評価結果
基本情報
事業者の理念・方針・期待する職員像
事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)
1) 障害を持つ子どもや成人の生活を豊かにする。
2)放課後を共に過ごす仲間をつくる
3)遊びや活動を通して、心の内面の育ちや発達を保障する。
4)乳幼児から成人まで、切れ目のない支援を行う。
5)利用者を取り巻く家族や地域と協力して子どもを育てる
職員に求めている人材像や役割
1、人生の尊厳を大切にする
2、個性・主体性の尊重する
3、人権を擁護する
4、社会へ参加する
5、専門的な支援をする
6、地域社会へ貢献する
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)
子どもを慈しみ、愛情深く接する。
障害の有無に関わらず、子ども達が長い人生を過ごす上で必要な力を学童期に身に付けられるよう、様々な体験を大切にする。
多様性を認め、相手を尊重する。
1つの視点だけではなく、多角的に子どもの姿を捉え、かつ長期的な時間軸を意識しながら、子どもの育ちを保障する。
全体を見渡す力を持ち、集団の中での子どもの行動を正確に捉える。
子どもにとっての安全基地になりつつ、危険な場面では的確に伝える術を持つ。
危機管理能力を高く持ち、様々なリスクに対応すると共に、それらを未然に防止する取り組みを行う。
全体の評価講評
特によいと思う点
利用者調査では、総合的な感想に関して、「よい」80%、「ややよい」20%で、回答者全員が満足との返答であった。一人ひとりの子どもの発達にかかわるアセスメントを行い、日々変化する子どもの育ちと向き合っている。17時からはあえて異年齢集団で構成した班活動として、おやつ・日記・掃除にそれぞれテーマを持って取り組んでいる。公開学習会では班活動について「仲間とのつながりを育む」「主体的に生活をつくること」をテーマに挙げ解説している。
遊びの中で子どもの発達を育む、異年齢集団の関わりを大切に支援している。友達との関係を通じて子どもたちの発達を日々観察し記録に書きとめている。「個と個、集団と個の間で、子ども達の繊細な心は揺れ動き、その揺れや葛藤が子供たちの内面を育む刺激となり」(わんぱくプレス323号)と日々の成長を見つめている。子ども同士より職員と遊ぶことが好きな児童が、年下の児童からちょっかいを出されて戸惑う様子、しかし徐々に友達として受け入れ成長してゆく様子を記録している。
事業所内研修やケース検討などを通して、自分たちの取り組みをまとめ、振り返り、職員間で自由な意見交換を行っている。子どもと向き合うためには心の力を抜くこと、時に援助者と利用者という関係をいったん捨てること、何もしないで待つこと、という支援も必要ではないかと話し合っている。職員アンケートでは「職員一人ひとりの自由で多様な取り組みが認められている」「対応が難しい子どもでも保育者が抱え込まぬよう、話し合ったり子どものちょっとした成長を伝え合ったりしている」とのコメントが寄せられていた。
さらなる改善が望まれる点
法人全体の月1回の父母会の実施前に、保護者会を開催している。しかし、毎回、参加者が少なく、参加者が限定されている。施設側も、今後は、事業所内で開催し、学期に1回程度に定め、内容を充実させるなど、参加者数が伸びるように工夫したいと考えている。事業所の活動を理解してもらい、保護者との信頼関係をさらに深めていくためにも、家族会の持ち方についてさらなる工夫を期待する。
教育機関とは、特定の時期には連絡があるが、それ以外の時期は連携する場面が少ない。また、支援会議がある学校が一校のみで、全児童を網羅していない。卒業時の引き継ぎや法人外の児童発達支援施設や幼稚園、他法人の放課後デイサービスなどと連携をとる機会は少ない。家庭、学校、放課後デイサービス、それぞれの関わりの中で子どもの世界が形成されてゆくことを考慮し、必要な子どもから支援会議などでの連携が求められている。
年2?3回、地震・火災を想定した避難訓練を実施する体制を整えている。防災マニュアルや危機管理マニュアルなどの作成にも取り組んでいる。非常食や非常時備品を保管し、更新も行っている。しかし、事業継続計画(BCP)は未策定であった。大規模災害時、利用者の命を守るために何をするのか、事業継続計画(BCP)の策定が望まれる。
事業者が特に力を入れている取り組み
今年度、6月に法人の合同職員会の中で「虐待についての学習会」を実施し、当事業所の職員も参加した。その後、研修会に参加した職員が職場内研修を行った。その際は、虐待の種類、虐待が発見したときの流れやクイズ方式で虐待について学んでいる。また、子どもとの関わりについて不適切な対応がなかったかどうか、職員皆で振り返り、意見交換を行っている。また、虐待防止に向けて、一人で抱え込まない、ストレスを溜めないこと、チームアプローチを大切にすることなどについて確認し合っている。
法人主催の研修のほか、事業所内での学習会を実施し、スキル向上に取り組んでいる。今年度は、これまで当事業所で取り組んできた班活動について学んだり、ケース検討などを行なっている。なぜ班活動をするのか、どのようなことを目指しているのか、班活動の本質を理解し、共有化している。また、ケース検討では、常勤職員が利用者一人ひとりの課題や育ちについて日々の個別記録からまとめ、報告することで、さらなるスキルアップを図っている。
「個別支援計画」には保護者の要望、支援目標、必要な支援、生活の現状、支援目標などを記載し、子どもや保護者から当事業所に向けた要望や意見、思いを書き留めファイルしている。また「保育日誌」「個人記録」「個人記録のまとめ」などを職員間で共有している。さらに「一言ノート」には当日印象に残った事柄を鉛筆書きで自由に記載し、ここからも率直な支援の課題を導いている。これらは打ち合わせや終礼で伝え合い、職員間で共有している。
利用者調査結果
調査概要
- 調査対象:調査時に通所している利用者全員。
- 調査方法:アンケート方式
評価機関からの調査のお願い文書&調査票&返信用封筒を施設側へ送付し、施設側で利用者個々に配布していただき、返信用封筒を使って直接弊機関へ送付していただいた。 - 有効回答者数/利用者総数:15/30(回答率 50.0% )
・回答者(=利用者)の属性は、次の通りである。性別:男性11名(73%)、女性4名(27%)、である。
・総合的な感想では、「よい」12名(80%)、「ややよい」3名(20%)との返答で、当事業所のサービス全般に関して満足度が高かった。
・回答者全員が「はい」と返答し、特に満足度が高かったのは、問1「活動や遊びは楽しく、興味が持てるか」であった。
・自由コメントでは、「異年齢の集団で年上の人と関わることが、良い刺激となっている」「子どもは自分では友だちを作ったりできないが、安心して充実した時間を過ごせているのは、職員、ボランティア、アルバイトのすべてのスタッフの方々のお陰である」などのコメントが寄せられた。
アンケート結果
1.事業所での活動は楽しく、興味の持てるものとなっているか
回答者全員が「はい」と返答しており、事業所での活動に関して非常に高い満足を得ている。「外遊びも音楽遊びも楽しい」「室内も広いので元気に遊べる」などのコメントが寄せられた。
2.事業所での仲間との関わりは楽しいか
「はい」と返答した方々は回答者の93%で、事業所での仲間との関わりに関して非常に高い満足を得ている。「みんないつも会っているので、気心が知れていて良い」などのコメントが寄せられた。
3.職員は、話し相手や、相談相手になってくれるか
「はい」と返答した方々は回答者の73%で、話し相手や相談相手としての本人との関係作りに関して概ね満足を得ている。「幼稚園に入る前の小さい頃から、自分のことをよく知ってもらっているので、わかってもらえている」などのコメントが寄せられた。
4.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
「はい」と返答した方々は回答者の67%、「どちらともいえない」20%、「いいえ」13%である。「いつもみんなで、雑巾がけや掃除機を使って掃除している」などのコメントが寄せられた。
5.職員の接遇・態度は適切か
「はい」と返答した方々は回答者の80%で、職員の言葉遣いや態度、服装などに関して高い満足を得ている。「スタッフの人たちはみんな大好きです」「信頼している」などのコメントが寄せられた。
6.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
「はい」と返答した方々は回答者の80%で、緊急時の対応に関して高い満足を得ている。
7.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
「はい」と返答した方々は回答者の66%、「どちらともいえない」13%、「いいえ」7%、「わからない」・無記入7%である。「色々な子どもたちがいる。でもみんながうまくまとまるように、まわりから見守ってくれたり工夫してくれている」などのコメントが寄せられた。
8.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
「はい」と返答した方々は回答者の80%で、子どもの気持ちの尊重に関して高い満足を得ている。「私が一人でいたいときは一人にしてくれる」「さみしいなと思っていると、タイミングよくみんなの輪に誘ってくれる」などのコメントが寄せられた。
9.子どものプライバシーは守られているか
「はい」と返答した方々は回答者の66%、「どちらともいえない」7%、「いいえ」7%、「わからない」20%である。
10.個別の計画作成時に、子どもや家族の状況や要望を聞かれているか
「はい」と返答した方々は回答者の87%で、個別計画作成時の要望把握に関して高い満足を得ている。「年2回面談をして、子どもの日頃の様子を聞いたり状況の確認をしている」「お父さんかお母さんが、わんぱくでいろいろな相談をする日があるし、月に1回父母会で話し合ってくれている」「連絡帳で毎日やりとりをしている」などのコメントが寄せられた。
11.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
「はい」と返答した方々は回答者の80%で、サービス内容や計画の説明に関して高い満足を得ている。
12.子どもの不満や要望は対応されているか
「はい」と返答した方々は回答者の66%、「どちらともいえない」27%、「わからない」7%であった。「好きな歌や遊びをリクエストすると、取り上げてくれる」「私だけでなくみんなのリクエストにもである」などのコメントが寄せられた。
13.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
「はい」と返答した方々は回答者の66%、「どちらともいえない」27%、「いいえ」7%であった。
組織マネジメント分析結果
◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合は
で、実施できていない場合は
で表しています。
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
- 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
- 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
- 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
アンケートや保護者面談、連絡帳などから保護者の要望を把握している
通所開始時に、利用者家族の意向や要望をアンケートで把握している。聴き取った内容を「利用登録書」に記載している。そこには、「自己肯定感を持つように、何らかの表出を獲得してほしい」「仲間との関わりを通して、色々な経験を積んで欲しい」などの保護者の保育・活動への要望を記載している。また、年2回、保護者面談を実施しており、保護者の意向を聴き取り、個別支援計画に反映している。その他、「トイレの引き継ぎは女性職員にして欲しい」など、日々の保護者の要望は連絡帳に記載され、個別に対応している。
関係機関の連絡会や研修に参加し、事業運営に必要な情報を収集している
区主催の「障害児通所支援事業所連絡会」に参加し、区の障害者施策について情報収集している。また、世田谷区社会福祉協議会主催の「深沢地区社会福祉団体」による意見交換会にも参加し、地域の方々と顔の見える関係を築いている。自立支援協議会でも地域のニーズを抽出している。「全国障害者問題研究会」の全国大会にも参加している。東京都、全国それぞれの「障害児放課後グループ連絡会」に加盟し、月の定例会や研修に参加している。これらの関係機関の連絡会や研修に参加し、事業運営に必要な情報を収集している。
毎月・週・日の計画を作成し、職員間で話し合い、次の計画に活かしている
事業計画は職員皆で話し合って計画し、事業統括がチェックし、理事会で承認している。事業計画は、〔生活〕〔遊び〕〔集団活動〕〔行事〕〔家庭支援〕〔交流〕〔研修・渉外・交流等〕などの項目を設定し、基本方針を明記している。また、保育活動に関しては、年間計画、月の計画、週の計画を作成し、計画的に沿って実施している。年間保育計画を事務室に掲示し、いつでも確認できるようにしている。月のまとめを行い、保育状況を確認し、次月の計画につなげている。
1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
- 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
- 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
- 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
- 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
- 事業所の経営状況を把握・検討している
- 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
- 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
- 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
- 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
- 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
「職員倫理綱領」及び「行動規範」を定め、倫理等の遵守に努めている
法人全体で「職員倫理綱領」及び「行動規範」を作成しており、福祉サービス従事者としてのあるべき姿を明確化している。年1回、法人全体で、虐待防止研修を実施し、職員の意識向上を図っている。法人主催の新人職員研修では、「わんぱくクラブで働く心構え」「社会保障制度と障害者福祉」などについて学んでいる。新人職員でなくても希望者は参加できる。法人主催の施設長研修や中堅研修などで、法人役員が「社会保障制度と障害者福祉」「障害福祉の専門家として必要なこと」などをテーマに指導教育している。
保護者に対して、利用開始時に苦情相談窓口を説明している
利用開始時に、保護者に対して、重要事項説明書を提示し、「苦情・相談窓口」について説明している。「福祉サービスに関する苦情解決規程」を作成し、法人全体で第三者委員2名を配置している。保護者からの意見・苦情などは直接電話や連絡帳などを通して寄せられるが、その際はスタッフミーティングで協議し、解決できるようにしている。「苦情・相談受付書」を用意しているが、今年度は苦情はゼロである。苦情などはヒヤリハット報告書に記載し、それを施設長会・役員会にも挙げ、法人全体で共有し、改善に活かしている。
「ボランティア登録カード」などを用意し、ボランティアの受入れ体制を整えている
東京ボランティアセンターや世田谷ボランティア協会から、希望者を若干名受け入れている。ボランティアの活動初日に管理者が活動にあたっての留意事項などについて説明している。「ボランティア登録カード」を用意し、ボランティアの志望の動機、ボランティア活動歴・活動可能な時間帯・希望する活動内容・保険加入・特技などを記入するようにしている。また、活動実施後、「感想用紙」に気づいたことなどを記載している。児童との遊びや集団活動などでボランティア6名(29年度実績)を受け入れている。
1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
- 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
- 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
- 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
- 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
- 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
- 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
- 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
- ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
- 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
- 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
- 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
年2?3回、地震・火災を想定した避難訓練を実施する体制を整えている
年2?3回、地震・火災を想定した避難訓練を実施する体制を整えている。火事を想定し、子どもたちも参加し、近くの広場まで歩いて避難する訓練を実施している。火事の場合は、できる限り早く靴を履いて事業所外に出るようにしている。事業所前の道路が車の往来が多いため、避難する際の2次災害を出さないことに留意している。防災グッズ・非常食・緊急グッズを保管し、非常食は保管期限も明記し、適切に更新している。
「ヒヤリハット報告書」を作成することで、事故の再発防止に取り組んでいる
ヒヤリハットの発見時、「日誌」に記入し、その後、「ヒヤリハット報告書」を作成し、再発防止に活用している。職員間で、ヒヤリハット・事故の原因について共有し、改善策について検討している。毎月の施設長会議で各事業所のヒヤリハット報告書を提出し、法人全体で共有し、組織的な改善につなげている。感染対策として、週1回、遊具を消毒している。2月に嘔吐物処理の実践的な研修を実施しており、ロールプレイングで、処理の仕方について確認している。
保護者に契約書を使って、利用者の記録を閲覧・交付できることを説明している
契約書第5条(サービス提供記録)に、「利用者は、当該利用者に関する第2項の諸記録を閲覧できます。また、諸記録の複写物の交付を受けることができます」と明示し、情報開示への対応について明記している。ホームページ、広報誌、毎月のお便りでの個人情報の取り扱いについて、保護者に書面で意向を確認している。紙媒体の利用者情報は整理し、ファイル化している。個人情報に関わる各書類は事務室内の鍵のかかる書棚で保管している。パソコンはID・パスワードを設定し、アクセス権限を敷いている。
1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
- 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
- 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
- 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
- リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
- 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
- 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
- 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
- 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
- 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
人事考課制度の仕組みを設け、その結果を昇格・昇給に反映している
人材募集・採用は、法人本部が行っている。常勤職員の採用は、法人本部で面接し、事業所・管理者も面接している。パート・アルバイトの募集・採用は、事業所・管理者の裁量に任せられている。利用者定員20名に対して、常勤職員4名・非常勤職員9名の体制を敷いている。年齢層の幅が広く、バランスの良い職員集団となっている。また、人事考課制度の仕組みを設け、理事による期首・期末面談、管理者による中間面談を実施し、その結果を昇格・昇給に反映している。不定期であるが、人事異動を行い、職員の能力開発の機会としている。
法人で「職員研修実施要綱」を作成し、職員の資質向上を図っている
法人全体で「職員研修実施要綱」を作成し、職員育成方針・求められる職員像を定め、職員の資質向上を図っている。研修委員会を設け、法人主催研修や、事業所での学習会をバックアップしている。法人主催の初任者研修、中堅研修、施設長研修などの階層別研修のほか、年4回の学習会、他虐待防止研修などミニ研修も実施している。常勤職員には年1回は外部研修に参加し、報告書を作成することを義務付けしている。SDS(自己啓発援助制度)を設け、職員の自主的な学習意欲の向上を図っている。
管理者は職員個々の就業環境を把握し、心身の健康管理に努めている
超過勤務の削減を図るよう職員に伝えるなど、管理者は職員個々の就業環境を把握し、心身の健康管理に努めている。法人全体でメンタルヘルス担当者を設置し、セルフチェックを行うよう呼び掛けている。職員アンケートでは、「職員間のコミュニケーションが良好で、互いにサポートできる関係である」などのコメントが寄せられた。年2回、処遇改善交付金を支給している。非常勤職員には、働きやすいように個別に勤務時間を調整している。また、「育児・介護休業等に関する規則の規程」を作成し、出産・育児中も仕事が継続できるよう配慮している。
1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
- 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
- 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
- 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
- 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
- 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
- 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
- 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
- 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
- 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
- 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
- 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
- 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
- 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
・前年度、「職員個々の専門性を高める」ことを重点課題に掲げた。
・上記の目標を受け、施設内学習会、および個人記録のまとめを踏まえた月毎のケース検討を実施した。
・施設内学習会は、それぞれのテーマに沿って開催し、子どもの直接支援を行う職員全員を対象とした。担当者による報告後、普段の子どもとの関わりや課題などについて参加者から意見が出た。また、保護者の話を聞く会も設け、保護者の話を聞く会では、親の思いを直接聞く有意義な会となった。また、月毎のケース検討では、個人記録をまとめ、まとめた内容について報告および検討する機会を持った。この取り組みを通して、利用者個々の課題や育ちについて情報共有ができた。
・今年度も、各常勤職員が事例をまとめて報告し、子どもへの理解を深めると共に、管理者が活動の意義について学習会を設けるように設定した。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
・事業所内学習会を開催するにあたって、年間計画を作成している。3か月前までには学習会の概要を決め、準備をし、1か月前までに資料を作成し、法人にも提出するなど、計画的に進めている。職員アンケートには「定期的に学習会や個人記録のまとめを通して、スキルアップを図っている」「職員が経験を活かし、レベルアップに努めている」などのコメントが寄せられていた。学びの場を通して、利用者個々の支援や集団活動などについて振り返り、より良い支援に向けて真摯に研鑽を深めている。
2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
・前年度、「年度をかけて集団がまとまり、子ども同士の関わりが多くなる」ことを重点課題に掲げた。
・上記の目標達成に向け、毎日17時頃から、読み聞かせ→班活動→帰りの会の順で、集団活動に取り組んだ。また、3つの小集団に分かれて班活動を行った。班替えを春と冬に行い、班のメンバー構成を変えたり、班長を新しく任命したりした。
・月に1回のお楽しみ会や夕食会、おやつメニューの話し合いなどの他、クリスマス等の季節行事、親子参加のバーベキューなどを催した。
・班活動では、設定した環境の中で、遊び以外で様々な子と関わる機会となり、子ども同士のつながりや、集団全体のまとまりにつながっていった。帰りの会や音楽遊びなどで集中して活動に参加している様子や、子ども同士での遊びの広がりが見られる場面などがあった。班長に就任した高校生が率先して活動を取り仕切ろうとする姿が見られるなど、成長も見られた。
・30年度も継続的に集団活動を通して異年齢同士の関わりや集団のまとまり、班長職を務めることによる成長を促していくこととしている。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
・班活動の目的を次の2つとしている。①仲間とのつながりを育むこと、②主体的に生活をつくることとしている。また、学童保育には、3つの大切な「間」(空間、時間、仲間)があると捉えている。班活動では、小ユニットの中で相手を意識する間、おやつ・日記・掃除とそれぞれに目的が定められた流れの間、小学生・中学生・高校生と異年齢の子どもや職員との相互関係や班長としての役割をこなす時に生じる間、これらの環境の中で班活動を毎日積み重ねていくことを通して、「人が密に関わり合う環境」が作られ、そこから親密さや思いやりなど肯定的な温かい気持ちが育まれると考えている。
サービス分析結果
【講評】
子どもや保護者へ広報誌やホームページなどで情報を発信している
広報誌「わんぱくプレス」は平成31年1月で通算7075号になっている。「わんぱくプレス」はその時々でテーマを掲げ、各事業所の実践の中で職員がどのようなまなざしで関わろうとしているか紹介している。夏号では「揺れる心」、秋号では「成長を感じるとき」、冬号では「やりたい!という思いを大切に」とテーマを掲げ、各事業所での実践例を挙げている。広報誌は賛助会員や利用者、特別支援学校などに配布している。世田谷区が発行する「障害者のしおり」、区ホームページなどでも事業内容を広報している。
行政や関係機関へは、区の広報誌や「障害者のしおり」などにより情報を伝えている
2018年度版「障害者のしおり」では障害児放課後デイサービス35か所(兼ねている事業所も含め)と共に情報を掲載している。区内では5つのエリアに分けて自立支援協議会を運営しており、参加時には事業所の広報誌や資料を持参し、共有している。また区の児童通所施設連絡会、地域の障害者関係団体の集まりなどで情報を提供している。また当事業所の建物は区の所有となっており、建物の不具合や改修の依頼もその時々に相談している。障害者地域生活課へは事故報告など、こまめに連携を取り事業の状況を共有している。
利用の問い合わせや見学依頼には年間を通して対応している
見学は、管理者不在日を除き、通年受け入れている。2018年は5名の見学、入所申し込みがあった。内訳は、法人の幼児グループからの移動、知人の紹介、ホームページを見て判断したなどであった。「入所希望者ヒアリングノート」を作成し、疾病、障害の様子、見学時の様子、家族状況、通所日数の希望、入所の動機や要望などを記載している。入所動機には「父母も運営に積極的に参加している事」「放課後の時間を充実させたい」「たくさん遊び、生活を楽しませたい」などがあった。
1.子どもや保護者等に対してサービスの情報を提供している
- 子どもや保護者が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
- 子どもや保護者の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
- 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
- 子どもや保護者の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
サービス開始に当たり、基本事項を説明し了解を得ている
サービス開始に当たり、契約書・重要事項説明書を読み上げている。別途、ガイダンス資料に沿って説明している。とりわけ重要事項説明書では当法人固有の改善運動や運営方針を伝えている。ここでは「児童の日常生活・集団活動への適応、遊びを通して情緒的、身体的な発達を促すための療育を行う」としている。法人内の児童発達支援利用者を卒所後に受け入れる場合、職員が活動時の様子を見学に行き、児童発達支援事業の職員から引き継ぎを受けている。新たに支援に関わるルールを新入会員面談資料などにより説明している。
利用前の個別状況を把握し、支援に生かしている
利用に当たり保護者は、利用登録書、てんかんについてのアンケート、アレルギー調査票、放課後等デイサービス意見書などの書式に、個別事情や日常生活動作(ADL)の状況、要望などについて記入している。書式をもとに常勤職員やベテランスタッフが中心となり、通所開始間もない子どもと一緒に過ごす時間を多く作り、保護者の要望に沿い子どもの支援に生かしている。保護者面談を設定し、利用開始前の様子を聞き取り、今までの支援記録の複写を預かり職員で共有し、子どもの気持ちや要望の理解に努めている。
利用終了時には支援が継続できるよう、学校関係者との引き継ぎを行っている
利用終了となる高校生グループには、成人グループの職員に学童期の様子を必要に応じて発達記録や口頭で伝えている。就学児へは「就学支援シート」を作成し引き継いでいる。シートには事業所での様子として①生活・健康面、心身の発達状況②食事や偏食傾向、アレルギー③人とのかかわり、模倣、声掛けや指示の理解、意思疎通の現状④好きな遊びや動作、場面などを伝えている。さらに必要な配慮として事業所での発達の過程やヒント、事業所でやり残してきた事等を伝え次のステップにつなげている。
1.サービスの開始にあたり子どもや保護者に説明し、同意を得ている
- サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を子どもや保護者の状況に応じて説明している
- サービス内容や利用者負担金等について、子どもや保護者の同意を得るようにしている
- サービスに関する説明の際に、子どもや保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
- サービス開始時に、子どもの支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
- 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように支援を行っている
- サービス利用前の生活をふまえた支援を行っている
- サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
利用者の家庭環境や学校での情報を取り入れアセスメントしている
利用登録書にアセスメント項目があり、家族、関係者、学校からの情報をふまえて記載している。一日の生活リズム(午前4時から時系列に)、食事(自分で出来る・支援が必要)、着脱衣(同)、排泄・生理(同)、入浴・歯磨き(同)、移動(同)、コミュニケーション(同)、好きな遊び(同)、家の手伝い・学校での様子、健康状態、服薬、発作・アレルギーの状況、保育や活動に対する要望、その他留意事項を聴き取っている。アセスメントは6か月に1度、支援計画を作成するタイミングで見直ししている。
アセスメントや「個人記録のまとめ」を参照しながら個別支援計画を作成している
「契約書」では利用契約締結後にサービス支援計画を作成すること、6か月に1度定期的に見直すこと、また必要時見直すことを明示している。個別支援計画には保護者の要望、支援目標(生活、遊び、集団活動、対人関係)、必要な支援、現状を記載し、計画と実行の状態を毎月考察している。「個人記録のまとめ」などから現状を把握した上で作成している。面談時に説明し必要に応じて修正している。一例では「シーツ遊びや水遊びを楽しむ」などを掲げ、子どもが好きな遊びに主体的に参加できるように環境を設定している。
日々の個人記録を基に職員間で情報を共有し、緊急時も即対応できるようにしている
「個別記録」は集団活動の中で気づいたことを、毎日関わった職員が記録している。一例では、子どもA、B、Cの遊びや関わりの場面から生まれた気づきを記録している。「マットにMが乗り、それをHが引っ張る、そこへJが乗り込もうとするがギリギリで乗れないという遊びが盛り上がった、それを見てYも部屋の中を走り回っていた」という自然発生的な遊びを記録している。「個人記録のまとめ」を支援方針に沿って毎月振り返り記録し、共有している。まとめた記録は終礼などで共有し、課題を抽出している。
1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
- 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している
- 子ども一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
- アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.子どもや保護者の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
- 計画は、子どもや保護者の希望を尊重して作成、見直しをしている
- 計画を子どもや保護者にわかりやすく説明し、同意を得ている
- 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
- 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
3.子どもに関する記録が行われ、管理体制を確立している
- 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
- 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
- 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している
- 申し送り・引継ぎ等により、子どもに変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.個別の支援計画に基づいて子ども一人ひとりの発達の状態に応じた支援を行っている
- 個別の支援計画に基づいた支援を行っている
- 子どもの特性に応じて、コミュニケーションのとり方を工夫している
- 関係機関(教育機関、福祉関係機関、医療機関等)と連携をとって、支援を行っている
【講評】
他職種のメンバーと連携したケース検討会により、発達状況に合わせて支援している
記録のまとめを基に毎月、ケース検討会を18時~19時の終礼に行い、子どもの様子を職員間で共有している。おとなしく問題のない子どもは見落としがちになりやすいため、ケース検討会には年間を通して子ども全員が議題に上るよう配慮している。ケース検討会では職員一人が記録をまとめて報告する。そこでは客観的事実に基づいて報告し、子どもの成長の気づきを共有することを目的としている。一例では、自閉傾向の強い子どもとの関わりの中で、たくさんの選択肢があることが共有され、多様な関わり方を見い出す機会となった。
子どもの特性に応じたコミュニケーションのあり方を工夫している
言葉の理解度や障害特性に応じて、文章を短く伝える、視覚支援をする、選択肢を絞るなどを実践している。一例では知的、視覚、聴覚の重複障害のある児童がいた。指サインを用いてコミュニケーションを図ることを工夫する中で、支援者の指示が伝わるようになり、むしろ学校から関心が寄せられた。また障害のある外国の子どもは英語の方が理解が早く、当初は英語で対応していたが、どんどん日本語が増え多様になってきた。子ども達は、遊びを楽しむ中でコミュニケ―ション手法を広げている。
特別支援学校教員との交流により、子どもの発達の現状や課題を共有している
夏休みの間、支援学校の教員の見学や実習を受け入れ、子どもの様子を見たり、支援会議に出席してもらっている。子どもの発達や成長の確認、支援方法へのアドバイスを受けるなどして、交流を続けている。支援学校の教員の初任者研修として夏休みに丸1日活動に入っている。その際に担当している児童の情報交換をするなど、有意義な機会となっている。教育機関とは特定の時期には連絡があるが、それ以外の時期は連携する場面が少なく、また支援会議がある学校が一校のみであることも課題である。
2.【食事の支援がある事業所のみ】子どもが食事を楽しめるよう支援を行っている
- 食事時間が楽しいひとときとなるよう環境を整えている
- 子どもの状態やペースに合った食事となるよう、必要な支援(見守り、声かけ、食の形態や用具の工夫等)を行っている
- 子どもが安全に食事をとれるよう取り組みを行っている
- 食物アレルギーや疾患等については、医師の指示に従い、対応している
- 食についての関心を深めるための取り組みを行っている
- 子どもの状況をふまえ家庭での食事について助言を行っている
【講評】
毎日のおやつの時間は、集団活動の中で丁寧に関わっている
毎日のおやつは子ども達が希望するメニューを発信し決めている。おやつの話し合いでは活動日のカレンダーに、それぞれが希望のメニューを書いたカードを張り付けている。「麻婆豆腐」「コロッケ」「お好み焼き」「ハンバーグ」など、軽食に近く成長期にある子どものエネルギー源として配慮している。メニューの決め方では、積極的に表現できない子どもへも丁寧に関わり、二択で選んでもらうなど主体的な関わりを重視している。おやつを食べる際には、まず班長の挨拶を待って始めるなど、ルールを守れるよう見守っている。
月1回の夕食会、夏休み時の昼食づくりを、皆で楽しんでいる
夕食会は月ごとにテーマを決めて、子ども達が調理に参加している。夏休みには週に1回金曜日に、子ども達と昼食づくりを行っている。夏休みの調理に参加した保護者は「焼きそばづくりの調理の日。野菜を切る子、包丁を使うのが難しい子は、キャベツをちぎるなど、スタッフのサポートを受けてそれぞれ楽しそうに参加していた」と感想を伝えている(わんぱくプレス324号)。近隣の畑で採れた野菜を使うこともある。メニュー作り、調理、配膳、それぞれの過程を発達の機会と捉え、関わっている。
「調査票」によりアレルギーの状態を把握し、除去している
利用登録時には「アレルギー調査票」を依頼している。アレルギーを起こす食品や薬品、物質などの種類、アレルギー反応の表れ方、その対応などについて調査している。おやつや夕食会では、卵や牛乳にアレルギーがある場合には果物に変えるなどそれらの食物を除去している。ただし食物アレルギーのある子どもの医師の指示書について、全員分を預かっているわけではない。アレルギー診断やアナフラキシー時の対処方法など、医師との書面による確認が必要であり今後の課題としている。
3.子ども一人ひとりの状況に応じて生活上で必要な支援を行っている
- 身の回りのことは自分で行えるよう、必要な支援を行っている
- 基本的な生活習慣や社会生活上のルール等 (あいさつ、マナー、交通ルール等)を身につけられるよう支援を行っている
- 集団活動を取り入れるなど、子どもの心身の発達や社会性が育つよう支援を行っている
- 一人ひとりの有する能力を活かせるよう個別のプログラムを実施している
- 送迎は、子どもと保護者等の状況に応じて送迎方法を検討し、行っている
【講評】
身支度や排泄などの身の回りのことは、自分で行うよう支援している
来所時の支度や着替え、排泄援助などの場面で、自分のことを自分でする意識を持てるようサポートしている。援助を受ける機会が多い子ども達に対して、自分でやろうという気持ちを育むために、上着をハンガーにかける、こぼれたお茶を雑巾で拭くなど、細かい場面でも援助の先回りをしないよう気を付けている。自分でこなすことが難しい時でも、それに挑戦したり、周りに頼んだりすることも大事な力と捉え、見守りつつ必要な働きかけをしている。子どもによっては甘えてくることもあり、その時の状況をみて判断し対応している。
集団活動などで社会生活上のルールを伝えている
来所時には挨拶をしている。スタッフ体制が整う時は、積極的に公園にでかけ、安全に配慮しながら交通ルールを伝えている。異年齢集団での遊びや生活が子どもに与える影響の大きさを理解し実践している。「個の思いと集団での思いが複雑に揺れ動くとき、その心の揺れや葛藤が子どもたちの内面を育む」(わんぱくプレス323号3頁)とし、子どものささやかな日常への気づきとその目覚ましい変化を紹介し、成長を見守っている。興奮状態で他の子どもとの交流が途絶えるときも、ベテラン職員らが2名で対応し、時間をかけて集団へ戻している。
子どもの持つ力に焦点を当て、能力が発揮できるよう支援している
平日はおやつメニューを決めるために話し合っている。一人ひとり「カード」を持ち、希望の日に貼ってゆく。「ぎょうざ」「たこ焼き」「ホットケーキ」など好きなものを取り上げている。月1回の夕食会では子ども達が決めたメニューを、皆で食べる取り組みを行っている。近隣の畑で採った野菜を調理して、おやつや夕食会で出すなどしている。夏休みには週1回、子どもの希望で「焼きそば」「牛丼」「ナポリタン」などの昼食づくりを行っている。今後は継続的に調理の機会を設け、食育や摂食指導なども行いたいとしている。
4.子どもの健康を維持するための支援を行っている
- 子どもの健康状態について、保護者や医療機関等から必要な情報を収集している
- 子どもの状態に応じた健康管理を行い、体調変化に速やかに対応できる体制を整えている
【講評】
子どもの健康状態について保護者との連携をとり把握している
来所時や帰宅前の目視により、健康の異変に気付けるよう意識している。けがの有無や、あざなどがいつ付いたものか(来所前かどうか)を保護者に伝えられるように努めている。動きが鈍い、ぼっとしている、ふらついている、いつもと違い判断に迷っているなど、少し変だと感じたら体温などバイタル測定をし、意識状態や痛みなど全身状態の観察を行う。その結果で保護者や医療機関と連絡を取り、場合によっては職員同行で受診している。
排泄や水分補給についてチェックシートを活用して確認している
排泄状況を排泄チェックシートなど、所定の様式に記録している。排泄が自立していない子どもは約半数おり、利用者調査では「よくおもらしをしますが、トイレにうまく連れて行ってくれたり、タイミングを教えてくれたりします」と支援が良く行われていると回答している。自分から口渇を訴えない子どもが多く、水分管理は職員間でチェックシートにより共有している。特に夏の期間は脱水に配慮し、水分チェックシートを使い、こまめに麦茶やお茶、スポーツ飲料などの摂取を勧めている。
子どもの状態に合わせて関係機関と連携し、支援している
特別支援学校の教員による摂食指導がある。また他の事業所の保護者による言語指導があり、毎月1回、約4名の子どもが指導を受けている。言語指導を希望する人は半数近い。緊急時などには医療機関との間で、よりスムーズに受診できる体制の構築が課題としている。利用者調査では、「怪我や病気の時の職員の対応について信頼できる」と返答した方は、小学生で回答者全体の75%、中学生100%、高校生75%であった。利用者から緊急時の対応について高い満足を得ている。
5.子どもの主体性を尊重し、施設での生活が楽しく快適になるような取り組みを行っている
- 日常生活の支援は子どもの主体性を尊重して行っている
- 子どもが安心して活動できるよう、状況に応じて室内の環境を工夫している
- 子どもの状況や希望に沿って、多様な体験ができるようにしている
- 子どもの状況に応じて利用日や利用時間を設定している
【講評】
集団保育の良さを生かして、子どもの主体性を育んでいる
「自分のことは自分でする」という方針を大切にしており、随所でその実践を行っている。一例(6歳児)では、自分の要求を相手に伝えることができる、何か欲しい時に2択の中から選べる、という目標を立てた。ジェスチャーで要求を伝えられるように促したところ、遊びたいときに職員の手を引いて「絵本が欲しい」「ベニヤ板(の上に乗って跳ねる)ジャンプがしたい」など、「~したい」という要求を伝えてくることが増えた。遊びや集団の関わりの中で相手に伝えよう、相手の真似をしようなど、人と関わろうとする姿勢を育んでいる。
子どもの活発な求めに応じて、外出、体験学習の場を取り入れている
いも掘り・小松菜採り、制作活動、外出などに取り組んでいる。異年齢の集団の中で、自分でやろうという気持ちが育まれている。いも掘りでは地域の畑に出掛け、畑に入ることができる、土に触ることができる、膝を曲げて収穫できるなど、毎年行われているため子どもの成長や変化を実感できる。日常的な外出では「公園に行こう」という目標を立て、「どこの公園に行くのか」「行くのか、行かないのか」を子どもの選択により決めている。子どもを主体にして活動を組み立てている。
利用者アンケートでは各年代すべてで「わんぱくは楽しい」と回答している
利用者調査では、「活動や遊びは楽しく、興味が持てるか」との設問に関して、小学生・中学生・高校生とも回答者全員が「はい」(満足)と答えている。職員アンケートでは「自由遊びをはじめ、支援活動の中で、職員一人ひとりの自由で多様な取り組みが認められ、尊重される職場の雰囲気がある」「外遊びや集団遊びを大切にしている」などとし、職員自身がのびのびと子どもと関わることができる環境にあるとしている。保護者からは「職員と子ども達の距離感が近く、子どもの個性をサポートして受け入れてくれる」と評価する声があった。
6.家族との交流・連携を図り支援を行っている
- 子どものサービス提供時の様子や家庭での普段の様子を家族と情報交換し、支援に活かしている
- 家族の意見や要望を活かした支援を行っている
- 家族の状況に配慮し、相談対応や支援を行っている
- 子どもや家族に合った療育方法等について助言している
【講評】
通・退所時には家族から情報を得て支援に生かしている
事業所からの送迎は週2回行っている。それ以外は家族やヘルパーにより送迎している。利用者調査では、家族の要望として「送迎があれば、通所をもっと増やしたい」との声があった。送迎サービスが少ない分、保護者と顔を合わせる機会が多いため、子どもについての情報を共有しやすく、保護者との関係も作りやすい。送迎時に保護者と話をする機会を大切にし、子どもの様子を細かく伝えている。家族へ毎月の保育予定、子ども達が決めたおやつメュー、作品などを載せた「わんぱくだより駒沢」は、通算750号になる。
夕食会や大掃除への協力を通じて、保護者と交流の機会を設けている
7月には夏祭り風の企画を立て、夕食会を行った。夕食は屋台メニューとして何種類かの食べ物を用意、BGMや盆踊り、法被を着て、雰囲気を盛り上げた。夕食はゆったりと時間を取っている。11月の大掃除には保護者は9名参加し、高い窓の拭き掃除、水回りの掃除など普段手が回らないところを交流・親睦を兼ねて行った。同一法人他事業所と一緒に土曜日活動として、家族も参加し、バーベキューも行った。様々な機会を生かし、ゆったりとした交流・親睦を図っている。
保護者会、父母会、懇親会などによって家族の支援を目指している
保護者同士で交流する機会を持つために、ピアカウンセリングにもなる家族の集う場を企画している。家族の中には子どもの状態を反映して精神的なダメージを受けていることもあり、配慮は必要であるという。家族の学びや感情を表現しやすい場として、6か月に1回の保護者面談、月1回の保護者会、父母会、総会、勉強会、懇親会を企画し、保護者同士の交流の機会を作っている。また夏休みには、保護者の保育参観や保育の協力を得て、子どもの様子や集団活動についての理解を深める機会とした。
7.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
- 地域の情報を収集し、子どもの状況に応じて提供している
- 必要に応じて、子どもが地域の資源を利用し、多様な体験や交流ができるよう支援を行っている
【講評】
法人主催「わんぱくまつり」などを通じて、地域との関わりを広げている
法人では今年で10回目となる「わんぱくまつり」を11月に開催した。開催は夏ごろからホームページや広報誌、地域の配布物などで知らせ、地域の関心を高めている。祭りは駅前の大型スーパー前広場でステージイベント、模擬店、フリーマーケット、子供コーナーなどを出し地域との交流を図った。地元の商店会振興組合の協力も受け、終日子ども・家族・ボランティアも含め地域の中に溶け込んでいる。さらに「わんぱくまつり」を契機にボランティアを募り、事業への協力を呼び掛けている。
地域の社会資源を活用する中で子どもの多様な体験を深めている
教育委員会の自然体験教室による「いも掘り・小松菜採り」体験は、毎年子どもの興味や関心を引きつける機会となっている。また町会主催の「カレーまつり」が小学校で開かれ、子ども達が参加している。秋に実施した小学校での「銀杏まつり」には職員も協力している。地域の生活実習所の屋上にプールがあり、週1回子どもと共に利用している。また地域の中学校にも公開プールがあり、障害者手帳持参で参加している。日常的には商店街への散歩や買い物などを通じて地域社会と触れる機会も多い。
様々な社会資源とのつながりから学び、支援の質を深めている
区の「児童通所施設連絡会」「エリア自立支援協議会」に参加している。2018年より、地域の障害者関係団体の集まりが開催され参加した。また「障害児放課後グループ連絡会・東京」などに参加し、研修の機会や交流、実践報告の機会となっている。「全国障害者問題連絡会」研修では職員が「放課後保障と地域での生活」分科会でケース発表を行なった。「子どもの性格や障害特性を把握して「今、どんな気持ちなのかを考えて接することの大切さ」に気づいた様子を報告した。
【講評】
子どものプライバシーを保護し、意思決定のプロセスを尊重している
個人情報に関して、ホームページや広報誌における個人情報(写真、名前およびその表記)の掲示について、意向を確認している。年に1回、これらの掲載についてアンケートを実施しているが、半数以上の保護者が了承している。また支援の中では、強制的な働きかけは緊急時を除いて極力行わず、常に子どもが選べるよう選択肢を設けている。利用者調査では、「プライバシーが尊重されているか」の設問に関して、小学生62%、中学生67%、高校生75%が「はい」と回答している。
職員の倫理規範や虐待防止についての研修を行っている
法人には「職員の倫理要綱」「行動規範」があり研修を行っている。「わんぱくクラブ育成会・虐待防止規定」があり、年1回研修を行っている。「福祉サービスに関する苦情解決規定」により、毎月の施設長会、役員会に「苦情報告書」「ヒヤリハット報告書」を提出し共有、改善策を検討している。また外国の文化的背景を持つ保護者に対して、ひらがなで連絡帳を書く、宗教上の理由で行事参加が難しい子どもへの配慮など、異文化への尊敬の念を大切にしながら対応している。
子どもの羞恥心に配慮して支援している
意思決定の支援を大切にしながら、集団生活の場での社会的マナーを伝えている。個人の要求ばかりに応えることをよしとはせず、忍耐力を育むという視点も大事にしている。また羞恥心を持ちづらい子でも、恥ずかしさに気付けるように声掛けを工夫している。排泄など個々のデリケートな事情について、職員間で大声で話をしないよう配慮している。支援の中では同性介助が出来ない場面もあり課題である。女子高校生の保護者からは、排泄介助についての報告は同性の職員から聞きたいとの声があり対応している。
1.子どものプライバシー保護を徹底している
- 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、子どもや保護者の同意を得るようにしている
- 日常の支援の中で、子どものプライバシーに配慮した支援を行っている
- 子どもの羞恥心に配慮した支援を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、個人の意思を尊重している
- 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(子どもが「ノー」と言える機会を設けている)
- 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
- 施設内の子ども間の暴力・いじめ等が行われることのないよう組織的に予防・再発防止を徹底している
【講評】
業務上でわからないことは、朝夕の会議で確認し合っている
事業所では、放課後デイサービスのパンフレットを作成し、1日の流れや大切にしていることを載せ、職員・家族間で共有している。職員アンケートには「スタッフ同士が仲が良く、連携がとれている」「職員間のコミュニケーションがしっかりとれているので、職員同士でお互いにサポートし合えている」との記載があり、分からないことを率直にたずねあう雰囲気があることがわかる。毎日の終礼(18時~19時)では、当日の活動での疑問点や改善点などを出して共有し、「業務日誌」「保育日誌」に記録している。
職員や保護者からの意見を参考に、業務の改善を目指している
毎月法人の「父母会」があり3~8世帯が参加する。これに沿って「保護者会」があり、保護者会等で上がった意見については職員間で実行可能性を検討し、年間計画を立てる際に活動の内容や方法を見直ししている。これらについて公開学習会「班活動の目的~仲間と生活」を企画した。職員同士の意見や保護者の意見を生かしながら業務を見直してきたこと、その中で異年齢集団の班活動目指すもの、そこから得られる子どもの発達について報告した。利用者調査では「異年齢集団の中で自由に自分らしく育っている」とのコメントが寄せられていた。
感染予防などの重要事項についてはマニュアル化している
嘔吐処理の手順を視覚化したものを処理グッズと共に保管している。子どもの支援は個別的であり、マニュアル化できない部分が大きい。ただし、アルバイトやボランティア、新入職員らの理解を統一するためにも基本的な支援項目についてのマニュアル作成は今後の課題である。それを補うものとして朝夕の打ち合わせ、「保育日誌」「業務日誌」「一言ノート」の活用がある。またホールなどの活動の場で互いの関わり方に触れることができ、問題があればその都度アドバイスし合い支援水準を高めている。
1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
- 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
- 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている
- 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や子ども・保護者等からの意見や提案を反映するようにしている
事業者のコメント
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【講評】
学習会や終礼、法人主催の各研修などを通して、療育のあり方について説明している
学習会や終礼、法人主催の各研修などを通して、保育のあり方について説明している。日々の活動の前後にスタッフ・ミーティングを実施し、共通認識を以て支援を行うことができるようにしている。2018年度事業計画書に、「個々の子どもが落ち着いて過ごし、のびのびと遊べる環境を大事にする。また、異年齢集団ならではの関わり合いや楽しさを感じられる活動を心掛け、個と集団の成長を保障していく」と支援方針を明記している。事業計画書を職員個々に配布し、その理解の浸透を図っている。
連絡帳や保護者会などを通して、当事業所の支援のあり方について周知している
連絡帳を通して、子どもの姿を伝え、保護者と共有している。「わんぱくだより」(保護者へのおたより)では、保育の内容やねらいを明記し、保護者に周知している。また、保護者会(ほぼ年10回)でも保育について説明している。ただし、参加者が少ないことが課題となっている。保護者の夏休み時に保育参加の機会を設けており、当事業所の取り組みについて理解していただく機会としている。その他、事業所の決定事項は、資料を作成し、配布している。緊急を要する場合は、メールにて全保護者へ配信している。
現場職員、保護者の意見や考えを汲み取り、法人・事業所運営を行っている
役員会(月1回:理事会)と運営委員会(月1回)を開催し、法人全体の運営方針について検討し、法人全体の父母会で決定するという仕組みである。当事業所の管理者は、今年度、法人全体の職員長の役職を担っており、「合同職員会」(年6回)などで職員の意見を汲み取り、理事会に上げ、理事会で決定したことを職員に伝えている。運営委員会は、各事業所から保護者1?3名、職員約5名が代表として参加している。他方、各事業所の活動内容については、「事業統括会議」と「施設長会議」で検討している。