子どもたちの将来を見据えた中期計画を基にして、単年度の活動を計画しています 当園では、子どもたちの一番身近な大人が輝いている姿を見せることを大切にしています。2022年に開園10周年を迎えるにあたって、「#推し活」をキャッチフレーズとして掲げ、職員や地域の人それぞれが取り組んでいる趣味活動等を子どもたちに話したり、体験してもらったりする活動を計画しました。習字、水墨画、SDGs、犬、足湯、花育などをテーマに8回にわたって実施しました。特に水墨画は、地域の人を講師に招いて5歳児クラスで体験しましたが、この時の作品が国際的に有名な美術館で展示されることになり貴重な体験になりました。
一人ひとりへのていねいな保育と、異年齢での関わりを大切にした取り組みをしています 子ども一人ひとりの声を聞き、個々に応じた配慮を行うとともに、子ども同士が育ち合える環境を提供しています。子どもの言葉を大切に耳を傾け必要としていることを模索し、職員間でも情報共有をしており、園全体がチームとなり育ちを見守っています。さらに、3~5歳児には異年齢で関われる室内環境や、行事などを中心とした年間計画を作成し、縦割りで活動する機会も設けています。職員に温かく見守られている安心感から、異年齢でのさまざまな経験や刺激を受ける中で、憧れたりお世話をしようとする感情が芽生え、優しさもはぐくまれています。
子どもが地域に積極的に出て、自分の育つ地域に愛着を持てる取り組みを重ねています 地域交流を通して、子どもたちが自分の育つ地域に愛着を持てるよう取り組んでいます。近隣の高齢者施設では歌や劇を披露し喜んでもらい、地域の農業関係の組合組織からは、花や野菜の栽培に誘ってもらっています。畑の草むしりや収穫体験で交流のある方々とも親しみ、手紙や公園のゴミ拾いという形で感謝を伝える気持ちを表現しています。また、卒園児の保育体験では、卒園児が自らの成長を確認でき、在園児は憧れのまなざしを持ちます。子どもなりにコミュニティを感じ忘れられない経験となるよう取り組んでいます。