評価機関としての調査結果
調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
朝食後、女性職員が洗い終わったパジャマを入れた大きなかごを持って現れ、「皆さん、これお願いできますか」と笑顔で声をかけた。職員は入所者たちの前にあったテーブルを向こう側にずらし、大きなかごを置き、テーブルにたくさんのハンガーと洗濯バサミが入った小さな箱を置いた。パジャマをハンガーにかけ、席を立った利用者が座っていたソファーの背もたれにハンガーにかけたパジャマを重ねていった。職員はタオルを手に戻ってきた。タオルでソファーの座面と背もたれを手際よく拭くと職員は「どうぞ」とAさんに声をかけた。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
職員の1回の声かけだけで利用者たちが自発的に洗濯物をハンガーにかけている様子から、日頃から洗濯干しが自分たちの役割だと認識し、楽しみながらやっているように見えた。職員のAさんへの声かけは周りの入所者に聞こえないよう、羞恥心に配慮した対応だと感じた。トイレから戻って、職員が素早くソファーを拭いた時、何をしたのだろうと一瞬驚いたが、濡れた席に座らせてはいけない、という細やかな配慮だったのたと感じ、利用者目線の対応ができていると思った。
「評価機関としての調査結果」に対する事業者のコメント
開業より概ね9年を迎え、今回の第三者評価を通じて、ホームが目指していることは、徐々にではありますが着実に具現化されつつあることが確認できております。また、この1年間の成果や課題がより明確になったと思われます。家族アンケートの貴重なご意見については、励みにするとともに改善への礎としていきたいと考えております。また、全体講評の中の「特に良い点」につきましては、継続して行なえるように心がけ、ご指摘いただきました「介護計画の共通認識を深め、支援に活かす」、「より多くの職員が研修に参加出来るようにする」、「早期に事業継続計画書を完成(策定)する」などにつきましては、ホーム一丸となって改善に向けて取り組んでいく所存です。
1.家族への情報提供はあるか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
2.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか |
|
3.職員の接遇・態度は適切か |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
4.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
5.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか |
|
6.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
7.利用者のプライバシーは守られているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
8.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
9.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか |
|
10.利用者の不満や要望は対応されているか |
|
11.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか |
はい 62%
どちらともいえない 8%
無回答・非該当 31%
|