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評価結果 利用者調査と事業評価(組織マネジメント項目・サービス項目)の評価手法

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令和元年度(2019年度)
多機能型事業所        
就労移行支援
就労継続支援B型
法人名称
社会福祉法人日本視覚障害者職能開発センター
事業所名称
東京ワークショップ
評価機関名称 一般社団法人 医療福祉総合支援センター

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 1)視覚障害者の職業を開発し、訓練と支援を行い社会参加の促進を図る。
2)利用者の意向を尊重し、多様な福祉サービスが総合的に提供されるよう創意工夫をする。
3)利用者の個人の尊厳を保持しつつ、自立した生活を地域社会において営むことが出来るよう支援する。  
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割 視覚障害の利用者の意向を尊重し、多様な福祉サービスを総合的に提供できる人材とそれを担う役割 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) 全国で数少ない視覚障害者の事務系就労を支える施設職員として、就労の場の提供と就労移行支援の取り組みへの使命感  

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • 就労移行支援事業では多様なプログラムが充実して毎年多くの利用者が就職し、B型事業では類まれな技術で高い工賃の支給を可能にしている
  • 健康維持、診療を受けることの体制が整っており、利用者は生活習慣の見直しや健康チェックも出来て就労のための支援を受けている
  • 視覚障害者へ提供される個別の就労支援サービスの品質をマネジメントするために事業所全体で組織的な取り組みを行っている
さらなる改善が望まれる点
  • 平成26年に策定した長期計画が実態に合わなくなっているので、見直すと共に3か年の中期計画を立てて毎年見直しを図ることが望まれる
  • モニタリングシートという素晴らしいシステムがまだ活かしきれておらず、利用者との定期的な面談でのより効果的な活用が期待される
  • 視覚障害者の職場適応支援に対応するための取り組みに対する今後の発展と職場適応及び継続支援サービスの拡充を期待したい

事業者が特に力を入れている取り組み 詳細はこちらから

 経営層が率先してジョブコーチの資格を取得し公務員試験対策座の継続に結び付けている

 モニタリングシートを使って様々な面で活用され、利用者の支援に役立てられている

 入力の訓練と視覚障害者用のソフトを活用し、事務職の職域を拡張して需要に応えている

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:調査対象の利用者は、男性80名、女性52名、合計132名であり、平均年齢は44歳であった。平均利用期間5年であった。
  • 調査方法:アンケート方式  
    郵送でのアンケート調査は、事業所から配付を行い、評価機関が直接回収したものと、郵送で当機関まで送ってもらった。3日間の聞き取り調査は、朝10時から昼食を挟んで、午後の16時まで実施した。また、施設見学や職員によるサービス提供の様子を観察した
  • 利用者総数: 132人
  • 共通評価項目による調査対象者数: 132人 (アンケート方式107人 聞き取り方式25人)
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 79人 (アンケート方式58人 聞き取り方式21人)
  • 利用者総数に対する回答者割合(%): 59.8%
  • 調査項目: 共通評価項目
    サービス毎の利用者総数
      利用者総数 共通評価項目による
    調査対象者数
    共通評価項目による
    調査の有効回答者数
    利用者総数に対する
    回答者割合
    就労移行支援 91人 91人 58人 63.7%
    就労継続支援B型 41人 41人 21人 51.2%
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
79/132
就労移行支援 有効回答者数/利用者総数
58/91
就労継続支援B型 有効回答者数/利用者総数
21/41
4~17は選択式の質問のため、該当項目のみ掲載しています。
1.利用者は困ったときに支援を受けているか
はい
86%
どちらともいえない
8%
 
いいえ:3%  
無回答・非該当:4%
2.事業所の設備は安心して使えるか
はい
80%
どちらともいえない
20%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
3.利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか
はい
70%
どちらともいえない
25%
 
いいえ:4%  
無回答・非該当:1%
11.【就労移行支援】
事業所での活動が就労に向けた知識の習得や能力の向上に役立っているか
はい
93%
 
どちらともいえない:5%  
いいえ:2%  
無回答・非該当:0%
12.【就労移行支援】
職場見学・職場実習等の、事業所外での体験は充実しているか
はい
24%
どちらともいえない
40%
いいえ
7%
無回答・非該当
29%
13.【就労移行支援】
工賃等の支払いのしくみは、わかりやすく説明されているか
はい
10%
無回答・非該当
84%
 
どちらともいえない:3%  
いいえ:2%
16.【就労継続支援B型】
事業所での活動が働くうえでの知識の習得や能力の向上に役立っているか
はい
71%
どちらともいえない
14%
無回答・非該当
10%
 
いいえ:5%
17.【就労継続支援B型】
工賃等の支払いのしくみは、わかりやすく説明されているか
はい
38%
どちらともいえない
19%
いいえ
29%
無回答・非該当
14%
18.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
66%
どちらともいえない
25%
いいえ
8%
 
無回答・非該当:1%
19.職員の接遇・態度は適切か
はい
86%
どちらともいえない
9%
 
いいえ:3%  
無回答・非該当:3%
20.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
76%
どちらともいえない
11%
無回答・非該当
8%
 
いいえ:5%
21.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
44%
どちらともいえない
20%
いいえ
9%
無回答・非該当
27%
22.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
はい
75%
どちらともいえない
14%
いいえ
8%
 
無回答・非該当:4%
23.利用者のプライバシーは守られているか
はい
84%
どちらともいえない
9%
 
いいえ:4%  
無回答・非該当:4%
24.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか
はい
72%
どちらともいえない
14%
いいえ
6%
無回答・非該当
8%
25.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
63%
どちらともいえない
22%
いいえ
9%
無回答・非該当
6%
26.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
65%
どちらともいえない
22%
いいえ
9%
 
無回答・非該当:5%
27.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
56%
どちらともいえない
19%
いいえ
19%
無回答・非該当
6%
評点のレーダーチャートを表示する

組織マネジメント分析結果     ←クリックすると詳細が表示されます。

サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/4
  1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • 殆どの利用者はパソコンを利用して、事業所の情報が把握できるようになっている
  • 利用者の特性に合わせた電子媒体にして、情報入手に不便さを感じないよう対応している
  • センター入所に当たり、個別に各々の能力に合った対応をした相談を受けている
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/7
  1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明しているサービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしているサービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービス利用前の生活をふまえた支援を行っているサービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • サービスの開始時に契約書、重要事項の重要ポイントを必ず職員が読み上げて説明する
  • モニタリングシートという様式を使って個別にその人の能力に合わせた支援が行われる
  • サービス終了後も利用者のアフターフォローの充実に努めている
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
10/10
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • モニタリングシートを使ったモニタリングの結果を公正に評価して次につなげている
  • 利用者個々の記録が残され、記録を基に支援計画が見直される仕組みが作られている
  • 継続した均一のサービス提供が出来るように共有フォルダーが利用されている
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
29/29
  1.個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている
個別の支援計画に基づいて支援を行っている利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している周囲の人との関係づくりについての支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者一人ひとりのニーズに合わせた個別支援計画を立て訓練に繋げている
  • 個人個人の障害特性に合わせた工夫を凝らし、より良い環境づくりに努めている
  • グループワークを通してコミュニケーションを図る人間関係づくりを目指している
  2.利用者が主体性を持って、充実した時間を過ごせる場になるような取り組みを行っている
利用者一人ひとりの意向をもとに、その人らしさが発揮できる場を用意している事業所内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている【食事の提供を行っている事業所のみ】<BR>利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】 詳細はこちら
  • 個々の要求に応えるべく就労支援や作業等の提供を行い、働く機会を増やしている
  • 利用者の意向を反映させるべく、利用者朝礼や自治組織からの意見に耳を傾けている
  • 視覚障害の特性に配慮した作業環境の工夫で安心・安全な生活が出来るよう努めている
  3.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている【利用者の薬を預ることのある事業所のみ】<BR>服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】 詳細はこちら
  • 近隣のクリニックと提携の上、定期健康診断を行い利用者の健康維持に配慮している
  • 家族、医師等から健康状態の情報を必要に応じ入手し、日々の対応に注意している
  • 利用者の健康管理が生活改善にもつながると、一人ひとりの健康に注意を払っている
  4.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】 詳細はこちら
  • 本人の意向に応えるだけでなく、家族の心配ごとの相談にも丁寧な対応に心掛けている
  • 情報発信の手段としてセンター便りの発行や家族への連絡も欠かさないようにしている
  • 利用者支援サービスの充実化を図る上で、職員の業務の見直しが期待される
  5.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 地域との連携を密にし情報の収集に努め、利用者も地域の活動に積極的に参加している
  • 視覚障害者を支援する地域関係機関連絡会からの情報を得て、利用者支援に努めている
  • 四施設連絡会で開催される勉強会に参加し、最新の情報を得るようにしている
  10.【就労移行支援】就労に向けて、必要な知識の習得や能力向上のための訓練等の支援を行っている
利用者が働く意欲を持てるような取り組みを行っているサービス期間内に就労に結びつくことができるよう工夫している生活リズムや社会人としてのマナーの習得等の就労に向けた支援を行っている就労に向けた職場見学や実習等、実際に職場にふれる機会をとりいれた支援を行っている就労支援機関と密接な連携をとり、利用者が力を発揮できる就労先に結びつくよう支援を行っている就労後も利用者一人ひとりに応じて職場定着等の支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者との契約期間内に一人でも多く就労できるような支援を行っている
  • 就職活動対策講座を実施し、より現場に近い状況を知ってもらうようにしている
  • 就労支援の専門家によるより一層の充実したサービスの提供が期待される
  12.【就労継続支援B型】就労の機会の提供や、知識の習得及び能力向上のための支援を行っている
自発的に働きたいと思えるような取り組みを行っている働くうえで、利用者一人ひとりが十分に力を発揮できるよう支援を行っている工賃等のしくみについて、利用者に公表し、わかりやすく説明している受注先の開拓等を行い、安定した作業の機会を確保できるよう工夫している商品開発、販路拡大、設備投資等、工賃アップの取り組みを行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 難易度による作業区分が設けられたモニタリングシートが利用者のやる気を起こしている
  • モニタリングシートを使った評価が、利用者全員に行き渡ることが望まれる
  • 安定した受注先として官公庁の受注に努め仕事量の安定化を図っている
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.利用者のプライバシー保護を徹底している
利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 視覚障害者の特性に配慮したプライバシーを保護に関する取り組みがなされている
  • 個人の意志と権利を守るために規定整備しセルフチェックシートを用いて管理している
  • 就職活動に関係する対外的な個人情報の管理と利用者の権利擁護の拡充を期待したい
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
【講評】詳細はこちら
  • 利用者の個別のニーズと適性を吟味して最適なサービスを提供できるよう工夫している
  • 利用者の経過を把握し、必要に応じコースを変更するなどして目的の達成を支援している
  • チームアプローチによる一体的な取り組みによってサービスの品質の標準化に努めている
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
評価者 修了者No.H1002039   修了者No.H0802040   修了者No.H1201059   修了者No.H1202053   修了者No.H1401041    
評価実施期間 2019年10月31日~2020年3月1日

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