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評価結果 利用者調査と事業評価(組織マネジメント項目・サービス項目)の評価手法

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令和02年度(2020年度) 生活介護
法人名称
社会福祉法人仁和会
事業所名称
府中さくらの杜
評価機関名称 特定非営利活動法人 福祉推進機構アシスト(令和5年4月30日迄の評価機関)

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) ●法人基本理念
 仁(思いやり)と和(助け合い)の精神で、障害のある方々の地域での充実した暮らしを創造します。
●法人基本方針
 1)利用者の方の人権を尊重し、その尊厳にふさわしい主体的な生活の実現を支えることを目指します。
 2)仁和会に関わるすべての人々や地域の方々から共感と信頼を得られるサービスを目指します。
 3)障がいのある方々に、地域生活に必要な福祉サービスを総合的に提供できる支援・援助体制を目指す。
●府中さくらの杜の施設運営の基本方針
 法人理念・基本方針及び諸規程に基づき、利用者一人ひとりの障がい特性を理解し、府中さくらの供する日中活動の場で、単独またはグループで安定した活動の参加ができることを目指します。
 また、個人の自主性を尊重しながら、誰もが自立した日常生活・社会生活を営むことが出来るよう必要に応じて、食事・排泄の介護、創作活動、生産活動などの機会を提供しながら、個々の特性を重視した、利用者本位のサービスを推進していきます。
  
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割 法人の基本理念、基本方針を理解し、地域に暮らす府中さくらの杜利用者の自己実現のために、積極的に支援したいという人材を求めます。それには障害支援の専門知識や技術を、日常の業務や研修等から積極的に学ぼうとする姿勢を持ってほしい。また、府中さくらの杜の利用者がより一層充実して幸せになるにはいったい何ができるかといった探求心を持ち、支援を深めていく意欲をもってほしい。新人職員においては、お互いが働きやすい職場環境となるための法人職員としての心得(服務規律)を定めています。 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) 法人の基本理念にある通り、障がいのある方々の地域での充実した暮らしを創造するため、職員は関わる全ての人に対し、思いやりと助け合いの気持ちを使命として持ってほしいと考えます。職員集団において、互いを尊重し思いやり助け合うことが、利用者様の豊かな暮らしへと繋がります。また、利用者様へのさらなるサービスの質の向上のためには、職員一人ひとりが利用者様を深く知り、支援を深めようとする意欲と、専門性を高めたいという向上心を持ってほしいと考えます。 

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • 情報提供と周知を徹底し、非常勤も含め全職員が意見や提案がしやすい風通しのよい職場づくりを醸成している
  • 不適切支援の気づきも含めたヒヤリハット報告を常態化し、集計・分析して事故の未然防止と業務改善に活かしている
  • チームの支援力を生かして、利用者の様々な特性に寄り添い、個別支援計画の実施に取り組んでいる
さらなる改善が望まれる点
  • 法人・事業所の将来ビジョンや短期・長期の課題などを示した中長期計画を策定し着実に推進する取り組みに期待したい
  • 積み上げてきた支援力の定着を活かした支援マニュアルを作成し、業務の標準化に取り組むことを期待したい
  • 利用者が安心してリラックスできる環境の整備に向けて、取り組むことを期待したい

事業者が特に力を入れている取り組み 詳細はこちらから

 経験の浅い職員が多く職員一人ひとりの知識や技術のスキルアップと専門性を高めている

 利用者増に向けて、特別支援学校生の実習受入れに積極的に取り組んでいる

 家族等との協力関係を築いて、利用者・家族が安心して地域生活を送れるよう支えている

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:調査日に在籍する全利用者33人を対象に実施し27人から有効回答を得た。回答者の属性は男9人、女15人、無回答3人である。年齢では20歳未満2人、20歳代7人、30歳代4人、40歳代1人、50歳代3人、60歳以上7人、無回答3人である。
  • 調査方法:アンケート方式  
    アンケート方式で行った。調査票は事業所から配付して頂き、評価機関が用意した返信用封筒により直接評価機関に郵送して頂いた。調査項目は共通評価項目を使用した。
  • 利用者総数: 33人
  • 共通評価項目による調査対象者数: 33人
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 27人
  • 利用者総数に対する回答者割合(%): 81.8%
  • 調査項目: 共通評価項目
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
27/33
4~17は選択式の質問のため、該当項目のみ掲載しています。
1.利用者は困ったときに支援を受けているか
はい
89%
どちらともいえない
11%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
2.事業所の設備は安心して使えるか
はい
93%
どちらともいえない
7%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
3.利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか
はい
78%
どちらともいえない
11%
いいえ
7%
 
無回答・非該当:4%
4.【生活介護】
事業所での活動は楽しいか
はい
93%
どちらともいえない
7%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
18.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
89%
無回答・非該当
7%
 
どちらともいえない:4%  
いいえ:0%
19.職員の接遇・態度は適切か
はい
85%
どちらともいえない
7%
無回答・非該当
7%
 
いいえ:0%
20.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
81%
無回答・非該当
15%
 
どちらともいえない:4%  
いいえ:0%
21.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
70%
無回答・非該当
30%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%
22.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
はい
85%
どちらともいえない
7%
無回答・非該当
7%
 
いいえ:0%
23.利用者のプライバシーは守られているか
はい
78%
どちらともいえない
7%
無回答・非該当
15%
 
いいえ:0%
24.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか
はい
85%
どちらともいえない
7%
無回答・非該当
7%
 
いいえ:0%
25.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
81%
どちらともいえない
7%
無回答・非該当
11%
 
いいえ:0%
26.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
63%
どちらともいえない
15%
無回答・非該当
22%
 
いいえ:0%
27.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
44%
どちらともいえない
26%
無回答・非該当
26%
 
いいえ:4%
評点のレーダーチャートを表示する

組織マネジメント分析結果     ←クリックすると詳細が表示されます。

サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/4
  1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • 法人や事業所のホームページ、定期刊行のたより等で、事業所の情報を丁寧に伝えている
  • 行政や利用者支援に関わっている機関に、施設の情報を提供している
  • 利用を希望する人や家族、特別支援学校からの見学の要望に応じている
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/7
  1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明しているサービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしているサービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービス利用前の生活をふまえた支援を行っているサービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 利用開始にあたり、本人・家族にサービス内容を分かりやすく説明して、了解を得ている
  • 関係機関や家族から必要な情報を収集して、入所前の生活を踏まえた支援を行っている
  • 利用の移行や終了にあたり、関係機関との連携に努め不安の軽減に配慮している
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
10/10
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • 利用者の個別情報について、統一したアセスメントシートを用いて把握・記録している
  • 利用者本人の希望と家族等関係者の意見を取り入れて、個別支援計画を作成している
  • 必要な情報を記載し、供覧、保存、活用に努め、情報の共有化に取り組んでいる
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
22/22
  1.個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている
個別の支援計画に基づいて支援を行っている利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している周囲の人との関係づくりについての支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 一人ひとりの個別支援計画に沿って、職員は共通理解のもとに支援を行っている
  • それぞれの利用者の特性に応じてコミュニケーションを工夫し、意思疎通を行っている
  • 利用者の望む自立した生活に向けて、必要としている情報を提供している
  2.利用者が主体性を持って、充実した時間を過ごせる場になるような取り組みを行っている
利用者一人ひとりの意向をもとに、その人らしさが発揮できる場を用意している事業所内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている【食事の提供を行っている事業所のみ】<BR>利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者一人ひとりの意向をもとに、その人らしさが発揮できる場を用意している
  • 施設内の決まりごとについて、利用者が快適に過ごせるように配慮をしている
  • メニュー会議を開いて希望や状態を考慮した、皆が楽しめるおいしい食事を提供している
  3.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている【利用者の薬を預ることのある事業所のみ】<BR>服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者の健康状態の把握に努め、必要に応じて家族等や医療機関から情報を得ている
  • 通院や服薬、バランスの良い食事の摂取について、助言や支援を行っている
  • 利用者の体調変化に速やかに対応できる体制を敷いている
  4.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者の意向を尊重して家族等と協力して支援を行っている
  • 利用者の日常の様子や施設の現況、法人のニュース等を家族に知らせている
  • 必要に応じて家族等から利用者や家族についての情報を得て、支援に活かしている
  5.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者が必要としている地域の情報を収集し、提供している
  • 地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
  6.【生活介護】日常生活上の支援や生活する力の維持・向上のための支援を行っている
一人ひとりの目的に応じた創作的活動、生産活動やその他の活動の支援を行っている自分でできることは自分で行えるよう働きかけている 食事、入浴、排泄等の支援は、利用者の状況やペースに合わせて行っている【工賃を支払っている事業所のみ】<BR>工賃等のしくみについて、利用者に公表し、わかりやすく説明している
【講評】 詳細はこちら
  • 生きがいの場になるよう利用者の要望や状態に応じて、創作や生産活動の支援をしている
  • 自分でできることは自分で行うことを原則に、家族等と職員が協力して支援を行っている
  • 支給される工賃は、利用者の社会参加の意欲を育てる貴重な役割を担っている
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.利用者のプライバシー保護を徹底している
利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 予め利用者と家族の同意を得て、必要に応じ外部との利用者情報のやりとりを行っている
  • 日常の支援の中で、利用者一人ひとりのプライバシーに配慮した支援を行っている
  • 一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮し、その人らしい生活を尊重する支援を行っている
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
【講評】詳細はこちら
  • 法人は業務の標準化に向けた取り組みを試行し、平準化をめざしている
  • マニュアルの見直しを視野に入れた、さらなる標準化に向けた取り組みを期待したい
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
評価者 修了者No.H1001001   修了者No.H0701032   修了者No.H0702042    
評価実施期間 2020年7月21日~2021年2月8日

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