子どもや職員の安全を守るため、さまざまな取組と工夫を行っている毎月の防災訓練に加え、窒息時の処置や心肺蘇生、けいれん発生時の対応などに関する緊急時の訓練を毎月行い、手順や通報連絡の方法を確認し、振り返りの結果を改善につなげている。また園内には適宜確認や即時対応が必要となる手順に関するマニュアルやフローチャートを掲示して、緊急時の対応に備えるほか、本社が毎月発信する「お願い事項」では、夏季の熱中症や冬の各種感染症、新型コロナウイルス感染防止、不適切保育の排除など、系列全園で守り徹底すべき事柄に関する啓発がなされており、回覧などによって園内で共有されている。
職員の話し合いによって園のあるべき姿を確認し、実践に活かす営みを活発に行っているいわゆる不適切保育の園内での発生を防ぐための研鑽と啓発に注力しており、関連の報道を踏まえて各職員が子どもへの虐待について考察し、書面につづるとともに、それを組織全体で共有し、併せて園内の事例をもとに話し合うことで保育観のすり合わせを図り、日常の実践を互いに戒め合うための合言葉も定めている。また園が保育において大切にすべき事柄を、職員の話し合いのもとで集約し、目指す子ども像を示す園の目標や、その育みに向けた園の保育の方針として新たに定めるなど、折に触れて職員が園のあるべき姿を話し合い、実践に活かしている。
保護者と同じ方向を向いて行う支援を目指し、信頼関係を深めるための取組を行っている保護者支援は、保護者と同じ方向を向いて行うことを目指し、信頼関係を深められるようさまざまに取り組んでいる。子どもの姿を、写真と文章で配信・掲示するほか、園・給食・栄養の各便りを作成して、子育ての参考となる情報を保護者に届けており、子どもの作品の展示では、保育者がとらえた子どもたちのつぶやきを添え、その時の子どもの気持ちなども伝えている。また感染症対策のために実施を見合わせている保護者の行事参加に代え、「運動会遊び」では、公園で子どもたちが取り組む様子を見てもらうなど、保護者の参画の機会の確保にも努めている。