評価機関としての調査結果
調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
利用者Aさんをトイレ誘導した職員Bは「~さんトイレに座ってて下さいね」とその場を離れ、フロアにいる利用者Cさんに口腔ケアの声掛けをして、さらに利用者Dさんにも声をかけトイレ誘導をしている。しばらくするとAさんが「あんたに言ってんじゃないわよ!」と言いながら、利用者Cさんと揉める様子が見られた。慌てて職員Bが駆け付けて仲裁に入るが、フロアに戻ったCさんが泣き出し、職員Eが傾聴して気分転換を図る場面があった。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
職員Bは利用者Aさんが一部介助で排泄できることを知っており、声掛け後にその場を離れてフロアに戻り、他利用者への対応をしたものと推察する。利用者Cさんは比較的自立度が高く洗面所で自ら歯を磨いているとき、職員が戻るまで待てなかったAさんは既に不機嫌になっていて、Cさんとトラブルになったと考える。職員Bが慌てて仲裁に入るがおさまらずフロアで泣き出す利用者Cさんに対して、職員Eが寄り添って否定することなく傾聴し、その後「まだヒマワリが完成してないから、Cさんに手伝ってほしい」と声をかけると「私にできるかしら」と言いながらも、表情明るく製作に集中する様子が見られた。CさんだけでなくAさんへのフォローも忘れないと良かったと感じる。
「評価機関としての調査結果」に対する事業者のコメント
開設から14年目に入り、開設当初に比べて入居者の認知症の重度化や身体能力の低下など新たな問題も出てきてますが、引き続き、ICF(国際生活機能分類)の視点から、出来ることを重視した根拠のある支援を行い、その人それぞれの有する能力に応じた支援を行いたいと思います。また、年数を重ねるごとに職員も現状に満足し‘慣れ‘てしまうことのないよう、今後もOJTを主に、OFF-JTも織り交ぜた職員育成に努めていきたいと考えます。今回の第三者評価を参考に来年度も更なる向上に努めて参ります。
1.家族への情報提供はあるか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
2.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
3.職員の接遇・態度は適切か |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
4.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか |
はい 82%
どちらともいえない 9%
無回答・非該当 9%
|
5.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
6.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
7.利用者のプライバシーは守られているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
8.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか |
|
9.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
10.利用者の不満や要望は対応されているか |
|
11.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか |
はい 55%
どちらともいえない 27%
無回答・非該当 18%
|