福祉サービス第三者評価情報

評価結果 利用者調査と事業評価(組織マネジメント項目・サービス項目)の評価手法

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令和元年度(2019年度) 放課後等デイサービス
法人名称
特定非営利活動法人わんぱくクラブ育成会
事業所名称
わんぱくクラブ三軒茶屋
評価機関名称 特定非営利活動法人 NPOサービス評価機構

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 1)仲間をつくる
・子ども達は、仲間を意識すること、集団の中で自分の役割を見出すこと、仲間と関わりながら様々な体験をすることで、社会性を身につけていきます。わんぱくで、たくさんの信頼できる仲間・安心できる場所に出会うことで、誰もが自分自身の生活の主人公になれると考えています。
2)遊びで育つ
・子どもの内にあるやってみたい気持ちを丁寧に拾い、実現できるように道を作り、新しい遊びの種を育てます。このプロセスを通して、自分で考える、自分で決める、と言う大切な力を身につけて行きます。遊びは子ども達の成長を支える大切なj時間です。わんぱくでたっぷりと遊ぶ時間を持って幸せな子ども時代を過ごし、それが人生を通して豊かに生きることにつながることを願っています。  
3)豊かに生きる
・成人の余暇活動、生活支援、相談支援で、「遊び」「仲間」を通して育まれた力で、豊かな生活を実現します。
4)地域をつくる
・私たちは、利用者だけでなく、スタッフ、保護者、関わる人達すべてが仲間となって、地域に仲間の輪を広げていくこと、そして、誰もが生き生きと笑顔で生活できる地域(社会、まち)を創ることを目指します。     
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割 1)人生の尊厳を大切にする  
2)個性・主体性の尊重する
3)人権を擁護する       
4)社会へ参加する
5)専門的な支援をする     
6)地域社会へ貢献する 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) ・子どもを慈しみ、愛情深く接する。多様性を認め、相手を尊重する。
・障害の有無に関わらず、子ども達が長い人生を過ごす上で必要な力を学童期に身に付けられるよう、様々な体験を大切にする。
・1つの視点だけではなく、多角的に子どもの姿を捉え、かつ長期的な時間軸を意識しながら、子どもの育ちを保障する。
・全体を見渡す力を持ち、集団の中での子どもの行動を正確に捉える。
・子どもにとっての安全基地になりつつ、危険な場面では的確に伝える術を持つ。
・危機管理能力を高く持ち、様々なリスクに対応すると共に、それらを未然に防止する取り組みを行う。 

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • 子どもが興味や関心を持った遊びの実現を通して、個々の子どもの発達を支援している
  • 異年齢の少人数グループの班活動を取り入れ、子ども達同士の関わりを支援すると共に、社会性の習得も目指している
  • 夕食会(月1回)を実施し、皆でつくり食べる楽しみを味わうと共に、食事をする上で必要な動作を経験し、社会スキルの獲得を支援している
さらなる改善が望まれる点
  • 個別支援計画の評価・見直し時に、その根拠となるような個人記録の書き方についての工夫を期待したい
  • 事業継続計画の策定を含め、災害時に備えた取り組みのさらなる充実が望まれる
  • 高校生に向けては、工場見学などの社会参加を通して働くことへの意識づけを図るなど、その活動の工夫を期待する

事業者が特に力を入れている取り組み 詳細はこちらから

 地域への障害理解を進め、誰もが生き生きと暮らせる地域づくりに取り組んでいる

 経験豊富な職員が多く、チームワークでもって、利用児の発達を支援している

 身体を使って遊ぶことや外遊びなどを積極的に取り入れている

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:調査時に通所している利用者全員。
  • 調査方法:アンケート方式  
    評価機関からの調査のお願い文書、調査票、返信用封筒を施設側へ送付し、施設側で利用者個々に配布していただき、返信用封筒を使って保護者から直接弊機関へ送付していただいた。
  • 利用者総数: 19人
  • 共通評価項目による調査対象者数: 19人
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 15人
  • 利用者総数に対する回答者割合(%): 78.9%
  • 調査項目: 共通評価項目
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
15/19
1.事業所での活動は楽しく、興味の持てるものとなっているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
2.事業所での仲間との関わりは楽しいか
はい
80%
どちらともいえない
20%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
3.職員は、話し相手や、相談相手になってくれるか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
4.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
93%
どちらともいえない
7%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
5.職員の接遇・態度は適切か
はい
80%
どちらともいえない
13%
いいえ
7%
 
無回答・非該当:0%
6.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
93%
どちらともいえない
7%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
7.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
67%
どちらともいえない
27%
無回答・非該当
7%
 
いいえ:0%
8.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
はい
93%
どちらともいえない
7%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
9.子どものプライバシーは守られているか
はい
80%
どちらともいえない
13%
無回答・非該当
7%
 
いいえ:0%
10.個別の計画作成時に、子どもや家族の状況や要望を聞かれているか
はい
87%
どちらともいえない
13%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
11.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
93%
どちらともいえない
7%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
12.子どもの不満や要望は対応されているか
はい
80%
どちらともいえない
20%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
13.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
53%
どちらともいえない
33%
無回答・非該当
13%
 
いいえ:0%
評点のレーダーチャートを表示する

組織マネジメント分析結果     ←クリックすると詳細が表示されます。

サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/4
  1.子どもや保護者等に対してサービスの情報を提供している
子どもや保護者が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している子どもや保護者の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している子どもや保護者の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • 法人のホームページや発行している季刊誌などで情報提供している
  • 行政や関係機関などと連携し、情報交換している
  • 見学は可能な限り、見学者の意向に合わせて受け入れて、親子で来てもらっている
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/7
  1.サービスの開始にあたり子どもや保護者に説明し、同意を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を子どもや保護者の状況に応じて説明しているサービス内容や利用者負担金等について、子どもや保護者の同意を得るようにしているサービスに関する説明の際に、子どもや保護者の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、子どもの支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービス利用前の生活をふまえた支援を行っているサービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 契約時に契約書と重要事項説明書でサービス内容を読み上げて説明し同意を得ている
  • 通所当初はマンツーマンに近い形で傍にいて、子どもに必要と思われる支援をしている
  • 法人内の成人グループに移る場合には、職員間で引き継ぎをしている
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
11/11
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している子ども一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.子どもや保護者の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
計画は、子どもや保護者の希望を尊重して作成、見直しをしている計画を子どもや保護者にわかりやすく説明し、同意を得ている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.子どもに関する記録が行われ、管理体制を確立している
子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、子どもに変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • 子どもの心身状況や生活状況などの支援に必要な情報を収集し、記録している
  • 保護者アンケートや保護者面談を実施して、個別支援計画を作成している
  • 職員は毎日打ち合わせや終礼を実施して、子どもに関する情報を共有している
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
26/26
  1.個別の支援計画に基づいて子ども一人ひとりの発達の状態に応じた支援を行っている
個別の支援計画に基づいた支援を行っている子どもの特性に応じて、コミュニケーションのとり方を工夫している関係機関(教育機関、福祉関係機関、医療機関等)と連携をとって、支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 子どもの様子を確認し合い、個々の状態に応じた支援をしている
  • 子どもの特性に応じて、コミュニケーションの取り方を工夫している
  • 途切れのない支援を目指し、支援会議に参加し、関係機関と連携している
  2.【食事の支援がある事業所のみ】子どもが食事を楽しめるよう支援を行っている
食事時間が楽しいひとときとなるよう環境を整えている子どもの状態やペースに合った食事となるよう、必要な支援(見守り、声かけ、食の形態や用具の工夫等)を行っている子どもが安全に食事をとれるよう取り組みを行っている食物アレルギーや疾患等については、医師の指示に従い、対応している食についての関心を深めるための取り組みを行っている子どもの状況をふまえ家庭での食事について助言を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 班活動の中で話し合っておやつのメニューを決め、楽しくおやつを食べている
  • 子どもの状態に合わせたおやつや食事に気を配り、安全に食べられるようにしている
  • 月1回は夕食会を実施して、家族ではない人たちと食事に必要な経験をして食べている
  3.子ども一人ひとりの状況に応じて生活上で必要な支援を行っている
身の回りのことは自分で行えるよう、必要な支援を行っている基本的な生活習慣や社会生活上のルール等 (あいさつ、マナー、交通ルール等)を身につけられるよう支援を行っている集団活動を取り入れるなど、子どもの心身の発達や社会性が育つよう支援を行っている一人ひとりの有する能力を活かせるよう個別のプログラムを実施している送迎は、子どもと保護者等の状況に応じて送迎方法を検討し、行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 子どもが身の回りのことを自分でやろうとする気持ちを育んでいる
  • 社会スキルやマナーの獲得を支援している
  • 班活動や集団活動をして、仲間とすることの楽しさを経験できるようにしている
  4.子どもの健康を維持するための支援を行っている
子どもの健康状態について、保護者や医療機関等から必要な情報を収集している子どもの状態に応じた健康管理を行い、体調変化に速やかに対応できる体制を整えている
【講評】 詳細はこちら
  • 子どもの健康状態について、保護者から情報をもらい、把握して支援している
  • 緊急連絡先やかかりつけ病院を把握して、体調の変化に対応できる体制を整えている
  5.子どもの主体性を尊重し、施設での生活が楽しく快適になるような取り組みを行っている
日常生活の支援は子どもの主体性を尊重して行っている子どもが安心して活動できるよう、状況に応じて室内の環境を工夫している子どもの状況や希望に沿って、多様な体験ができるようにしている子どもの状況に応じて利用日や利用時間を設定している
【講評】 詳細はこちら
  • 子どものやろうと思う気持ちに寄り添い、可能な限り実現させるようにしている
  • 好きなもので遊べて、安心できる居場所を提供している
  • お楽しみ会や水族館・博物館見学、誕生会などの行事、買い物体験などを取り入れている
  6.家族との交流・連携を図り支援を行っている
子どものサービス提供時の様子や家庭での普段の様子を家族と情報交換し、支援に活かしている家族の意見や要望を活かした支援を行っている家族の状況に配慮し、相談対応や支援を行っている子どもや家族に合った療育方法等について助言している
【講評】 詳細はこちら
  • 子どもに関する情報を送迎時に口頭で、あるいは連絡帳で伝えて共有している
  • 保護者から寄せられる情報や意見などは職員間で共有し、活かして支援している
  • 保護者の療育方針を尊重して対応し、意見を求められた時には助言をしている
  7.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
地域の情報を収集し、子どもの状況に応じて提供している必要に応じて、子どもが地域の資源を利用し、多様な体験や交流ができるよう支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 地域の商店や展望台、公園などに買い物や散歩などに出掛けている
  • 地域の商店街や住民の方々の協力を得て、お祭りやコンサートなどを開催している
  • 区主催の「ふれあいフェスタ」に積極的に参加している
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
6/6
  1.子どものプライバシー保護を徹底している
子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、子どもや保護者の同意を得るようにしている日常の支援の中で、子どものプライバシーに配慮した支援を行っている子どもの羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、個人の意思を尊重している
日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(子どもが「ノー」と言える機会を設けている)子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている施設内の子ども間の暴力・いじめ等が行われることのないよう組織的に予防・再発防止を徹底している
【講評】詳細はこちら
  • 個人情報の取り扱いについて説明し、同意を得ている
  • 子どものプライバシー保護や羞恥心への配慮をしている
  • 強制的な働きかけはせず、子どもが自分の意志で選択しやすい選択肢を設けている
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や子ども・保護者等からの意見や提案を反映するようにしている
【講評】詳細はこちら
  • 法人共通のマニュアルや事業所独自の手順書などを作成している
  • 職員や保護者から寄せられる意見を検討して、よりよい支援ができるように見直している
  • さまざまな研修に参加し、職員の支援の幅を広げている
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
評価者 修了者No.H0201035   修了者No.H1401004   修了者No.H1501022    
評価実施期間 2019年11月1日~2020年3月30日

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