評価結果
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福祉サービス第三者評価情報
令和3年度
認可保育所
法人名称
社会福祉法人大五京
事業所名称
i-保育園
評価機関名称
株式会社 IMSジャパン
評価者
修了者No.H0401044
修了者No.H1201038
修了者No.H0901070
評価実施期間
2021年6月21日~2022年2月4日
全体の評価講評の構成
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▼全体の評価講評
▼コメント
リーダー層職員はリーダーシップを発揮して職員育成の風土を醸成し、乳児期から幼児期を見通したつながりのある保育の実践に努めています
子どもの個人差に対する配慮や保護者などに、より丁寧に対応するため、主任は全クラスの状況に心を配り、必要に応じて職員の相談に乗ったり、対応の場に同席したりしてリードしています。乳児・幼児リーダーもそれぞれのフロアの状況を把握して協力体制を取り、園長を中心に風通しの良い職員関係を構築しています。各領域のマニュアルを作成して直ぐに活用できるよう整備し、保育の過程が0~5歳児までつながる保育を目指して、職員育成に注力しています。職員調査において、職員間の関係の良さや相談しやすい環境に対する意見が多数あがっています。
小学校教育へ円滑に接続できるよう近隣幼稚園・保育園・小学校と連携を図り、情報交換に努めて就学を見据えた取り組みに注力しています
小学校教育への円滑な接続に向けて区主催のブロック研修会に園長及び5歳児担任が出席し、近隣の幼稚園・保育園・小学校の職員と意見交換や情報交換をおこなっています。また、交換研修の実施により教員が来園して5歳児の活動に触れる機会や、5歳児担任が小学校に赴いて授業や給食などの様子を見学する機会も積極的に確保しています。小学校1年生の様子をビデオに撮り、5歳児に見せて、小学校に対するイメージをもって、園での生活にも意欲的に取り組めるよう工夫しています。保護者にも見せる機会を作り共に就学を見据えたいと考えています。
法人内で開催される事例発表では毎年度高い評価を得ており、毎年チームで取り組むことで職員間のチームワークも年々向上しています
法人内で年に一度開催される、日々の保育の中で自慢できるものを発表する会(アワードバンケット)に毎年参加しています。これまでも園と良好な関係を築いている地域の産廃業者との関係や子どものやる気が高まる保育、日々の保育で役立ったものを製品化した事例などを発表しています。当園の事例は法人からも高い評価を得ており、毎年最高ランクの賞を受賞しています。年間を通して取り組んだことが法人からも高い評価を得られ、職員のモチベーションも高まっています。毎年チームで取り組むことで、職員間のチームワークの向上にもつながっています。
働きやすい職場環境が整備できていることなどが多くの方に伝わるような工夫なども取り入れ、正規職員の採用が高まることを期待します
人材の確保に向け、園のホームページ内で先輩職員のメッセージを発信して職場のイメージを発信したり、就職活動セミナーへの参加や学校訪問などを通して採用につなげています。現状、中途の採用が多いこともあり、正規職員や新卒者の採用を今後の課題としています。正規職員採用に向けて園としても前向きに取り組んでいますが、例えば、働きやすい職場環境が整備できていることなどが多くの方に伝わるように、都の働きやすい福祉の職場宣言の活用なども一つの方法と考えます。各種の取り組みを通して正規職員の採用が高まることを期待します。
子どもたちが過ごしやすい生活の場として、施設内の整理・整頓をさらに進め、保育環境を整えていくことが期待されます
園舎は築42年で、区立の保育園だった施設をそのまま引き継ぎ、改修しながら大切に使用しています。一方で、収納場所などについての設備面には課題があります。教材や遊具を収納する倉庫などの収納設備が少ない状況下のため、使用していない教材や遊具は保育室の空きスペースや廊下、玄関などに置いています。安全性のさらなる確保の観点から、施設内の整理・整頓を進め、子どもたちが過ごす生活の場として保育環境を整えていくことが期待されます。
事業計画は、重点課題のほかに一年間で取り組む事業内容についても項目を立てて策定していくとよいでしょう
事業計画には園が抱えている重点課題とその対策を簡潔に示してあります。重点課題と対策を明確化している点は評価できますが、園がこの一年間、どのような事業を展開するのかを示す必要もあると思われます。理念・方針に基づく保育内容や園行事、職員体制や職員育成、子育て支援活動、地域交流、避難訓練、給食、健康など、この一年間の取り組む事業内容を項目を立てて策定してみてはいかがでしょうか。また、事業報告書は事業計画書の実施結果の振り返りとして作成することで、どの活動に改善が必要か、より明確になってくると思われます。
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【利用者調査】 通園する全世帯を対象に保護者アンケートを実施しました。調査の概略を記したお知らせを保護者に配布して、協力をお願いしました。
【事業評価】 経営層の自己評価・職員の自己評価集計結果と利用者調査集計結果を分析した上で、訪問調査の方向性を合議で決定しました。訪問調査では経営層・職員に対するヒアリング、書類調査、見学・観察をおこないました。訪問調査終了後、評価者間合議により評価結果をまとめました。
【評価者】 保育所の評価を、複数経験している評価者が中心となって実施しました。
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