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評価結果 利用者調査とサービス項目を中心とした評価手法

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令和02年度(2020年度) 就労継続支援B型
法人名称
社会福祉法人ネット
事業所名称
十二月
評価機関名称 一般社団法人 Ricco lab.

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 1)利用者の意向を尊重し、多様なサービスが総合的に提供されるよう創意工夫する
2)利用者が個人の尊厳を保ちつつ、自立した生活が地域社会において営むことができるよう支援する
3)事業を確実、効果的かつ適正に行うため、自主的にその経営基盤の強化を図る
4)提供する福祉サービスの質の向上を図る
5)事業経営の透明性の確保を図り、地域社会の推進に努める 
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割 利用者の声に耳を傾けることができる人材、利用者が不自由と感じていることを察知し解決に導こうとする姿勢を持ち合わせていること。また、職員全員が同じ方向を向いて利用者支援ができる人材であること。 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) 利用者と真摯に向き合って支援ができることを期待しています。また、利用者支援がスムーズにいくよう信頼関係を築けることを期待しています。 

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • 利用者間、職員と利用者間でさりげない会話が多く、交流が豊かでありアットホームな雰囲気が事業所の特長であり通所の楽しみとなっている
  • 高齢化が進み多様な障害を持つ利用者が多い中で職員は利用者個々の不自由さを察知し、個々思いに寄り添った支援を行っている
  • 庭で野菜を育てたり近隣住民の野菜の提供により季節感溢れる献立を日々提供しており、食事は利用者の楽しみとなっている
さらなる改善が望まれる点
  • 支援ニーズを客観的に把握するためのアセスメント表の作成、目標に沿ったケース記録のあり方について検討が進むことに期待したい
  • 利用者の安全管理に向けた危機管理マニュアルの作成及びヒヤリハット等により事故予防への意識向上に期待したい

事業者が特に力を入れている取り組み 詳細はこちらから

 季節の野菜を使った献立作りと利用者の状態に合わせた健康指導に力を入れている

 販路の開拓に力を入れ高齢化に対応した仕事を探し新製品の開発にも取り組んでいる

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:利用者全員
  • 調査方法:アンケート方式  
    アンケート方式
  • 利用者総数: 23人
  • 共通評価項目による調査対象者数: 23人
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 22人
  • 利用者総数に対する回答者割合(%): 95.7%
  • 調査項目: 共通評価項目
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
22/23
4~17は選択式の質問のため、該当項目のみ掲載しています。
1.利用者は困ったときに支援を受けているか
はい
86%
無回答・非該当
9%
 
どちらともいえない:5%  
いいえ:0%
2.事業所の設備は安心して使えるか
はい
86%
 
どちらともいえない:5%  
いいえ:5%  
無回答・非該当:5%
3.利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか
はい
86%
どちらともいえない
9%
 
いいえ:5%  
無回答・非該当:0%
16.【就労継続支援B型】
事業所での活動が働くうえでの知識の習得や能力の向上に役立っているか
はい
77%
いいえ
9%
無回答・非該当
9%
 
どちらともいえない:5%
17.【就労継続支援B型】
工賃等の支払いのしくみは、わかりやすく説明されているか
はい
64%
どちらともいえない
14%
いいえ
9%
無回答・非該当
14%
18.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
77%
どちらともいえない
18%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:5%
19.職員の接遇・態度は適切か
はい
86%
 
どちらともいえない:5%  
いいえ:5%  
無回答・非該当:5%
20.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
91%
 
どちらともいえない:5%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:5%
21.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
73%
どちらともいえない
18%
無回答・非該当
9%
 
いいえ:0%
22.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
はい
73%
どちらともいえない
18%
 
いいえ:5%  
無回答・非該当:5%
23.利用者のプライバシーは守られているか
はい
73%
どちらともいえない
18%
無回答・非該当
9%
 
いいえ:0%
24.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか
はい
68%
どちらともいえない
14%
無回答・非該当
18%
 
いいえ:0%
25.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
64%
どちらともいえない
18%
無回答・非該当
14%
 
いいえ:5%
26.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
68%
どちらともいえない
23%
 
いいえ:5%  
無回答・非該当:5%
27.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
23%
どちらともいえない
14%
いいえ
50%
無回答・非該当
14%
評点のレーダーチャートを表示する


サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/4
  1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • ホームページ、SNSでタイムリーな情報提供を行っており、問い合わせが増えている
  • リーフレットを近隣のクリニックや市役所に配布し、事業所の存在を広く知らせている
  • 見学時には紹介者の同行を依頼し、紹介者にも事業所への理解を深めてもらっている
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/7
  1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明しているサービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしているサービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービス利用前の生活をふまえた支援を行っているサービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 約3か月体験期間を設け、利用者と事業所とのマッチングを確認している
  • 事業所に慣れるまでは通所のペースを緩やかにし途中退所とならないよう配慮をしている
  • 入院等で退所になる利用者には全員で色紙を書いて励まし、家族への声かけを大切にする
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
8/10
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • 利用者の基本情報や希望等は「個別面談表」で把握し、個別支援計画に反映させる
  • 生活環境やADL等を客観的に評価するためのアセスメント表の作成が期待される
  • 支援目標に沿った記録の書き方については職員間で共有する必要があると思われる
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
23/23
  1.個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている
個別の支援計画に基づいて支援を行っている利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している周囲の人との関係づくりについての支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 障害を持つ利用者に対しその人の想いを察知し尊重した対応に努めている
  • 手話や筆談、わかりやすい言葉等、障害特性に応じたコミュニケーションをとっている
  • コロナ禍のため地域の祭りや展示販売の機会が減少し周辺住民との交流が減少している
  2.利用者が主体性を持って、充実した時間を過ごせる場になるような取り組みを行っている
利用者一人ひとりの意向をもとに、その人らしさが発揮できる場を用意している事業所内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている【食事の提供を行っている事業所のみ】<BR>利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】 詳細はこちら
  • 主な作業は陶芸、手芸、下請け作業であり、利用者の希望を尊重した配置としている
  • 手洗いの励行やマスク着用等について日常的に注意喚起を行い、意識向上を図っている
  • 安価で季節野菜の多い多彩な献立が用意され、多くの利用者の楽しみとなっている
  3.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている【利用者の薬を預ることのある事業所のみ】<BR>服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】 詳細はこちら
  • 朝の会で挨拶を行う様子を観察し利用者の当日の健康状態を察知するようにしている
  • 誤嚥防止に向けた口腔体操の実施や服薬管理の方法等、検討することが望まれる
  • 緊急時の対応に備え、受診に必要な連絡先等について緊急時対応用名簿を整備している
  4.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者の意思を第一に考え、尊重しているため家族との連絡の機会は多くはない
  • 広報紙「杜のなかま」を発行し、利用者の活動や行事内容が写真入りで紹介している
  • 施設長は家族との面会の機会を持つ必要性を感じており、今後の検討が待たれる
  5.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • イベントが軒並み中止のため限られたイベントに参加し、作品の販売等を行っている
  • 新型コロナウイルス感染症対策による利用者の安全策を重視した対策を講じている
  12.【就労継続支援B型】就労の機会の提供や、知識の習得及び能力向上のための支援を行っている
自発的に働きたいと思えるような取り組みを行っている働くうえで、利用者一人ひとりが十分に力を発揮できるよう支援を行っている工賃等のしくみについて、利用者に公表し、わかりやすく説明している受注先の開拓等を行い、安定した作業の機会を確保できるよう工夫している商品開発、販路拡大、設備投資等、工賃アップの取り組みを行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 陶芸、手芸等の作業は利用者のペースで楽しみながら行うことを大切にしている
  • 障害があっても作業を行いやすいよう自助具や分かり易い作成マニュアルを用意している
  • 多くの利用者は社会参加やリハビリを目的とし、利用者同士の交流を楽しんでいる
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.利用者のプライバシー保護を徹底している
利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 今年度改めて全利用者に個人情報の取扱いを説明し「個人情報提供同意書」を得ている
  • 必要時には同性介助、周囲に聞こえない静かな声かけ等、さりげない介助を心がけている
  • 喫煙や飲酒などの生活習慣に対しミーティング等で健康面への助言を行っている
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
3/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
【講評】詳細はこちら
  • 作業マニュアルは大きな文字で見本を挟み込むなど利用者が理解しやすい配慮をしている
  • 安全管理に関する事項は優先順位を定めてマニュアル作成を進めることが求められる
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
評価者 修了者No.H0201062   修了者No.H1302002    
評価実施期間 2020年7月7日~2021年2月9日

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