評価結果

標準の評価

基本情報

【法人名称】

社会福祉法人そよかぜ

【事業所名称】

福祉作業所ひばり園

【サービス種別】

多機能型事業所

就労移行支援
就労継続支援B型

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

1)利用者本位
2)個人の尊厳と人権尊重
3)利用者の安全・安心
4)開かれた事業経営
5)やりがいのある職場づくり

職員に求めている人材像や役割

 誠実で適度な柔軟性を持ち、弱い立場の人に対する思いやりがある。勤勉で責任感が強く、チームワークを大切にする。法人や事業所の使命や役割を理解し、与えられた業務に真摯に取り組む。

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

 障害者福祉に携わる社会福祉法人の使命を理解し、与えられた業務や役割に対して誠実かつ責任をもって取り組むとともに、常に自己研鑽に励みレベルUPを目指す。また、組織の一員として自分の意見をしっかりと持ちつつも、協調性やチームワークを大切に職務に取り組む。

全体の評価講評

特によいと思う点

就労移行支援では利用者一人ひとりのニーズや能力特性などに応じ、作業能力向上のための受託作業やパソコン入力、ピッキング、清掃などの直接的な訓練メニューのほか、就労のための社会性獲得に向けた訓練(SST)を計画的に実施している。毎週金曜日に利用者と職員が面談して週間目標と週間予定表を作成し、毎日の活動内容や生活習慣などを日誌に記録して気づきや課題を確認している。また、職場見学や企業説明会,職場体験・実習などにも積極的に取り組み、就労のイメージを具体化させて働く意欲を育てている。

ベアリング・農耕器具部品袋詰め・資源回収・販売など作業があり、作業場所としては事業所以外に「出張所」のリサイクルショップもある。利用者の特性や希望に応じて作業を割り振り、それぞれに応じて道具を工夫するなど働きやすいように配慮している。一般就労の希望者は企業見学会等に参加したり、同じ事業所内の就労移行支援を体験するなどもしている。また、利用者の能力を作業だけで評価せず、本人の力を発揮できる「一人一役割」を見い出すことに努めている。利用者の得意なことを活かして、周りの人からも認められる役割を決めている。

事業所が工業団地の中にあり、周囲に自動車部品などの工場が多い。機械化できない細かい作業を請け負っており、受注作業の確保は安定している。資源回収作業は回収先への実績報告や機関紙の配布を行い、口コミで回収先が増えて地域からの協力が得られている。リサイクルショップは販売品の提供者に年賀状を送り、顧客の確保を図っている。利用者の社会参加として公園清掃ボランティアを実施して、地域との良好な関係を築いている。年間を通して途切れることなく作業が確保されている。

さらなる改善が望まれる点

就労継続支援ではそれぞれの利用者の特性やニーズに応じた作業提供を行えるように、受注作業のほか資源回収やリサイクルショップの運営などに取り組んでいる。工業団地の中にあるという立地を活かし、企業や地域の協力を得ながら作業確保の安定を図っている。「施設外就労」として実施していた近隣企業内での作業提供は今年度9月で一旦引き上げとなったが、別の企業での実施に向けて現在取り組み始めているところである。「施設外就労」の再開により、利用者の活動の幅が広がり、地域との連携もより密になることが期待される。

施設では社会貢献の一つとしてボランティアを受け入れ、人的資源として活躍できる場を提供している。経験などによって異なる作業メニューを設定するなど有効かつ効率よく活動できるよう努めている。また、実習生の受け入れ、職場体験、体験ボランティア、各種見学、体験実習など障害者福祉サービス事業所として求められる地域ニーズを可能な限り受け入れている。今後、組織的なボランティアコーディネート機能の構築を図り事業運営の力としてボランティアの活用を強化していくことを課題としている。

法人として個人情報保護規程および個人情報の保護に関する方針を策定している。利用者の個人情報の保護に関して、利用目的の細分化した使用目的の列挙を課題としている。個人情報保護に関して職員、実習生、ボランティアに説明をして保護に対する意識付けをしている。しかし、個人情報保護について全職員などに対する説明や研修は十分でないと考えており、理解して行動できるための取り組みが必要であると認識している。

事業者が特に力を入れている取り組み

人材育成については、OJTを中心にしている。さらに外部研修への積極的な参加と研修成果の共有による支援能力などの向上に努めた。職員の外部研修への参加により、業務遂行に必要な最新の情報や知識などを学習するとともに共有した結果、利用者対応力の向上に繋がっている。新任職員研修・現任研修などを行っている。また、年度ごとに職員配置の検討を行い適材適所に配慮した体制で開始している。必要に応じた配置転換も行うなど異動による職員の育成も図っている。

パソコンや清掃技術は就労に直結しなくても訓練を通して手順を守る、指示を守る、継続して取り組むなどの社会人の心得が身につくように習得を支援している。パソコンは基礎の文字入力から手書き資料の入力、制限時間内作業、計算などの実践的訓練まで行う。清掃検定は講座を受講して練習を繰り返し試験に挑戦する。社会生活技能訓練(SST)では、挨拶・身だしなみ・接客マナー等を訓練し、ミーティングでポイントを復唱している。日頃から「報告・連絡・相談」の徹底や自分の仕事に責任を持つことについても伝え、就労への意識を高めている。

事業所を拠点にした受注作業、資源回収作業に留まらず、事業所外の「出張所」での作業提供にも取り組んでいる。「出張所」は同法人のリサイクルショップで、利用者は地域からの提供品の仕分け・洗い・磨き・値付け・品出しなどを行っている。掃除、洗濯、商品である衣類の整理など、作業を通して日常生活の家事動作を習得できる。地域の人との交流も経験している。また、地域の公園清掃ボランティアも請け負い、社会貢献活動に取り組むことで市民としての意識向上を図っている。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:調査当日在籍している利用者全員が調査対象となる。在籍数は就労移行支援が6名、就労継続支援B型が68名であった。合計74名を対象に聞き取り調査を実施し、調査への協力が得られた60名の利用者から有効回答を得ることができた。
  • 調査方法:聞き取り方式  
    聞き取りを担当する調査員は4名。そのそれぞれが4箇所に分かれ、利用者と1対1になり調査を進めた。単に調査項目の質問をするのではなく、雑談も交えながらリラックスした雰囲気で調査をし、なるべく多くの利用者から話しを引き出せるように心がけた。
  • 有効回答者数/利用者総数:60/74(回答率 81.1% ) サービス毎の利用者総数
      利用者総数 共通評価項目による
    調査対象者数
    共通評価項目による
    調査の有効回答者数
    利用者総数に対する
    回答者割合
    就労移行支援 6人 6人 5人 83.3%
    就労継続支援B型 68人 68人 55人 80.9%

最も「はい」が多かった質問は問1の「困ったときに支援を受けているか」と問3の「利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか」で9割弱の回答者が「はい」としている。反対に最も「はい」が少なかった項目は問27の「外部の苦情窓口にも相談できることを伝えられているか」で「はい」の回答が4割弱になっている。事業所に対する総合的な感想では「大変満足」が16名(27%)、「満足」が29名(48%)で合わせて4分の3以上が満足以上との意向を示している。以下、「どちらともいえない」が14名(23%)、「不満」がゼロ、「大変不満」が1名(2%)であった。自由意見では「ひばり園に来て、とてもよかったと思います」、「仕事ができて充実して満足です」などの意見がある一方で「作業量は違うのに工賃は同じ」など福祉的就労であるがゆえの構造的問題に起因する不満を述べた意見もあった。

アンケート結果

4~17は選択式の質問のため、該当項目のみ掲載しています。

1.利用者は困ったときに支援を受けているか

はい 53名 (88%)
どちらともいえない 1名 (2%)
いいえ 2名 (3%)
無回答・非該当 4名 (7%)

9割弱の回答者が「はい」としている。「職員さんがいろいろと教えてくれるので助かります」、「分からないところでも適切にアドバイスしてくれます」、「相談に乗ってくれる」、「困ったことがあれば気にしてくれます。こっちから言うと気にかけてくれます」などのコメントがあった。

2.事業所の設備は安心して使えるか

はい 47名 (78%)
どちらともいえない 2名 (3%)
いいえ 3名 (5%)
無回答・非該当 8名 (13%)

8割近くの回答者が「はい」としている。特に目立ったコメントは挙げられていない。事業所の作業器具では厳重な注意を要するものは扱っておらず、「危ないことはない」という意見が大半であった。

3.利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか

はい 53名 (88%)
どちらともいえない 4名 (7%)
いいえ 1名 (2%)
無回答・非該当 2名 (3%)

9割弱の回答者が「はい」としている。「楽しいです。みんな仲はよいです」、「みんなでわいわいやっています。楽しいです」、「一緒に買い物に行ったりする」、「お茶やコーヒーを飲んだり、おしゃべりしたりする」などのコメントが挙げられている。「いいえ」にした利用者は「一人でいる方が好き」という意見であった。

7.【就労移行支援】
事業所での活動が就労に向けた知識の習得や能力の向上に役立っているか

はい 4名 (80%)
無回答・非該当 1名 (20%)

あまり多くのコメントは挙げられていないが、「役に立つと思う。作業の工程を覚えるのが難しいです」というものがあった。

8.【就労移行支援】
職場見学・職場実習等の、事業所外での体験は充実しているか

はい 3名 (60%)
無回答・非該当 2名 (40%)

特に目立ったコメントは挙げられていない。

9.【就労移行支援】
工賃等の支払いのしくみは、わかりやすく説明されているか

はい 3名 (60%)
無回答・非該当 2名 (40%)

特に目立ったコメントは挙げられていない。

12.【就労継続支援B型】
事業所での活動が働くうえでの知識の習得や能力の向上に役立っているか

はい 50名 (91%)
どちらともいえない 2名 (4%)
いいえ 1名 (2%)
無回答・非該当 2名 (4%)

9割以上の回答者が「はい」としている。様々な型のベアリングを組み立てる作業が中心となっている。そのベアリングに関する作業について、「大変だけど面白い」や「細かい仕事が好きでやりがいがある」などの意見が異口同音に聞かれた。「どちらともいえない」とした利用者は「仕事は大変だけど、仕事は仕事だからやらなきゃいけないなと思ってやっている」とコメントしている。

13.【就労継続支援B型】
工賃等の支払いのしくみは、わかりやすく説明されているか

はい 40名 (73%)
どちらともいえない 2名 (4%)
いいえ 1名 (2%)
無回答・非該当 12名 (22%)

7割を超える回答者が「はい」としている。「最初の時に説明してくれた。あとはもらう時」、「時間は明細書で分かります。それで単価の説明もあります」、「休みが入ると少なくなったりする」などのコメントが挙げられている。

18.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 45名 (75%)
どちらともいえない 1名 (2%)
いいえ 3名 (5%)
無回答・非該当 11名 (18%)

回答者の4分の3が「はい」と回答している。掃除は利用者と職員が毎日、分担してやっているそうで「掃除当番で毎日各場所やっているから、きれい」という意見が多かった。

19.職員の接遇・態度は適切か

はい 48名 (80%)
どちらともいえない 6名 (10%)
いいえ 2名 (3%)
無回答・非該当 4名 (7%)

回答者のちょうど8割が「はい」と回答している。「職員は優しい」というコメントが大半を占めた。中には「一部でことば遣いが荒い人がいる」、「厳しい時もあります」というものもあった。

20.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 45名 (75%)
どちらともいえない 1名 (2%)
いいえ 1名 (2%)
無回答・非該当 13名 (22%)

回答者の4分の3が「はい」と回答している。特に目立ったコメントは挙げられていない。

21.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 41名 (68%)
どちらともいえない 4名 (7%)
無回答・非該当 15名 (25%)

7割近くの回答者が「はい」としている。特に目立ったコメントは挙げられていない。

22.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか

はい 49名 (82%)
どちらともいえない 2名 (3%)
無回答・非該当 9名 (15%)

8割を超える回答者が「はい」と回答している。「相談すれば応えてくれる」、「一人、仲がよい職員がいます」などのコメントがあった。

23.利用者のプライバシーは守られているか

はい 46名 (77%)
どちらともいえない 2名 (3%)
無回答・非該当 12名 (20%)

8割近くの回答者が「はい」としている。特に目立ったコメントは挙げられていない。

24.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか

はい 40名 (67%)
どちらともいえない 3名 (5%)
いいえ 3名 (5%)
無回答・非該当 14名 (23%)

回答者の3分の2が「はい」と回答している。「(個別支援計画の)表を見たことあります。話して決めました」、「お母さんと僕と職員で話したことあります。サインしました」などのコメントがあった。

25.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 31名 (52%)
どちらともいえない 5名 (8%)
いいえ 2名 (3%)
無回答・非該当 22名 (37%)

過半数の回答者が「はい」としている。質問に対するイメージが抱きにくかったのか、「無回答」の割合も多くなっている。特に目立ったコメントは挙げられていない。

26.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 49名 (82%)
どちらともいえない 5名 (8%)
いいえ 2名 (3%)
無回答・非該当 4名 (7%)

8割を超える回答者が「はい」と回答している。特に目立ったコメントは挙げられていない。

27.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 22名 (37%)
どちらともいえない 9名 (15%)
いいえ 7名 (12%)
無回答・非該当 22名 (37%)

4割近くの回答者が「はい」としている。質問に対するイメージが抱きにくかったのか、「無回答」の割合も多くなっている。特に目立ったコメントは挙げられていない。

組織マネジメント分析結果

◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合はで、実施できていない場合はで表しています。

【講評】
理念・基本方針はパンフレットやホームページに記載し周知している

事業所の理念・基本方針などはパンフレットやホームページに掲載して、広く周知に努めている。職員に対しては年度当初に開催する職員全体会議において命じ、確認している。さらに日々のミーティング等で機会あるごとに理念等の確認を行うよう取り組んでいる。利用者に対しては見学時や契約時に説明するほか、個別支援計画作成時の面接時にも説明し理解を求めている。法人の経営理念および基本方針、各事業年度計画書(概要)を法人ホームページに掲載して、利用希望者・地域関係者などへの理解浸透を図っている。

業務分担表において各職員の担当業務が明示され、職責が明確にされている

経営層の役割と責任は各種会議の中で折に触れ説明するほか、業務分担表において担当業務を明確にし責務を明らかにしている。業務分担表では事業運営に必要な各種業務の担当者を定めている。リーダー制をとってフロアおよび作業のリーダー、各委員会の役割を明確に示している。各職員が偏りなく業務を分担するとともに内部牽制が機能するよう工夫されている。

重要な意思決定は経緯も含め、速やかに職員や利用者に伝えている

重要な案件の決裁権については、法人の定款および定款細則に規定している。事業所内では起案書を活用して決裁権のあるものの承認を受ける仕組みを整えている。そのほか、実績に応じて適宜、管理職会議、事業所代表者会議、その他の会議などを活用して重要な案件についての手順を遵守している。さらに、年2回の内部監査を実施して適切な管理が行われていることの確認を行っている。また、工賃規程の変更など利用者に直接的に関わる案件については、適宜、説明会を開催するなどの対応を行っている。

1. 事業所が目指していること(理念、基本方針)を明確化・周知している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を明示している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 重要な意思決定や判断に迷ったときに、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を思い起こすことができる取り組みを行っている(会議中に確認できるなど)
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
  • 経営層は、自らの役割と責任を職員に伝えている
  • 経営層は、自らの役割と責任に基づいて行動している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
  • 重要な案件を検討し、決定する手順があらかじめ決まっている
  • 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  • 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
福祉サービス事業者として必要な各種規程を整備して役職員全員に明示している

福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などについては就業規則ほか、必要な各種規程を整備して役職員全員に明示している。また、透明性の確保については法人のホームページに情報公開の窓口を備え付けており、年度別の事業計画・報告書および予算・決算の概要、法人現況報告書を公表するなどホームページを活用している。このほかにも福祉サービス第三者評価、ボランティアなどを受け入れるなど外部機関の活用を行っている。開かれた施設となるとともに外部の目を活用して守るべき法や倫理などの意識向上を図っている。

事業所として求められる地域ニーズを可能な限り受け入れている

施設では社会貢献の一つとしてボランティアを受け入れ、人的資源として活躍できる場を提供している。経験などによって異なる作業メニューを設定するなど有効かつ効率よく活動できるよう努めている。また、特別支援学校や地域サポートセンターなどからの実習生の受け入れ、民間企業からの初任者研修に伴う実習生の受け入れ、市内中学校などからの職場体験や一般向けの体験ボランティア、さらに各種見学、体験実習など障害者福祉サービス事業所として求められる地域ニーズを可能な限り受け入れている。

地域の企画などに積極的に参加することで地域住民などと交流を図っている

市や社協などの行政計画等審議会や地域自立支援協議会などに障害福祉専門職として参加している。毎月地域の資源回収行っており、その際に事業所だよりを約3,000部配布している。近隣の公園の清掃ボランティア、近隣小学校が行っている街路樹周辺の緑化活動にボランティアとして利用者とともに参加している。

1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知している
  • 福祉サービスに従事する者として、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳)などを明示している
  • 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳)などの理解が深まるように取り組んでいる
2. 第三者による評価の結果公表、情報開示などにより、地域社会に対し、透明性の高い組織となっている
  • 第三者による評価の結果公表、情報開示など外部の導入を図り、開かれた組織となるように取り組んでいる
  • 透明性を高めるために、地域の人の目にふれやすい方法(事業者便り・会報など)で地域社会に事業所に関する情報を開示している
1. 事業所の機能や福祉の専門性をいかした取り組みがある
  • 事業所の機能や専門性は、利用者に支障のない範囲で地域の人に還元している(施設・備品等の開放、個別相談など)
  • 地域の人や関係機関を対象に、事業所の機能や専門性をいかした企画・啓発活動(研修会の開催、講師派遣など)を行っている
2. ボランティア受け入れに関する基本姿勢を明確にし、体制を確立している
  • ボランティアの受け入れに対する基本姿勢を明示している
  • ボランティアの受け入れ体制を整備している(担当者の配置、手引き書の作成など)
  • ボランティアに利用者のプライバシーの尊重やその他の留意事項などを伝えている
3. 地域の関係機関との連携を図っている
  • 地域の関係機関のネットワーク(事業者連絡会など)に参画している
  • 地域ネットワーク内での共通課題について、協働して取り組めるような体制を整えている
【講評】
必要に応じて個別ケース対応などによる問題解決に取り組んでいる

苦情解決の体制については、入所契約時に交わす重要事項説明書へ明記しており、利用者ごとに書面において同意を得ている。苦情解決に対する体制を事業所内に掲示し、相談窓口および苦情解決責任者の設置などを明記している。職員は日々の業務の中でも利用者の声を汲み取るよう努め、苦情となる前に対応をすることを心がけている。必要に応じて個別ケース対応などによる問題解決に取り組んでいる。

アンケート調査で希望などを把握することにより、今後の活動につなげている

個別支援計画作成時の各利用者の意向や日常の利用者の支援にて集められる利用者の思いなどから、サービスの現状や問題などを把握している。事業所運営に把握した課題をフィードバックすることにより改善に努めていく仕組みを整えている。また、旅行や行事などに関しては利用者の昨希望や感想などをアンケート調査で把握することにより、今後の活動につなげるよう努めている。

地域の障害者福祉事業所との交流を図ることによる情報収集などを行っている

地域の福祉ニーズを収集に関する取り組みは現状積極的な取り組みは行っていない。地域の障害者福祉事業所との交流を図ることによる情報収集などを行っている。また、福祉事業全体の動向などについては、各購読紙や研修資料などより情報を収集している。

1. 利用者一人ひとりの意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応している(苦情解決制度を含む)
  • 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  • 利用者一人ひとりの意見・要望・苦情に対する解決に取り組んでいる
2. 利用者意向の集約・分析とサービス向上への活用に取り組んでいる
  • 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向を把握することに取り組んでいる
  • 事業者が把握している利用者の意向を取りまとめ、利用者から見たサービスの現状・問題を把握している
  • 利用者の意向をサービス向上につなげることに取り組んでいる
3. 地域・事業環境に関する情報を収集し、状況を把握・分析している
  • 地域の福祉ニーズの収集(地域での聞き取り、地域懇談会など)に取り組んでいる
  • 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)の収集に取り組んでいる
  • 事業所としての今後のあり方の参考になるように、地域の福祉ニーズや福祉事業全体の動向を整理・分析している
【講評】
単年度の事業計画が策定され、ホームページなどで広く公開している

毎年、年度単位の計画として理念・方針に基づき改善課題を明確にして事業計画の策定を行っている。作成された年度計画は、法人事業計画書に掲載している。事業計画書・事業報告書および予算・決算書は、ホームページで広く公開されている。また、旅行や行事などについては、担当者を中心に計画策定に取り組んでいる。現場の実情を反映するとともに利用者や家族などの意向・要望を把握して事業計画に反映するなど、幅広く意見を集約した事業計画書の策定を心がけている。

職員配置・役割分担などについては、毎年度見直しを行い決定している

各フロアや出張所の職員配置・役割分担などについては、毎年度見直しを行い決定している。フロアーミーティングやサービス向上委員会などの場で、事例検討などを実施して、業務改善等を図っている。年度計画策定時に、重点課題と目標を明示して、予算執行などを参考に進捗状況を把握している。月例の事業所代表者会議おいて、事業の進行状況などの報告を行っている。結果として定期的に事業の実施状況の見直しを行っている。

防災計画を策定し、職員・利用者の安全の確保に努めている

リスクマネジメント実施規定によるリスクマネジメント委員会やリスクマネージャーを設置して、利用者の安全確保や事故対応などを行っている。ヒヤリハット・事故報告書などを活用して、要因分析や情報の蓄積・共有を行い、予防対策を講じている。事故報告についてはリスクマネジメント委員会に諮り意見を聞くとともに、必要に応じて理事会に報告する仕組みが整っている。また、消防計画を消防署に提出して、定期的な消防訓練の実施や救急救命講習会への参加などにより安全確保および向上を図っている。

1. 取り組み期間に応じた課題・計画を策定している
  • 理念・ビジョンの実現に向けた中・長期計画を策定している
  • 年度単位の計画を策定している
  • 短期の活動についても、計画的(担当者・スケジュールの設定など)に取り組んでいる
2. 多角的な視点から課題を把握し、計画を策定している
  • 課題の明確化、計画策定の時期や手順があらかじめ決まっている
  • 課題の明確化、計画の策定にあたり、現場の意向を反映できるようにしている
  • 計画は、サービスの現状(利用者意向、地域の福祉ニーズや事業環境など)を踏まえて策定している
  • 計画は、想定されるリスク(利用者への影響、職員への業務負担、必要経費の増大など)を踏まえて策定している
3. 着実な計画の実行に取り組んでいる
  • 計画推進の方法(体制、職員の役割や活動内容など)を明示している
  • 計画推進にあたり、より高い成果が得られるように事業所内外の先進事例・失敗事例を参考にするなどの取り組みを行っている
  • 計画推進にあたり、目指す目標と達成度合いを測る指標を明示している
  • 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
1. 利用者の安全の確保・向上に計画的に取り組んでいる
  • 利用者の安全の確保・向上を図るため、関係機関との連携や事業所内の役割分担を明示している
  • 事故、感染症、侵入、災害などの事例や情報を組織として収集し、予防対策を策定している
  • 事故、感染症、侵入、災害などの発生時でもサービス提供が継続できるよう、職員、利用者、関係機関などに具体的な活動内容が伝わっている
  • 事故、感染症、侵入などの被害が発生したときは、要因を分析し、再発防止に取り組んでいる
【講評】
職員採用については関係者間で必要とする人材を明確にして採用を行っている

職員の採用は新卒者の計画的な採用を行うほか、随時採用募集をインターネットなどを活用して行って人材確保に努めている。職員採用については関係者間で必要とする人材を明確にして採用を行っている。新人教育には、採用時オリエンテーションにて理念・運営方針などの説明をしている。職務権限規程、職務分掌規程などが策定され示されている。人事考課制度の導入については、社会保険労務士と契約を行って課題として導入に関する検討を行っている。

職員の声を吸い上げて、働きやすい職場を目指した労務管理に努めている

日常のコミュニケーションや定例の職員会議およびミーティングなどを通じて職員の声を吸い上げて、働きやすい職場を目指した労務管理に努めている。人材育成については、OJTを中心にしている。さらに施設内外の研修を行い、職員が一定レベルの知識や技術を学ぶ機会を設けている。新任職員研修・現任研修などを行っている。外部研修などへも積極的に参加をしている。また、年度ごとに職員配置の検討を行い適材適所に配慮した体制で開始している。必要に応じた配置転換も行うなど異動による職員の育成も図っている。

1. 事業所にとって必要な人材構成にしている
  • 事業所の人事制度に関する方針(人材像、職員育成・評価の考え方)を明示している
  • 事業所が必要とする人材を踏まえた採用を行っている
  • 適材適所の人員配置に取り組んでいる
2. 職員の質の向上に取り組んでいる
  • 職員一人ひとりの能力向上に関する希望を把握している
  • 事業所の人材育成計画と職員一人ひとりの意向に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
  • 個人別の育成(研修)計画は、職員の技術水準、知識、専門資格の習得(取得)などの視点を入れて策定している
  • 職員一人ひとりの個人別の育成(研修)計画に基づいて、必要な支援をしている
  • 職員の研修成果を確認し(研修時・研修直後・研修数ヶ月後など)、研修が本人の育成に役立ったかを確認している
1. 職員一人ひとりの主体的な判断・行動と組織としての学びに取り組んでいる
  • 職員の判断で実施可能な範囲と、それを超えた場合の対応方法を明示している
  • 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに学ぶことに取り組んでいる
  • 職員一人ひとりの研修成果を、レポートや発表等で共有化に取り組んでいる
2. 職員のやる気向上に取り組んでいる
  • 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価・報酬(賃金、昇進・昇格、賞賛など)が連動した人材マネジメントを行っている
  • 就業状況(勤務時間や休暇取得、疲労・ストレスなど)を把握し、改善に取り組んでいる
  • 職員の意識を把握し、やる気と働きがいの向上に取り組んでいる
  • 福利厚生制度の充実に取り組んでいる
1. 事業所が蓄積している経営に関する情報の保護・共有に取り組んでいる

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

【評語】
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