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評価結果 利用者調査と事業評価(組織マネジメント項目・サービス項目)の評価手法

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令和元年度(2019年度) 通所介護【デイサービス】
法人名称
社会福祉法人芙蓉会
事業所名称
文京湯島高齢者在宅サービスセンター
評価機関名称 公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(令和4年9月29日迄の評価機関)

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 1)利用者一人ひとりの個性や意志を尊重し“その人らしさ”を大切にした個別性豊かなサービスの提供 に努める。
2)「来てよかった、楽しかった、また来たい」と感じて頂けるよう、サービスの質の向上に努める。
3)隣接する小学校との交流やボランティアの受け入れ、地域貢献事業等の積極的な取り組みにより、世代を超えて地域の皆様が交流できる場を提供できるように努める。
4)通所サービスの利用を通して、社会に参加する喜びや社会的孤立感の解消、自分の存在の肯定を利用者自身に実感して頂き、前向きな生活ができるように努める。
5)利用者、家族が少しでもお互いを尊重して生活が出来るよう、デイサービスの利用を通して、家族の身体的・精神的な負担の軽減に努める。また、住み慣れた場所で自分らしい生活が続けられるように援助していく。 
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割 利用者・家族・関係機関・職員間と良好なコミュニケーションを図り信頼関係を築くことができること。                                                                    仕事に対する意欲や向上心を持ち、組織の一員としての自覚と責任感において業務を遂行できること。 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) 利用者に「また来たい」と思われる接遇やサービスの提供ができること。                                                                                                           業務そのものにとどまらず、制度的な事象に対しても問題意識を持ち、かつ、それを前向きに解決しようと取り組む姿勢を持っていること。そのためには、アセスメントからプランニング、サービス提供までの流れが計画性を持って行われていること。                                                                                   また、専門職として自らが中心となって協働体を作り上げることができること。 

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • 利用者の意向把握に努め、希望する活動を楽しみながら、積極性も発揮できるようにしている
  • 季節感のある美味しい食事を提供し、利用者が楽しめるように工夫をしている
  • 小学校併設の事業所として小学生と交流を持つとともに様々な地域住民と交流があり、利用者が地域と関係を深められるようにしている
さらなる改善が望まれる点
  • 経営層並びに全所員一丸となっての高利用率の達成・維持に期待する
  • 事業所の実情に合った実効性のある事業所版BCP構築に期待する
  • 職員個人別育成・研修計画の充実が早急に実施されることを期待する

事業者が特に力を入れている取り組み 詳細はこちらから

 多職種協働で初回通所記録を作成し利用者が「また来たい」と思える支援に取組んでいる

 職員の意見・提案等を多職種で検討し、サービスやマニュアル等の見直しに繋げている

 2名の機能訓練指導員を配置し、利用者の心身機能の維持、在宅生活の継続を図っている

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:調査期間中の全登録者対象にアンケートを実施。性別:男性14名、女性42名、無回答8名。年齢:85歳未満18名、85歳以上90歳未満22名、90歳以上16名、無回答8名。要介護度:要介護1以下20名、要介護2は22名、要介護3以上は7名、無回答15名。
  • 調査方法:アンケート方式  
    調査はアンケートで回答していただいた。調査票は事業所より全利用者に配布していただき、回収は無記名で直接評価機関に郵送していただいた。回答者は利用者本人が27名、本人が家族と相談が21名、家族が本人の気持ちを推察してが12名、無回答4名であった。
  • 利用者総数: 78人
  • 共通評価項目による調査対象者数: 78人
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 64人
  • 利用者総数に対する回答者割合(%): 82.1%
  • 調査項目: 共通評価項目
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
64/78
1.利用時の過ごし方は、個人のペースに合っているか
はい
86%
どちらともいえない
9%
 
いいえ:2%  
無回答・非該当:3%
2.日常生活で必要な介助を受けているか
はい
81%
無回答・非該当
14%
 
どちらともいえない:3%  
いいえ:2%
3.利用中に興味・関心が持てる行事や活動があるか
はい
73%
どちらともいえない
16%
無回答・非該当
6%
 
いいえ:5%
4.個別の計画に基づいた事業所での活動・機能訓練(体操や運動など)は、在宅生活の継続に役立つか
はい
86%
どちらともいえない
9%
 
いいえ:3%  
無回答・非該当:2%
5.職員から適切な情報提供・アドバイスを受けているか
はい
83%
どちらともいえない
11%
 
いいえ:3%  
無回答・非該当:3%
6.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
81%
どちらともいえない
11%
無回答・非該当
8%
 
いいえ:0%
7.職員の接遇・態度は適切か
はい
84%
どちらともいえない
8%
無回答・非該当
6%
 
いいえ:2%
8.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
84%
無回答・非該当
14%
 
どちらともいえない:2%  
いいえ:0%
9.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
58%
どちらともいえない
13%
無回答・非該当
28%
 
いいえ:2%
10.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
はい
86%
無回答・非該当
9%
 
どちらともいえない:5%  
いいえ:0%
11.利用者のプライバシーは守られているか
はい
78%
どちらともいえない
8%
無回答・非該当
14%
 
いいえ:0%
12.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか
はい
80%
無回答・非該当
16%
 
どちらともいえない:5%  
いいえ:0%
13.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
75%
どちらともいえない
11%
無回答・非該当
13%
 
いいえ:2%
14.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
72%
どちらともいえない
8%
無回答・非該当
19%
 
いいえ:2%
15.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
47%
どちらともいえない
19%
無回答・非該当
33%
 
いいえ:2%
評点のレーダーチャートを表示する

組織マネジメント分析結果     ←クリックすると詳細が表示されます。

サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/4
  1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • ホームページを開設し、事業所情報発信の充実・強化を図っている
  • 行政にも事業所情報を伝え、利用希望者が様々な方法で情報を得られるようにしている
  • 見学時にはサービス内容や事業所の特徴など分かりやすく、丁寧に説明している
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/7
  1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明しているサービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしているサービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービス利用前の生活をふまえた支援を行っているサービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • サービス開始前利用者宅を訪問し、利用者に関する詳細な情報の収集・把握に努めている
  • 初回利用後は多職種協働で初回通所記録を作成し、受入れ方法の再確認等を行なっている
  • 個別担当制をとり、利用者一人ひとりのより詳細な状況・ニーズ把握に努めている
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
11/11
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の介護計画を作成している
計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている計画を利用者にわかりやすく説明し、同意を得ている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • ADL評価としてバーセルインデックスを実施し、利用者の状態把握に努めている
  • 個人記録の基本情報に加え、各専門職もそれぞれ評価・記録を行ない、共有を図っている
  • 記録類の閲覧や朝夕のミーティング、ケースカンファレンスなどで情報共有を図っている
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
23/23
  1.通所介護計画に基づいて自立生活が営めるよう支援している
通所介護計画に基づいて支援を行っている利用者が望む生活像に基づき、日常生活において利用者自身が選択、判断できるよう支援を行っている利用者の支援は、さまざまな機関や職種が連携をとって、支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 在宅での自立した生活を維持できるよう、通所介護計画に基づいた支援を行っている
  • 利用者が意向や体調に合った活動を選択し、積極的に過ごせるように支援をしている
  • 利用者への支援は、事業所内の多職種、ケアマネジャー、他事業所と連携して行っている
  2.利用者一人ひとりの状況に応じて生活上で必要な支援を行っている
【食事の提供を行っている事業所のみ】<BR>利用者の状況に応じて、食事時間が楽しくなるよう工夫している【入浴介助体制のある事業所のみ】<BR>利用者の状況に応じて、入浴方法を検討し介助を行っている排泄介助が必要な利用者に対して、一人ひとりに応じた誘導や排泄介助を行っている利用者の心身の状況や家族の状況に応じて、安全に配慮した送迎方法を検討し対応している
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者の状況に合わせた、季節感のあるおいしい食事を提供している
  • 利用者の要望に応えて入浴の対応人数を増やし、安全に行えるよう多職種で検討している
  • 送迎は利用者の状況等により介助方法やルートを検討し、快適に過ごせるようにしている
  3.利用者の健康を維持するための支援を行っている
利用者の心身の状況に応じた健康管理を行っている服薬管理は誤りがないようチェック体制の強化などのしくみを整えている利用者の体調変化時(発作等の急変を含む)に、速やかに対応できる体制を整えている
【講評】 詳細はこちら
  • 看護職員を中心に利用者の状況に応じた健康管理や口腔機能維持への支援を行っている
  • 服薬マニュアルに基づき、薬手帳を確認したうえで服薬の支援を行っている
  • 利用者の体調変化を察知するよう努め、緊急時にも速やかに対応できる体制を整えている
  4.利用者の生活機能の維持・改善を目的とした機能訓練サービスを工夫し実施している
機能訓練が必要な利用者に対しては一人ひとりに応じたプログラムを作成し、評価・見直しをしている機能訓練指導員等の指導のもと、介護職員が活動の場で活かしているレクリエーションや趣味活動に機能訓練の要素を取り入れるなど、生活機能の維持や改善に向けた取り組みを行っている福祉用具等は定期的に使用状況の確認をし、必要に応じて対処をしている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者の状態を丁寧に把握し、個別の機能訓練計画を策定している
  • 機能訓練指導員の指導のもと介護職員は体操やレクリエ-ション、活動等を行っている
  • 利用者の身体状況や住まいの状況を把握し、在宅生活を継続できるよう支援をしている
  5.利用者の主体性を尊重し、快適に過ごせるような取り組みを行っている
利用者が他の利用者と快適な関係をもちながら生活することができるよう支援を行っている利用者の状況に応じて、多様な活動ができるよう支援を行っている利用者が落ち着いて生活できるような支援を行っている事業所内は、利用者の安全性や快適性に配慮したものとなっている
【講評】 詳細はこちら
  • 複数の活動プログラムを用意し、利用者の希望で選択できるようにしている
  • 季節に合った様々な行事を行い、利用者が楽しめるようにしている
  • 利用者が体調や気分に応じて静かに、また楽しく過ごせるようにしている
  6.事業所と家族との交流・連携を図っている
利用者のサービス提供時の様子や家庭での普段の様子を家族と情報交換し、共有している家族の状況に配慮し、相談対応やアドバイスを行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 送迎時に情報の把握に努め、多種類の方法を用いて利用者の様子を家族に伝えている
  • 生活相談員を中心に家族からの相談に答え、必要なアドバイスを行っている
  • 毎月事業所の様子や活動予定を伝える広報誌や献立表を配付し、情報を提供している
  7.地域との連携のもとに利用者の生活の幅を広げるための取り組みを行っている
地域のさまざまな機関や職種と協働し、地域の情報を収集して利用者の状況に応じた提供をしている利用者が地域のさまざまな資源を利用する機会を設けている利用者が職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】 詳細はこちら
  • 小学校に併設された事業所として、小学校と様々な交流が行われている
  • ボランティアや幼稚園児、中学生、実習生など地域の様々な人と交流している
  • 地域の情報を把握して利用者に提供し、地域の文化祭へ利用者の作品の出品を行っている
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.利用者のプライバシー保護を徹底している
利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 利用者や家族には個人情報の取扱いや使用目的を説明し、同意を得るようにしている
  • 利用者の羞恥心やプライバシー保護に配慮した支援を常に心がけている
  • 利用者自ら主体的に日々の活動プログラムを選択できるようにしている
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
【講評】詳細はこちら
  • マニュアルを整備し、職員が常時確認・活用できるようにしている
  • 職員からの改善提案等を多職種で検討し、サービスの見直しや業務標準化に繋げている
  • 内部の勉強会を定期的に実施・充実し、職員の能力向上に努めている
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
評価者 修了者No.H0302010   修了者No.H0305106   修了者No.H1102052    
評価実施期間 2019年10月1日~2020年2月19日

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