福祉サービス事業所の働きやすい職場宣言実現について-第1回-
４．職員の定着に努力を惜しまない
労働力が不足する現代において、福祉の職場で働いてみようと考え、門を叩いてくれる方たちは業界の宝です。ですからその気持ちを無駄にすることがないように、出来る限りの親切さをもって、しかも可能な限りストレスフリーで育ってもらうことが大切です。
このことによって、例えなんらかの理由で当該事業所を離れても引き続き他の福祉の事業所で活躍してくれるはずです。これは結果的に福祉業界全体を潤すことになるのです。
お仕事の時間や研修方法の他にも、まだ事業所が職員さんに対して出来ることがあります。それは限度はあると思いますが、「多少のわがままを聞く」ということです。「火曜日は働けないんです。」、「２日連続は仕事したくないんです。」、「重いものは持てないんです。」・・・様々な要望が職員の皆さん個々にはあるはずです。これを「ルールだから。」、「皆にそうしてもらっているから。」などと無下にしてはいけません。様々な工夫を積み重ねて、皆に納得してもらう方法をさぐって実現してあげるのです。