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評価結果 利用者調査とサービス項目を中心とした評価手法

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令和02年度(2020年度) 就労継続支援B型
法人名称
社会福祉法人ネット
事業所名称
仲間の家
評価機関名称 一般社団法人 Ricco lab.

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 1) アルコール依存症、精神疾患のある方の生活の質を高める。
2) アルコール依存症、精神障害者が社会復帰できるように家族に対する支援と地域住民との連携。
3) 施設内外に向けてアルコール依存症に関する啓発、相談活動を行っていく。 
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割 ①他者を思いやり、自分自身の固定観念や常識にとらわれず常に広い視野でものごとを見れるようになって欲しい。

②何か困難なことに対処する際は、一人で解決しようとせず、他者を信頼し、助けを求められる素直さを持って欲しい。 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) 当施設で支援できること、できないことをしっかりと見極められるようになって欲しい。何かを決断したり、変わろうとするのは最終的には利用者の意思であり、その意思決定の際に、心に寄り添う支援ができる支援者であって欲しい。 

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • 啓発活動の一環として病院のデイケアで利用者自身が体験を語るメッセージは、アルコール依存症者への励ましにつながっている
  • 自らの就業経験や得意なことを活かした自主生産品づくりや紙袋などの受注作業に取り組むことで、利用者の自己肯定感を高めている
  • 新たな施設長の下、組織的課題を明確にし、個々の職員の力を組織としての力につなげていくことに取り組んでいる
さらなる改善が望まれる点
  • 誰が見ても支援経過が分かるように個々のケース記録の充実を図るとともに、個別支援計画に沿った記録とすることが求められる
  • 各種業務マニュアルに加え、BCPを含めた利用者の安全管理に関する各種マニュアルの整備が必要である

事業者が特に力を入れている取り組み 詳細はこちらから

 利用者の通所日を分け3密を避ける等、新型コロナウイルス感染症対策に力を入れている

 利用者が地域社会で暮らし続けられるようにソーシャルワークの充実に努めている

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:利用者全員
  • 調査方法:アンケート方式  
    アンケート方式
  • 利用者総数: 30人
  • 共通評価項目による調査対象者数: 30人
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 14人
  • 利用者総数に対する回答者割合(%): 46.7%
  • 調査項目: 共通評価項目
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
14/30
4~17は選択式の質問のため、該当項目のみ掲載しています。
1.利用者は困ったときに支援を受けているか
はい
71%
どちらともいえない
14%
無回答・非該当
14%
 
いいえ:0%
2.事業所の設備は安心して使えるか
はい
86%
いいえ
7%
無回答・非該当
7%
 
どちらともいえない:0%
3.利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか
はい
50%
どちらともいえない
43%
無回答・非該当
7%
 
いいえ:0%
16.【就労継続支援B型】
事業所での活動が働くうえでの知識の習得や能力の向上に役立っているか
はい
57%
どちらともいえない
36%
無回答・非該当
7%
 
いいえ:0%
17.【就労継続支援B型】
工賃等の支払いのしくみは、わかりやすく説明されているか
はい
57%
どちらともいえない
21%
いいえ
7%
無回答・非該当
14%
18.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
79%
どちらともいえない
7%
無回答・非該当
14%
 
いいえ:0%
19.職員の接遇・態度は適切か
はい
64%
どちらともいえない
14%
いいえ
7%
無回答・非該当
14%
20.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
64%
どちらともいえない
14%
無回答・非該当
21%
 
いいえ:0%
21.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
50%
どちらともいえない
14%
いいえ
7%
無回答・非該当
29%
22.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
はい
64%
どちらともいえない
14%
いいえ
7%
無回答・非該当
14%
23.利用者のプライバシーは守られているか
はい
57%
どちらともいえない
14%
無回答・非該当
29%
 
いいえ:0%
24.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか
はい
71%
どちらともいえない
7%
いいえ
7%
無回答・非該当
14%
25.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
71%
どちらともいえない
14%
無回答・非該当
14%
 
いいえ:0%
26.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
50%
どちらともいえない
21%
いいえ
7%
無回答・非該当
21%
27.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
50%
いいえ
14%
無回答・非該当
36%
 
どちらともいえない:0%
評点のレーダーチャートを表示する


サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/4
  1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • ホームページ、SNS等を活用し、事業所の情報を広く伝えている
  • 病院や役所からの紹介に加え、ホームページから入所に至るケースが増えている
  • アルコール依存症以外の受入れ等について情報発信していく必要性を認識している
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/7
  1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明しているサービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしているサービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービス利用前の生活をふまえた支援を行っているサービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 体験利用を通して利用者の状況を把握し、事業所とのマッチングを確認している
  • サービス開始当初は意識して声かけを行うなど、利用者の不安軽減に努めている
  • アルコールを飲んでしまった時などいつでも相談に応じる体制を整えている
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
9/10
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • 3年前より始めたフェイスシート兼アセスメントシートにより支援ニーズを把握している
  • 業務効率化クラウドサービスを導入し、個別支援計画のICT化を進めている
  • 1日2回実施するミーティングで一人ひとりの利用者状況等を共有している
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
23/23
  1.個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている
個別の支援計画に基づいて支援を行っている利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している周囲の人との関係づくりについての支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者の性格や様子等を把握したうえで個別的に声かけを行い、必要な支援つなげている
  • 関係機関と連携し、社会資源を活用しながら在宅生活を送るための支援を行っている
  • 個別支援計画に対人関係を盛り込み、専門的なプログラムによる支援の展開を考えている
  2.利用者が主体性を持って、充実した時間を過ごせる場になるような取り組みを行っている
利用者一人ひとりの意向をもとに、その人らしさが発揮できる場を用意している事業所内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている【食事の提供を行っている事業所のみ】<BR>利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】 詳細はこちら
  • 得意な作業を担ってもらうことで利用者の強みや主体性を引き出している
  • 利用者及び職員の健康を守るために事業所内の換気・消毒に努めている
  • 現在昼食の提供は中止しているが、昼食は利用者の健康管理に役立っている
  3.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている【利用者の薬を預ることのある事業所のみ】<BR>服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】 詳細はこちら
  • 服薬は自主管理としているが、行事の際はおくすり手帳で服薬確認を行っている
  • 栄養士の資格を持つ職員等により食事内容や健康管理のアドバイスが行われている
  • 健康管理を含め利用者への声かけや対応等を記録に残し、職員間で共有されたい
  4.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者の多くは家族関係が途切れており、緊急連絡先の確保に苦慮している
  • 利用者を取り巻く関係機関との連携により、利用者への支援を行っている
  5.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 掲示板に市報や催事・行事などの情報を掲示しており、いつでも見ることができる
  • アルコール依存からの回復について利用者が語ることでピアサポートにつなげている
  12.【就労継続支援B型】就労の機会の提供や、知識の習得及び能力向上のための支援を行っている
自発的に働きたいと思えるような取り組みを行っている働くうえで、利用者一人ひとりが十分に力を発揮できるよう支援を行っている工賃等のしくみについて、利用者に公表し、わかりやすく説明している受注先の開拓等を行い、安定した作業の機会を確保できるよう工夫している商品開発、販路拡大、設備投資等、工賃アップの取り組みを行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者の意思を尊重することを大切にしており、意向に沿った作業内容を提供している
  • 受注作業が減ってきており、利用者の仕事を確保するための営業活動が課題である
  • 自主生産品の開発に力を入れネット販売の準備を進めており、販路拡大に期待したい
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.利用者のプライバシー保護を徹底している
利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 人権擁護の観点からアセスメントシート作成の際も返答を拒否できることを伝えている
  • 飲酒等に気づいた際は個室で対応する等他の利用者の前で注意をしないよう配慮している
  • ミーティングの主旨は時代とともに変化しており、要望等には個別での対応が増えている
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
2/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
【講評】詳細はこちら
  • 慣例で行っている各種業務手順を明文化し、業務の見える化を図ることが求められる
  • 安全管理に向けた事業所独自のマニュアル作成により、リスクへの意識向上が期待される
  • 職員ミーティングにより職員の支援観やサービス提供の方法等への相互理解を深めている
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
評価者 修了者No.H0201062   修了者No.H1801038    
評価実施期間 2020年7月7日~2021年2月1日

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