園長は職員との対話を大切に考え、モチベーションを高めてチームワークを促進した園長は職員との対話を大切にし、職員の考えを肯定的に受け止め、力が発揮できる役割を与えてモチベーションを高めた。その結果、職員のパフォーマンスが向上し一人ひとりが組織の一員として協働意思を持って行動するようになり、チームワークの促進につながった。特に、リーダー層は自分の存在が周囲にどのような影響を与えているかという自覚が芽生え、保育ドキュメーションの活用や記録のあり方などの手本を示し、後進の成長に積極的に関与するようになった。園の取り組みは系列園からの評価も高く、勉強会を通して他園にも良い影響を与えている。
「見守る保育」を導入し、子どもの個性や特性を理解した保育が展開されている園では2年まえから、子どもの豊かに生きる力を育むために「見守る保育」を導入している。「見守る保育」は法人内の6ケ所の園で取り組んでおり、共に定期的な情報提供や交換研修などで学んでいる。そこで学んだ知識を園の保育に反映し、異年齢保育や環境作り、記録など保育全般の質の向上につなげている。新しい保育手法の導入によって職員間のチームワークも良好になり、子どもの個性や特性を理解したアイディアや意見が多く提案されるようになった。その結果子どもへの観察力が向上し、記録の充実が図られている。
保育士、調理師、看護師が子どもの健康や安全に興味を持ち実行できるよう援助している子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように具体的な計画を立て援助している。看護師は子どもに対して手洗いやうがい、歯磨きなどの基本的な生活習慣や、プライベートゾーンの知識を紙芝居や絵本を使って指導している。調理師は食材、その味わい、栄養知識を図や写真を用いて説明している。天気の良い日は保育士が付き添い毎日2回の長距離散歩で足腰・体を鍛えている。交通ルールを学び、公園での危険な個所を確認し子どもに向けて、遊具の使い方、遊ぶ範囲、身の回りの危険に対して子どもに約束を行っている。