おもちゃや環境設定を工夫して、興味や関心が広がるような保育実践があります 発達に沿ったおもちゃや環境設定を工夫して、興味や関心が広がるようにしています。職員は子どもの生活環境や発達を把握し、指導計画を基に環境設定をしています。どのクラスも、絵本やブロック、ままごとなどは低い棚に配置して、子ども自らの興味に応じた遊びを選べるよう配慮があります。他にも、子どもがダンボール製のレンガブロックで遊び場作りをできるようにしています。5歳児では、生活の流れをボードに示し、見通しをもった生活ができるよう就学を意識した取り組みもあります。また、廊下も活用して粗大運動などをする工夫もあります。
食を通じて多くの気づきがあるよう取り組み、体も心も育んでいます 食を通じて子どもの多くの気づきとなるように支援しています。散歩に行く前に玄関のベンチに座ると、給食室の窓から調理職員が今日の果物を見せてくれて、給食を楽しみにして遊び始めます。トウモロコシの皮むきをしたり、じゃが芋やにんじんを洗ったり実際の野菜に触れることを楽しみ、五感も働かせます。また、原木キットでしいたけ栽培をすると、「赤ちゃんしいたけだ!」と好奇心をもち、ある朝、原木にかぶせたドーム状の透明の蓋に、「湯気が付いている!」「息している!」と子どもは発見して盛り上がるなど、食を通し体も心も育んでいます。
看護師と担任との連携で、子どもが自分の体を守れるような育ちを目指しています 自分で自分の体を守れるよう、看護師と担任が連携しています。看護師は日々、クラスを巡回し担任と情報共有しながら子どもの体調や、精神状態、些細な状況の変化などの把握に努めています。保健指導としては、歯磨き指導や、プライベートゾーンの話などを実施しました。そして、運動中にぶつかるなどのトラブルがあった場合は、朝や帰りの会で子ども同士でも共有し、みんなで「どれくらい離れて動いたらいいかな」などと考えています。廊下では「走ったら危ないよ」と5歳児が声をかけている姿もあり、安全にも気を付けられる育ちがあります。