評価機関としての調査結果
調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
昼食時前後の職員と利用者への対応について選択した。昼食の用意ができたことを知らせ、利用者が着席すると職員が声をかけ、全員で嚥下の体操を含め軽く体を動かした。配膳が済むと一人の利用者の「いただきます」の声に合わせて全員が食べ始めた。職員の介助や見守りを受け、利用者は一人ひとり自分のぺースで食べていた。利用者の一人がせき込み始め不安そうな様子を見せ、片手を差し伸ばしていると、職員はそっと近づき、その手を握ると、利用者も握り返して落ち着いた安堵の様子を見せた。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
職員はこの利用者が不安になると何か助けを求めるように手を伸ばすことが分かっているようで、すぐに無言でそっと手を握り、「大丈夫」というサインを送った。利用者もそれに応えるように軽く握り返していた。利用者は困った時にはいつもそうしてもらっているようで、安心した様子を見せ、落ち着きを取り戻して食事を続けていた。
「評価機関としての調査結果」に対する事業者のコメント
介護者の行動としては、日常的によく見られる行動(対応)であり、ごく自然な振る舞いであると承知しています。「利用者がその有する能力に応じた日常生活を営むことができるようにする」ためには、介護者が必要以上に存在感を示すことは慎むべきであると考えており、その考えが発露した行動の一形態であると理解しています。また、介護者においても利用者の安心を念願しての行動であり、第三者が客観的に上記の所感を抱いたという事であれば、自らの行動に対して、安堵や自信につながると考えています。
1.家族への情報提供はあるか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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2.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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3.職員の接遇・態度は適切か |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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4.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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5.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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6.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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7.利用者のプライバシーは守られているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
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8.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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9.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
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10.利用者の不満や要望は対応されているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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11.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか |
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