
評価機関としての調査結果
調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
昼食の支度時、お茶を飲みたいのに一人で飲むことを遠慮している利用者Aさんに気付いた職員が、「じゃあ、他の人の分も持って行って」と、茶碗の持ち主の名前を告げながらAさんに手渡しした。全員にお茶を配り終わったところでAさんが自分のお茶をひっくり返してしまったため、職員がすぐにティッシュペーパーを手渡し、Aさんは、同じテーブルの一人一人に「ご迷惑をおかけしました」と声をかけてふきとった。他の利用者は「どういたしまして」と返事をし、職員はあらためてお茶をAさんに渡し、全員が何事もなかったように、お茶を飲み始めた。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
①利用者Aさんはお茶を飲みたかったが、他の利用者への遠慮もあって飲むことをためらっていた。それに気づいた職員から、同じテーブルに座っている他の利用者への給茶をAさんに勧められることにより、Aさんの「一人だけ飲むこと」へのためらいが除かれ、しかも茶碗それぞれに持ち主の名前を職員に告げてもらうことにより間違いなく手渡しができ、Aさんもほっとしかかった。②しかし、給茶の最後にAさんがお茶をひっくり返し、Aさんは一瞬困ったが、職員から手早くフォローしてもらうことにより、テーブル全体が良い雰囲気の中でお茶を飲むことができ、Aさん自身も引け目を感じることなく、おだやかにお茶を飲むことができた。
「評価機関としての調査結果」に対する事業者のコメント
面倒見がよくて、お世話が好きで、周囲によく気を配る、思いやる心を利用者の皆さんに日々職員が教えて頂いています。
1.家族への情報提供はあるか |
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2.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか |
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3.職員の接遇・態度は適切か |
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4.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか |
はい 50%
どちらともいえない 38%
無回答・非該当 13%
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5.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか |
はい 50%
どちらともいえない 38%
無回答・非該当 13%
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6.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか |
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7.利用者のプライバシーは守られているか |
はい 75%
どちらともいえない 13%
無回答・非該当 13%
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8.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか |
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9.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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10.利用者の不満や要望は対応されているか |
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11.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか |
はい 50%
どちらともいえない 38%
無回答・非該当 13%
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