
評価機関としての調査結果
調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
職員の両側にちらし寿司を混ぜ合わせている利用者と副菜を盛り付けようとしている利用者がいました。混ぜ合わせている利用者が職員にボウルの中のちらし寿司を見せると職員が頷きながら「どうでしょうかね。もう少しでしょうか」と声かけしました。利用者はまた手際よく混ぜ始めました。盛り付けようとしている利用者に職員が盛り付けた一皿を見せると、すぐに盛り付け始めました。職員が「助かります。」と声かけすると2人の利用者が顔を見合わせ、笑顔になりました。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
ちらし寿司の混ぜ具合を尋ねた利用者に、職員は頷く動作と「どうでしょうかね。」と、利用者に決めてもらうような言葉かけをしました。さらに「もう少しでしょうか」と職員の意見を言うことで、利用者は自信を持って混ぜ始め、作業を続けていました。利用者に決めてもらう言葉のかけ方と不安にならないよう職員としての意見を伝えています。利用者の尊厳を傷つけず、自分で決めて行なえたという自信や達成感につながっているように見えました。
盛り付けをしている利用者は自分で判断することが難しいように見受けられました。利用者に見本を見せることで自信をもって盛り付けに取り組んでいました。2人に労いの言葉をかけることで表情が豊かになりました。利用者の主体性を尊重しつつ、できることとできないことを見極め、できない部分のみ支援を行っています。その人らしさを大切にし、利用者同士が互いに助け合う関係性を保ちながら、生活を継続できるよう支援を行う姿勢を感じ取ることができました。
「評価機関としての調査結果」に対する事業者のコメント
御利用者様同士が協力し生活を営む事で、自主性や協調性や尊厳を保ち合い、其々が自信を持って自己存在の意義を感じながら生きていく「共同生活の場」であり続けられる様に配慮しています。
手を出し過ぎない様に、御利用者様が主体的に動いて下さる様にスタッフは常に意識し支援を行なっています。
御利用者様は日々の生活動作の中にある達成感の積み重ねが自信に繋がり生きる事に喜びを見い出せている様に感じています。
今後も共同生活介護の場である事を意識しながら支援を行なって行きたいと考えています。
1.家族への情報提供はあるか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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2.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか |
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3.職員の接遇・態度は適切か |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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4.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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5.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか |
はい 77%
どちらともいえない 8%
無回答・非該当 15%
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6.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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7.利用者のプライバシーは守られているか |
はい 85%
どちらともいえない 8%
無回答・非該当 8%
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8.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか |
はい 77%
どちらともいえない 15%
無回答・非該当 8%
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9.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか |
はい 77%
どちらともいえない 15%
無回答・非該当 8%
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10.利用者の不満や要望は対応されているか |
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11.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか |
はい 62%
どちらともいえない 15%
無回答・非該当 23%
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