評価機関としての調査結果
調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
10時半、スタッフから「さて、今日のお昼は何にしますか?」と投げかけると「何があるの?」「店長に任せるよ」と皆の視線がスタッフへ。「麺が色々あって…焼そばかそうめんか…」と促すが返答なく、再度個々に聞き『野菜たっぷり焼そばとスープ』に決定。以降、スタッフがご利用者の能力に応じ「人参切ってもらえますか?」「(しめじ)こうやってほぐせる?」等と作業を割振りながら進行。ホットプレートで具材を炒めるスタッフの眼鏡が曇り「見て~」と笑いを誘うと、隣の〇様が笑いながら置かれた眼鏡を手に取りティッシュで曇りを拭いていた。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
1人のスタッフで6名のご利用者の注目を集め、皆に「お願い」する前の下準備を素早く行いながらも、表情は笑顔で言葉はやさしく丁寧に関わられており、作業を進める中に「皆で作っている雰囲気」や「平等性」を大切にしている姿と、ご利用者同士で「切れる?」と声をかけたり…ウトウトしている方も責められることはなく…スタッフの眼鏡をすっと手に取り拭き始め笑いあったりなど、自然な一体感を感じると共に、「介護の質の高さ」と、それによりご利用者の「安心感」が生まれていることを感じました。
「評価機関としての調査結果」に対する事業者のコメント
せっかくの食事です。絶対に皆で作り、食べたほうが美味しいはずです。たまには失敗もありますが、それも笑い話に変えて楽しく調理をしています。調理も、ただ切って頂く、作業マシーンではなく、味付けもして頂いています。
麻痺等で調理が出来にくい入居者さんには、洗濯物を干して頂く等をして頂き、なるべく、私だけがやっている、あの人は何もしていないと見えてしまう事を防ごうと日々考えています。
しかし、現実は毎日が上記のように行くとは限らないのが現実です。職員の力量により変化していく物=職員の質を上げる=入居者の良い支援につながる=職員のコミュニケーションが大事だと思っています。
独りよがりにならず、職員さんに頼れる所は頼り、主任自ら楽しい姿を見せる事で、「あぁ。私も主任やってみたいなぁ」と思える姿を見せて行きたいなと思っています。
出来ない理由を考えるのではなく、どうすれば出来るようになるかを考える方が楽しいと思います。=入居者さんと一緒に色々な事をやり、経験する。その結果、自然な一体感を感じると共に、「介護の質の高さ」が生まれてくるのかなと思います。
「なぜ」を大事にしてくことも大事だと思います。
1.家族への情報提供はあるか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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2.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか |
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3.職員の接遇・態度は適切か |
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4.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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5.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか |
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6.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか |
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7.利用者のプライバシーは守られているか |
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8.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか |
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9.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか |
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10.利用者の不満や要望は対応されているか |
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11.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか |
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