保育や園の今とこれからを職員が話し合い、質の向上や組織の活力促進につなげている開園以来、組織のチーム力を高める園内での研鑽に注力している。職員がグループに分かれて職種や経験を問わず話し合う場を継続的に設け、初年度にはその成果を当園の保育目標・保育方針に結実させ、昨年度は本社のファシリテーターの支援のもとで年間を通じてグループ討議を続け、園の強みや課題に関する認識共有や、今後目指す姿の明確化につなげている。今年度も現場の提案をもとに、職員間の連携や協力をより円滑にし、同僚性の向上にもつながる伝え方について話し合い、保護者により伝わりやすい活動記録のあり方についても研鑽の場を設けている。
さまざまな意見等を活かし、現状に応じた改善・工夫に努めているさまざまな声に耳を傾け、子どもにとって最適な改善・工夫に努めている。保護者のニーズと園の方針をすり合わせたうえで、多様な言葉や国と地域の人がいることを知り、ふれ合うことを目的として、月1回の英語交流保育を今年度から導入している。また行事はコロナ禍で同じことを行うこともあったが、他のクラスの子どもの様子を見たいという声もあり、全学年が一堂に会するスタイルのものを採り入れている。その他、昨年度の保育関連の研修での学びを、各クラスでの実践へと反映させ、意識したことや取り組んだ内容の共有に取り組んでいる。
子どもが日々の食事を楽しく摂れるよう、献立の工夫や食育活動に取り組んでいる子どもたちが食事の時間を楽しく過ごせるよう、食事の援助の際には、子どもたちと会話を交わし、おいしさへの共感を伝えるなど、和やかな雰囲気作りに努めている。献立は旬の食材を使用し、味付けはだしの旨味を活かした、素材の味を感じられる薄味とするほか、さまざまな調理法を体験できるようにしており、視覚的にも楽しめる行事食や、弁当箱に給食を詰めたお弁当ランチなども採り入れている。子どもの喫食状況は保育者と調理担当の間で日々共有し、調理の改善の参考にしている。さらに野菜に触れる機会を設け、栽培や調理活動にも取り組んでいる。