福祉サービス第三者評価情報 > 評価結果検索 > 評価結果一覧 > 全体の評価講評

全体の評価講評・コメント 利用者調査と事業評価(組織マネジメント項目・サービス項目)の評価手法

令和2年度 認可保育所
次の評価結果を見る>>
法人名称
株式会社スクルドアンドカンパニー
事業所名称
スクルドエンジェル保育園柿の木坂園
評価機関名称 株式会社ふくし・ファーム
評価者 修了者No.H0601051   修了者No.H1901079   修了者No.H1801008    
評価実施期間 2020年8月17日~2021年3月31日

全体の評価講評の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。


全体の評価講評

特によいと思う点
  • 本部スーパーバイザーと職員の距離が近く、保護者からも本社が近く感じられています
    スーパーバイザーは、担当エリア内の園を週1回程度は巡回していますので、保育園の状況把握がしっかりできており、本部も各園の状況を具体的に把握しています。職員の相談や苦情の窓口が、主任、園長、スーパーバイザーといくつもあることで、職員が声をかけやすく、しっかり話を聞いてもらえるので安心感が生じ、離職防止につながっています。園からの要望が本部に届きやすく、本部からの返答も早く返しています。保護者にも本社のスーパーバイザーが積極的に声をかけるので話しやすく、本社を近く感じるので安心感があるとの声が届いています。
  • 保護者のニーズに応えるよう、教育を充実させる取り組みをしています
    利用者調査のコメントに、モンテッソーリ教育、英語などに関心があり本園を選んだとの声があります。この要望に応える体制として、モンテッソーリ教育は専門講師を招くとともに職員も研修を受けています。さらに英語は大手英語教育機関と契約しています。また、食育は企画を栄養士が提案し、保育士、園長、主任と検討しプランを決定し実施しています。栄養士が園児に食に関するお話をして学びの機会を提供しています。すべてを外部委託することなく、園内で栄養士が献立を考え、調理職員が調理しています。
  • 園児が主体的に活動し、様々な表現ができる環境を整備しています
    園内には、ブロック、塗り絵、ままごと、粘土、積み木などのコーナーを設置するとともに、遊具は園児達自身で選べるように工夫しています。また、園児の自主性に関しては、モンテッソーリの「自分の事を自分でしてみようとする力」を大切に出来るよう配慮しています。夕方のプログラムは、園児達が話し合って決める機会も設けています。生活発表会では、園児達の好きなお話を好きな言葉にアレンジして実施しており、猿蟹合戦の台本を自分達で考えてオリジナルのストーりーを作るなどしています。
さらなる改善が望まれる点
  • 地域に向けたイベントの開催や園への招待を行うなど、地域密着型の園運営が期待されます
    園が行っている交流として、お散歩途中で出会う方への挨拶や、近隣保育園の園庭や体育館を借りて一緒に遊んだり、小学校のドッジボール大会へ参加しています。一方、園は、町会との関わりや地域向けのプログラムが不足していると感じています。今後、地域の方々を園に招待し、園を知ってもらうことで、より地域密着型の園運営が期待されます。
  • 外部研修や園内研修の充実を図り、職員がお互いを高めあう風土の構築が期待されます
    法人は研修に注力しており、本部主催研修、園内研修(虐待予防、事故防止、衛生管理)、外部研修(江東区研修)(他団体主催研修、中堅職員、子どもの権利、職員集団作り)、モンテッソーリ活動研修などに参加できるよう職場で配慮しています。一方で、研修で持ち帰ってきたものを園内で共有する点が弱いと園は考えています。今後、外部研修への参加や法人理念の共有に取り組むとともに、お互いが高めあう議論(園内研修)を実施したいと考えています。
  • マニュアルの精度を上げるとともに、より効果的に活用できる環境を整備していくことが期待されます
    法人の理念や目指す保育の方針は、本部から会議でスーパーバイザー、園長に示されて共有されています。また、法人で作成された共通マニュアルのほか、園独自のマニュアルを作成して業務の標準化を図っています。マニュアルは事務室にファイリングされており、職員は分からないことがあった場合にいつでも閲覧することが可能です。園は今後、マニュアルの精度を上げるとともに、マニュアルの一覧表などを作成してより効果的に活用できる体制を整備したいと考えています。

コメント

事前説明には、評価の理解を深めて頂く為、評価の全体像や具体例を用いた判りやすい資料を作成し、丁寧に説明を行いました。事業評価においては、自己評価の事実確認に徹し、第三者性の担保に配慮しました。また、利用者調査および事業評価の集計結果は、独自開発による集計シートを用い、グラフ・表によりわかりやすく報告しました。

サブメニュー