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全体の評価講評・コメント 利用者調査と事業評価(組織マネジメント項目・サービス項目)の評価手法

令和2年度 認定こども園
法人名称
学校法人野澤学園
事業所名称
東村山むさしの第一認定こども園
評価機関名称 株式会社 評価基準研究所
評価者 修了者No.H1701016   修了者No.H1501028   修了者No.H1801066   修了者No.H0305043    
評価実施期間 2020年10月1日~2021年3月30日

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全体の評価講評

特によいと思う点
  • 四季の変化を感じることのできる環境が、子どもの遊びの深まりとともに一人ひとりの成長を促し、生活に彩りや豊かさをもたらしている
    子どもたちは、武蔵野の豊かな自然環境を活かした、四季の変化を感じることのできる環境で生活を送っている。日々自然と関わり遊ぶ体験の中で、自然の美しさや不思議さを感受している。また同時にサッカーやドッチボール、二輪車、縄跳び、ブランコなど、思い思いに子どもが遊びに集中できる広さも確保されている。豊かな環境に触発されて、子どもたちも自分のリズムで遊びを展開し、その遊びに興味を持った仲間が集まり、さらに遊びが広がり深まっていく。やりたいことが十分にできる環境が子どもの成長を促し、生活に彩りと豊かさをもたらしている。
  • のびのびとした子どもと保育者の姿が醸し出す保育の佇まいの良さが、園全体の伸びやかで明るい空気感を創り出している
    当園の日常には、子どもと保育者のそれぞれに健やかな姿がある。つまりそれは、遊びを楽しむ要素と生活を営む要素、心にメリハリを利かせながらそれぞれの活動に夢中になる子どもの姿と、それを安らかな気持ちで受け止める保育者の姿だ。園庭で思い思いの遊びに没頭して遊ぶ子どもの姿が見られるのも、その環境の充実ゆえだろう。多彩なカリキュラム活動の中にもゆったりした余裕が感じられるのは、保育者自身も活き活きとした気持ちでいるからだろう。この佇まいの良さが、園全体の伸びやかな空気感となり、園を明るく包みこんでいる。
  • 子ども・職員・保護者、一人ひとりを丁寧に見ることを通して、保育の質を高めつつ子どもの育ちを支え、保護者への支援にもつなげている
    当園の特長的な取り組みとして、スクールカウンセラーによる子どもの観察とそれに基づいた援助がある。配慮が必要な子を把握し、必要な援助を考え、共有し保育に生かしていくものだ。しかしここで特筆したいのは、保護者や職員に対してもカウンセラーによる面談や支援の仕組みがあることだ。配慮が必要な子、相談窓口を必要としている保護者や職員、いわば園に関わる全員を、専門家の力を得て支えているのである。保育の質を高めながら子どもの育ちを支えるこの支援体制は、同時に職員の心のケアもしながら、保護者支援の役割も果たしている。
さらなる改善が望まれる点
  • 学園目標を達成するために、「環境を通した保育」について保育者が具体的に議論し、保育の質の向上につなげていくことを期待したい
    園は学園目標に「物事を自主的に、創造的に考えていく子ども」を掲げている。そのため、当園の正課活動は活動の性質上、大人の指導によるため、子どもの創造性や自発性を引き出す指導の工夫が必要になる。また自由な時間での保育者の子どもへの働きかけにおいては、「どう思う? どうしたい?」など、子どもの自己決定を促す関わりがやや少ないように感じられた。環境を通した保育、子どもの主体性を育む保育について、保育者が具体的に議論し、環境構成を工夫し、目標の実現に向けてさらに保育の質を向上させていくことを期待したい。
  • 学園理念を実現するために、主体性の発揮や自己決定の尊重等、子どもの自律性を支える保育方法について再検証することを期待したい
    当園の学園理念には、「生涯にわたる人格形成の基礎を培う幼児教育」という文言が掲げられている。この理念を実現するためには、どのような教育方法が最適なのかを再検証する必要があるだろう。「人格形成の基礎」には、「主体性の発揮」や「自己決定の尊重」など、子どもの自律性に基づいたアプローチが必要であり、そのためには(保育者の指示ではなく)子どもが自ら考え、選び、行動することができる時間的・人的・空間的な園環境が必須だからだ。まずは室内環境や保育者の関わり等を省察し、保育の質のさらなる向上を目指すことを期待したい。
  • 学園の創立50周年事業に伴う、IT化の強化による事務機能の改善と、それに連動したマニュアルの共有化及び整備が望まれる
    現在、学園の50周年に向けた園舎建て替え工事に伴い、事務・IT関連に不便が生じている。園は現状を、ファイル共有や手引書の整備のための改善の機会と捉え改善努力をしている。現段階ではさまざまなファイルにおいてスムーズな共有のための条件整備に取り組んでいる。資料の生きた活用を目指しているといった状態。一方ハード面に関しては、共有パソコンが増台され改善がなされた。スムーズな情報共有と活用のためのインデックスの見直しなど、保育者が使いやすく、業務の向上につながるような改善を期待したい。

コメント

利用者調査・職員調査は、WEBでの調査を実施し、携帯電話・スマートフォン・パソコンによる回答を中心とし、紙ベース希望者には従来型の紙による回答も可能とした。利用者調査開始時には、調査の趣旨や手法などに関する詳細な説明と個別のID・パスワードを記した案内状を封緘封筒に入れて全家庭に配布し、職員向けにも同様の案内状を配布した。経営層には各標準項目の自己評価を的確に行うための独自資料を提供するなど、事業所向けの配慮も行っている。

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