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評価結果 利用者調査と事業評価(組織マネジメント項目・サービス項目)の評価手法

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令和02年度(2020年度) 就労継続支援B型
法人名称
特定非営利活動法人NPOあおぞら
事業所名称
AOLA
評価機関名称 特定非営利活動法人 福祉推進機構アシスト(令和5年4月30日迄の評価機関)

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 法人理念である「健康であれ、しあわせであれ」を合い言葉に、事業所には大切にしている考えがある                   
1)利用者の地域社会での自立を目指す                                                         2)人間関係や対応能力を向上させ、身体的自立の増大・維持を目指す                                     
3)社会・症状からの回復                                                                    4)自主性の尊重と自己決定・自己責任の保障                                                                           5)規則正しい生活による社会生活・日常生活の安定  
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割 ・利用者にとってどうなのかを考え、その本人の声を待つように意識しているか                                   ・自分たちだけでは支援できないことを意識し、他機関との連携ができる職員                                   ・利用者と職員は人として対等であり、年配者を敬う姿勢 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) ・必要だと思う知識・情報を研修等において積極的に取り入れようとする姿勢                                    ・法令遵守                                                                                                       ・法人内・事業所内のルールの前に、社会のルールを基本とする職員 

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • 設立から37年と歴史は古く、長年の経験の中で作業のノウハウを積み上げ、作業量をコントロールしながら、安定した運営に取り組んでいる
  • 利用者台帳の統一と障害者福祉に特化した記録システムを導入し、記録、個別支援計画、利用実績等一貫した管理により支援向上に繋げている
  • 職員ミーティング等の開催、年度の総括案の検討など、率直な意見交換が行われ、明るい職場づくりや事業所運営の改善等につなげられている
さらなる改善が望まれる点
  • コロナ禍の中、事業所の行事や地域の「こころまつり」が中止となったが、新しい生活様式にあう行事等の活動に向けた取り組みに期待したい
  • 事業継続計画(BCP)やマニュアル(規程)の整備など、利用者への適切な対応を図るためのさらなる対応を期待したい
  • 個人別育成計画の作成、キャリアパス導入について、さらなる充実を期待したい

事業者が特に力を入れている取り組み 詳細はこちらから

 年度総括や方針の策定については、複数回にわたる職員間での検討など力を入れている

 サービス提供の内容や変更について利用者の声をよく聞き、意向に添った支援をしている

 工賃は毎月のミーティングで公表し、工賃ミーティングでは利用者と一緒に考えている

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:調査日に在籍する利用者29人に調査を行い、21人から回答を得た。性別は男15人、女5人、無回答1人である。年齢別では20歳代1人、30歳代2人、40歳代6人、50歳代7人、60歳以上4人、無回答1人である。
  • 調査方法:アンケート方式  
    アンケート調査を行った。アンケート調査票は事業所から配付して頂き、評価機関が用意した返信用封筒により直接評価機関に郵送して頂いた。調査項目は共通評価項目を使用した。
  • 利用者総数: 29人
  • 共通評価項目による調査対象者数: 29人
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 21人
  • 利用者総数に対する回答者割合(%): 72.4%
  • 調査項目: 共通評価項目
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
21/29
4~17は選択式の質問のため、該当項目のみ掲載しています。
1.利用者は困ったときに支援を受けているか
はい
81%
どちらともいえない
19%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
2.事業所の設備は安心して使えるか
はい
81%
どちらともいえない
14%
 
いいえ:5%  
無回答・非該当:0%
3.利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか
はい
52%
どちらともいえない
24%
いいえ
24%
 
無回答・非該当:0%
16.【就労継続支援B型】
事業所での活動が働くうえでの知識の習得や能力の向上に役立っているか
はい
43%
どちらともいえない
33%
いいえ
14%
無回答・非該当
10%
17.【就労継続支援B型】
工賃等の支払いのしくみは、わかりやすく説明されているか
はい
76%
どちらともいえない
14%
いいえ
10%
 
無回答・非該当:0%
18.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
71%
どちらともいえない
19%
いいえ
10%
 
無回答・非該当:0%
19.職員の接遇・態度は適切か
はい
76%
どちらともいえない
14%
いいえ
10%
 
無回答・非該当:0%
20.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
81%
どちらともいえない
19%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
21.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
76%
どちらともいえない
24%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
22.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
はい
81%
どちらともいえない
14%
 
いいえ:5%  
無回答・非該当:0%
23.利用者のプライバシーは守られているか
はい
86%
どちらともいえない
10%
 
いいえ:5%  
無回答・非該当:0%
24.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか
はい
67%
どちらともいえない
24%
 
いいえ:5%  
無回答・非該当:5%
25.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
67%
どちらともいえない
24%
いいえ
10%
 
無回答・非該当:0%
26.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
67%
どちらともいえない
19%
いいえ
10%
 
無回答・非該当:5%
27.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
43%
どちらともいえない
24%
いいえ
29%
 
無回答・非該当:5%
評点のレーダーチャートを表示する

組織マネジメント分析結果     ←クリックすると詳細が表示されます。

サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/4
  1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • 精神障害者向け冊子に事業所紹介の記事を掲載し、ホームぺージも充実している
  • 障害者支援の制度を知らない利用対象者にもわかりやすいように内容を工夫している
  • 情報を行政や関係機関等に提供し、広報誌を配布、見学者は随時受け付けている
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/7
  1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明しているサービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしているサービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービス利用前の生活をふまえた支援を行っているサービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 開始時には管理者かサービス管理責任者が重要事項説明書等を読み上げて説明している
  • 入所希望時に診療情報提供書、関係機関の意見書等で個別事情を把握している
  • 利用開始時は特に様子をみて、終了時には保健師等と連携し継続した支援を行っている
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
10/10
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • 入所時に入所記録、健康カード等により利用者個人の状況を把握し課題を明確にしている
  • 個別支援計画は複数回の面接を行い、利用者の希望を尊重して作成している
  • 障害者福祉に特化した記録システムを活用し個別支援計画や利用者状況を記録している
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
22/22
  1.個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている
個別の支援計画に基づいて支援を行っている利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している周囲の人との関係づくりについての支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者個別の希望により作成した個別支援計画を日々の支援に反映し支援を行っている
  • 障害特性に応じ、言葉だけでなく視覚を活用し分かりやすく伝えあう工夫をしている
  • 生活相談や人間関係の相談に応じ、作業所ミーティングでは話し合いの機会を持っている
  2.利用者が主体性を持って、充実した時間を過ごせる場になるような取り組みを行っている
利用者一人ひとりの意向をもとに、その人らしさが発揮できる場を用意している事業所内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている【食事の提供を行っている事業所のみ】<BR>利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】 詳細はこちら
  • 作業は分業か一連の作業を通して行うか利用者の希望を募り、希望に応じて対応している
  • 月1回の作業所ミーティングでは職員と利用者が様々な意見交換を行っている
  • 常に作業所環境(清潔・安全性・採光等)に配慮し、コロナ対策にも取り組んでいる
  3.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている【利用者の薬を預ることのある事業所のみ】<BR>服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】 詳細はこちら
  • 主治医からの診療情報提供書、紹介機関からの意見書を基に健康カードを作成している
  • 健康診断結果、健康カードを基に助言、緊急時マニュアルを整備し訓練を実施している
  4.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】 詳細はこちら
  • 家族等の協力は利用者本人の意向を尊重して対応している
  • 必要に応じて家族とも面談や電話で情報共有するとともに相談にも応じている
  5.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 講演会の開催通知等を掲示するとともに、事業所のブログを開設し情報提供している
  • 地域商店街の清掃や、「こころまつり」の開催などを通し、社会参加に取り組んでいる
  • コロナ感染終息が見えない中、新しい生活様式に即した活動への取り組みに期待したい
  12.【就労継続支援B型】就労の機会の提供や、知識の習得及び能力向上のための支援を行っている
自発的に働きたいと思えるような取り組みを行っている働くうえで、利用者一人ひとりが十分に力を発揮できるよう支援を行っている工賃等のしくみについて、利用者に公表し、わかりやすく説明している受注先の開拓等を行い、安定した作業の機会を確保できるよう工夫している商品開発、販路拡大、設備投資等、工賃アップの取り組みを行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者の意思を尊重し目標の確認、時間・日数の設定と共に、在宅ワークも行っている
  • 工賃は毎月の作業所ミーティングで公表し、利用者と工賃ミーティングも行っている
  • 区の共同受注ネットワーク事業に積極的に参加するなど受注確保に取り組んでいる
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.利用者のプライバシー保護を徹底している
利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 契約書に明記するとともに、個人情報同意書を作成し同意を得ている
  • 利用者の羞恥心に配慮するとともに、個人の意思を尊重し、選択の自由を保障している
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
【講評】詳細はこちら
  • 利用者支援マニュアル、業務マニュアル等を作成し、基本事項や手順を明確にしている
  • 法人全体で統一されていないマニュアルの見直しが予定されている。改善に期待したい
  • 業務マニュアルは作業所ミーティングで利用者も含めた話し合いで見直しをしている
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
新しい生活様式に合わせた行事などの活動に積極的に取り組んでいます。また、BCP計画の作成、支援マニュアルの見直し、キャリアパス制度の導入を計画・推進しております。
評価者 修了者No.H1001028   修了者No.H1102005   修了者No.H0702042    
評価実施期間 2020年7月16日~2021年3月12日

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