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評価結果 利用者調査とサービス項目を中心とした評価手法

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令和元年度(2019年度) 小規模多機能型居宅介護(介護予防含む)
法人名称
社会福祉法人恩賜財団東京都同胞援護会
事業所名称
原町小規模多機能居宅介護センター
評価機関名称 特定非営利活動法人 福祉経営研究会(令和2年3月31日迄の評価機関)

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 1)やさしさを起点とした豊かな介護を目指し、ご利用者の安全・やすらぎ・尊厳を保証します
2)ご利用者のための質の高いサービスを実現します
3)地域に根差した事業所となり、共に支え合って生きる地域の街づくりに貢献します
4)透明で開かれた事業所を目指します
5)国際的な視野の下で優れた介護を実現するよう行動します 
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割 1.利用者の尊厳と自己実現のため敬意をもって接し、やさしさのある対応ができること
2.認知症、身体障害などの利用者個々に異なる状況に対応するため、高いスキルをもつこと
3.介護はチームワークであることを念頭に優れたチーム貢献が出来ること 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) 1.組織的に施設改革を進めること。多様な職種の異なる職場を有している強みを活かし、多様な職種のスペシャリスト、
 またはゼネラリストとして活躍できること
2.施設の課題を共有し、職員一人ひとりが改革を担うプロとしての自覚を持ち、組織的に問題解決にあたる積極性をもつこと 

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • ケアプランの作成では家族の不安や困りごとを聴き、十分に話し合うことで利用者本位の計画となるようにしている
  • 「訪問」「通い」「泊まり」が連続性のある支援となるよう、職員間で連携をとりながら情報を共有し随時検討会を行なっている
  • 複合施設の中で共同した災害対策と共に、事業所独自の対策にも取り組んでいる
さらなる改善が望まれる点
  • 個人情報の取り扱いに関して「個人情報使用同意書」で同意をとっているが、写真などの利用についても書面での確認が望まれる
  • 訪問サービスでの合鍵や金銭の取扱いについて、事業所の基本方針を業務マニュアルなどにより明確にし、職員への周知徹底が望まれる
  • サービスの利用について理解を広げるための情報提供・発信への取り組みに期待したい

事業者が特に力を入れている取り組み 詳細はこちらから

 利用者・家族との関係づくりを通して必要なサービスを柔軟に提供できるようにしている

 様々な活動を通して利用者の意欲を引きだし、快適に過ごせるよう環境づくりをしている

 職員が積極的に町会活動の役割を担い、地域との良好な関係づくりを進めている

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:利用者総数22名。事業所と全数調査を前提として協議の上、利用者の状況を勘案し聞き取り5名、アンケート17名を対象とした。有効回答は聞き取り5名、アンケート16名で本人による回答7名、本人が家族と相談、家族が本人の気持ちを推察し回答13名、1名が不明だった。
  • 調査方法:アンケート方式  
    聞き取り調査は空室を使用して回答者のプライバシー確保に留意し、それぞれの落ち着ける時間帯に合わせ、マンツーマンで聞き取りを行なった。質問内容を分かりやすく言い換えて質問し、出来るだけ回答者の考えや思いを聞き取るよう努めた。
  • 利用者総数: 22人
  • 共通評価項目による調査対象者数: 22人 (アンケート方式17人 聞き取り方式5人)
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 21人 (アンケート方式16人 聞き取り方式5人)
  • 利用者総数に対する回答者割合(%): 95.5%
  • 調査項目: 共通評価項目
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
21/22
1.予定外の利用要求に柔軟な対応がされているか
はい
90%
 
どちらともいえない:5%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:5%
2.通いや泊りの際の過ごし方は、個人のペースに合っているか
はい
86%
どちらともいえない
14%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
3.日常生活で必要な介助を受けているか
はい
71%
どちらともいえない
24%
 
いいえ:5%  
無回答・非該当:0%
4.職員から必要な情報提供・助言を受けているか
はい
95%
 
どちらともいえない:5%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
5.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
71%
どちらともいえない
24%
 
いいえ:5%  
無回答・非該当:0%
6.職員の接遇・態度は適切か
はい
95%
 
どちらともいえない:5%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
7.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
8.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
86%
どちらともいえない
10%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:5%
9.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
はい
81%
どちらともいえない
14%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:5%
10.利用者のプライバシーは守られているか
はい
95%
 
どちらともいえない:5%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
11.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか
はい
95%
 
どちらともいえない:5%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
12.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
81%
無回答・非該当
10%
 
どちらともいえない:5%  
いいえ:5%
13.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
71%
どちらともいえない
19%
無回答・非該当
10%
 
いいえ:0%
14.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
57%
どちらともいえない
24%
いいえ
10%
無回答・非該当
10%
評点のレーダーチャートを表示する


サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/4
  1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • パンフレットの見直しに加え、SNSなどの情報媒体を活用した情報提供に期待したい
  • 広報誌「はらしょう通信」を発行し、地域の関係機関へ情報を提供している
  • 見学や相談は随時受け付け、サービスの特徴など丁寧に説明している
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/7
  1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明しているサービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしているサービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービス利用前の生活をふまえた支援を行っているサービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 入所前に利用者や家族へ重要事項について詳細に説明し同意を得ている
  • サービス開始後は利用者や家族に寄り添い、安心につながるよう支援に努めている
  • 入院後も病院と連携して情報を共有し、継続性に配慮した支援が行われている
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
10/10
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の計画を作成している
計画は、利用者の希望を尊重して作成し、柔軟に見直しをしている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • アセスメントにより暮らしの中の支援の必要性を確認し、ケアプランを作成している
  • 利用者・家族との関わりの中で意向を確認し利用者中心のケアプランにつなげている
  • 利用者に関する検討会を随時行い、「訪問・通い・泊まり」の連続した支援に努めている
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
27/27
  1.小規模多機能型居宅介護計画に基づいて自立生活が営めるよう支援を行っている
小規模多機能型居宅介護計画に基づいて支援を行っている利用者が望む生活像に基づき、日常生活において利用者自身が選択、判断できるよう支援を行っている利用者の心身の状況、家族の状況に応じて、必要なサービス(通い・訪問・宿泊)を柔軟に利用できるようにしているサービス(通い・訪問・宿泊)を利用していないときも、利用者の状況把握のための働きかけや、見守りを行っている利用者の支援は、関係機関や関係職員が連携をとって、支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • ケアプランを基に関わりの中で状況を確認しながら見直し、暮らしの継続を支援している
  • 利用者・家族の状況に応じて必要なサービスを柔軟に提供できる体制を整え支援している
  • 在宅訪問診療医とも情報を共有し、指導・助言を日々の支援に活かすようにしている
  2.利用者一人ひとりの状況に応じて生活上で必要な支援を行っている
利用者の状況に応じて、食事時間が楽しくなるよう工夫している利用者の状況に応じて、入浴方法を検討し介助を行っている排泄介助が必要な利用者に対して、一人ひとりに応じた誘導や排泄介助をしている利用者の心身の状況、家族の状況に配慮して、送迎方法を検討し対応している
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者が一緒になって楽しみながら食事ができるような機会をつくり支援している
  • 利用者の一人ひとりの状況に合った入浴方法や排泄の介助方法を検討し支援している
  • 送迎は利用者や家族の状況に配慮し、勤務時間の調整なども行い柔軟な対応をしている
  3.利用者の健康を維持するための支援を行っている
利用者の心身の状況に応じた健康管理を行っている日常生活の中で、一人ひとりの有する能力の活用や日常生活動作の維持・拡大に向けた支援を行っている服薬管理は誤りがないようチェック体制の強化などのしくみを整えている利用者の体調変化時(発作等の急変を含む)に、速やかに対応できる体制を整えている
【講評】 詳細はこちら
  • 看護・介護職が連携して「訪問」「通い」を連続性のある支援とし健康管理に努めている
  • 生活支援の中で身体を動かす機会をつくり、日常生活動作が維持できるよう支援している
  • 内服薬の管理を行い、体調変化にも速やかに対応できるよう職員間で情報共有している
  4.事業所内におけるサービス提供時には、利用者の主体性を尊重し、快適に過ごせるような取り組みを行っている
利用者が他の利用者と快適な関係をもちながら生活することができるよう支援を行っている利用者の状況に応じて、多様な活動ができるよう支援を行っている利用者が落ち着いて生活できるような支援を行っている事業所内は、利用者の安全性や快適性に配慮したものとなっている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者個々の生活習慣などを尊重し、安心して心地よく過ごせるよう支援している
  • 年間を通して様々な活動を企画し、利用者の望むことを尊重した活動を支援している 
  • 利用者同士の関係性にも配慮した交流を支援し、安心して過ごせるよう環境を整えている
  5.訪問サービスが利用者や家族にとって安心・快適なものとなるようにしている
利用者の心身の状況に応じて、生活するうえで必要な支援を行っている合鍵や金銭等の取り扱いに関して、事業者として基本的な方針を明確にしている訪問サービスの際に、利用者や家族への接遇・マナーを徹底している
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者・家族の要望を取り入れ、一人ひとりの状況に応じた支援を行なっている
  • 合鍵や金銭の取扱いを個別確認しているが事業所の基本方針・ルールの明確化が望まれる
  • 職員研修や自己点検を実施し、信頼関係を築き接遇・マナーの向上に努めている
  6.事業所と家族との交流・連携を図っている
利用者のサービス提供時の様子や家庭での普段の様子を家族と情報交換し、共有している家族の状況に配慮し、相談対応や助言を行っている利用者や家族に合った介護方法について助言・指導している重度化した場合や終末期に備え、あらかじめ本人や家族等と話し合い、事業所でできることを説明しながら、方針を共有している
【講評】 詳細はこちら
  • 連絡ノートの活用や事業所通信を定期的に発行し、家族との情報交換・共有に努めている
  • 家族の不安に共に考えて対応し、連携して在宅生活が継続できるよう支援している
  • 利用者や家族、訪問診療医と終末期の方針を共有し在宅での看取り支援を行なっている
  7.利用者が地域で暮らし続けるため、地域と連携して支援を行っている
地域の情報を収集し、利用者の状況に応じて提供している運営推進会議等を活用して、利用者が地域のさまざまな資源を利用するための支援を行っている利用者が地域とつながりながら暮らし続けられるよう、事業所が利用者と共に地域の一員として日常的に交流している
【講評】 詳細はこちら
  • 職員が積極的に町会活動の役割を担い、地域とのつながりを深めている
  • 運営推進会議で地域のニーズを把握し、事業所の情報発信を行なっている
  • 外出支援や地域交流事業への参加など、地域とのつながりをもてる機会をつくっている
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.利用者のプライバシー保護を徹底している
利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている個人の所有物や個人宛文書の取り扱い、利用者のプライベートな空間への出入り等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 個人情報の使用は同意を得ているが、写真の取扱いについても書面での確認が望まれる
  • 日々の支援は利用者のプライバシーや羞恥心に配慮して行われている
  • 利用者一人ひとりの生活習慣や意志を大切に考えた支援に努めている
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
【講評】詳細はこちら
  • 職員の意見を反映させた業務マニュアルの見直しに取り組み中であり活用に期待したい
  • 事業所内研修の実施や職員の資格取得を支援し、業務水準の確保・向上に努めている
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
評価者 修了者No.H1501015   修了者No.H1101028    
評価実施期間 2019年10月1日~2020年2月18日

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