評価結果
基本情報
事業者の理念・方針・期待する職員像
事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)
1)利用者の尊厳を重んじた支援
2)ひとり一人にあった個別的な支援
3)自分で選び、自分で決める利用者主体の支援
4)社会の一員として地域の中で暮らすための支援
職員に求めている人材像や役割
1)利用者の目線で仕事ができる人
2)気づき、企画力がある人
3)組織で仕事ができる人
4)一般常識のある人
5)向上心がある人
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)
1)利用者の目線で仕事ができる人
2)気づき、企画力がある人
3)組織で仕事ができる人
4)一般常識のある人
5)向上心がある人
6)長期目線で仕事ができる人
全体の評価講評
特によいと思う点
事業所が目指すプロ職員の育成のため理事長、本部長、事務局長、上司・支援員が講師となる勉強会を実施しており、また法人として職員の思いを直接理事長に投げかけることができ、管理職との意見交換場が容易に持てるなどの取り組みを行っています。また社会福祉法人を取り巻く環境は大きな変革を求められており、職員の人事考課と昇任とが連動nおしたキャリアアップの仕組みの構築が求められている中で人事考課と昇任試験受験資格とを連動させた評定会議を行い、やる気ある職員の育成について具体的な取り組みを行っています。
サービスの基本を見直す為に、毎月開催の利用者懇談会や運営会議などから意見や提案を取り入れることで、より良いサービスを提供するようにしています。新人研修では研修期間を2ヶ月~3ヶ月に延長することで、ゆったり指導ができ精神面のサポートを含め先輩や同僚に相談しやすい環境作りをしています。また、「研修プロジェクト」を作り、毎月1回勉強会を実施し、外部からの講師を呼んだり、支援員の資格取得にも努めサービス向上に取り組んでいます。今年度はコロナ対策で外部講師の勉強会は中止しています。
資格取得は職員の新役職や収入増加以外に定着率の向上に繋がり、支援レベルの質を向上させています。職員には指導経験が技術向上に繋がり、利用者には豊かな生活維持と安定した将来が期待されます。集缶物の圧縮や製パン技術に慣れた利用者が育ち、社会の一員としての充実に繋がっています。椎茸栽培も開発当初の大きさのものに再度もどって、買い物客の購買意欲が沸く大きな椎茸に発展しています。利用者の仕事や余暇を継続し続ける支援が、利用者の人生に前向きな活動と買い物等のゆとりの喜びに繋がっています。
さらなる改善が望まれる点
人材育成の手段として人事考課シート及び目標管理シートを用いて取り組んでいます。職員の目標管理と人事考課の反映として、前年度からの職員のキャリアアップの仕組みづくりとして、職員の士気高揚に向けた条件整備を具体化させていますが職員調査のアンケートによると見直しをした人事考課の評価方法等に不満の意見が見受けられます。職員に対して人事考課に対するさらなる理解と説明と人事考課と人材育成の具体的施策の取り組みに期待します。
日常支援をする中で、新人研修には研修期間を3か月に伸ばすことで、ゆっくり指導ができ精神面のサポートを含め相談しやすい環境を作られるようにしています。「研修プロジェクト」を作って、月1回勉強会を実施したり資格取得の助成金などのフォローをするなど、支援員のレベル向上に努めていますが、更なるよりよいサービスを目指すには支援員の充実と確保が必要になってきます。事業所の地理的な面もある為、パソコンや業者など、あらゆる手段を活用することを検討しているので、今後の安定したサービスが期待されます。
新型感染症の自粛後であっても感染症予防と対策、学園内衛生管理の継続は運営上必須ですが、利用者が平常な生活を取り戻し、自立への積極的支援の再開が期待されます。「地域に暮らす」基本方針をもとに、利用者の特性に合う活動と職員の見守りにより、地域活動再開の支援(GHへの移行計画、地元の祭りや運動会の再開等)が始まることを期待しています。施設ホールの貸し出しなど地域住民と利用者も健康体操教室等に戻り、「ふっくら亭」の外食・買い物・イベントへの参加・旅行の余暇活動が新たな工夫の上で再開されることを期待します。
事業者が特に力を入れている取り組み
今年発生した新型コロナウィルス感染拡大に伴い、事業所の方針としては「新型コロナウィルス感染症予防に対する八王子美山学園の方針について」として行事・日中活動・外出、外泊、面会・通院・地域健康づくり・会議、委員会等について発生時期から随時更新発行して職員に徹底しています。感染症に対する基本的対応を「感染症での隔離の定義マニュアル」として策定しています。<隔離とは><隔離実施><隔離開始、終了指示>等について具体的説明を作成しています。また職員の体調不良時の対応も作成して混乱がないようにしています。
暮らしの中にゆとりが生まれる支援をしています。通信カラオケの導入、やまゆりホールを利用したスイカ割りやバーベキュー大会など暮らしを充実する支援を継続しています。毎週土日は散歩や買物、DVD・ビデオ鑑賞、ふっくら亭での飲食、ドライブ等を月間延べ120~180人が利用していましたが、外出活動は今までのようには出来なくなっています。職員は買い物の代行や、やまゆりまつり、クリスマス会、通信カラオケの楽しみなど出かけずとも生活が豊かに潤う支援を、規則の範囲で支援しています。
利用者調査結果
調査概要
- 調査対象:利用者回答者は33名で性別は男性13名、女性20名でした。年齢別では20歳代1名、30歳代3名、40歳代13名、50歳代4名、60歳以上12名でした。
- 調査方法:聞き取り方式
調査方法は利用者33名に対して評価員2名で利用者の聞き取りしやすい場所を選ん静かで落ち着いた場所で丁寧に聞き取り調査を行いました。 - 有効回答者数/利用者総数:33/91(回答率
36.3%
)
サービス毎の利用者総数
利用者総数 共通評価項目による
調査対象者数共通評価項目による
調査の有効回答者数利用者総数に対する
回答者割合生活介護 91人 91人 33人 36.3% 施設入所支援 91人 91人 33人 36.3%
総合満足度は「大変満足」が7名21.2%、「満足」が17名51.5%、「どちらともいえない」が6名18.2%、「不満」が2名6.1%でした。日頃感じている意見としては「買い物に行きたい。」「外食に行きたい。」「パン食を増やしてほしい。」「もっと外出したい。」「コンビニで買い物したい。」「聞き取れない時に不安(病院)。新しい病院はどこかと心配することもある。」「コロナが終わったら高尾山に行きたい(前は1週間に1回でかけていた)。今はコンビ二しか行けない。」などがありました。
アンケート結果
4~17は選択式の質問のため、該当項目のみ掲載しています。
1.利用者は困ったときに支援を受けているか
満足度は「はい」が84.8%、「どちらともいえない」が6.1%、「いいえ」が3%でした。自由意見としては「人に押されたとき。」「優しくない。職員と話しない。よくわからない」「すぐ話せばよくしてくれる」「子ども(若い人)が変わる。手伝いが変わっていく。」「仲の良い職員もいる。助けてくれる職員もいる。」などがありました。
2.事業所の設備は安心して使えるか
満足度は「はい」が75.8%、「どちらともいえない」が15.2%、「いいえ」が3%でした。自由意見としては「手すりがあるから大丈夫です。」「わからない。」「安心している。慣れている。」「今までは安全。」「転んだことがある(食堂等、2階など)。」などがありました。
3.利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか
満足度は「はい」が81.8%、「どちらともいえない」が9.1%、「いいえ」が3%でした。自由意見としては「気が合わない人がいる。」「2~3人で仲が良い。」「部屋でパズルなどしている。」「仲よしです。」などがありました。
4.【生活介護】
事業所での活動は楽しいか
満足度は「はい」が87.9%、「どちらともいえない」が3%、「いいえ」が3%でした。自由意見としては「パン工房、キャップの色分け、塗り絵、カラオケ、リサイクルB・C、ラベルはがし、洗濯、掃除等。」「楽しくない。」「よくわからないが楽しい。」などがありました。
5.【自立訓練(機能訓練)】
事業所での活動が生活する力の向上に役立っているか
6.【自立訓練(生活訓練)】
事業所での活動が生活する力の向上に役立っているか
7.【就労移行支援】
事業所での活動が就労に向けた知識の習得や能力の向上に役立っているか
8.【就労移行支援】
職場見学・職場実習等の、事業所外での体験は充実しているか
9.【就労移行支援】
工賃等の支払いのしくみは、わかりやすく説明されているか
10.【就労継続支援A型】
事業所での活動が働くうえでの知識の習得や能力の向上に役立っているか
11.【就労継続支援A型】
給料(工賃)等の支払いのしくみは、わかりやすく説明されているか
12.【就労継続支援B型】
事業所での活動が働くうえでの知識の習得や能力の向上に役立っているか
13.【就労継続支援B型】
工賃等の支払いのしくみは、わかりやすく説明されているか
14.【施設入所支援】
食事の時間は楽しみになっているか
満足度は「はい」が84.8%、「どちらともいえない」が6.1%でした。自由意見としては「おそば、ラーメン、パン、肉、ハンバーグ、魚、ごはん、麺類などが好き。」「好き嫌いはない。」「何が好きかわからない。」「美味しい。カレー、いなり、焼き鳥など。」「皆好き。」「わからない。」などがありました。
15.【施設入所支援】
休日や夜間に、好きなことができるか
満足度は「はい」が75.8%、「どちらともいえない」が6.1%、「いいえ」が3%でした。自由意見としては「テレビ(旅行番組、歌番組)、ゲーム、DVD鑑賞、本を読む、俳句を書いている。」「何もしていない。部屋を片付けている。」「買い物をしている。」「楽しく過ごしている。」「職員と話したり、ジュースを飲んで時を過ごしている。」「カラオケ、DVDを見ている。」などがありました。
16.【施設入所支援】
利用者の個別の要望や状況に応じた支援を受けているか
満足度は「はい」が78.8%、「どちらともいえない」が12.1%、「いいえ」が3%でした。自由意見としては「優しい、職員。」「トイレが遠いのが不便。」「わからない。」「家に帰りたい。」などがありました。
17.【施設入所支援】
職員が利用者の家族等に連絡をする場合、方法や内容等についてあらかじめ利用者の希望が聞かれているか
満足度は「はい」が42.4%、「どちらともいえない」が15.2%、「いいえ」が30.3%でした。自由意見としては「面会あり(時々来てくれる)電話で予約する。」「家族が来てくれていたが、今はコロナで来られない。」「電話で家族と話す。」などがありました。
18.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
満足度は「はい」が84.8%、「どちらともいえない」が6.1%でした。自由意見としては「職員が行っている。」「自分と職員とで行なう。」「掃除している。」「自分でやっている。洗濯は職員さんがやってくれる。」「世話人がいるものいらないものを片付けてくれて、勝手に捨てられるのが困る。」「洗濯、入浴自分でできる。」などがありました。
19.職員の接遇・態度は適切か
満足度は「はい」が60.6%、「どちらともいえない」が18.2%、「いいえ」が6.1%でした。自由意見としては「言葉遣いが悪い職員が何人かいる。」「丁寧に接している。」「優しく接してくれる。」「意地悪な言葉をかける人もいるので、優しい職員に頼る。」「仲よしではない。」などがありました。
20.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
満足度は「はい」が69.7%、「どちらともいえない」が9.1%、「いいえ」が9.1%でした。自由意見としては「元気なのでわからない。」「発作時の対応や薬の塗布、爪切りなどしてくれる。」「病気したことない。」「すぐ対応してくれる。優しい。」「出来ない職員がいる(シップなども)。」「看病してくれた。」「家族と一緒に通院する。」「優しい。」などがありました。
21.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
満足度は「はい」が63.6%、「どちらともいえない」が18.2%、「いいえ」が3%でした。自由意見としては「スタッフによっては止めない。」「利用者でしつこい人がいる。」「職員が対応してくれる。」などがありました。
22.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
満足度は「はい」が69.7%、「どちらともいえない」が18.2%でした。自由意見としては「対応で優しくされたことはない。優しくされた覚えがない。」「まだ、意地悪な職員がいる。」などがありました。
23.利用者のプライバシーは守られているか
満足度は「はい」が69.7%、「どちらともいえない」が18.2%でした。自由意見としては「スタッフによっては守ってくれてない。」「人によってはあり得る。」などがありました。
24.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか
満足度は「はい」が57.6%、「どちらともいえない」が21.2%、「いいえ」が9.1%でした。自由意見としては「少し計画について覚えている。」「わからない。」「計画を立てなくて良いと言われた。」「覚えていない。」「知らない。」「3年の計画立案時に来訪がある。」などがありました。
25.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
満足度は「はい」が57.6%、「どちらともいえない」が15.2%、「いいえ」が15.2%でした。自由意見としては「少し覚えている。」「ゆっくり説明してほしいと願っている。」「見せられたことはない。」「わからない。」「難しかった。」などがありました。
26.利用者の不満や要望は対応されているか
満足度は「はい」が48.5%、「どちらともいえない」が33.3%でした。自由意見としては「スタッフによっては対応が遅い。」「気軽に話せる。」「よく予定を話してくれる。」「わからない。」「時間がある時。」「家に帰りたい。」「言いたいことが言えない。」などがありました。
27.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
満足度は「はい」が45.5%、「どちらともいえない」が6.1%、「いいえ」が33.3%でした。自由意見としては「よくわからない。」「まだない。」「仕組みは知っている。」などがありました。
組織マネジメント分析結果
◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合は
で、実施できていない場合は
で表しています。
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
- 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
- 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
- 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
中長期計画(やまゆりプラン)を見直して新たに計画を策定しています。
法人が抱える課題とその解消に向けての取組の方向と実施年度を明示する中長期計画を新たに策定しました。中長期計画(やまゆりプラン)がめざす法人経営に対する6つの基本姿勢を明確にしています。1.高齢化への対応、2.職員確保対策、3.職員の資質向上と定着率アップを目指して、(副主任制度の新設)、4.ライフサイクルを考えた施設保全計画の策定等、計画の実行に当たっては進行管理表の活用により達成状況の把握と必要に応じて見直しを行うことでPDCAサイクルを実践しています。
事業計画は着実な実行に進行管理表を活用し取り組むことが期待されます。
事業計画の策定については毎月開催の支援会議や運営連絡会議に、現場意向を反映できるよう支援課長、課長補佐がメンバーに加入している他に理事長等による職員面談を全職員と行い職員の意向を探り、事業計画策定に反映できるように努めています。事業計画の振り返りは年度末の次年度計画作成時に行っていますが中長期計画で使用している進行管理表を参考に単年度事業計画の推進に同様の手法で事業計画進行管理表の作成が望まれます。
地域の状況や福祉の現状、コロナ対策について情報を収集し、ニーズを把握しています。
東京都社会福祉協議会・八王子市社会福祉協議会・八王子市知的障害者施設長会等に参加し東京都や地元八王子市等の関係行政機関や社協などの関係機関と連絡を密にとり、福祉ニーズを収集し、事業の今後の展開等に生かしています。町会、近隣社会福祉施設等で構成する美山地域福祉連携会議に参画し地域との連携に努めております。今年度はコロナ禍で連携会議は実施できていませんが、電話、書面での連携を実施しています。特に新型コロナ感染症予防対策等について他施設の状況等連携を取っています。
1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
- 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
- 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
- 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
- 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
- 事業所の経営状況を把握・検討している
- 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
- 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
- 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
- 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
- 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
法人として職員として守るべき法令、倫理、利用者権利擁護の姿勢を明示しています
倫理規定として職員として支援をしていく中での姿勢について基本方針を策定しています。この中で職員として注意すべきこと・支援していくうえでの基本姿勢を詳細に作成しています。利用者の意向に迅速に対応するため苦情対応規程を策定してます。この規程では苦情解決体制、苦情解決の業務を規定しています。また第三者委員は弁護士、民生委員で構成され年1回第三者委員会が開催しています。個人としての尊厳が守れ、利用者の権利擁護が推進されることを目的として利用者権利擁護規程を策定しています。
法人として虐待防止対応規程を策定して利用者の人権保護に取り組んでいます。
法人としては虐待防止対応規程を策定してます。規程では虐待通報書、受付報告書、話し合い結果記録、改善結果報告書等を定めています。「障害者虐待防止法」の独自のリーフレットを作成・配布し、勉強会を実施するとともに人権、虐待防止の外部研修に積極的に参加しています。虐待防止チェックリストを2ヶ月に1回実施し虐待防止委員会を毎月開催しています。虐待防止委員会は利用者の人権を保護し健全な支援を提供するため、規定の基づいて開催し、チェックリストの結果の分析など虐待防止に向けての検討や周知啓発を行っています。
事業所の機能を活かしコロナ禍でできる範囲で地域貢献に取り組んでいます。
地域連携として地元町会及び地域内社会福祉法人等で構成する地域福祉連携会議に参画していますが今年度はコロナ禍のため「地域連携会議」は書面での実施となりました。また美山学園が独自に実施していた地域に向けた健康づくり体操を他施設と協働により実施すべく体制を整えています。地域高齢者向けに事業所内のホールを地域住民に開放し「健康づくり体操」を毎月実施しています。会場については当法人のホールを提供していますが今年度はコロナ禍のため実施できませんでした。また地域単身高齢者へ配食を実施しています。
1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
- 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
- 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
- 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
- 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
- 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
- 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
- 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
- ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
- 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
- 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
- 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
コロナウィルス感染症対策に積極的に取り組んでいます。
今年発生した新型コロナウィルス感染拡大に伴い、感染症に対する基本的対応を「感染症での隔離の定義マニュアル」として策定しています。<隔離とは><隔離実施><隔離開始、終了指示>等について具体的説明を作成しています。事業所の方針としては「新型コロナウィルス感染症予防に対する八王子美山学園の方針について」として発生時期から随時更新発行して職員に徹底しています。また職員の体調不良時の対応も作成して混乱がないようにしています。また感染症を持ち込まないため、職員には発熱時はすぐに休めるように「コロナ特休」制度を設けた。
BCP策定に近年の豪雨災害を想定して仕組み作りを行っています。
近年の豪雨災害は想定を超えて起こっているため事業所も市のハザードマップを確認してそれに即した災害時として「台風・豪雨」「洪水時及び土砂災害」「地震・水害」時の事業継続計画(BCP)マニュアルを策定している。台風・豪雨時対応として「台風接近予報が出てから3日前まで」「台風直撃予報の2日前から前日まで」「台風(大雨)当日」等について業務の整理、職員の確保、備蓄、対策本部設置、避難誘導、警戒レベル対する避難行動、防災マニュアル等を詳細に策定して職員に配布しています。
事業所や利用者の特性に応じた再発防止としてリスクマネジメントに取り組んでいます。
リスクマネージメント実施規程に基づき、毎月、リスクマネージメント委員会を開催し、事例や情報を収集したほか、予防対策を構築して感染症予防のため、手指殺菌乾燥器を食堂と作業棟に設置しています。インフルエンザ、ノロウィルス感染防止対応のエアサクセス消毒を使用しています。年始に業者による消毒を施設全体に実施。災害対策については防災対策委員会、運営連絡会議にて対策を構築しています。
1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
- 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
- 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
- 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
- リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
- 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
- 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
- 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
- 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
- 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
事業所が求める職員の職務に応じた人事考課の評点や基準を基に取り組みをしています
経営課題や部門課題に沿った成果をあげた職員を評価できる人事制度の見直しを行い実施しています。法人の人事考課規程に則り、評価者は被考課者の考課時における能力及び期間における業績を評定し、人事考課評定書の各考課項目別に被考課者の該当する箇所の評価点又は必要事項を記入するとしています。職員調査のアンケートによると見直しをした人事考課の評価方法等に不満の意見があります。職員に対して人事考課に対するさらなる理解と説明が求められます。
人材育成はキャリアアップの策定を人事考課シートと連動させて取り組んでいます。
人材育成の手段として人事考課シート及び目標管理シートを用いて取り組んでいます。職員の目標管理と人事考課の反映として、前年度からの職員のキャリアアップの仕組みづくりとして、職員の士気高揚に向けた条件整備を具体化させています。人事考課と昇任試験受験資格とを連動させた評定会議を行い、やる気ある職員の育成について具体化に向け取り組んでいます。その結果、人事考課と評定を連動させた仕組みの一環として、副主任試験に女性2名が合格しこの4月から昇任することになりました。
職員のコロナ禍における業務負担軽減と就業状況改善に積極的に取り組んでいます。
毎月の休暇取得状況等を把握し職員の就業状況を把握しています。健康診断結果とリンクさせた職員指導を実施。産業医や衛生管理者を置き、安全衛生委員会を設けています。育休については女性はもちろん男性でも2名の実績あり。「子の看護休暇」「介護休暇」については全職員に周知し積極的に取得しています。「新型コロナウィルス感染症疑いに伴う特別休暇」制度を設け、緊急事態宣言で学校が休みになった期間、関係職員は特別休暇で休みにした。緊急事態宣言中はもしもの場合を想定し、交代で自宅待機勤務にしました。。
1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
- 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
- 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
- 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
- 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
- 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
- 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
- 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
- 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
- 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
- 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
- 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
- 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
- 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
【課題・目標】
平成31年度事業計画書に重要事項であるやまゆりプランに掲載の高齢化への対応、中・長期計画の推進及び検証等を掲げ取り組みました。
【取り組み】
・令和元年度事業報告書に平成30年度に取り組んだ重要事項の成果等を掲載し、理事会・評議員会に示しました。
・職員に対する理事長の年度・年頭訓示に、法人が取り組む重点を盛り込み周知を図りました。(4月1日、1月9日)
・職員研修の際に法人の重要事項を含め、職員に説明を行いました。(8月30日、11月15日、2月13日)
【取り組みの結果】
・法人職員幹部で開催する運営連絡会等で重要事項等の協議検討を行い、その会議にて理事長からの話や意見交換等を踏まえ事業報告書などに成果を記載しているほか、やまゆりプランの進捗状況を3段階で評価し、理事会・評議員会に示しています。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
【理由】
・法人の基本姿勢として利用者の高齢化への対応や中・長期計画を職員に示し、役員、職員とが情報の共有を図ることにより同じ目標に向かう姿勢と共通認識を構築させるためです。
・施設の長寿命化を図るため、老朽化した建物等の修繕等を計画的に進める方向性を明確に示しました。
【目標達成の状況】
・事業計画と事業報告は作成時期のずれがあり、計画を即計画へ反映しづらい面もあるが、年度途中の進捗状況に応じ、次年度の事業計画に活かすようにしています。また、計画をPDCAサイクルに則り、高齢者棟など計画が遅れている場合は適宜修正を行うなどの対応を図っています。
2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
【課題・目標】
・事業計画に盛り込んだ経営組織強化の一環として建物・施設の保全計画の作成に基づき計画を推進しています。また職員の目標管理と人事考課の反映として、前年度からの職員のキャリアアップの仕組みづくりとして、職員の士気高揚に向けた条件整備を具体化させています。
【取り組み】
・人事考課と昇任試験受験資格とを連動させた評定会議を行い、やる気ある職員の育成について具体化に向け取り組みました。建物等保全計画に基づき、老朽化した基幹設備である高圧受変電設備の更新工事や大型洗濯機と乾燥機の交換工事を計画に基づき実施に向け、施設の業務に支障が出ないように慎重に計画を詰めました。
【取り組みの結果】
・人事考課と評定を連動させた仕組みの一環として、副主任試験に女性2名が合格しこの4月から昇任することになりました。
・今年度の重要な施設設備の更新を順調に進めることができました。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
【理由】
・社会福祉法人を取り巻く環境は大きな変革を求められており、職員の人事考課と昇任とが連動したキャリアアップの仕組みの構築が求められているほか、法人運営の透明性向上のほか、将来の経営に影響が大きい老朽化した施設整備の在り方などを明確にする必要があります。
【目標達成の状況】
安定した法人運営ができるよう計画を着実に実行し、課題の解消に向け取り組みを行い、利用者に親しまれ信頼される施設運営を進めています。
・職員の資質向上とやる気ある職員育成に向け引き続き人事考課と連動した仕組みを持続するほか、福祉施設の共通課題である施設運営を担う職員の安定した確保に向け取り組んでいます。
サービス分析結果
【講評】
利用希望者へは多様な媒体で事業所の情報を提供しています。
利用希望者等に対しパンフレットやホームページ、広報誌等で事業所の情報を提供するようにしています。ホームページでは、事業概要、経営理念、行事や職員募集、利用者の日中活動などが掲載されています。広報紙(やまゆり通信)は年2回(100部程)担当者が作成し、家族へ郵送したり、利用者、職員へ配布しています。四季折々のイベントの様子や日常の様子をカラー写真を多く掲載し、新規の利用者紹介もしています。今後はホームぺージに力を入れるため検討しています。
情報提供は特性を考慮し分かりやすく提供しています。
事業所の情報を分かりやすく提供する為、利用希望者などの特性を考慮し、パンフレットや広報誌では利用者の写真をカラーで、イベント(クリスマス、お正月、お花見など)で楽しむ様子や軽運動班、ダンス教室の練習成果の発表を掲載しています、また日常の情報は、今年はコロナ禍の状況の中、外出が出来ないこともあり、週末や休みにデザートを提供したり、パンやお菓子の販売をロビーで開催するなど、笑顔で楽しんでいる利用者の様子や事業所内の環境が分かる写真を提供しています。
利用希望者、見学者に対し個別に応じた対応をしています。
見学は利用希望者や家族、行政などから電話での問い合わせが来ています。見学の対応は個々に応じて行っています。平日の作業を見学する希望者はサービス管理責任者が案内しています。日中の作業風景、居室(2人部屋)や談話室、浴室、食堂などを詳しく説明し案内しています。利用者には朝の伝達時に、口頭で見学があることを伝えるなどの配慮をしています。現在はコロナ禍にあり、見学は受け入れていませんが、家族面会は1時間をめどに認め、夏以降は利用者の日常の様子を写真に撮り、近況報告のお便りを定期的に郵送しています。
1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
- 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
- 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
- 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
- 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
利用開始にあたり必要な書類で説明し、同意を得るようにしています。
利用開始にあたり契約書、重要事項説明書や基本ルールについて利用者・家族同席の上、サービス管理責任者が説明し同意を得ています。その際に、オプション利用申し込み書(基本項目、日常品、健康面、日中活動外出、オプション外出など)から日常時の必要事項を確認し、要望・意向を把握することで、アセスメントとして入所後のフェイスシートや個別支援計画に反映させています。契約書などは前もって家族に郵送することで、内容をしっかり把握でき、面談時に質問ができるように配慮しています。
入所時の環境変化に伴う、不安軽減に努めています。
入所後の不安やストレスを少しでも軽減解消するために、短期入所での体験入所は、3週間から人によっては1か月~3か月迄を経験し、、本人の意思を確認後正規入所を実施しています。体験入所での課題を参考に利用開始後の対応マニュアルを作成し、利用開始3か月間は、出来る限りマンツーマンで対応し、詳細に記録することで、全支援員が情報を共有し支援に繋げています。利用者の入所前の生活歴・病歴・生活環境のアセスメント、所定の個別支援計画、ケース記録などに沿って支援を実施することで、利用者の心の安定に努めています。
退所時の不安を軽減し、個々に配慮した継続支援を実施しています。
利用者が病気で入院したり高齢者施設への移行時では、利用者個々に配慮した支援を継続しています。退所時には、入所期間の日常の状況を文書により報告できる対応をしています。入院時は看護師や支援員が週に数回面会に行ったり、老人施設等への移行時には職員の面会や必要な情報(アセスメント、ケース記録など)のコピーを配布したり、日常の様子を提供しています。また電話での問い合わせにも随時対応するなど、個々の状況に応じた不安軽減に配慮した継続支援に努めています。
1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
- サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明している
- サービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしている
- サービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
- サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
- 利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っている
- サービス利用前の生活をふまえた支援を行っている
- サービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
利用者の情報は指定用紙に記録するようにしています。
日常の利用者の心身状況や生活状況は、その日の責任番が利用者の個別課題を施設内ランのケース記録に詳細に記録しています。また支援員が気づいたことがあれば、都度書き込むようにしています。個別支援委員会(施設長、サービス管理責任者、支援員等)をメンバーで月1回開催し、10月から12月頃、利用者の課題や情報をフェイスシート、アセスメント、支援実施書、支援計画書に詳細に記載し、次年度の支援計画案などを策定しています。
利用者の要望や関係者の意見を取り入れた支援計画を作成しています。
個別支援計画作成にあたり日常の様子や行動から意向や要望を把握し、前もって利用者面談をサービス管理責任者で行い同意を得て個別支援計画を作成しています、利用者への説明は個々の状況に合わせて分かりやすく、写真(食事、外出先、コンビニなど)を使って同意を得るようにしています。特に、家族への説明は利用者とは別の機会に行うなど、利用者の意向を重要視する対応をとっています。毎年2回モニタリングを行い、緊急時では個別支援計画策定委員会が随時見直して本人、家族の同意を得ています。コロナ禍で個別支援面談は中止、郵送にて実施。
個人情報は職員間での共有化を図っています。
個別支援計画やケース記録は施設内ランに記載され、いつでも関係者は閲覧できるようにしています。日常の様子は当日の責任番がケース記録に記載し、朝礼の引継ぎで「申し送りノート」を各棟に置くことで、全支援員が閲覧でき、確認すべき事項がある場合は各自で確認しています。利用者に変化があっても、毎朝の引継ぎで配布される当日業務日程表に記録することで、支援員の情報の共有を図っています。
1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
- 利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している
- 利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
- アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
- 計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている
- 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
- 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
- 利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
- 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
- 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している
- 申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている
- 個別の支援計画に基づいて支援を行っている
- 利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している
- 自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している
- 周囲の人との関係づくりについての支援を行っている
【講評】
個別支援計画に基づいた生活支援を行っています。
個別支援計画書の作成は、特別な変更がなければ年1回更新し、サービス管理責任者を中心に個別支援委員会で検討を重ね作成しています。利用者の家族には「個別支援計画書」を事前に郵送し面談を実施しています。個別支援面談では長期目標を理解してもらい、同意の上で支援を開始しています。利用者の希望は食事、作業、余暇に関するものが多く、家族等は「お任せします」という発言が多いようです。利用者は社会性や精神的自立の自覚が向上しています。
利用者の個性に合わせて、コミュニケーションを工夫し効果を共有しています。
コミュケーション時は障害特性の違いを汲んで写真やイラスト・絵を使い、目的や意図が伝わる様にしています。利用者用の「個別支援計画書」は、全体の目標・目的、各個人の活動内容と役目が理解できるように個々に絵や写真付きで渡しています。必要書類の漢字にはルビをふり、職員が利用者の思いや意図を汲取り、身ぶりや手ぶりの表現、表情やしぐさの表現を読み解いて相互の関係を築いています。伝達事項は年間を通して廊下や食堂等に必ず掲示し、視力・聴力が困難な人には個別に寄り添い、支援後の効果は全職員で共有しています。
社会性のある人間関係づくりが出来るように支援しています。
職員は、各利用者の入居目標をもとに集団の生活環境に馴染める中で個性を表現できるように受け止めて支援しています。悩みがある利用者の相談には、夜間等の余力ある時間を使いゆったり聴くようにしています。利用者同士の人間関係が深まり、双方が落ち着きを取り戻し平穏でゆとりある生活が送れる様に利用者の相談を受けています。その情報は職員間で共有し支援時のアプローチに役立てています。その結果、利用者の社会的、精神的な自立力が向上して来ているとみられます。
2.利用者が主体性を持って、充実した時間を過ごせる場になるような取り組みを行っている
- 利用者一人ひとりの意向をもとに、その人らしさが発揮できる場を用意している
- 事業所内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている
- 室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている
- 【食事の提供を行っている事業所のみ】
利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】
利用者には主体性のある、その人らしい環境を提供できるように工夫しています。
利用者が主体的で積極的な生活が送られる様に、年間行事(買物・外出・旅行)、レクレーション(音楽、運動、ダンス、水泳)、理学療法、作業療法等の年間計画書を作成、家族にも提供しています。仕事内容(受持つ作業や役割)やイベント、レク参加は、年度始めに年間行事プログラムの希望を募り、参加者数を確保して個別支援計画書に落し込み、利用者が1年を通して心置きなく暮らせるようにしています。利用者が余暇を満喫して、買い物やDVD鑑賞、通信カラオケなど個々に楽しく暮らせるように、職員は必要な援助を今できる範囲で提供しています。
利用者の意向を反映させた規則を作成しています。
利用者が安全に安心して暮らすための規則は、毎年新しく見直されています。年1回の支援計画策定時に各利用者・家族の意見や要望を聞き、毎月1回の利用者懇談会での発言を聴きとり、学園ルール、生活ルールを検討して改正し皆に周知しています。利用者が受持つ作業の細かな動向分析を行い、入浴・掃除等の時間、手順、居室ルールの不満や意見を聴きとり、年1回見直しています。作業グループの仲間や居室の利用者同士の生活が平穏に続くように、常に時間を見つけて利用者の気持ちを聴き取り、過ごしやすい環境にしています。
生活環境を整えて過ごしやすくしています。
諸々の感染症予防の為、健康な体調維持の為、消臭器や加湿器を必要な場所に設置して利用者の生活安全を支援しています。利用者の使用する備付の調度品や家財道具は定期点検を欠かさず、劣化している順に買い替えや交換もしています。食生活は、各自の食事形態を個別支援計画書に記載し、常食からミキサー食、代替食、軟食等対応など必要な栄養摂取支援だけでなく、食堂の飾りつけと優しい音楽を聴きながらの食事など食欲のわく支援をしています。また誕生日食や選択食を取り入れ、行事に合わせた雰囲気作りなど過ごし易い支援をしています。
3.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
- 利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている
- 健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている
- 通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている
- 利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている
- 【利用者の薬を預ることのある事業所のみ】
服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】
良好な健康状態を維持して日々暮せるように支援しています。
利用者は、年2回の健康診断で再検査や持病の発見、必要な通院の有無を知り、家族と共有して体調維持・回復の支援が受けられるようになっています。利用者の外泊時は、外泊連絡ノートに利用者や家族の様子を記入してもらい、その後の学園生活に反映できるようにしています。通常、利用者の夜間支援は、職員4名で対応しています。緊急時の対応マニュアル、感染症予防対応マニュアル、清掃時の消毒剤を準備し、利用者の身体変化や異常、清潔維持の有無など観察により利用者が健康に暮らせるように日常的な支援をしています。
服薬管理と健康を維持する食事に気をつけて支援しています。
利用者に出された薬の誤薬がないように、利用者の処方薬は5重のチェック体制にしています。また、健康を預かる管理体制をとり、「栄養ケア計画委員会」を2か月毎に開催し協議をしています。常勤の管理栄養士が行う食事管理、医療職が行う通常確認、薬の保管や服薬準備、服薬確認等によって利用者の健康状態の維持と利用者が安全で健康でいられる管理体制をとっています。給食提供形態は、クックチル方式(食材調達と調理業務を委託)に切り替えましたが、食材提供が安定せず委託先との意見交換を2か月毎に行って見直しをしています。
体調変化には、速やかな支援体制をとり利用者が安心するようにしています。
利用者の健康維持管理は、定期検診(年2回)、歯科検診(通常一人年1回)、日々の検温、排尿排便・発作のチェック、食事摂取量、与薬確認の記録、月1回の体重測定など継続した支援体制を整えています。特に隔離の必要がある感染症が疑われる場合は、緊急搬送だけでなく、トイレ・洗面所付き静養室(隔離室)で特別介護支援が行われ、回復までの消毒・清掃など衛生環境の徹底が行われています。利用者同士で伝搬しない対策として、医療に関する指示系統を一本化したマニュアル(医療機関との連携や利用者情報の集中化)を作成して支援しています。
4.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
- 家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている
- 必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている
- 必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】
利用者本人の意向を踏まえ家族の協力と対応を依頼して支援しています。
新型コロナウイルス感染症の影響による自粛で、家族との連絡連携が制限されていますが、家族の面会希望者には2週間に1回、1時間以内での訪問を許可しています。帰宅願望のある利用者もテレビ等の報道を理解し、希望者が出ない状況です。利用者を保護する高齢の親、兄弟が増加していますが、事業所としての連絡方法は主に電話で行い家族もフォローしています。個別支援計画書作成や面談の郵送連絡などは、利用者と家族と聞きとり調整をして利用者の意向を優先して支援しています。
利用者の日常の様子は毎月家族に伝えて、必要な連携をとっています。
家族には個別利用者情報である利用者の日常の様子を提供し、必要な連携が途切れない様に「お便り」として毎月1回郵送しています。中には写真付きの「やまゆり通信」や、事業所の現況報告書を入れて、高齢化や状態変化などの利用者個別の様子が分かる様にしています。家族会や面談は中止していますので、電話による情報交換や事業所ホームページ、広報誌等を見て理解して貰っています。
利用者や家族の状況を把握して、今後の利用者支援に活かすように聴き取っています。
利用者は、帰省時や個人的な外出の際に起こった出来事を職員にノートで報告し、職員は留守の間の状況を後の支援に活かしています。行動自粛により外出外泊は中止が多いのですが、職員は園内でくつろぐ利用者の姿を家族に見て貰える様にお便り等で配信しています。高齢の利用者への配慮や利用者の身体が変動する場合は家族と連携し、電話やメールで利用者支援が適切に行われるようにしています。
5.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
- 利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている
- 利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】
利用者が、新しい情報を得て意思決定できるようにしています。
地域からの情報が入ると、食堂や廊下にポスターや予定表を貼り出し掲示しています。感染症(流感や新型コロナ、細菌、ウイルス等感染症)の情報は、特に注意喚起を行い外出禁止などの状況を理解して貰うようにしています。掲示板には感染症の予防方法、集団生活に潜む危険性や警戒情報だけでなく、地域のイベント(祭り、運動・音楽などの各大会等)情報も利用者にイメージできるように提供していますが今はほとんどありません。地域住民への施設ホールの貸し出しも自粛中ですが、地域貢献として「地元野菜直売所」として場の提供は続けています。
地域資源を利用した、社会の一員としての楽しみを支援しています。
例年行われていた地域イベント、地域活動がほぼ中止となり情報も途絶えています。職員は、コロナ禍であっても利用者の日常が平穏で楽しくいられる支援を考案・提供しています。例として、職員が利用者の気晴らしとなる新たな個別ドライブや通信カラオケの導入、買い物代行等利用者の欲求を満たし、ストレス予防の代替支援を考えて行っています。自家営業所「ふっくら亭」を利用した、お菓子やパンを学園内で購入する支援もしています。
新型コロナウイルスの蔓延で、社会参加活動が減少してきています。
今年は祭りや運動会などの地域行事を含め、近隣に出かけることすら出来ない環境となっています。他施設との利用者同士の交流も中止となり、参加可能な様々な行事に前向きだった利用者には、小規模であっても学園内で楽しめるように職員が知恵を出して支援しています。毎年のやまゆり祭りやクリスマス会は、学園内で縮小して開催し、年間計画の変更をしながら利用者のストレスを解消させています。「地域に暮らす」を基本方針に、地域資源を心行くまで利用できる社会となることが今後の課題です。
6.【生活介護】日常生活上の支援や生活する力の維持・向上のための支援を行っている
- 一人ひとりの目的に応じた創作的活動、生産活動やその他の活動の支援を行っている
- 自分でできることは自分で行えるよう働きかけている
- 食事、入浴、排泄等の支援は、利用者の状況やペースに合わせて行っている
- 【工賃を支払っている事業所のみ】
工賃等のしくみについて、利用者に公表し、わかりやすく説明している
【講評】
利用者の創作活動や生産活動等は、入所目的に応じて支援しています。
利用者の日中活動は、衛生環境を見直し改善しながら利用者に合わせた支援をしています。利用者が選択したパン作り、リサイクル品の分別、圧縮作業、ラベルはがし、キャップの選別、キノコ栽培と販売等の生産活動は、利用者の生活力の向上と目的ある人生の支援となっています。仕事場や生活周辺環境を清潔に整え、職員や利用者が諸々の感染症に罹患しない対策をしています。衛生面の理解度が低い利用者には、衣類洗濯や入浴・排泄時、軽運動時、会話の時など集団行動でも病気に罹らない衛生環境とルールを計画的に段階的に指導しています。
自分でできる事は、自主的に動く利用者の姿勢を支援しています。
利用者には、体操や仕事、役割、行動パターンなどから各自の適役・適職を見つけ、各利用者にとって仕事場も生活の場も安心できる場に整理・配備し、自主的な行動が出来るよう支援しています。個別自由時間には、買い物、散歩、ドライブ、一泊旅行など利用者の声を反映し喜ばれる支援を幅広く展開していましたが、今年はコロナ自粛の行動制限がかかっています。その中でも、居室や仕事場を衛生的に改善し、代替えのイベントや季節行事を園内に取り入れて、日々の生産活動、生活活動、給食の食事時間等が有意義なものになるように支援しています。
工賃の仕組みを公表し、利用者に理解して貰える様にしています。
利用者が働いた報酬は、各自の活動量や技術力によって査定され公平に分配しています。工賃は、毎月5日と20日の2回に分けて支払われ、受取チェック表にサインして貰っています。現金は利用者の生活意欲に繋がっていますが、中には使い道や商品の購入方法に戸惑う人もいます。自己管理が困難な人には、「工賃財布」を用意し、その中から一定額(4000円以内)を出して使えるように、自動販売機の品が買えない場合にはフォローするなど利用者の生活力の盲点を補うように支援しています。
12.【施設入所支援】入所施設において、日常生活上の支援や生活する力の維持・向上のための支援を行っている
- 食事、入浴、排泄等の支援は、利用者の状況やペースに合わせて行っている
- 利用者が安定した睡眠をとることができるよう支援を行っている
- 利用者が暮らしの幅を広げることができるよう、さまざまな体験の場を提供している
- 日中サービス提供事業と連携し、利用者一人ひとりに応じた支援を行っている
- 必要に応じて、地域移行に向けた、日中サービスや住まいの場についての情報提供や関係機関との調整を行っている
【講評】
生活スタイルは利用者のペースに合わせて支援しています。
利用者の食事、入浴、排泄支援は利用者の自立度を把握しながら、利用者に合う支援になるように職員間でミーティングや調整を行っています。食事は管理栄養士の指示のもと、ざく切り、柔らか食、ペースト食、糖尿病食の提供の他、個別対応として牛乳、ヨーグルト、納豆やパン食の希望を取り入れています。食事環境の改善(職員支援の向上)によって利用者の健康維持がされています。介助状況は入浴の1部・全介助者は約76人、排泄介助者は約50人で利用者のペースに合わせて、支援できるように職員間で観察と調整を行って支援しています。
利用者にとって、暮しの幅が日々広がる支援に力を入れています。
年間行事予定はコロナ禍で中止が多く、利用者には今までと違う自粛生活となっています。職員はその中で工夫をし、楽しみと潤いのある支援をモットーに可能な支援を増やせるように知恵を絞っています。余暇活動支援の土日の外出は、毎週1人1回は今でも外出できています。職員は、利用者が欲する商品の買い出し代行や、ふっくら亭の利用、ホールでのレク活動の充実、学園内でのお菓子やパンの販売、通信カラオケの拡充など施設内でも十分楽しめるように、「可能な支援」を積極的に展開して、単調で閉鎖的にしない環境支援をしています。
地域移行に向けた支援は、コロナ禍の環境では困難でした。
事業所として、希望利用者の地域移行対策を年々より良く展開し始めていましたが、新型コロナ感染症蔓延と自粛で、利用者が希望する地域移行の中止だけでなく日々の外出制限もあって計画は中断せざるを得なくなっています。余暇活動支援として1~2月毎に行っていた学園行事や年4~5回行っていたイベント企画も全て中止し、コロナに打ち勝つ対策に切り替えています。利用者・家族とは、個別面談が出来ない替わりに書面での連携や電話連絡等を頻繁にとって意思疎通を図っています。
【講評】
利用者のプライバシーや羞恥心などに配慮した支援をしています。
個人情報は外部とのやり取り(病院入院、行政への報告、他施設に移設)の場合は、入所契約時に説明し同意を得ています。その都度必要な時には、必ず本人の同意を得るようにしています。日常支援の中でも利用者権利擁護規程を設けており、声掛けは(~さん)、大声で話さない、入室時のノックやトイレのカーテンで目隠し、入浴時は同性介助を実施したり、荷物や手紙は本人の同意を得て開けています。職員間の共通用語(OS,BS)を使用するなど羞恥心に配慮した支援を心掛けています。
利用者の権利を尊重したサービスの支援に努めています。
利用者へのサービスを実施するにあたり、利用者権利擁護規程を策定し「個人の尊厳、プライバシー保護、自己決定権の尊重、利用者の参加権」などには、個人の意思を尊重するように明記されています。個人の意思や要望は個別面談や日常の様子から把握し、可能な限り取り入れるように努めています。人権について、勉強会を行ったり、虐待防止の委員会を毎月実施し、虐待防止チェックリストを2か月に1回行っています。また、「障害者虐待防止法」のリーフレットを使用し、常勤、非常勤職員の勉強会を行うなどにより日常支援に取り組んでいます。
個人の意思や価値観を尊重した支援を心掛けています。
個人の価値観は入所時に収集した、個別支援計画やアセスメントなどを参考に支援しています。施設内は生活の場であり、集団生活に慣れてもらう為に、個々の声を聞き、「DVDで音楽を聴くのが好き、散歩や買い物に行きたい、個室で食事を食べたい、食事時間後に一人で食べたい」などの生活習慣の要望を受け止め、日常支援に可能な限り見守りながら取り入ることで、一人ひとりの価値観や生活習慣の向上に繋がるように、その人らしい生活支援を心掛けています。
1.利用者のプライバシー保護を徹底している
- 利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている
- 個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている
- 利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
- 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)
- 利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】
業務上の手引書等を整備し、支援対応をしています。
事業所で必要な手引書(業務マニュアルや個別の利用者マニュアル)はいつでも職員が活用できるように、紙ベースや稟議により決定した内容は施設内のランに掲載し、閲覧できるように対応しています。上司は常時、現場の日常支援を見回って、気づいた点やマニュアルに沿っているか確認し、指導したり修正するようにしています。施設内ランは事業所内の動きが把握でき、職員も手引書を参考にしたり、分からないことは職員同士や上司に聞くなど、支援対応に取り組んでいます。
事業所の業務水準を見直す取り組みをしています。
業務のレベル向上のために、利用者個々の支援計画は個別支援委員会を月1回開催し、モニタリングを年2回行うなど支援計画の協議を実施しています。年度開始前の3月には利用者、家族面談を施設長、サービス管理責任者が必要な要望や意向を伺ったり、毎月利用者主体の懇談会を開催し(利用者15名位、職員2名、ジュースやお菓子を提供)意見等を話し合うようにしています。月1回開催される運営連絡会議では(理事長、本部長、事務局長等)が参加し、議事録は回覧し確認後押印するなど、業務レベルを見直す取り組みをしています。
利用者や支援員からの意見を反映しサービス向上に努めています。
支援員のより良いサービス向上のために、「研修プロジェクト」を作り、支援員からの意見や毎月1回行う勉強会を実施しています。内容によっては外部講師(大学の先生、他の施設の経営者、消防関係など)を招いたり、施設長や支援員などが講師となって行うようにしています。利用者懇談会からの意見や運営連絡会議などの意見、提案を反映することで、より良い支援に繋げています。また、支援員のレベル向上の為、資格取得に向けても必要なフォローをするように努めています。今年度はコロナ禍の為、外部講師の勉強会は中止にしています。
1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
- 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
- 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている
- 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
事業者のコメント
このセクションは事業者によって更新される情報です。
評価情報
【評価実施期間】
2020年9月3日~2021年2月24日
評価結果のダウンロード
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【講評】
法人の理念と基本方針は職員面談や毎日の朝会、研修等を実施して周知徹底しています。
経営理念と基本方針は事業所内に掲示し、事業計画書、パンフレット等に明示しています。経営理念と基本方針をより理解するため毎日、朝の申し送り時、各部署ごとに順番で読み上げを実施しています。朝の申し送りに参加していない有期雇用支援員周知方法として毎年1回「経営理念と基本方針」の用紙を配布しています。また利用者に対しては毎月実施の利用者懇談会に説明して、また家族保護者に対しては隔月の家族会で理念や基本方針、計画等を説明して理解を得ていますがコロナ禍のため個別面談は書類のみでの実施となりました。
経営層の職務について事業所をリードするため次期リーダー育成にも取組んでいます。
経営層の職務については法人の組織規程を策定しています。この中で理事、監事、職員の職務、各部門の担当業務分掌を明示し運営連絡会議の設置を定めています。運営連絡会議は組織の中核を担当する理事長・本部長・事務局長・施設長・課長・課長補佐により構成され月1回の会議で法人の経営にあたる運営調整を行い事業所の運営にあたっています。次期リーダー育成のため副主任制度を創設し今年度4名副主任を任命しました。
重要な案件について、その内容と決定経緯を職員、利用者に周知しています。
重要案件は毎月の支援会議や、月1回の運営連絡会議で検討して職員周知の徹底を図っています。理事会決定事項の周知については、毎月1回の運営連絡会議で報告しホームページでの公開及び朝礼時や毎月の支援会議においても周知を図っています。重要案件等の決定事項については、ホームページへ即時掲載する他、毎月開催する利用者懇談会・隔月開催の家族会で伝達していますが今年度はコロナ禍のため家族会は中止となり書面で報告を実施しました。また重要案件については全家族へ電話連絡をしました。