子どもたちの成長・発達や興味を促すための環境作りに努め、手作り玩具も活用している保育室に用意する玩具や絵本などの保育材料は、歩行の確立を促すための粗大運動を行う遊具、目と手の協働の動きの向上を促す微細運動を行うための玩具、子どもの興味を踏まえて選別した絵本や図鑑など、子どもの発達状況のほか、興味・関心や意欲、季節感などを踏まえることを基本としている。また手作り玩具を積極的に活用しており、小型のペットボトルにおはじきなどを入れた音の鳴る玩具や、ままごとのキッチン、子どもが帽子を収納する箱や牛乳パックを用いたベンチなど、発達を促すために必要な機能を有した、適切なサイズのものを作成している。
年間を通じて行われるさまざま行事は、子どもたちの体験の機会となっている年間を通じて行われるさまざま行事は、子どもたちの体験の機会となっている。日本の伝承行事やクリスマスといった季節感のある行事では、謂れや意味を伝え、制作活動や歌、風習や遊び、行事食を関連させて取り組んでおり、文化を体験する機会となっている。夏祭り・運動会・発表会では、自分たちで考えたり、工夫したりすることで、一つのものを作り上げる体験をしており、創造性や協調性が育まれ、達成感や充実感がもたらされている。そのほか誕生会では大きくなったことを喜び合い、年長児は、卒園遠足に出かけ、仲間との思い出を作っている。