に応じた介助を受けているか

はい 15名 (88%)
どちらともいえない 1名 (6%)
無回答・非該当 1名 (6%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の88.2%を占め、「どちらともいえない」が5.9%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が 5.9%という結果でした。

6.個人の身体状況や要望は把握されているか

はい 14名 (82%)
どちらともいえない 3名 (18%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の82.4%を占め、「どちらともいえない」が17.6%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が 0%という結果でした。

7.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 14名 (82%)
無回答・非該当 3名 (18%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の82.4%を占め、「どちらともいえない」が0%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が17.6%という結果でした。

8.職員の接遇・態度は適切か

はい 17名 (100%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の100%を占め、「どちらともいえない」が0%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が0%という結果でした。

9.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 11名 (65%)
どちらともいえない 1名 (6%)
無回答・非該当 5名 (29%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の64.7%を占め、「どちらともいえない」が5.9%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が29.4 %という結果でした。

10.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 7名 (41%)
どちらともいえない 1名 (6%)
無回答・非該当 9名 (53%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の41.2%を占め、「どちらともいえない」が5.9%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が 52.9%という結果でした。

11.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか

はい 17名 (100%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の100%を占め、「どちらともいえない」が0%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が0%という結果でした。

12.利用者のプライバシーは守られているか

はい 14名 (82%)
無回答・非該当 3名 (18%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の82.4%を占め、「どちらともいえない」が0%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が17.6%という結果でした。

13.サービス内容に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 16名 (94%)
無回答・非該当 1名 (6%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の94.1%を占め、「どちらともいえない」が0%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が5.9%という結果でした。

14.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 12名 (71%)
どちらともいえない 1名 (6%)
無回答・非該当 4名 (24%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の70.6%を占め、「どちらともいえない」が5.9%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が23.5%という結果でした。

15.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 2名 (12%)
どちらともいえない 3名 (18%)
無回答・非該当 12名 (71%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の11.8%を占め、「どちらともいえない」が17.6%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が 70.6%という結果でした。

組織マネジメント分析結果

◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合はで、実施できていない場合はで表しています。

【講評】
法人の理念や基本方針をわかりやすく施設内に掲示し、周知を図っています

法人の理念を、利用希望者・地域の住民・就職希望者などの訪問者および職員に伝えるために、理事長の手による標語、ビジョンを分かりやすくパネルにしたものなどを各フロアの会議室やロビーに掲示しています。職員向けには主任以上の幹部職員、業務執行理事による会議で、年度計画を理念と関連付けて説明するなど、折に触れ周知しています。また各職員一人ひとりに朝礼などのミーティングで周知し、組織全体への浸透を図っています。ご家族には家族会の席上、広報誌などでもお伝えしています。

経営層は自らのリーダーシップのもと、自らの役割と責任を職員、利用者に伝えています

職務分担表に法人の理念を明示し、主任以上の経営層がどのように運営し実現するのか、それぞれの役割と責任を説明してあります。施設長は現場職員とのコミュニケーションを大切にしており、総務部・相談部・看護部・介護部の各副施設長、課長、主任の役割を明示するとともに、自らの役割を果たすことにより組織をリードしています。部課長会議、フロア会議、防災委員会、事故防止検討委員会、感染症対策等委員会などを開催して議論し、課題を解決することで、経営層のリーダーシップを発揮しています。

重要な案件は部課長会議で議論、部長会で決定し全職員に周知しています

収支状況、施設全体に関わる案件や重要な課題は、毎週火曜日に開催される部課長会議(業務執行理事も構成員)で解決策を検討、方向性を議論します。意思決定は部長会議で行います。決定内容は部課長会議で報告、それぞれの部・課に伝達され、フロア会議、朝礼などで職員一人ひとりに周知されます。この部課長会議は業務執行理事、理事施設長も構成員であり、提起される課題に迅速な対応ができ早期解決が可能です。

1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
  • 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
  • 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  • 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
利用の度に、利用者や家族から感想や意向などを聴取しています

在宅介護の一部として、居宅介護計画書に沿って短期入所生活介護計画書を作成、利用期間中にADLなどが低下しないよう、適切な介護サービスを提供しています。利用終了の都度モニタリングを実施し、次回の利用に備えています。そのため個別のサービスについてだけではなく、全体の感想や意向も収集しています。特に特別養護老人ホームや事業所全体にかかわる内容は部課長会議で検討し、サービス向上につなげています。

法人の理念を実現化するための中長期計画を策定中です

法人が目指す理念「明るく、楽しく、すごせる毎日」、基本方針「地域に必要とされ、地域と共にある法人であり続ける」を施設全体で実現するため、来年度からの3年間にわたる中期経営計画を策定中です。区内の高齢者をめぐる情勢を分析し、これを踏まえた法人各事業の方向性を表したものです。今後はこの計画を反映した年度計画を策定し、課題解決を目指します。計画を財政的に担保するものとして、事業計画における稼働率目標から算出した収入をもとに予算編成を行っています。

年度計画の着実な実行に取り組み、定期的に進捗を確認しています

年度計画は部課長会議で説明し、各職員一人ひとりへの周知を図るとともに、定期的に進捗管理を行っています。部長会で毎月の収支状況を把握し、売上、予実対比などの数値については隔週で確認し、必要に応じ対策を講じています。状況によっては修正も行っています。余計な支出をしていないかを分析し、稼働率とともに報告します。数値を確認した職員は改善を考えるよう意識付けされています。3等級以上の職員については、目標管理シートにより各自目標ごとの進捗状況を管理し、随時見直しを行っています。

1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
  • 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
  • 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
  • 事業所の経営状況を把握・検討している
  • 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
  • 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
  • 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
  • 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
  • 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
職員として守るべき法・規範・倫理などの順守に取り組んでいます

新人教育を含め職員に、法・規範・倫理などを周知し、順守するよう力を入れています。就業規則の服務心得・職員倫理規程・マニュアルなどに職員が守るべき行動規範ルールを明確にし、周知しています。また接遇・業務・人情報保護・勤怠については職員行動ルールとして就業規則などに定めており、育成担当職員が説明しています。さらに外部研修の受講も組み入れ、順守の徹底を図っています。そのほかキャリアパス制度の各等級の評価項目にも盛り込まれており、人事評価シートで評価することにより、事業所全体で順守できるよう取り組んでいます。

利用者の権利擁護、虐待防止に施設全体で取り組んでいます

苦情解決制度を整備し、第三者委員を含め玄関に説明文を掲げています。契約時にも苦情解決制度について説明し、重要事項説明書で同意を得ています。施設サービス計画書作成時に、生活相談員を中心に利用者の声なき声を吸い上げています。入居後も直接話を聞き取り、意向を汲み取っています。利用者や家族から苦情や相談を受けた場合は、必要に応じて各専門職と解決を図り、部課長会議で確認しています。さらに虐待防止については、虐待対応マニュアルを整備し、施設内研修を実施しています。虐待を発見した時は関係機関と連携し、迅速に対応します。

地域に根差した事業所として、域福祉に貢献しています

介護職員が地域の介護予防教室に講師役として参加しています。行事の様子などをホームページや広報誌で地域へ情報発信するとともに、ボランティアを広く受け入れています。中学生の職場体験、インターンシップも受け入れています。そのほか、地域活動推進矢口委員会に参加しており、地域の行事「RAN伴+おおた」にも参加、ホスト役も担っています(コロナ感染症により行事は一時休止)。また区内施設長会を開催、必要に応じて区に働きかけています。

1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
  • 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
  • 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
  • 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  • 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
  • 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
  • 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
  • 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
  • ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
  • 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
  • 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
  • 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
安全確保のため、防災訓練や感染症対策などリスクマネジメントに取り組んでいます

感染症対策委員会で、インフルエンザ、ノロウィルスほか感染症予防対策をリスクのトップに掲げ、取り組んでいます(コロナ対策は部長会対応)。職員には感染症の予防と蔓延防止指針の実行を周知徹底しています。園内の事故については月1回事故防止検討委員会を開催し、事故防止についてリスク軽減を検討しています。事故報告書、ヒヤリハット報告書を作成し、考え得る原因と再発防止策を提案することにより、事故の未然防止を図っています。災害対策については防災委員会主導で防災訓練を実施し、地域の防災訓練にも参加しています。

事業継続計画は区と連携し、当施設の複数の事業にかかわる内容となっています

各事業のリスクの洗い出し、優先順位付け、リスクに対応する必要な対策を盛り込んで、事業継続計画(BCP)を策定しています。計画の内容は、研修などで職員に周知しています。職員がそれぞれの役割に応じて対応できるよう、計画を反映した月1回の防災訓練を実施しています。当施設は、区の福祉避難所として提携しています。最近の感染症については、意思決定機関である部長会に看護師を入れて迅速に対策を指示できるような態勢をとっています。対策の結果、クラスターの発生はありません。

事業の情報管理を適切に行い、個人情報保護規定に則った支援をしています

施設で把握、保護、共有する情報については「職員が共有するもの」と「職員の保有を制限するもの」とに分類、機密性の高いものは取扱者を特定し、パスワードでアクセス権限を設定しています。契約時に事業所の個人情報保護規定を説明し、利用者の情報の取り扱いに理解を得ています。利用者情報は専用ソフトで活用し、外部とは接続していません。また個人情報の保護については、個人情報保護規定の内容を部課長会で確認し、職員一人ひとりに周知しています。さらに研修でも重要性を伝えています。

1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
  • 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
  • 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
  • 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
  • リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
  • 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
  • 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
  • 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
  • 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
  • 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
法人の理念に共感できる人材を募集しています

法人の理念を実現するためには、理念に共感でき利用者にやさしく接し、真摯に業務に取り組める人材が必要です。ホームページでは先輩職員を紹介し、安心して働ける職場であることをわかりやすく説明しています。介護に志があれば無資格でも採用し、研修を受講させ、資格を取るようバックアップしています。高校の就職担当教諭との面談も行い、人材確保に努めています。高卒の新人職員に母校を訪問させ、職場の良さを報告してもらい後輩の応募を促進する工夫もしています。

法人の理念実現を踏まえたキャリアパスを整備し、人材育成に努めています。

各フロアの介護主任が教育担当となり、初任者から中堅までの職員の育成を進めています。キャリアパスと連動した面接シート、自己評価表(新人)、目標管理シートを活用しています。副施設長の個別面談では、異動の希望、資格取得の希望、業務改善の提案などを聞き取っています。教育担当が全体を把握することにより、組織全体のバランスの良い人材育成が可能となっています。また人事の停滞を招きがちな小さな法人の施設ゆえに、各事業をまたぐ人事異動を行い、職員の視野を広くすることで組織力向上を目指しています。

職員のモチベーションアップに努め、定着率向上を目指します

主任以上の10年以上勤続者が多く、定着性の高さが見られます。OJT指導担当にベテラン職員と中堅職員の2人体制をとり、スキルアップとともに経験に基づいたアドバイスを行っています。外部研修参加者は報告書により職場で情報を共有しています。またキャリアパス制度、給与規定等処遇を連動させ、職員の意欲を引き出しています。さらに職員の健康を重視し、年1回の健康診断(夜勤従事者は2回)および、ストレスチェックを実施しています。なお、年2回職員慰労会で職員交流を図っています。

1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
  • 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
  • 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
  • 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
  • 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
  • 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
  • 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
  • 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
  • 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
  • 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
  • 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
  • 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
  • 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
  • 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

福祉の世界でも人材難であり、介護業界でも同様に有為な人材を確保することが困難です。ゴールデン鶴亀においても力仕事が多く身体に負担が大きくかかります。介助作業を省力化するロボットスーツの導入も検討しましたが、その都度装着する手間を考えると職員には導入に対するためらいがありました。職員平均年齢が若いこともあり、身体の補助より、事務作業に時間を取られることを省力化したいという要望が強いようです。そこで事務作業にとられる時間の省力化を図りました。現場ごとにデータの互換性に難がある2種類の介護ソフトウェアを使用し、この業務ソフトを統合化しました。加えて、館内をwi-fi化しました。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

2種類の介護ソフトウェアを統合してほどなく、現場の職員は操作に慣れてきました。今まで使っていたシステムを変えることには現場の抵抗もありますが、組織によってはこれがネックでICT化が止まりがちです。当施設においては、経営層のリーダーシップで職員が柔軟な受け止めができ、統合を実施することができました。その実現により、直接処遇に今までより業務量を配分できるようになっています。介護ソフトの統合、見守り支援機器の導入、館内のWi-Fi化には、東京都ICT活用促進事業の公的支援制度を活用。マネジメント部門が工夫をこらして現場を支援しています。その効果として、カメラで部屋の様子を確認することで、見守り支援センサーのアラートやナースコールの度に部屋に駆けつける回数が減りました。利用者が起きてまた寝ただけなのか、利用者の様子が緊急を要する状態かわかるので、以前のように部屋に行ってみないと様子がわからないという環境が改善されました。またオンライン会議や研修もどこの部屋でも接続可能となり、利便性が向上しました。

2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

職員の確保、定着を図るため業務改善に努めるほか、組織の安定、強化を図りました。今後、他の同業施設と競いあうためにはチームとして介護のスキル、経営を安定させる力をつける必要があるため、人材育成は欠かせません。OJTには指導担当にその職場の直近の先輩の職員に加えベテランの職員をつけています。各階層には、この2人体制でOJTを実行しています。先輩からのスキル向上のアドバイス、仕事の進め方の指導を行うとともに、長い経験からのアドバイスも伝えます。コロナ禍で区内特養でもクラスターが発生した施設がありましたが、他施設の情報を収集し、部長会に看護師を加えた検討会で、検査の頻度など必要な回数を指示し実施するなど対策を講じました。幸いクラスターは発生しませんでした。当施設の危機意識が高く、できる限りの対策を取った結果です。経営の安定を図るため、ゴールデン鶴亀の各事業を独立採算制で収支状況を確認するようにしました。これにより、職員レベルで業務改善の機運が生まれます。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

OJTの2人指導者体制と、各フロアの介護主任が職員教育担当として教育にあたった結果、人心が安定し退職者が減りました。取り組みとしては、職員からのヒアリングのほか、さまざまな機会に職員からの業務改善提案を受け、フロア会議で協議しました。その結果、迅速に検討・対応したことで、業務および労働環境の改善が進みました。福祉分野の外国人労働者というと、外国の教育機関で介護を学んで日本に来るパターンが多いですが、当施設では、国内で働いている方を非常勤で採用しているので日本語でのコミュニケーションができ、人柄もよく、利用者から受け入れられています。現在欠員で困っている状態ではないので外国人スタッフを積極的に採用する状況ではありませんが、今後も人材不足は続くのでこの人材確保方法は現実的です。また、ICT化の促進により記録作業などもソフトウェアの活用で職員の負担が軽減できます。コロナ対策の実績においては、当法人の危機管理意識の高さが見て取れます。収支状況を定期的に職員に周知した結果、事業の経営状況を数字で考える習慣が身につき、利用率の向上を意識するようになりました。職員全体で施設の経営状況を改善しようとする機運ができています。

サービス分析結果

6. サービス分析のプロセス
【講評】
ホームページ、広報誌、掲示板等などを活用し、事業所の情報を提供しています

ホームページ、広報誌、掲示板等を活用し、事業所の情報を提供しています。区や近隣の居宅介護支援事業所、病院などへのパンフレット設置や、家族会でのホームページ紹介など、情報の提供・周知を図っています。年3回発刊している広報誌では、行事などの様子を写真付きでわかりやすく伝えています。また、地方や高校生の就業希望者を見据えた職員採用のためのパンフレットや、ホームページへの求人動画掲載で、職員採用へとつなげています。さらに、地域包括主催のケアマネ懇親会ではケアマネ用に作成した利用案内を配布し、事業所をPRしています。

ホームページは写真や動画を活用し、見る人がわかりやすい工夫をしています

ホームページではイベントなどの様子を写真付きで掲載し、わかりやすく紹介しています。各記事には閲覧者がコメントできるよう欄を設けており、感想やご意見をうかがえる仕組みが構築されています。新たに始めた「つるかめアルバム」では、週に1回写真(約20枚)を更新し、ご家族に利用者の様子お伝えしています。また広報誌はホームページからダウンロードできるようになっており、必要に応じて印刷できるよう工夫しています。ホームページ等すべての媒体には専門用語は使用せず簡潔な表記にすることで、誰が見てもわかるよう努めています。

生活相談員を窓口とし、問い合わせや見学希望に個別に対応しています

生活相談員を外来者の窓口とし、問い合わせや見学などの相談に個別に対応しています。見学の日程については、可能な限り希望者に合わせ設定しています。見学は入居希望と一般見学に分け、入居希望の見学に対してはさらに詳細な説明を心がけているほか、生活相談員以外にも主任以上の職員が対応できるため、予約なしでの見学希望にも対応しています。医療的なニーズ、家族のニーズにできる限り応えられるよう、看護師と連携した受け入れも行っています。

1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
  • 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  • 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  • 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  • 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
入居を前提とした利用予定者や家族には、見学時にルール等の重要事項を説明しています

契約や入居がスムーズに行えるよう、入居を前提とした利用予定者や家族には、時間をかけ事業所でのルールや負担金などの重要事項を丁寧に説明しています。施設でできることとできないことを、リスク面を踏まえ詳細に説明することで、信頼関係の構築にもつながっており、契約書や重要事項説明書などへの同意の署名は入居前に頂くことができています。

入居前の自宅訪問時に詳細なアセスメントを行い、計画や支援につなげています

入居前に自宅を訪問し、詳細なアセスメントを行い、入居判定会議の判断材料としています。生活相談員が窓口となり、家族からの要望や希望を確認、利用開始時の計画や支援につなげています。また、担当していたケアマネージャーからも多くの情報を得るようにしています。さらに入院中の場合には病院に出向き、家族同席の上で詳細なアセスメントを行うとともに、病院の関係者からも利用者の状況や情報を得るようにしています。

利用者に寄り添う支援で、不安やストレスの軽減を図っています

事前のアセスメント内容やサービス担当者会議の情報を職員間で共有し、利用者の利用開始直後の不安やストレスの軽減につなげています。入居時に着慣れた衣類や写真、ラジオなどを持ち込む利用者も多いですが、施設での生活に少しでも早く慣れていただけるよう、居室担当職員を中心に生活相談員とも連携し、会話や傾聴の時間を多くつくることで、利用者に寄り添った支援を行っています。

1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
  • サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明している
  • サービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしている
  • サービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
  • サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  • 利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っている
  • サービス利用前の生活をふまえた支援を行っている
  • サービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
定期的な計画の見直し・プラン会議を実施し、より良いサービス提供につなげています

入居当初のみ1カ月間の暫定計画を作成しています。その後は再アセスメントを基に3カ月毎に見直しを行い、利用者の状況に応じた新たな課題の抽出につなげています。6ヵ月毎には家族も出席するプラン会議を実施し、必要に応じ計画の変更を行っているほか、転倒事故発生などの緊急時や利用者の状態の変化時には、多職種による毎朝のミーティングで計画を変更するなど、多職種が連携することで、より良いサービスの提供につなげています。

事業所独自のチェックシート等を活用し利用者一人ひとりの情報を記録・管理しています

利用者に関する情報は、介護ソフトへの入力、チェックシートなどへの記入により、データと書類の両方で記録・管理しています。事業所独自に作成したチェックシートは、必要に応じて内容を随時更新し、職員間でのスムーズな情報共有へとつなげています。また入所間もない方に関しては、特に利用者情報として、注意すべき点や声かけの統一などについても記録・共有することで、利用者にとってより良い環境づくりにも努めています。

介護ソフト、全職種の担当職員が出席するミーティングで利用者の情報を共有しています

利用者の毎日の状況や状態は、介護ソフトの介護記録や看護記録に入力し、業務日誌とともに関係する職員間で共有しています。介護ソフトは都のICT活用推進事業を活用し統合したことで、より情報共有しやすい環境をつくっています。また全職種の担当職員が出席するミーティングを毎朝開催し、利用者の情報を共有しています。ミーティングの内容は各フロアでも共有するとともに、勤務交代時の申し送りでは、業務日誌兼申し送り書を活用し、利用者の細かな状況を把握するよう努めています。

1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
  • 利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している
  • 利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  • アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の介護計画を作成している
  • 計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている
  • 計画を利用者にわかりやすく説明し、同意を得ている
  • 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
  • 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
  • 利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  • 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
  • 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している
  • 申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.介護計画に基づいて自立生活が営めるよう支援している
  • 介護計画に基づいて支援を行っている
  • 利用者の特性に応じて、コミュニケーションのとり方を工夫している
  • 利用者一人ひとりがその人らしく生活できるよう支援を行っている
  • 利用者の支援は家族や関係機関、関係職員が連携をとって行っている
【講評】
利用の都度、計画を作成し、モニタリングを行っています

計画に基づいた支援を基本とし、利用の都度、計画を作成しています。そのためモニタリングもその都度行い、計画に対する支援の評価も実施し、自立を念頭に置いた利用者本位の計画や支援に向けています。また利用者や家族からも感想を聴き、次回利用時の計画につなげています。また業務日誌を通して、利用者の変化にも対応しています。

利用者とのコミュニケーションを通して、意向に沿った支援を行っています

カンファレンスなどで、利用者の状態や意向について生活相談員から事前に情報共有してもらい、さらにそれぞれの特性も把握した上で支援にあたっています。利用回数の少ない利用者とはより多くコミュニケーションをとるようにし、その中から利用者らしさや思いを発見し、職員間で共有、支援につなげています。

ミーティングやモニタリング会議などを通し、多職種連携での支援につなげています

すべての職種の職員が集まる毎朝のミーティングや、関係する職種が出席する利用者個別のモニタリング会議を実施し、利用者の状況について共有・把握することで、多職種協働での支援につなげています。また計画の変更時には、家族も出席するサービス担当者会議を開催し、ケアマネージャーを中心に家族とも連携した支援を行っています。

2.栄養バランスを考慮したうえで、おいしい食事を出している
  • 利用者の状態に応じた食事提供や介助を行っている
  • 利用者の状態や嗜好に応じて献立を工夫している
  • 食事時間は利用者の希望に応じて、一定の時間内で延長やずらすことができる
  • 食事を楽しむ工夫をしている
【講評】
利用者の身体の状態や病態に応じた食事の提供、支援や介助を行っています

糖尿病や心臓病などの病態、食事摂取の状況に合わせ、エネルギーや塩分などをコントロールした食事を提供しています。さらに主食はご飯や粥、主菜・副菜も刻んだりミキサーで細かくする他、ソフト食にも力を入れるなど、利用者一人ひとりが食べやすい状態で提供しています。食事での自立を大切にするため、スプーンやフォークなどの自助具を活用したり、見守りや声かけでの一部介助や全介助など、利用者の状態に合わた支援を行っています。また利用者の状況に合わせ、ある程度の制限を設けた上で、食事時間を早めたり遅らせたりする対応もしています。

選択食の日を設けるなど、利用者の嗜好に合わせた食事を提供しています

アセスメントや利用者との会話から、料理や食材料の嗜好、アレルギーなどを把握し、食べられない食材料は禁止食とし代替食を提供しています。また、主菜やデザートなどの食材料を選択できる選択食の日を設け、利用者好みの食事を提供しています。事前に申請すれば外食も可能となっており、家族と連れ立って外食を楽しむ利用者もみられます。さらにチェーン店とコラボしたメニューを提供することで、施設にいながら外食した気分を味わっていただけるよう、工夫を凝らしています。

希望に応じた食事時間の延長や座席の配置など、食事環境に配慮しています

食事の際のテーブルの配置や座席位置は、介助を要するか否かによりますが、希望に応じて選択できるようになっています。食事の時間を楽しんでもらえるよう、利用者同士の相性も考慮し、交流しながら食事ができる座席配置に配慮しています。また2時間を限度とし、希望する時間での食事の提供も行っています。

3.入浴の支援は、利用者の状態や意思を反映して行っている
  • 利用者の状態に応じた入浴方法や介助を行っている
  • 健康上の理由等で入浴できなかった利用者には代替方法をとっている
  • 入浴の誘導は利用者に負担がかからないように考慮し、行っている
  • 浴室や脱衣室は清潔で、快適な状態にしている
【講評】
3種類の浴槽形態から、利用者の状態に応じて選択し支援しています

入浴形態は一般浴槽と車椅子での座浴槽、さらに横になっての機械浴槽の3種類から選択できるように整備しています。なお利用者の要望や状態に応じるとともに、最も安全な方法を選択できるように助言を行うなどの支援をしています。

入浴支援は羞恥心に配慮し、拒否に対しては手順書等で共有し支援方法を工夫しています

入浴を拒否するケースもあり、声かけや誘導に工夫を重ねています。特に毎回拒否がみられる場合には成功事例を職員間で共有するとともに、ケアプラン内に支援手順を記載し、活用しています。入浴日は男女別に曜日を決め、希望する利用者がいた場合には、できるだけ同性職員が入浴支援を行うようにしています。

季節を感じる柚子湯や菖蒲湯で入浴が楽しくなるよう工夫しています

長期利用者の入浴回数は毎週2回とし、短期の場合でも入浴支援を行うことを基本としています。また柚子湯や菖蒲湯で季節感を演出しています。こだわりやアレルギーなどにより利用者が希望する場合には、シャンプーやリンスを家族と相談の上、薬用に変更する対応も行っています。アセスメントや日常の会話から、一番風呂を希望する利用者についても、できる限り意向にそった対応をしています。

4.排泄の支援は、利用者の状態や意思を反映して行っている
  • 在宅で行っている排泄方法を踏まえ、利用者や家族と話し合ったうえで本人の状況に合った介助をしている
  • トイレ(ポータブルトイレを含む)は使いやすさや安全面を考慮し、それに応じた環境整備をしている
  • トイレ(ポータブルトイレを含む)は衛生面に配慮し、清潔にしている
【講評】
家族とも相談の上、自宅の状態に近い排せつ介助を行っています

生活相談員は利用前に自宅を訪問し、利用者の部屋やトイレ、動線などを確認し、事業所での排せつ方法に結びつけています。またオムツの利用者に関しても、自宅と同様の排せつ支援を心がけています。そのため居室にポータブルトイレを設置したり、トイレへの誘導方法を利用者や家族と相談の上決定し、計画に取り入れています。

利用者の状態に合わせ、安全な排せつ方法での支援を行っています

自力での自然排せつを希望する利用者も多く、事業所内の広さやトイレの安全性・安定性に利用者が合致する場合、家族とも相談の上、自立を尊重するようにしています。ベッドサイドにポータブルトイレを設置したり、トイレへの誘導も利用者の意思に合わせるようにしています。トイレも座位を安定的に固定できるタイプを選択し、排せつ支援につなげています。

トイレは定時だけでなく必要に応じて都度清掃し、清潔な状態を維持しています

オムツ交換や排せつ介助に関してはマニュアルを完備し、研修も行っています。トイレは定時の清掃だけでなく、汚れが生じた際はその都度職員が清掃し、臭い対策も含め清潔な状態を維持しています。清掃状況はチェック表に記載し、管理しています。

5.移動、整容の支援は、利用者の状態や意思を反映して行っている
  • 利用者の状態にあった移動方法を検討している
  • 服装や整容は利用者の好みを反映した支援を行っている
【講評】
移乗や移動はマニュアル化するとともに、個別での手順書で支援内容を共有しています

ベッド移乗や車いすの操作などのマニュアルを作成し、活用しています。またそれらに関しては、使用物品や方法などを利用者一人ひとり個別に表を作成し、職員間で共有しています。内容は作業療法士からのアドバイスも参考に、随時更新しています。そのほか利用者に合わせ、ベッドのL字柵活用の他、全介助の利用者に対し状況に応じて移動用ボードを活用するなど、安全且つ自力につながる取り組みを行っています。

利用者自身で身だしなみを整えられるよう、支援を行っています

起床後は洗面台への移動支援を行い、洗顔などは可能な限り利用者自身で身だしなみを整えられるよう工夫しています。洗顔が難しい場合にはホットタオルを活用するなど、利用者に合わせた支援や介助を行っています。身だしなみを整えるための支援は、利用者と職員のコミュニケーションの時間にもなっており、職員は身だしなみの最終確認も行っています。レンタルの衣類を活用する利用者がほとんどで、利用者本人、家族からも好評です。また利用日に合致した場合は、訪問理・美容も活用しています。

6.利用者の健康を維持するための支援を行っている
  • 入所時の健康チェックを行っており、状態に応じて必要な処置を講じている
  • 利用者の状態に応じた健康管理や支援をしている
  • 健康状態に関して、利用者の相談に応じ、必要に応じて利用者や家族、介護支援専門員等に説明をしている
  • 服薬管理は誤りがないようチェック体制の強化などしくみを整えている
  • 利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている
【講評】
利用開始日と入浴前にはバイタルチェックを行っています

看護師が中心となり、利用開始時と入浴前に体温や血圧などのバイタルチェックを行い、日常的には会話や生活の様子の確認などで健康状態を把握するようにしています。また利用者のかかりつけ医からの指示に従いバイタルチェックを行ったり、担当するケアマネージャーや家族とも連携しています。利用者の体調の変化時には、情報を看護師に集約し、状況に応じて家族やケアマネージャー、往診医などの指示を受けるようにしています。

看護師を中心に服薬管理を実施、歯科医師とも連携した口腔ケアも行っています

服薬管理は看護師を中心に、介護職員も連携して支援を行っています。看護師によるレクチャーのほか、マニュアルを完備し、薬のセット内容のダブルチェックなど、マニュアルの手順に則った服薬支援を徹底しています。また、すべての利用者が食事を口から摂り、健康な状態を維持できるよう、歯科医師とも連携し、利用者に個別での口腔ケアも行っています。

健康状態に関しては看護師や生活相談員が窓口となり、多職種で連携し管理しています

利用者の健康状態は看護師が中心となり、生活相談員とともに把握しています。利用者からの健康に関する相談にも応じ、看護師や生活相談員が直接回答しているほか、家族やケアマネージャーにも報告しています。かかりつけ医も含め、利用者の健康状態は多職種で連携し管理しています。

7.利用者の生活機能向上や健康増進を目的とした機能訓練サービスを工夫し実施している
  • 必要に応じて機能訓練の評価を行い、在宅生活においていかせるよう支援している
  • レクリエーションや趣味活動に機能訓練の要素を取り入れるなど、楽しんで機能訓練を行えるような工夫をしている
【講評】
自立を尊重し、生活動作の維持を目的とした機能訓練を行っています

「事業所内での生活動作の維持」を目的に機能訓練指導員が訓練計画を作成し、利用者一人ひとりに応じた機能訓練を行っています。看護職員や介護職員が手すりを使用しての歩行訓練などに当たっています。退所日にはモニタリングとともに評価を実施し、次回の入居に備えるとともに、機能訓練の内容はケアマネージャーや家族にも伝えることで、在宅での生活につなげています。

毎日食前には体操を行い、職員との会話を楽しみながら身体を動かしています

昼・夜の食事前には、職員がリハビリを兼ねて、利用者に合わせた拘縮予防体操や嚥下などの口腔体操を10分程度行っています。さらにボランティアによる健康づくり体操なども行い、サービスの一環として身体を動かす機会を提供しています。

8.施設で過ごす時間は楽しく快適で、利用者が自立的な生活を送ることができるような工夫(アクティビティ等)を行っている
  • 日常生活の中で楽しめる機会を設けている
  • 施設での生活は、他の利用者への迷惑や健康面に影響を及ぼさない範囲で、原則として自由である
  • 利用者が落ち着ける雰囲気づくりをしている
  • 居室や食堂などの共用スペースは汚れたら随時清掃を行う体制があり、安全性や快適性に留意している
【講評】
ボランティアや職員が中心となり、さまざまなレクリエーションを実施しています

ボランティアコーディネーターを配置し、広報誌へのボランティア募集記事の掲載やボランティアとの日程調整などを行うことで、地域の方がボランティアしてくださる環境を整備しています。大正琴やハーモニカ演奏、コーラスなどの音楽ボランティアによるレクリエーションのほか、ボランティアが活動できない場合には、夏祭り、敬老会、ミニ運動会などのイベントを職員が主体となって企画するなど、利用者が楽しく過ごせる環境をつくっています。例年、クリスマス会や納涼祭などには多くの家族も参加し、利用者にとって楽しみな行事となっています。

利用者が思い思いの場所で楽しく過ごせる環境をつくっています

利用期間に関わらず、利用者の意向を尊重し、ADLの低下防止とともに楽しく過ごせるよう支援を行っています。読書やテレビ、ラジオを居室で楽しんだり、特別養護老人ホームの利用者と共有スペースで一緒に過ごすなど、利用者それぞれが思い思いの場所で過ごせる環境をつくっています。

毎日の定時の清掃に加え必要時に随時清掃する体制を整備し、快適性を保っています

共有スペースや居室は、委託職員による定時での清掃により清潔な状態を保つとともに、汚れた際はその都度職員が清掃を行うことで、快適性の維持につなげています。共有スペースでは多くのテーブルを使用し、座席位置を工夫することで、利用者が快適に過ごせる環境づくりに努めています。また低いカウンターを使用するなど、死角がないよう安全面にも配慮しています。

9.施設と家族との交流・連携を図っている
  • 家族などの面会等は可能な限り希望に応じている
  • 利用中の状況を家族や介護支援専門員に報告し、必要に応じてアドバイスをするなど在宅生活の支援をしている
【講評】
面会は家族の希望に応じ、何時でも可能としています

初回利用時には家族同行での来所を基本とし、事業所や居室を確認してもらうようにしています。事業所での面会時間は基本的に9:00~19:00としていますが、家族の希望に応じ、何時でも可能としています。さらに外出に関しても時間の制限は設けず、家族と連れ立って外食に行くことも可能となっています。面会時には、事業所での利用者の様子を伝えるとともに、家族からの要望なども確認するようにしています。

利用終了時には、事業所での利用者の様子を家族に直接報告しています

利用日数に関わらず、利用終了時には家族と直接面談し、事業所での利用者の様子を報告するとともに、モニタリングにもつなげています。またケアマネージャーには「ショートステイサービス提供報告書」をFAXで送付し、内容を報告しています。家族からの相談には何時でも応じ、医療面については看護師、排せつや入浴などの介助方法については生活相談員が対応するほか、ケアマネージャーにも報告しています。

10.地域との連携のもとに利用者の生活の幅を広げるための取り組みを行っている
  • 地域の情報を収集し、利用者の状況に応じて提供している
  • 利用者が職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
回覧板や掲示板等などからも地域の情報を収集し、利用者に提供しています

町会からの情報や回覧板、掲示板などから地域の情報を収集し、利用者に知らせています。利用者は神社の祭りや花見、買い物などに出かけ、地域の人たちとの交流を楽しんでいます。毎年開催している「つるかめサロン」では事業所を開放して「つるかめ寄席」を行ったり、恒例となった「ラン伴+おおた」では、事業所でアフターイベントとして映画鑑賞やトーク会を開催するなど、家族や地域住民と交流する場を提供しています。

利用者が地域の子どもたちと交流する機会をつくっています

特別支援学校との交流や定期的に開催している高校生のブラスバンド演奏会など、地域の子供たちが来所する機会をつくり、交流へとつなげています。事業所を開放して開催する納涼祭には、子供たちが遊びに来たり、太鼓演奏を披露してくれたりと、利用者と共に納涼祭を盛り上げてくれています。特別養護老人ホーム併設のため、利用者や多くの地域ボランティアとも交流をしています。

【講評】
個人情報保護規定は施設内の掲示で周知し、契約時の説明で同意を得ています

施設内に法人の個人情報保護規定を掲示し、周知を図っています。利用者や家族には契約時に個人情報保護規定とともに利用者の情報の取り扱い方を説明した上で「個人情報提供承諾のお願い」で同意を得ています。広報誌やホームページなどへの写真の掲載も、同意を得た利用者のみとし、意思表示が難しい利用者に関しては、家族の意向に沿った対応をしています。

利用者のプライバシーや羞恥心に配慮した支援を行っています

利用者宛ての郵便物などは、居室の開き戸内で個別に管理することを基本としています。郵便物が届いたことをお知らせする「郵便物預かりカード」を活用し、家族にも郵便物が届いたことがわかるよう工夫をしています。多床室では、それぞれにプライベートカーテンや簡易障子を設置することで、利用者が落ち着いて過ごせる空間を確保しています。また浴室やトイレも、ドアやカーテンなどの仕切りを設け、羞恥心に配慮した支援を行ったり、入浴や排せつは、同性職員による介助を希望する利用者がいた場合は可能な限り対応するよう努めています。

利用者一人ひとりのその人らしさを理解し、意思を尊重した支援につなげています

職員は入居前だけでなく入居後もアセスメントや日常の会話などを通して、利用者の価値観や生活習慣を詳細に確認するよう努めています。できるだけ入所前の環境に近づけるよう、希望があった場合は家具の位置を変えるなど部屋のレイアウトにも気を配っています。また利用者の興味が湧くような声かけを行ったり、拒否があった際は時間をおく、職員を交代するなどの対応をとることで、意思を尊重した無理強いのない支援を徹底しています。拒否への対応に関しては、過去の成功事例を職員間で共有し、支援につなげています。

1.利用者のプライバシー保護を徹底している
  • 利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている
  • 個人の所有物や個人宛文書の取り扱い、利用者のプライベートな空間への出入り等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている
  • 利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
  • 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)
  • 利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】
マニュアルは職員が閲覧しやすい場所に設置し、積極的な活用につなげています

業務や利用者の安全に関わる各種マニュアル類は、各フロアの職員室の目に入りやすい場所に設置しています。いつでも閲覧できるようになっており、新人など経験の浅い職員を中心に活用しています。また、すべてのマニュアルは、担当する各委員会で毎年度内容の見直しが行われ、必要に応じて更新しているほか、先輩職員によるOJTでの指導時に確認し、業務の標準化や介護技術の向上につなげています。

介護主任がサービスを見直すとともに職員のスキルアップにつなげています

介護主任が現場に入り現状を把握したうえで、提供しているサービスの手順などの見直しを行っています。それ以外にも、個別OJTや職員一人ひとりに向けたトレーニングを実施することで、職員のスキルアップにつなげています。約40名の職員がトレーニングを受けており、物事を掘り下げて考えるようになったなど意識の変化が見られ、より良いサービスの提供に活かされています。

利用者個別の支援手順に関しては、ケアプランで詳細に示し見直しも行っています

利用者一人ひとりの支援手順は、ケアプランの中に詳細に記載し、3カ月毎の見直しや6カ月毎の会議においてさらに詳細に示しています。経験の浅い職員にもわかりやすいよう、拒否への対応方法などについても記載するとともに、会議時には成功事例をあげ支援方法について話し合うなど、職員間で共有しています。またサービスの手順などを見直す際は、現場の職員が日々の業務の中で聞いた利用者からの意見も反映させるようにしています。

1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
  • 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  • 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
  • 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている

事業者のコメント

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評価情報

【評価実施期間】

2021年6月1日~2022年2月28日

【評価者修了者No】

H1901079,H1901080,H2001058,H1801008

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