職員同士の信頼関係の構築によって、チームとして質の高い保育を実現しようとしている開園3年目を迎え、職員同士の信頼関係の構築と相互理解に力を入れている。職員室には職員一人ひとりのいわば取り扱い説明書が、所狭しと掲示してある。自分が得意とすること、不機嫌になるポイント、ストレス解消法など、各職員が積極的に自己開示をしている。この他にも、「みんなの強み一覧表」として各職員の強みを掲示したり、「自分が家電だったら?」を職員に聞いてその答えと理由を掲示したりしている。職員各自の魅力や強み、性格を全員で理解し共有することによって、チームとして質の高い保育を実現しようとしている。
園の保育の特徴や考え方を、外部に向けて積極的にわかりやすく発信し続けている園の保育を内外に向けて積極的に開き、発信していくことに力を入れている。例えば、在園向けのドキュメンテーションでは、クラスの中での具体的な出来事にフォーカスし、子どもたちの声を拾いながら、成長の過程を可視化している。また、初めて保育園に来る見学者には、園長、主任が丁寧に園の保育の考え方を説明しており、利用者が納得して園選びをできるよう配慮している。外部に向けては、毎日ブログを通して園の保育の特徴をわかりやすい表現で伝えており、地域の方やこれから保育園探しをする方にとっては子育ての参考になる情報源となっている。
在園保護者向けの子育て支援に力を入れ、子育てが前向きになれるようサポートしている保護者支援に注力し、さまざまな取り組みを通じて、保護者が子育てに対して前向きになれるようサポートしている園である。例えば、毎月開催している土曜日の園舎解放「だいにひろば」や、ほぼ随時受け付けている日常の保育参観で、園のありのままの姿を保護者に見せる機会を多く提供している。今後も子育てに関する勉強会や保育に関する話し合いの場を設ける予定もあり、保護者の参画を増やすことで、保護者と園との関係を深めていき、園が子育てのパートナーとなり、子どもの成長をともに支えていける存在となることを目指している。