
評価機関としての調査結果
調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
テレビ体操が終わり、会話を楽しむ利用者。少し話が途切れると周りを見渡す利用者が増えてきます。職員が「いつものゴミ処理容器をお願いします」と広告チラシをテーブルに置きました。すると、利用者が「これなに?」と言いながら自然と容器を作り始めました場面を観察しました。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
テレビ体操を見ながら真剣に体操を行っていたフロアの利用者は、体操の終了とともにテーブルを囲み、会話が始まりました。会話が途切れると周りを見渡す利用者がみられ、他の利用者も「これから何をするのだろう」と感じられるような表情で周りを見渡しています。その様子を見ていた職員が、すっと新聞の折込チラシをテーブルに置きました。利用者は「これなに?」とびっくりとしたような表情になりました。職員が「いつもお願いしている容器を一緒に作ってもられますか」と声をかけます。「そうだっけ?」と利用者が疑問に思うような表情で答えるものの、手はスムーズに動かし始めています。一人が作り始めると、他の利用者も自然と手が伸び、会話をしながら楽しそうに作っています。手作業をしながら会話を交わすことで不安げな表情はなくなり、笑顔でイキイキとした表情に変わり、フロアの雰囲気も明るく変化しました。職員は、利用者の様子を観察しながら、適切に声掛けや促しを行うことでによって利用者が自ら行いたいという気持ちや一日のスケジュールを意識できるよう支援し、利用者の表情も変化していることを読み取ることができました。
「評価機関としての調査結果」に対する事業者のコメント
私達は、利用者様の自らやりたい、やってみたいという気持ち、自発性を大切にしています。一人では、興味のない事も皆と一緒に行う事で、楽しく出来、役割を果たしているという気持ちが、利用者様の生き生きとした表情に繋がるのだと考えています。いつもの箱作りでは、一度で箱を作りあげるということは、工程が多く難しい方もいらっしゃるので、工程を分けることで皆が楽しめると考えています。一日の生活の中で、掃除・洗濯・食事作り・レクリエーションを通して皆さんの活躍の場を数多く作れるよう日々工夫をしています。
1.家族への情報提供はあるか |
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2.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか |
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3.職員の接遇・態度は適切か |
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4.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか |
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5.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか |
はい 54%
どちらともいえない 23%
無回答・非該当 23%
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6.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか |
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7.利用者のプライバシーは守られているか |
はい 77%
どちらともいえない 15%
無回答・非該当 8%
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8.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか |
はい 77%
どちらともいえない 15%
無回答・非該当 8%
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9.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか |
はい 77%
どちらともいえない 15%
無回答・非該当 8%
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10.利用者の不満や要望は対応されているか |
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11.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか |
はい 46%
どちらともいえない 23%
いいえ 8%
無回答・非該当 23%
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