評価結果

標準の評価

基本情報

【事業所名称】

さくらぎ保育園

【サービス種別】

認可保育所

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

認められ・認め合う喜び
大きなお家
一人ひとりの
心育む
ふれあい・ゆとり・ぬくもり

職員に求めている人材像や役割

『大きなお家』というビジョンに基づき、組織としての形はしっかり築きながらも家庭的な雰囲気の中で人間的なつながりを持ち互いに認められ、認め合う喜びを感じながら、その姿を子どもたちに見せていける職員。

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

今を大切にすることが未来につながるということ。
子どもたちの育ちは、今の発達課題を大切にする事と今が子どもたちの未来につながっていることを意識することが大切だと考える。すなわち私たちが未来を作っているのだという観点で子どもたちを保育(幼児教育)していくということ。

全体の評価講評

特によいと思う点

開園当初からの「認められ・認め合う喜び」という保育理念は職員の中に浸透し、子どもに対してはもちろんのこと、保護者や職員間においても選択肢の提供や相手の意思を尊重した対応が実践されています。このような伝統ある園ですが、アプリケーションを活用した保護者への情報配信のほか、絵本を活用した学びへの発展や健康教育、書道等、新たな試みも積極的に取り入れて、更なる保育環境の充実を図っています。このような姿勢は、子どもの心身に更なる成長をもたらす画期的な取り組みであり、今後の展開に期待します。

園の保育の可視化に向け、今年度から「ICT化」(園と保護者の総合連絡アプリ)に取り組み、保護者へ書面の開示だけではなく、写真や動画を通して保育を理解し、子どもの育ちに興味や関心が持てるようにしています。また、「さくらぎ保育園が考える幼児教育」として、一人の作家の絵本を軸に子どもの遊びが学びに繋がるように取り組み、子どもの興味や学びを関係絵本とリンクさせた事が、子どもにも保護者にもわかりやすい活動になっています。この取り組みを「学びの種」とし、活動の様子を写真にコメントを添えて各クラスに掲示して伝えています。

保育園の運営において中長期計画から事業計画、職員個別育成プログラムなどがPDCAサイクルの下に実践されていました。計画の作成段階から広い視野をもって課題を抽出し、目標を明確にしています。中長期計画では法人としての課題と共に、保育園としての課題を示し、包括的に達成するための目標を段階を追って達成へと向かっています。そして、これらの基本となる仕組みの上にICT化や人材育成における新しい取り組みなどが適宜盛り込まれ、制度として発展していっていることが確認できました。

さらなる改善が望まれる点

大きなガラス窓で仕切られた開放的な環境により、どこにいても他クラスの状況が視界に入り、自然な興味が注がれています。また、ランチルームの共有や乳児期からの異年齢交流活動、行事への参加などを通してその関わりを深め、年上の子どもに対する憧れの気持ちや年下の子どもに対する思いやり・受容の心は育まれ、互いを認め合う保育の実践にもつながっています。当園の恵まれた環境を活かし、より一層の充実に向けた取り組みとして、長期的に段階的な視点での関わりの充実などの検討にも期待します。

園で整備しているマニュアルについては、毎年マニュアルごとに「見直し作成担当職員」を決め、見直しと改善を進めています。「職員ハンドブック」については、園長、主任、リーダーで見直し全職員に周知しています。職員は、各マニュアルや「職員ハンドブック」を活用して業務の標準化に努めています。その中で、今年度から取り入れた「ICT化」(総合連絡アプリ)については、取り組みを進める中で、様々な課題が出る事を予想し、課題の抽出とPDCAサイクルで取り組めるような仕組みの構築の必要性を感じており、今後の検討に期待しています。

職員の働きやすい環境作りを進めています。有給休暇の取得は毎月、平日にも取れるように希望届を出してもらったり、園独自のキャリアアップの仕組みを作るなど体制を整えています。しかしその一方で、今回の職員自己評価では「当番が多くて大変」「子どもの記録などを書く事務作業時間が取れない」など、保育現場における多忙さについて改善を望む意見が散見されました。これら職員の声にも一つ一つ応えていき、より働きやすい環境へとさらに改善されることを望みます。

事業者が特に力を入れている取り組み

ヒヤリハットの活動が今年度は特に強化されていました。ヒヤリハットの書式を新たに見直し、環境委員と看護師を中心に事例を集め、定期的に集計して発生場所、時間、曜日などを表とグラフにまとめて職員会議で報告しています。たとえば、1週間のうちで何曜日に事故が多いのか、何の事故が多いのか、ケガがどこで発生しているのかを表す発生状況マップの作成するなど、事実に基づいたわかりやすい資料が作成されていました。このように可視化して、特に若手職員が事故を未然に防げるように努めています。

転園や退園、卒園時に子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援として、5歳児が行政での取り組みでもある近隣保育園との小学校訪問を実施しているほか、卒園後には小学1年生を夏祭りや運動会などの行事に招待しています。さらに、当園を卒園し小学校を卒業する6年生を、保護者同伴で「卒業を祝う会」を春休みにに実施し、保育園時代の写真やアルバムなどを見ながら懐かしい思い出を語り合ったり、将来の夢などを話す機会を設けています。卒園してからもその成長を見守り、民営園としての環境を活かした取り組みをしています。

当園では、絵画活動を通して物事を見つめる目や想像力などの豊かな感性を育んでいます。また、お互いの作品を尊重し、それぞれの良さを見つけて認め合うことで幼児期に最も大切な自己肯定感を育てています。さらに、日頃の保育場面でも常に選択肢を提供したり、お泊り保育の際には買い物するにはお金が必要、お金は働いた分のお給料なんだということに気づかせ、その手段として正しい掃除のやり方を伝える。このように、日々の活動や子どもの言葉を学びの種として拾い、広げていくことで子どもの気持ちを尊重し、日々の生活を豊かなものにしています。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:利用者家族91世帯を調査対象にアンケートを実施し、結果70世帯から回答が得られました。
  • 調査方法:アンケート方式  
    利用者調査はアンケート方式で行いました。アンケートは事業所の協力の下、利用者調査票と当社指定の封筒を利用者へ配布して頂きました。回収物の開封は全て当社内で行い、匿名性を確保しました。
  • 有効回答者数/利用者家族総数:70/91(回答率 76.9% )

利用者家族91世帯に対し、有効回答70件で76.9%の回答率となりました。 総合的な評価では、「大変満足」が46世帯(65.7%)、「満足」が21世帯(30.0%)と、「大変満足」および「満足」の回答が全体の95.7%で、利用者家族の多くが満足していることが伺えます。事業所に対する総合的なコメントを見ると、「先生たちのことが大好きで毎日たのしく保育園に通えています。色々なことを吸収してきているので、これからも沢山の経験をしてくれたらと思います。」「ご飯を食べないことを相談したあと、帰りに毎日のようにその日の給食の様子を伝えてくれます。」等の回答がありました。一方で、「延長保育時間を18:30以降にしてもらえたらうれしい。」「園外へのお散歩の回数をもう少し増やしてほしい。」等の回答もありました。

アンケート結果

1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか

はい 68名 (97%)
どちらともいえない 2名 (3%)

回答割合は、「はい」が97.1%、「どちらともいえない」が2.9%という結果で利用者家族の多くが子どもの心身の発達に役立つと感じていることが伺えます。自由意見では、「発達障がいのあるうちの子どもにとって、園での活動は本人の成長にとって、とても大きい影響を与えていると実感しています。」「日々出来ることが増えていき、保育園での生活のおかげだと思います。」等の回答がある一方「日常的にもっと自然と触れ合えるような環境だと良い。」等の回答がありました。

2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか

はい 67名 (96%)
どちらともいえない 2名 (3%)
いいえ 1名 (1%)

回答割合は、「はい」が95.7%、「どちらともいえない」が2.9%、「いいえ」が1.4%という結果で利用者家族の多くが子どもの興味や関心を持つ活動と感じていることが伺えます。自由意見では、「ブランコや砂遊びなどに興味があり、ていねいに対応してもらえています。」「毎日一日の出来事を楽しそうに話してくれるのが私の楽しみの一つでもあります。日々充実した生活を送っているんだなと感じます。」等の回答がありました。

3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか

はい 69名 (99%)
無回答・非該当 1名 (1%)

回答割合は、「はい」が98.6%、「無回答・非該当」が1.4%という結果で利用者家族の多くが子どもの状況にあった食事提供と感じていることが伺えます。自由意見では、「子どもにアレルギーがありますが、大変ていねいに対応していただき感謝しています。」「何度かいただいたことがありますが、だしをとり、手間ひまかけている美味しさが伝わります。」「毎日おかわりをしていっぱい食べたよとうれしそうに話してくれます。」等の回答がありました。

4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか

はい 64名 (91%)
どちらともいえない 5名 (7%)
無回答・非該当 1名 (1%)

回答割合は、「はい」が91.5%、「どちらともいえない」が7.1%、「無回答・非該当」が1.4%という結果で利用者家族の多くが身近な自然や社会とかかわっていると感じていることが伺えます。自由意見では、「周りが自然の多いところなので、苦手だった虫が触れるようになったり、野菜を育てたりと小さいうちから経験させてもらってありがたい。」「泥んこ遊びなど、家ではさせてあげられませんが保育園でしていただき感謝。」等の回答がある一方、「あまり自然と触れ合えるような環境ではないと思う。」等の回答がありました。

5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか

はい 62名 (89%)
どちらともいえない 4名 (6%)
無回答・非該当 4名 (6%)

回答割合は、「はい」が88.6%、「どちらともいえない」が5.7%、「無回答・非該当」が5.7%という結果で利用者家族の多くが時間の変更に柔軟に対応してもらえていることが伺えます。自由意見では、「電話一つで時間を変更して下さいます。」「助かっています。」等の回答がありました。

6.安全対策が十分取られていると思うか

はい 64名 (91%)
どちらともいえない 6名 (9%)

回答割合は、「はい」が91.4%、「どちらともいえない」が8.6%という結果で利用者家族の多くが安全対策は十分取られていると認識していることが伺えます。自由意見では、「車の交通整理をし、安全を確保して下さいます。」「危険認知が低い子どもには、個別に対応されていると思います。」等の回答がある一方、「ドアから勝手に出てしまう子がいるので少し心配です。」等の回答がありました。

7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か

はい 60名 (86%)
どちらともいえない 9名 (13%)
無回答・非該当 1名 (1%)

回答割合は、「はい」が85.7%、「どちらともいえない」が12.9%、「無回答・非該当」が1.4%という結果で利用者家族の多くが保護者に配慮した日程になっていると感じていることが伺えます。自由意見では、「(土)に行事なので家族みんなで参加でき嬉しいです。」等の回答がある一方「近隣の小学校とイベントが1日違いなことがありました。休みを取るのが大変かと思います。」「交流会の終了時間が14:45と普段なら昼寝をしている時間のはずですが、その時間に子どもと帰宅となっている。」等の回答がありました。

8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか

はい 61名 (87%)
どちらともいえない 9名 (13%)

回答割合は、「はい」が87.1%、「どちらともいえない」が12.9%という結果で利用者家族の多くが信頼関係があると認識していることが伺えます。自由意見では、「お迎えのときなど気軽に相談できます。」「毎回、とてもきれいな説明、記録があり安心します。」等の回答がある一方、「毎日様子をもっと教えてくれるといいと思う。」「入園して半年ほどなのでわからない。」等の回答がありました。

9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 70名 (100%)

回答割合は、「はい」が100.0%という結果で利用者家族の多くが子どもたちは清潔な環境にいると認識していることが伺えます。自由意見では、「お部屋はいつもきれいで安心します。」「不衛生だと思うところがありません。」等の回答がありました。

10.職員の接遇・態度は適切か

はい 60名 (86%)
どちらともいえない 8名 (11%)
いいえ 2名 (3%)

回答割合は、「はい」が85.7%、「どちらともいえない」が11.4%、「いいえ」が2.9%という結果で利用者家族の多くが職員の態度に満足していることが伺えますが、一方自由意見では、「職員(先生)が園児の名前を呼び捨てで呼ぶので、園児同士呼び捨てをするのだと思う。」「担任以外も担当している先生の紹介だけでもあったほうが良い。先生側からの声かけも大切と思う。」「ネックレスをしている先生がいて、小さいクラスなので危ないのではと思います。」等の回答がありました。

11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 63名 (90%)
どちらともいえない 5名 (7%)
いいえ 1名 (1%)
無回答・非該当 1名 (1%)

回答割合は、「はい」が90.1%、「どちらともいえない」が7.1%、「いいえ」が1.4%、「無回答・非該当」が1.4%という結果で利用者家族の多くが具合の悪いときの職員の対応に満足していることが伺えますが、一方自由意見では、「まだあったことがない。」「ずいぶん前のことですが、園に預けていたジャンパーが週末返ってきたとき血がついていたことがあり、怪我をしたようで数日間その服で遊んでいたようです。当日返却してほしかったです。」等の回答がありました。

12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 57名 (81%)
どちらともいえない 7名 (10%)
いいえ 1名 (1%)
無回答・非該当 5名 (7%)

回答割合は、「はい」が81.5%、「どちらともいえない」が10.0%、「いいえ」が1.4%、「無回答・非該当」が7.1%という結果で利用者家族の多くがトラブルへの対応に満足している事が伺えますが、一方自由意見では、「すごく意地悪な子がいるみたいなのですが、その子ばかりに対応できないとは思うが、もう少し気をつけてみてほしいと思うときはある。」「双方の親に謝罪させるのはいかがなものか。未熟な子ども達に責任をとらせるのか、園側の責任はないかいつも疑問に思います。」等の回答がありました。

13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか

はい 69名 (99%)
どちらともいえない 1名 (1%)

回答割合は、「はい」が98.6%、「どちらともいえない」が1.4%という結果で利用者家族の多くが子どもの気持ちを尊重してくれていると思っていることが伺えます。自由意見では、「自分のクラスの先生だけでなく、話しかけてくれたり、全員優しさが伝わります。」「言葉がしゃべれない、息子の気持ちを汲み取って親切、丁寧に対応していただております。」等の回答がありました。

14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか

はい 59名 (84%)
どちらともいえない 5名 (7%)
いいえ 2名 (3%)
無回答・非該当 4名 (6%)

回答割合は、「はい」が84.3%、「どちらともいえない」が7.1%、「いいえ」が2.9%、「無回答・非該当」が5.7%という結果で利用者家族の多くがプライバシーを守られていると思っていることが伺えますが、一方自由意見では、「先生しか知らないと思う事を他の保護者から聞かれたことがありました。」「送迎のときに熱の子の話をしていたり、体調の事を言っている。」等の回答がありました。

15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 64名 (91%)
どちらともいえない 6名 (9%)

回答割合は、「はい」が91.4%、「どちらともいえない」が8.6%という結果で利用者家族の多くが説明をわかりやすいと感じていることが伺えます。自由意見では、「毎日の報告がキッズノートになり、見忘れがなくなり助かっている。また、写真もあって様子も良くわかる。」「何かあったとき、○○のように対応していきますと詳しく教えてくれます。」等の回答がある一方、「今年から今の保育園になったので、プリントでのお知らせ以外も教えてくれると助かります。」等の回答がありました。

16.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 55名 (79%)
どちらともいえない 7名 (10%)
いいえ 1名 (1%)
無回答・非該当 7名 (10%)

回答割合は、「はい」が78.6%、「どちらともいえない」が10.0%、「いいえ」が1.4%、「無回答・非該当」が10.0%という結果になっています。自由意見では、「同じ事を何度か伝えないと、応えてくれなかった。」等の回答がありました。

17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 36名 (51%)
どちらともいえない 12名 (17%)
いいえ 3名 (4%)
無回答・非該当 19名 (27%)

回答割合は、「はい」が51.5%、「どちらともいえない」が17.1%、「いいえ」が4.3%、「無回答・非該当」が27.1%という結果になっています。自由意見はありませんでした。

組織マネジメント分析結果

◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合はで、実施できていない場合はで表しています。

【講評】
理念、基本方針を明確に打ち出して職員、保護者へ伝えています

保育園が目指す方向性について、職員及び保護者へ毎年定期的に伝えています。まず職員へは新年度を迎える前の3月の職員会議で、話し合う場があります。なぜこの理念、基本方針なのかを考え、保育士としてどうすべきなのかを話し合っています。そして各クラスの理念を決めて、1年をスタートしています。保護者に向けては、入園のしおりで説明しているほか園だより、乳児の子育て交流会・幼児の懇談会等の場を通じて説明しています。運動会や発表会等の場においても、なぜこの行事を行うのか目的を伝える中で理念に触れられています。

経営層の役割を職員ハンドブックに明示し、約9割の職員が理解しています

保育園内での園長・副園長・主任の経営層を含む職員の役割については、職員ハンドブックに明示しています。新年度の準備会議の際には全体で確認し、各役職について具体的に何をするべきかを共有することで意識付けができています。職員の自己評価において、約9割の職員がこれらの役割について理解できていると回答しており、毎年の繰り返して取り組んでいる成果が表れているといえます。経営層は姉妹園との連携にも取り組んでおり、定期的に経営層で集まり共通の課題について話し合いも行っています。

円滑な法人運営を行うための手順が定められています

保育園及び法人内で重要な意思決定を行う場合の流れは、職員ハンドブックに「円滑な法人運営と園児の処遇向上を目指し」の中に明示しています。たとえば、保育の内容や園児の個別処遇に関すること、園の経営的なことなどの項目ごとに分けて、手順が定められています。保育の現場におけることについては、年度開始後は各クラスリーダーや各委員会の正副委員長が中心となり後輩を指導していくこととなっています。保護者に対しては、年度初めの全体保護者会にはじまり、保護者会役員会、クラス懇談会等で重要な事項は報告することとなっています。

1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
  • 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
  • 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  • 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
保育園の内外から広く情報収集して、課題の整理・抽出をしています

保育園を運営していくにあたり、多方面から情報収集して課題の整理・抽出をしています。保護者からは行事実施後にアンケート調査を行うほか、クラス懇談会等を通じて意見を聞いています。職員からは職員会議で検討事項について意見を聞くほか、新年度を迎える際には次年度へ向けての改善案などを話し合っています。そのほかに、地域の現状を把握する手段として、子ども・子育て会議に委員として参加しているほか、町内の私立保育園で情報交換を定期的にしています。また、西多摩地区保育園連合会園長会や全国組織の集まりにも参加しています。

法人全体としての中長期計画を定め、各園又は共通の取り組みを明確にしています

法人では保育園2園と高齢者施設1施設を運営しています。このような中で、保育園として将来的にどのようなことに取り組んでいくかを示す中長期計画を作成しています。法人全体としての課題が何か、そして各園の取り組みはどのような内容か、また共通の取り組みとしては何かを年度ごとにスケジュールを更新して、計画を実行に移しています。この中長期計画を踏まえて、年度末の職員会議で話し合い翌年度の事業計画を決定しています。なお、予算検討も同時期に行っています。

計画の実行にあたりPDCAサイクルの流れが仕組み化され、実践しています

策定した計画をPDCAサイクルで実行していくよう徹底しており、会議録や各種記録を確認したところとてもよく実践されていることを確認できました。このPDCAサイクルによる仕事の進め方については、職員ハンドブックに「仕事の進め方」として示されており、職員が困った時には確認できるようになっています。計画は年度別、月別で目標と達成度を確認できるように仕組み化されています。具体的な取り組み内容、時期を確認して、各担当者や委員会で検討し、職員会議で報告する流れです。これにより着実な計画が実行されています。

1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
  • 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
  • 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
  • 事業所の経営状況を把握・検討している
  • 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
  • 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
  • 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
  • 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
  • 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
「職員の心がけ」を先輩職員が新人職員へ教えることで共に理解を深めています

職員に対して保育士として、1人の社会人として守ってほしいことについて職員ハンドブックの「職員の心がけ」に示しています。また、事業計画の中に「職員倫理規程」も記載しています。「職員の心がけ」は新人職員に向け先輩職員が説明して教えると共に、自身も再確認することとしています。今年度からの新しい取り組みとして、巡回相談で定期的に来園していた臨床心理士を講師役に迎え、姉妹園と合同で研修会を企画し、実施しました。

第三者委員等の認知度は約50%に留まっており、改善点となっています

苦情解決制度については、入園時に入園のしおりと重要事項説明書に記載して保護者に説明しています。また園だよりにも掲載し、保護者会等でも伝えていますが、今回の利用者調査では「第三者委員等を知っているか」という問いに知っていると回答したのは約50%に留まっています。今後も継続して周知を図り、認知度が向上することを期待します。虐待防止に向けた取り組みとしては、「さくらぎ保育園で一人一人を大切にするうえで気をつけていること」(子どもの人権)を中心に、半年に一度クラス内で確認しています。虐待防止マニュアルもあります。

保育園の情報発信、ボランティアの受け入れ、一時保育など社会的責任を果たしています

保育園のホームページを作成し、行事があった際などにブログを定期的に更新しています。また、行事等の取り組みやお誘いの手紙を近隣に配布し地域の人たちに来園してもらうなどして、地域へ保育園の取り組みを発信しています。ボランティアを多く受け入れており、夏のボランティア体験には約40名もの実績がありました。地域貢献の取り組みとしては、「CiaoCiaoクラブ」という一時保育を行っています。そのほかにお囃子の団体に練習場所として保育園を提供したり、外部講師を招いて講演会を毎年企画する取り組みも行われています。

1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
  • 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
  • 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
  • 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  • 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
  • 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
  • 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
  • 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
  • ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
  • 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
  • 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
  • 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
危機管理マニュアルを作成し、災害時等に備えています

保育園の安全安心の環境を守るための危機管理マニュアルを作成しています。災害時に保育園が深刻な被害を受けた場合には、早急な復旧ができるように地域の業者と連携を図る体制を整えています。園内には備蓄もしていて緊急時に備えています。避難訓練も毎月計画して実施し、火災や地震等の様々なケースを想定して実施しています。また、園庭の安全を確保するために遊具の入れ替えも行いました。さらに、園庭を芝に変えた結果として子どもの擦り傷も減っています。

ヒヤリハット活動に今年度からさらに工夫をして職員の意識が高まっています

事故防止の取り組みの一つとしてヒヤリハットの活動があります。環境委員、看護師を中心に事例を集め、定期的に集計して発生場所、時間、曜日などを表とグラフにまとめて職員会議で報告しています。たとえば、1週間のうちで何曜日に事故が多いのか、何の事故が多いのかなどを委員から発表しています。これは今年度からの取り組みで、ヒヤリハットの書式も見直していて力を入れて取り組んでいます。職員の自己評価が高いことからも、事故防止に対して意識を高めることにつながっている様子が窺えます。

園内の情報はパソコンのほか、連絡アプリを活用して管理、共有しています

園内で扱う情報の管理についてはルールを定めて管理しています。特に個人情報に関しては注意しており、職員のみならず実習生やボランティア、職場体験の学生にも細かく説明し、厳守するように伝えています。また、それらの情報は園外への持ち出しは不可とし、経営に関する重要な情報と共に所定の場所に施錠して保管しています。パソコンの使用に関しては、情報の重要性に応じて使い分け、アクセス制限をしています。そのほかにも連絡アプリも活用しており、職員間で情報共有すべき時はこのアプリで行っています。

1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
  • 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
  • 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
  • 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
  • リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
  • 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
  • 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
  • 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
  • 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
  • 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
採用の流れの中で、理念と基本方針をお互いに感じあえたかどうかを確認しています

職員の採用時から理念と基本方針を大切にしており、説明して賛同を得られるかどうかを確認しています。採用の流れとしては、園訪問・実習・就職試験(面接、ピアノ、絵本読み聞かせ)となっています。実習は1日行い、「大きなお家」の一員として「認められ・認め合う喜び」という理念を実際の保育現場の中でお互いに感じられたかを面接で確認しています。人員配置は職員の能力向上につながるよう、クラスリーダーだけでなく、それぞれの係や委員会を組織して人材育成と共に職員一人一人の良さや特性を発揮できるような配置をするようにしています。

職員個別育成プログラムによる計画的な育成が実践されています

職員の長期的な展望を示す「職員個別育成プログラム」が作成されています。これに沿って計画的な職員の育成が図られています。毎年3月に次年度の職務が決定した段階で個別面接を行い、一人ひとりの目標を確認しています。そして、職員個別育成プログラム実施予定表を作り、計画的に研修の受講などに取り組んでいきます。なお、キャリアパスと呼ぶ自己向上プログラムの任意の取り組みとなっています。このプログラムを実施するにあたり、研修への参加は常勤のみならず非常勤職員も受講できるようになっています。

職員一人ひとりに保育士としてプロ意識を持ってもらうよう個別面接を行っています

若い職員が多いため、経営層はプロ意識を高める目的で3月の内示が出た段階で個別面接を行い、「保育資格をもってプロ契約したのだ」と職員一人ひとりが確認できるようにしています。今後に向けては人事考課制度の導入を検討しているところで、給与規定を改定して役職等による手当を支給するようになっています。園内の人間関係が固定化しないように、クラスや委員会などで色々な人たちとかかわりが持てるように配慮しています。今年度からは職員間で自分のことを知ってもらう「私のトリセツ」を作り、発表するという取り組みも始めています。

1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
  • 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
  • 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
  • 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
  • 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
  • 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
  • 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
  • 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
  • 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
  • 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
  • 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
  • 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
  • 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
  • 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

職員の質の向上は常にテーマとして取り組んできており、特に若い職員が多いことから重点課題として取り組んできました。目標として次の3つをテーマに掲げました。OJTを分野ごとの担当制にする、姉妹園との合同研修会を年数回開催する、職員一人ひとりがキャリアアップを目指す仕組みの充実。それぞれについて計画的に取り組み、実践されました。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

掲げた目標に対して、実行レベルにまで落とし込んだ計画の下に実践に移しています。その結果についても次の行動へとつなげており、PDCAサイクルが実践されていました。次なる課題として、業務の省力化が挙げられています。ICT化を図り、事務作業の効率化を図るなど具体的な取り組みも今年度は進められています。

2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

園理念として「認められ 認め合う喜び」とし保育目標と4つの柱に沿って保育を進めてきました。その中で保護者にも園での取り組みを理解し、協力してもらえるようにするために、様々な工夫に取り組みました。今年度から園と保護者の総合連絡アプリを導入し、書面だけではなく写真や動画を活用して配信することで園での子どもの活動をわかりやすく伝えらるようになりました。絵本を軸に子どもの遊びを学びに?げ、職員や保護者の意識改革も含めて名称を「保育タイムズ」から「学びの種」に変更し、活動の様子を写真にコメントで年に数回紙面で伝えています。絵本は体や骨、心などの心身の仕組みや、科学的なことがわかりやすく表現されており、園の健康や食育活動にも?げています。さらに地域に対しても園の活動を紹介する機会として、近隣の商業施設のイベントに参加し、5歳児の1年間の取り組みで特に「お泊り保育」についての発表をしました。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

今年度から導入したITC化(園と保護者の総合連絡アプリ)については、まだ過程段階で今後課題が見つかり、PDCAサイクルで取り組み、仕組みづくりをしていくこととしています。近隣の商業施設でのイベントは町の仕事を紹介し、町への就職を促すのがテーマでしたが、結果として園の取り組みを保護者や近隣住民に知ってもらう機会になりました。園として考える幼児教育を「学びの種」とし、子どもの興味や学びが深まるよう関係絵本をリンクさせて、子どもの遊びをどう深め学びに?げていけるか、実践を重ねることで子どもの遊びに広がりを持たせ、保護者へ可視化されています。3~5歳児は今年度もこの取り組みを引き続き行ない、改定された保育所保育指針にも沿って深めて行きたいと考えており、更なる深まりが予測されます。知識及び技能の基礎(気付く力)、思考力・判断力・表現力等の基礎(工夫する力)、学びに向かう力、人間性等(意欲など)幼児教育で育みたい三つの資質・能力を育てるため、子どもが心を弾ませた取り組みと体験ができるよう大人が役割を果たしていくことが今後の目標です。


サービス分析結果

6. サービス分析のプロセス
【講評】
当園のホームぺージの閲覧や福祉課の窓口、来園時に園の情報を入手できます

当保育園への入園又は見学を希望する保護者は、町や法人のホームページや役場の福祉課の窓口に設置してある「子育て情報誌」から園の情報を入手することが出来ます。来園者には三つ折りのパンフレットや子育て情報誌を配布しています。三つ折りのパンフレットは役場の窓口のほか、近隣の医院にも置いてもらっています。行事など大きなイベントなどの参加の案内は、自治会の回覧板で回してもらっています。役所の窓口には子育て支援事業「CiaoCiaoクラブ」申込書も設置され、入会し参加することで園の様子がわかるようにしています。

パンフレットやホームページは写真やイラストを活用してわかりやすく表現されています

園のパンフレットは園の概要のほか、園が大切にしている4つのこと、年齢ごとの様子、年間行事、部屋の配置図がイラストや写真を活用し、一枚に簡潔にまとめられわかりやすく表現されています。町のホームページでは所在地や保育時間などが配信されています。園のホームページはパンフレットを詳しくした内容で、施設の案内、保育目標、特徴、特色、入園のご案内、ciao ciaoクラブ、ブログ、ランチなど、園での活動や子ども達の様子を写真にコメントを添えてわかりやすく配信しています。

見学は随時受付け、園の大切にしている考えや園の特徴などを説明しています

見学は随時受付け、保護者の希望日時と園の行事など状況を考慮し実施しています。出来る限り子どもが活動している時間帯を勧めています。見学の主な対応はリーダー(不在時には主任や園長も対応)が行ない、三つ折りパンフレットをもとに、園の理念や保育目標などについて説明しています。園を案内しながら施設の構造と子どもが活動している様子を見てもらっています。園の特徴としてはランチルームがあり、2~5歳児が利用し、活動と食事の場を分けています。0、1歳児の部屋は給食室と隣接しており、給食職員と直接話すことができます。

1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
  • 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  • 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  • 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  • 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
入園説明会と個人別面談を実施し、園の基本的なルールなどについて説明しています

入園決定後、入園説明会を実施し「入園のしおり」をもとに、園の基本的なルールや運営について説明するとともに、入園に必要な書類を配布しています。説明会では15分ほどのDVD(登園から降園までの子どもたちの1日)を見てもらってから、各クラスに分かれて個別面談を実施しています。食育、準備するもの持ち物(実物を用意)、健康管理、感染症、個人情報の取り扱いなどについて丁寧に説明しています。書類は入園前に提出を依頼し、除去食の希望などを確認しています。面談内容は面談用紙に記入し報告会で情報を共有し児童票に記録しています。

準備保育の実施やITC化への取り組みで子どもや保護者の不安軽減に努めています

入園前の面接時に子どものこれまでの生活状況などを聞き取り、保護者の意向とともに児童票に記録しています。記録した子どもの状況をもとに入園当初は一人ひとりに合わせた準備保育(慣れ保育)を実施しています。準備保育実施については入園前の面談時に「準備保育時間目安表」(1週間程度)をもとにだいたいの目安を説明しています。保護者の就労状況や要望に合わせて、保護者と相談しながら保育時間や期間を調整しています。園での様子は園と保護者の総合連絡アプリを活用して、写真とともに伝えており保護者の安心へとつなげています。

メッセージカードや行事への招待など転園や卒園後の支援の継続性に配慮しています

卒園する子どもについては町としての取り組みでもある「もうすぐ1年生」で、小学校を訪問し学校体験をしており、就学への期待を持たせています。卒園した子どもについては1年生を夏祭りや運動会に招待しています。ゲームコーナーや参加競技を計画し、楽しんで参加できるように企画しています。また記念品も用意しています。当園を卒園し小学校を卒業する6年生については、保護者同伴の「卒業を祝う会」を春休みに実施しています。保育園時代の懐かしい思い出を語り合ったり、現在の将来の夢などを話してもらい、年長児とおやつを楽しんでいます。

1.サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている
  • サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
  • サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
  • サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
  • サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  • 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
  • サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
「全体的な計画」をもとに目標を反映した年間・月間指導計画を立案しています

子どもの状況に応じた計画を作成するために、当園で作成した「全体的な計画」に沿って年間保育計画、月間保育計画を作成しています。具体的な保育活動は週案の中で表現されています。発達状況や心身生活状況などは定期的な児童票や日誌などに記録しています。日常の保育の内容は保育目標やクラステーマに反映して構成されています。保育目標は「すくすくのびるおおらかな子(さくらぎは子どもたちにとって心安らげ自分を思いっきり表現できるところ)」とし、大切にしている4つの柱とともに計画に盛り込まれています。

個人面談や連絡帳などを活用し、子どもの成長のめやすを保護者と共有しています

個別指導計画については、3歳未満児と配慮を要する子ども(年5回臨床心理士が来園し助言もとに作成)について作成しています。クラス全体の計画についてはクッキングや園外保育、お茶稽古などの計画や予定を懇談会などで伝えています。個別の計画(めやす)については送迎時の会話や個人面談、連絡帳と、今年度から取り組んでいる「ITC化」(園と保護者の総合連絡アプリ)も活用し、写真とコメントで子どもの発達や成長を共に確認しながら子育ての視点を共有し、成長のめやすをわかりやすく伝えています。

計画や子どもや保護者の状況については職員会議や朝礼で全職員が共有しています

職員会議や月案・週案会議などで、計画の内容や個人の記録を支援を担当する全職員(非常勤職員を含む)が共有し活用しています。非常勤職員も必要に応じて会議に出席しています。日々の活動についてはその都度担任から伝えられています。子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報の共有は、毎朝の朝礼で前日からの子どもの様子も含めて、保育での様子や保護者からの連絡などを報告し、当日の予定とともに引継ぎノートに記録されています。シフトで遅れて出勤する職員や非常勤職員は必ずノートを見て確認する事としています。

1.定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
  • 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
  • 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  • アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している
  • 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
  • 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化に即して、作成、見直しをしている
  • 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
  • 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
  • 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
3.子どもに関する記録が行われ、管理体制を確立している
  • 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  • 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
  • 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している
  • 申し送り・引継ぎ等により、子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている
  • 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている
  • 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
  • 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
  • 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している
  • 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
  • 【5歳児の定員を設けている保育所のみ】
    小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携をとって、援助している
【講評】
子どもが好きな遊びに興味を持てるような環境を整えて、子どもの主体性を育んでいます

職員は、保護者とのコミュニケーションや職員間での情報共有に努め、子ども一人ひとりの発達の過程や生活環境を把握しています。その中で0・1歳児クラスには発達にあった手作り玩具を用意し、少人数単位で落ち着いて遊びこめるように配慮し、幼児クラスではコーナー保育を取り入れていつでも好きな遊びを選べる環境を整え、集中して楽しめるように工夫しながら子どもの主体性を育んでいます。さらに、園舎の中央に位置する開放的なランチルームを基点に職員や異年齢児との関わりを深め、英会話や絵画活動などを通して子どもの視野を広げています。

絵画活動を中心に多彩な活動や交流を通して互いを認め合える心を育んでいます

「認められ、認め合う喜び」という保育理念に基づいて、園の柱として取り入れている絵画活動では「一人ひとり違っていいんだよ」ということに重点をおき、作品を展示して、互いを認め合える心を育んでいます。また、ガラス張りの環境やランチルームを拠点とした自然な異年齢交流が行なわれています。さらに、外国籍の講師による英会話やお茶の稽古、書道を通して様々な文化を知り、ゆとりある心作りや礼儀作法、感謝の気持ち、物を大切にする事なども伝えています。年長児は近隣の小学校体験や近隣の幼稚園、保育園との6園交流会にも参加しています。

傾聴・共感・対応の姿勢で子どもに寄り添い最善の方法を見いだせる様に努めています

職員は、傾聴、共感、対応の流れを常に意識して子どもと接しています。子ども同士のトラブルに関しても同様で、双方の気持ちをきちんと汲み取り、年齢や発達に合った対応が行なわれています。また、配慮の必要な子どもや気になる子どもに関してはケース会議を行なったり、必要であれば保護者や専門機関との連携も深めながら、その子どもにとって最善の方法を見つけられるように努めています。さらに、園には、他の子どもとの空間を共有しつつ、一人になって心を落ち着けられるスペースが設けられており、子どもの気持ちを尊重する園の姿勢が伺えます。

2.子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている
  • 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
  • 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している
  • 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
  • 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
【講評】
子どもの姿をより詳しく伝える為に、アプリケーションによる配信を導入しています

乳児クラスの連絡帳は園独自の書式で複写式になっており、家庭での様子を園でも保管できるようになっています。また、幼児クラスに関しては健康カードを用意し、個々の体調や状況を把握しています。メンタル面においても気になることがあれば連絡を取り合える関係作りを行なっています。さらに、今年度からは園の様子を写真や動画で配信できるように取り組みを始めていますが、ノート希望の保護者には継続して対応しています。加えて子どもの発見や活動を「保育Times」として発行し、写真に解説を加えて子どもの姿を紹介しています。

子どもの意欲を高められるように配慮しながら基本的生活習慣の習得につなげています

基本的生活習慣の習得に関しては、春の保護者会で子どもの成長や発達についての資料を配布し、保護者との連携のもとで進めています。また、6月には、歯磨きできたら色を塗るという歯磨きカレンダーを配布し、子どもの意欲を高めると共に、歯磨きの習慣につなげています。1ヶ月後の提出は任意ですが、メダルをプレゼントし、個々の取り組みを尊重しています。さらに、絵本や紙芝居を活用して手洗いや歯磨きの大切さを伝えたり、年長児に関しては、お泊り保育を通じて自分の身の回りの管理ができるように援助し、自信につなげています。

子どもの年齢や個性に合った睡眠環境を整え、十分な休息がとれるように配慮しています

園での午睡や休息に関しては、保護者との連携を深め、その日の子どもの様子に合わせて臨機応変に対応しています。また、乳児クラスでは身体の大きさや乳幼児突然死症候群(SIDS)に配慮された布団を使用し、幼児クラスでは、夏は通気性がよく、冬は底冷えを解消する幼児用の簡易ベットを使用、配慮の必要な子どもにはパーテーションを活用して睡眠環境を整えています。さらに、5歳児クラスになると就学を視野に入れて2月の後半から徐々に午睡をなくしていますが、その際も個々の体調に応じて休息をとるなどの配慮が行なわれています。

3.日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している
  • 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
  • 子どもが、集団活動に主体的に関われるよう援助している
  • 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉による伝え合いを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
  • 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
  • 戸外・園外活動には、季節の移り変わりなどを感じとることができるような視点を取り入れている
  • 生活や遊びを通して、子どもがきまりの大切さに気付き、自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
【講評】
子どもの興味や発見を「学びの種」と称し、学びにつなげる援助を行なっています

園では、知的好奇心の種を見つける特定の作者の絵本を活用して、調べることの楽しさを伝えています。人参畑で見つけた幼虫は、図鑑で種類を調べ、世話をしたり観察画を描いたりするほか、友達に紹介する発表の場にも展開しています。このような姿は「保育Times」として写真を添えて保護者にも紹介しています。また、乳児期の頃から「ちびっこなかよしDay」を取り入れたり、行事への参加を通して集団で活動することの楽しさも伝えています。集団活動に消極的な場合には、そのなかでできることを見つけて取り組めるように配慮しています。

様々な表現活動を通して一人ひとりの個性を大切に育んでいます

絵画活動を保育の柱とし、乳児期の頃から手先の動きを育む感覚遊びを取り入れたり、様々な素材に触れる機会を持ち、経験画やフィンガーペインティング、スタンプや制作活動など、多彩な活動を提供しています。この絵画活動では、絵や作品を上手に仕上げることが目的ではなく、その過程に着目し、描いた後に何を描いたか、どんなことが楽しかったのかという発表の場につなげたり、お互いの作品を認め合ったり尊重できるような機会と考えています。また、様々な素材や取り組みを提供することで子どもの意欲を誘い、豊かな感性を育んでいます。

随所に工夫が凝らされた園庭や近隣の自然環境を活用して存分に身体を動かしています

近隣には畑や草・木・花などの自然環境があり、散歩に出かけることで季節特有の自然事象を体感しています。また、園庭には木登りできる木や2階につながる大きなスロープがあり、子どもの手がぴったりはまる木のオブジェで子どもの遊び心を誘っています。そのスロープの柵もガラス張りである為見晴らしが良く、高い場所を舞台のように見立ててヒーローに変身する姿もあります。多彩な環境の中で、楽しい活動をする為には順番を守ることや物の貸し借り、話を聞くことの大切さなど、守らなくてはいけないこともあると、その都度子どもに伝えています。

4.日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している
  • 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
  • みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
  • 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている
【講評】
夏祭りやハロウィンなどの多彩な企画で子ども達の興味を広げています

当園の夏祭りは、近隣の姉妹園と合同で卒園児や地域の方も招いて盛大に行なわれ、盆踊りや模擬店、お囃子などを楽しめる内容で、保護者会から配布されるチケットを持って買いものを楽しんでいます。また、さつまいも掘りに行った際には、その場で焼き芋にしてもらい、秋の味覚を楽しんでいます。さらに、ハロウィンにおいては数日前からランタン制作やキャンディーネックレス作りなどを行ない、子ども達の期待をふくらませています。かぼちゃの静止画の後には透明のシートをかぶせてかぼちゃの顔を描き、変身を楽しむ絵画活動にもつなげています。

行事に向けた子どもの意見をひとつひとつ大切に受け止め、学びの経験につなげています

年長児のお泊り保育では、子ども達でやりたいことを決め、その実現に向けて必要なことも全て子ども中心の話し合いのもとで進められています。「パフェを作って食べたい」という意見にまとまり、材料を買うにはお金が必要、お金は働いた分のお給料なんだということに気づかせ、その手段として正しい掃除のやり方を伝え、無事買い物に行ける。多くの時間を費やし、子ども達自身が考えて決定してきたことにより、達成感を得て、お泊り保育後には一人ひとりが自信をもって物事に取り組み、仲間を認め合う姿もみられるようになりました。

行事に向けた取り組みも合わせて子どもの成長を感じられるように配慮しています

行事に向けた取り組みは、日々のクラス便りで細かく報告しています。また、運動会や発表会のプログラムや子どもの位置、順番などに関しては「行事特別号」も発行し、子どもの成長した姿を逃さず見てもらえるように配慮しています。、行事の後には保護者へのアンケートをとり、行事の感想や翌年に向けた改善点などを募り、集計して保護者にもフィードバックされています。さらに、大型バスを利用した親子遠足や運動会での保護者競技に参加してもらったり、夏祭りのお手伝いなどを通じて園の取り組みを紹介し、共に楽しんでもらえるように努めています。

5.保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている
  • 保育時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
  • 保育時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
【講評】
「大きなお家」のように人とのつながりを意識した開放的な空間で過ごしています

当園は、「大きなお家」というビジョンの基で、人とのつながりを意識し、木製の家具や白い壁、部屋の間仕切りは大きなガラス窓という開放的な空間を整えています。また、保育室にはコーナーを設定して自分の好きな遊びを存分に楽しめるように配慮し、一人でほっとできるようなスペースも用意されています。さらに、ランチルームでのセミバイキングを通して異年齢児との自然な交流や自由な雰囲気を楽しみ、乳児クラスでは、早い時間に登園した子どもの様子を見て午前寝ができる環境も整えています。

子どもに関する情報を共有し、一人ひとりの様子に配慮して情緒の安定につなげています

早朝や夕方以降は合同保育となる為、人数や年齢を考慮した長時間保育計画を作成しています。担当職員はこの長時間保育計画を基に環境を考慮し、通常保育と異なる形態でも子ども達が安全に、安心して楽しく過ごせるように対応しています。また、早遅専用のメモを活用し、早番職員からクラス担任へ、クラス担任から遅番職員への引き継ぎが行なわれ、子ども達の視診を行ないながら保護者に引き継いでいます。さらに、情緒面への配慮として、保育士の交代が少ないシフトで対応しています。

6.子どもが楽しく安心して食べることができる食事を提供している
  • 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
  • メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
  • 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している
  • 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている
【講評】
ランチルームの活用や「食の委員会」の設置により、食事の時間を豊かにしています

当園は食育も大きな柱として捉えており、0・1歳児クラスには専用のランチスペース、2歳児以上は開放的なランチルームで食事を摂っています。ランチルームではセミバイキング方式を取り入れており、自分で食べられる量をよそったり選んだりすることで残さずに食べられた満足感を味わえるように配慮しています。また、ランチルームには季節感あふれる装飾を施し、誕生会や季節に合ったお楽しみメニューを提供しています。さらに、保育士と栄養士で構成される「食の委員会」で毎月幼児給食に関する研究を行ない、給食内容の向上を図っています。

保護者や医師との連携の基で、子ども一人ひとりに応じた安全な食事を提供しています

食物アレルギーのある子どもに対しては、マニュアルに沿って入園時に面談を行ない、医師の診断書の提出にて除去対応を決定しています。提供する際には、誤食のないように専用のトレーや名札を用意して、その子ども専用のおかわり分も用意しています。また、子どもの気持ちに配慮し、友達と一緒に食べられるように幅が広めのテーブルを用意しています。食材の原材料までの除去を希望している場合には、必要に応じて家庭から持参してもらい、園で同じようによそうことで対応しています。その対応は栄養士と綿密な打ち合わせの基で対応しています。

保育士と栄養士の連携の下で食育の充実を図り、子どもの興味を広げています

栄養士と保育士からなる「食の委員会」では、年間食育指導計画も作成し、ランチルームの運営や食育に関する行事の計画などにも取り組んでいます。また、今年度は食育の一貫としてホームベーカリーを購入し、焼き上がりの匂いなどを通して五感を刺激しています。パン作りには、園が推奨している作家の絵本を通して子ども達も興味をもっていました。さらに、プランターでの田植えや稲刈り、野菜作り、芋ほり遠足などを通して収穫の喜びを体験し、クッキング活動にもつなげています。栄養士が誕生会をしたことで食に関心を持つ子どもが増えています。

7.子どもが心身の健康を維持できるよう援助している
  • 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している
  • 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている
  • 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている
【講評】
看護師による健康教育や日々の取り組みで健康を維持する為の取り組みを伝えています

園庭遊具の使い方や2階につながるスロープでの注意事項などは年度初めに各年齢に合わせて伝え、看護師からは、園で推奨している作家の絵本を活用した健康教育も行なわれています。健康教育では看護師が制服を着用したり、骨などの目では見えない部分の話を取り入れることで、身体への関心が深まるように配慮しています。また、歯磨きカレンダーの配布により、家庭での歯磨き習慣につなげています。5歳児には自分の体調に関心を持てるように、午睡前には自分で検温し、担任に伝えています。さらに、行政との連携で交通安全教室にも参加しています。

環境委員会や看護師を中心に園内の怪我の状況を分析し、予防に努めています

医療的なケアが必要な場合には、依頼書の提出と共に座薬の預かりなども行なっていますが、定期的に書類を返却し、変更などの確認をしています。また、目薬や皮膚の塗り薬などに関しては保護者から処方箋と共に直接預かり、必要に応じて担任や看護師が対応しています。さらに、今年度からは職員で構成される環境委員会や看護師を中心にヒヤリハットの実施と分析、怪我の発生状況マップを作成して職員間で共有し、予防に努めています。職員には、アレルギー発生時対応講習や緊急補助治療薬の実技伝達指導等も行なわれています。

健康に関する情報や感染症の発症状況などを随時保護者に伝え、注意喚起しています

園では、健康管理保健計画を作成し、毎月発行される保健便りを通じて健康に関する情報を保護者に伝えています。また、感染症に関する情報は入園時のしおりにも掲載し、流行が予想される時期には保健便りを通じて注意喚起が行なわれています。園内で感染症が発生した際には、感染症ボードを活用して保護者にも周知し、子どもの健康管理や拡大防止への協力を依頼しています。乳幼児突然死症候群(SIDS)に関しても入園時の懇談会などで保護者に詳しく説明され、職員に対しても年度初めには再確認して午睡時の睡眠チェックを徹底しています。

8.保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている
  • 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている
  • 保護者同士が交流できる機会を設けている
  • 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
  • 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
  • 保護者の養育力向上のため、園の保育の活動への参加を促している
【講評】
送迎時の会話や連絡帳、トピックスの掲示などで保護者との信頼関係を構築しています

保護者の子育てや就労など個々の事情に配慮して接するために、急な時間変更などにもできる限り柔軟に対応しています。送迎時の会話や連絡帳又は園と保護者の総合連絡アプリなどを活用して保護者と子どもの成長を共有しています。また、2~5歳児は懇談会、0、1歳児は子育て交流会を実施し、年齢ごとの成長発達や園での生活状況などを話しています。さらに、園だよりやクラスだよりの配布、「学びの種」(年に数回クラスのトピックスやクッキングの様子を写真とコメントで紹介)をクラスごとに掲示し、保護者との信頼関係構築に努めています。

クラス懇談会や園の行事、保護者会など保護者同士が交流できる機会を設けています

保護者同士が交流できる機会としては、クラス懇談会や保護者参加の行事(運動会など)、保育参加などの機会を設けています。0~1歳児は懇談会という形式をとらず「子育て交流会」として、子どもの名前の由来や家での様子、子育てについての悩みなどを話してもらい、先輩保護者からアドバイスしてもらうなど、保護者同士のつながりを大切にした内容にしています。運動会には保護者競技を種目に取り入れ、クラス対抗で楽しみながら交流出来るようにしています。また、保護者会活動もあり、運動会などの行事の手伝いの中で交流を深めています。

保育参加や連絡帳、行事、講演会などを活用して保護者との共通認識を得ています

クラス懇談会での子どもの成長発達(資料も配布)についての話のほか、保育参加では一緒に過ごす(給食まで半日)ことで、実際に子どもの成長を感じてもらっています。保護者参加の行事の際には、園長挨拶の中で子どもの成長や子育てについての話をしています。さらに連絡帳や総合連絡アプリで園での子どもの様子を伝えるなど、保護者との共有認識を得るための取り組みをしています。さらに、今年度は保護者や地域の人にも参加を呼びかけ、外部講師(大学学長)を招いて法人主催の講演会(テーマ・地域で育む子育て)を実施しました。

9.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
  • 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
  • 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
近隣の農園や消防団、警察、保育園などの地域資源を活用し様々な体験をしています

近隣農園での大根の収穫や芋ほり、地元消防団の来園、交通安全教室、図書館、小学校、保育園など地域資源を活用して様々な体験をしています。近隣農園の大根の収穫では、近隣保育園6園の交流でもあり、種まきから教えてもらっています。地元消防団の人には避難訓練のアドバイスや消火訓練体験のほかポンプ車や消防車の見学をさせてもらい、防災意識を高めています。交通安全教室は町の駐在所の警察官や五日市警察、白バイ隊員、役場の職員などが来園し、子ども用の制服を着せてもらったり、道路の正しい歩き方などを指導してもらっています。

上記施設のほか、図書館職員のおはなし会など園の職員以外の人との交流をしています

子どもが職員以外の人と交流できる機会として、農園での農業体験や消防団、警察などのほか、保育園の6園交流では小学校の訪問も実施しています。図書館職員が毎月来園し5歳児に話をしてくれています。姉妹園とは夏祭りやサッカー大会を見据えた練習、互いの園を行き来するなどしています。「まごまごの日」には在園児の祖父母を招いて一緒に遊ぶなどしています。児童館からは観劇会に招待され5歳児が参加しています。地域子育て支援事業として「ciao ciaoクラブ」を実施し、夏祭りや運動会へ招待し、在園児と交流する機会を設けています。

【講評】
トイレの中に大人用のトイレとシャワーを設置するなど羞恥心への配慮をしています

個人情報の取り扱いについては入園のしおりに記載されており、利用目的や管理、開示などを説明し、同意を得ています。園のホームページで自由に閲覧できる写真を掲載する際には事前に承諾を得ています。子どもの羞恥心への配慮としてはトイレは年齢に応じてドアを設置しています。また、年長児クラスに隣接するトイレの中には大人用のトイレを設置し、中にシャワー室も設け、排泄の失敗時に他児から見えない様に配慮しています。おむつ交換もトイレの中に専用の場所を設置しています。幼児クラスのプール遊びの際は周りから見えないようにしています。

理念と4つの柱に沿い、子ども一人ひとりを尊重する保育を心がけています

当園の理念は「認められ認め合う」とし、4つの柱の中では「一人ひとりの興味や欲求を満たせるように・・・」とあり、日常の保育の中で一人ひとりを尊重する保育を心がけています。園で行なわれる活動や遊びについては、子どもが自分で選べるように選択肢をいくつか用意しています。園の取り組みの一つである絵画活動では、子ども自身が描いた絵についての思いを一人ひとり聞き記録しています。また、「一人ひとり違ってもいいんだ」ということを、常に子ども達に伝えています。保護者の価値観や生活習慣についてはその都度適切な支援をしています。

虐待防止や育児困難家庭への支援に向けた理解を深める取り組みをしてます

虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて理解を深めるために、毎年職員が交代で研修に参加し、報告することで職員同士共有しています。行政の事業の中で実施されている臨床心理士の来園が年5回あり、子どもの様子を見てもらうとともに、支援方法の助言を受けています。毎月家庭支援センター職員の来園もあり、育児困難家庭や配慮が必要な家庭について情報交換をしてます。虐待を受けている疑いや、受けている情報を把握した時には「児童虐待対応マニュアル」に従い、適切な対応ができる仕組みを整え、関係機関と連携をとる体制が整備されています。

1.子どものプライバシー保護を徹底している
  • 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
  • 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している
  • 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
  • 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている
  • 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
【講評】
園独自の各種マニュアルや「職員ハンドブック」を作成し業務の標準化を図っています

園には町から配布された「虐待マニュアル」「アレルギーマニュアル」のほか、園独自に作成した「子どもの人権」「衛生管理」「早番・遅番」などのマニュアルを一冊にまとめたファイルを整備しています。ファイルと安全管理マニュアルは各クラスに整備しています。また、「職員ハンドブック」(職員としての心がけ、保護者対応、保育の進め方、職員倫理規定など)を作成し、全職員に配布しています。職員は、分からないことが起きた場合や手順に疑問が生じたときなどは各マニュアルや「職員ハンドブック」を活用して基本事項を確認しています。

毎年マニュアルや「職員ハンドブック」を見直しサービスの向上を目指しています

園で整備しているマニュアルについては、毎年マニュアルごとに「見直し作成担当職員」を決め、その年の6月ごろまでを目途に見直しを進めています。追記や改善個所があった時には所定の書式に記載の上職員会議で全職員に図り、承認後改定しています。「職員ハンドブック」は年1回園長、主任、リーダーで見直し、改善後、全職員に周知しています。保護者アンケートや年4回の保護者会で出た意見や要望は集約し、日頃の業務に反映しています。職員会議などで出された職員の提案やアイディアは、子どもの安全を考慮し随時取り入れています。

1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
  • 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  • 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
  • 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている

事業者のコメント

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評価情報

【評価機関名】

株式会社 ミライ・シア

【評価実施期間】

2018年8月1日~2019年3月18日

【評価者修了者No】

H1301020,H0601067,H1301009

評価結果のダウンロード

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