
評価機関としての調査結果
調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
「姿勢」のテーマでグループごとに分かれ、朝の会が行われていました。利用者の目線に合わせて職員が司会を行いながら、利用者の体調やその日の活動について説明していました。評価者の存在が気になっていて、落ち着かない表情を浮かべている利用者のことを察し、職員が説明してくれたり、自己紹介をさせていただくと表情が穏やかになりました。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
利用者ごとに安楽な「姿勢」で過ごす一方で、目からの情報が限られてしまいます。しかし、利用者の表情や目線といった非言語を汲み取り、困った表情を浮かべていれば、「どうしたの、〇〇が気になる?」「ちがう、〇〇のほうかな?」といったように利用者の気持ちを察した質問を繰り返し、利用者の表情が穏やかになり、納得するまで向き合っていました。言葉でやり取りが難しいからこそ、普段から表情を読み取ることを大切にしている姿勢がうかがえました。
「評価機関としての調査結果」に対する事業者のコメント
当施設の利用者は、場の雰囲気や、いつもと違うこと等を敏感に感じ、それを楽しんだり、不安に思ったり、その内容をストレートに、発声や表情で伝えて下さいます。それを職員がいかに汲み取れるか、そして仲間との関わりにどう繋げるかという視点が支援のポイントと考えています。この積み重ねが1人1人の利用者のことを職員が理解し、利用者同士の理解にも繋がると思います。
日常では、職員が話しかけたり、ご自宅での過ごし方等の質問を投げかけたりしながら、コミュニケーションをとることを大切にしています。また、いつもと違う内容が予定されている時や、普段と異なる外部の方が参加する際には、その説明を丁寧にするように心がけています。
職員の気づき、声かけ、わかりたい、伝えたいと思う職員の気持ちと、その結果、利用者が笑顔に変わった場面に評価の方も気が付き、評価していただけたことを嬉しく思います。
1.事業所に通うことが、利用者の身体の機能や健康の維持・促進の役に立っているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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2.事業所での活動は、利用者が興味や関心を持てるものになっているか |
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3.事業所に通うことで、利用者の情緒が安定しているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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4.事業所での人との関わりは、利用者に良い影響を与えているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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5.利用者の様子や支援内容(体調変化時の対応含む)について、事業所と情報共有できているか |
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6.家族に対する精神的なサポート(介護に関する悩み相談や、家族間交流の機会の提供等)は役に立っているか |
はい 50%
どちらともいえない 39%
無回答・非該当 11%
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7.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか |
はい 83%
どちらともいえない 11%
無回答・非該当 6%
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8.職員の接遇・態度は適切か |
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9.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか |
はい 83%
どちらともいえない 11%
無回答・非該当 6%
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10.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか |
はい 44%
どちらともいえない 11%
無回答・非該当 44%
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11.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか |
はい 83%
どちらともいえない 11%
無回答・非該当 6%
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12.利用者のプライバシーは守られているか |
はい 83%
どちらともいえない 6%
無回答・非該当 11%
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13.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか |
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14.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか |
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15.利用者の不満や要望は対応されているか |
はい 78%
どちらともいえない 11%
無回答・非該当 11%
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16.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか |
はい 50%
どちらともいえない 28%
無回答・非該当 22%
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