評価結果
基本情報
事業者の理念・方針・期待する職員像
事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)
1) 利用者本位のサービス
2) 地域に根ざした福祉づくり
3) 衛生面・安全面に配慮
4) 利用者家族との連携をとる
5) 就労支援
職員に求めている人材像や役割
利用者保護者の気持ちに寄り添い、接することのできる人物
利用者一人ひとりを尊敬できる人物
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)
支援内容が、利用者の人生に大きくかかわっている事。
自分本位の支援ではなく、利用者本位の支援である事。
プロ意識を持ち続ける事。
全体の評価講評
特によいと思う点
当事業所においては、自主生産作業として、クッキーとパウンドケーキの製造・販売に長年力を注いできた。店舗での販売はもとより、外部の店舗での委託販売や近隣の地域のイベント等への出店等にも積極的に取り組んでおり、販売を通して利用者は不特定の多くの人と接し、地域交流、社会参加を実感している。自主生産品の製造・販売や外食プログラム活動による社会参加は、地域とのつながり作りと障害者理解の啓発になり、様々な場面で体験ができる実質的な社会参加の支援となっている。
事業所の詳細なアセスメントの情報は利用者の状態を的確に把握することができ、また支援の実践では利用者の状況、支援の状況を毎日振り返り、的確に支援の方向性、手段等を確認でき、利用者一人ひとりに合った支援を実践できている。また一週間の支援の総括を毎週職員会議を開催して、日々の支援の再確認を行なっている。毎週の職員会議の開催は職員の負担にもなるが、利用者の状況の的確な把握と確認・支援に関わる情報の共有の確認、徹底は支援力の向上をもたらし、利用者一人ひとりに合った支援を実践できる裏づけにもなっている。
事業所は作業の安定確保、繁忙期への対応、繁閑期の作業量の調整などのために法人内事業所間で連携し、事業所が安定した作業活動を維持できる取り組みを行なっている。たとえば、法人内で窓口を一本化して共同受託し、各事業所の状況を踏まえて作業量を調整したり、作業量が増えた場合は応援し合うことで繁忙期を乗り切ったり、繁閑期が生じない事業所間の調整を行なっている。当事業所の自主生産品のクッキー等の販売について、他の事業所の利用者・職員の協力・応援体制など、利用者支援の充実にもつながっている。
さらなる改善が望まれる点
本事業所においては、職員の能力開発を促進すべく、研修の受講を奨励する一方、その成果の共有化に取り組んでいる。また、法人策定のキャリアパスが明示されており、人事の方向性の可視化が行なわれている。さらに、今年度はキャリアパスと連動した職歴や職位に応じた人材育成のための研修体系が構築された。今後、この「人材育成のための研修体系」に沿って、職員一人ひとりの状況を踏まえたスキルアップと組織力向上に向けた継続した取り組みが期待される。
事業所は利用者の意見、要望を終礼前のお茶タイムの場で聞いているが、より一層利用者が主体性を意識して発言する場の設定、たとえば月一回はお茶タイムの時間を拡大し、テーマを設けて話し合う場など、利用者が主役の会は利用者が自分の考えを述べ、他者の意見を聞いて意思決定し、利用者の総体として事業への提案や意見を伝える場として有用と思われる。会の進め方などの支援は、利用者全体を見る眼力を養い職員の支援力の向上にも役立つと思われる。今後の取り組みに期待したい。
事業所における各種リスクに対して、マニュアルの作成やインシデント対応などに取り組んでいる。特に、事業所活動における利用者の安全対策を最優先に、事故防止、感染症予防、避難訓練等の災害対応などに力をいれている。大規模災害発生時の各種対応は、災害対応マニュアル等を作成し、その対応及びサービス提供の継続について手順を整理しているが、様々なリスクを踏まえた事業継続計画(BCP)の策定、具体化への取り組みが継続課題となっている。リスクマネジメント対策のさらなる充実に向けた実践的な取り組みに期待したい。
事業者が特に力を入れている取り組み
当事業所における重要な案件についての意思決定は、まず、職員会議で課題の抽出と検討を行ない、それを各事業所の従業員の代表者によって組織される合同職員会議で検討、さらに各事業所の管理者と理事長が集う事業所連絡会議に上程し決定するという流れになっている。現場の職員会議と幹部による事業所連絡会議の間に、従業員の代表者による合同職員会議を挟むことによって、各事業所の現場の意向に配慮した合理的な意思決定が可能になっている
職員が働き続ける事のできる職場づくりを目指して、行政の応援事業を活用したコンサルタントの派遣や合同企業セミナーへの参加を通じて、組織における人事・労務上の課題解決など職員の働きやすい職場づくりに取り組んでいる。職員のヒヤリングによる実態調査、処遇改善計画の策定、コンサルタントの派遣による人事・労務のコンサルティングを実施するなど、組織一体となった取り組みにより、今後の成果が期待される。
「西早稲田のお菓子屋さんデュマン」のブランド名により地域で支持され、一定の顧客を確保している事業所はさらにブランド力を高める取り組みを行なっている。クッキー等を作る場所への出入りの際のカーペットローラーで毛髪、ほこりの除去の徹底などの食品衛生面の強化と製造マニュアルの見直しにより、食品表示法に基づく商品ラベルの作成、食品添加物の使用を減らす取り組など、自主生産の製品の品質管理の徹底、質の向上に積極的に取り組んでいる。
利用者調査結果
調査概要
- 調査対象:調査日現在の利用登録者者全員を対象とした。
- 調査方法:アンケート方式
評価者によるアンケートシートに基づく聞き取り調査と家族等に協力による自記式のアンケート調査を実施した。聞き取り調査は、担当評価者と利用者との1対1の対応で、無理のない範囲で、リラックスできるよう配慮しながら調査を実施した。 - 有効回答者数/利用者総数:16/17(回答率 94.1% )
「事業所は良いところだと思いますか」という総合的な感想についての質問に、回答した利用者の約81%が、「満足している」(「大変満足」25%・「満足」約56%)と答えている。「どちらともいえない」との回答(約18%)もみられるが「不満」との回答は無く、「職員の対応が良い」、「楽しい」、「やさしい」などの意見が寄せられている。また、多くの利用者が仕事や活動が楽しいと答えており、総合的な満足度は比較的高い結果となっている。各質問についても、「職員の相談支援」、「設備の安心」、「職員の言葉遣いや態度」、「要望等の把握」などは、肯定的な回答が多数を占め、利用者から高い評価を得ている。一方で、「就労に役立つ活動」、「工賃に関する説明」、「サービス内容の説明」、「外部の相談窓口」などの項目については、他の設問に比べ肯定的な回答が少ない傾向がみられる。
アンケート結果
4~17は選択式の質問のため、該当項目のみ掲載しています。
1.利用者は困ったときに支援を受けているか
回答した利用者の約86%が「はい」と答えている。「どちらともいえない」(1名)・「いいえ」(1名)と回答した利用者も少数みられるが、特に意見は寄せられていない。
2.事業所の設備は安心して使えるか
回答した利用者の約86%が「はい」と答えている。「どちらともいえない」と回答した利用者からは「ロッカーが狭すぎる」との意見が寄せられている。
3.利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか
回答した利用者の75%が「はい」と答えている。「利用者の人たちがやさしいから作業所に行ける」との意見が寄せられている。「どちらともいえない」と回答した利用者もみられる(25%)が、特に意見は寄せられていない。
16.【就労継続支援B型】
事業所での活動が働くうえでの知識の習得や能力の向上に役立っているか
回答した利用者の半数(50%)が「はい」と答えている。「シウマイの箱折り、楽しい」、「クッキーの生地を作っている」、「クッキー販売とかあるので、声が出せるようになった」などの意見が寄せられている。「どちらともいえない」と回答した利用者がやや多い(約38%)、また、「いいえ」と回答した利用者からは、「いろいろなことを覚えたいが、就労までは難しいと思う」といった意見が寄せられている。
17.【就労継続支援B型】
工賃等の支払いのしくみは、わかりやすく説明されているか
回答した利用者の約44%が「はい」と答えている。「毎月10日、もらう時は印鑑を持っていく」、「末締め、10日払い」といった意見が寄せられている。「どちらともいえない」、「いいえ」、「非該当」に回答が分かれている。「いいえ」と回答した利用者からは、「工賃のことはわからない(理解していない)」との意見が寄せられている。
18.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
回答した利用者の約81%が「はい」と答えている。「自分もやっている」との意見が寄せられている。「いいえ」との回答は無く、「どちらともいえない」と回答した利用者からは、「食事をするところがあったら良いと思う」との意見が寄せられている。
19.職員の接遇・態度は適切か
回答した利用者の約94%が「はい」と答えている。「大丈夫」といった意見が寄せられている。「いいえ」との回答は無いものの、「どちらともいえない」と回答した利用者からは、「その日によって態度が違う日がある、言葉がきつい時がある」との意見が寄せられている。
20.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
回答した利用者の約87%が「はい」と答えている。「いつでも心配してもらっている」といった意見が寄せられている。「どちらともいえない」、「無回答・非該当」と回答した利用者がごくわずかいる。「いいえ」と回答した利用者からは、「気持ちが悪くなった時に、一人で帰った」といった意見もみられる。
21.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
回答した利用者の75%が「はい」と答えている。「けんかは無い」、「いじめ等は今までない」といった意見が寄せられている。「いいえ」と回答した利用者もなく、「どちらともいえない」・「非該当」と回答した利用者がごくわずかおり、「そういうことはない」、「利用者同士とても仲良しです」といった意見が寄せられている。
22.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
回答した利用者の約81%が「はい」と答えている。「喜怒哀楽はあるが、うまく指導してもらっている」といった意見が寄せられている。「どちらともいえない」と回答した利用者もみられるが、「いいえ」と回答した利用者はなく、特に意見は寄せられていない。
23.利用者のプライバシーは守られているか
回答した利用者の約81%が「はい」と答えている。「理解してもらっている」といった意見が寄せられている。「いいえ」と回答した利用者はいないが、「どちらともいえない」と回答した利用者からは、「(わからないが)軽く言う時もあると思う」との意見が寄せられている。
24.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか
回答した利用者の約88%が「はい」と答えている。「面談して決める」、「年に3~4回」といった意見が寄せられている。「いいえ」と回答した利用者はいないが、「どちらともいえない」と回答した利用者がわずかにいる。特に意見は寄せられていない。
25.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
回答した利用者の約56%が「はい」と答えている。「難しいことはわからない」といった意見が寄せられている。「どちらともいえない」(25%)、「いいえ」(約6%)・「無回答・非該当」(約13%)と回答した利用者もみられるが、特に意見は寄せられていない。
26.利用者の不満や要望は対応されているか
回答した利用者の約69%が「はい」と答えている。「いいえ」との回答は見られないが、「どちらともいえない」、「無回答・非該当」と回答した利用者からは、「わからない」といった意見が寄せられている。
27.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
回答した利用者の約44%が「はい」と答えている。「職員に相談できる」といった意見が寄せられている。また、回答した利用者の約31%が「いいえ」、25%が「非該当」と答えているが、特に意見は寄せられていない。
組織マネジメント分析結果
◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合は
で、実施できていない場合は
で表しています。
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
- 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
- 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
- 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
利用者や職員のニーズ・意向の把握に取り組んでいる
事業所の行事に関し、レクリエーションの希望などについて利用者アンケートを実施するなどして、個々の利用者の意向を吸い上げ、その結果についてミーティング・会議で検討するように取り組んでいる。他方で、各事業所で出された職員の意見について、各事業場の従業員の代表者が集う合同職員会議で検討するなど、職員の意向の把握・検討のプロセスも整備されている。
地域事業環境の収集や経営状況を定期的に把握し課題抽出に取り組んでいる
法人及び事業所は、区の障害担当部署との連携や障害者福祉関連団体の地域法人協議会等へ積極的に参加し、福祉の動向に目を向け意見交換を行なうなど、地域における福祉ニーズ等を把握した運営となるよう取り組んでいる。事業所経営に関する各種指標については、毎月確認の上、法人本部に報告している。また、半期に一度予算執行状況の確認を行ない、職員にもその概要を知らせている。このようなプロセスの中で、事業所として対応すべき課題の抽出を行ない、次期の事業計画に反映させるべく取り組んでいる。
3年間の中期計画を踏まえ、年間の事業計画・予算を策定している
平成28年度から、計画期間を3年とする法人の中期計画が策定されており、これを踏まえ、事業所としての年間事業計画と予算を策定している。年度の事業計画の策定に際しては、職員会議で職員の意見を十分に吸い上げ、次期の計画内容に反映させるように努めている。事業計画の進捗管理については、職員業務担当表において作業、事務処理、環境整備、サービス管理の大きな枠組と個別の業務ごとに役割を明確化して実行され、管理表を活用して状況把握を行ない、事業所連絡会議で検討している。
1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
- 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
- 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
- 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
- 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
- 事業所の経営状況を把握・検討している
- 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
- 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
- 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
- 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
- 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
利用者等の人権擁護を意識した規程を整備し、研修等により周知・徹底を図っている
利用者に対する虐待の防止、ハラスメント(セクハラ・パワハラ)の防止、個人情報の保護など、利用者や職員の人権擁護を目指す各種規程が法人によって整備されている。そして、人権研修などの内部研修の実施、職員の外部研修への参加などにより、職員への周知・徹底を図り、決められた各種ルールが遵守されるように取り組んでいる。
苦情解決制度を整備・周知するとともに、虐待防止に向け組織として取り組んでいる
苦情対応については、法人規程に基づいて、第三者委員(苦情対応委員)を含めた委員会が組織されている。この苦情対応委員については、、重要事項説明書への掲載、合同保護者会での説明などにより、利用者の保護者等に対する周知を行なっている。また、虐待防止に向けて、職員のセルフチェックの励行、定期的な研修(1年に1回)の実施などに取り組んでいる。
自主生産品のクッキー等の販売を通じて地域交流、地域連携を図っている
自主生産品のクッキー等の販売については、店舗での販売のほか、地域の各種イベント会場での販売にも力を注いでおり、地域との関係作りの取り組みとして評価することができる。また、ビジュアル化された法人の広報誌を地域に配布するなど、事業所の活動を地域にわかりやすく伝えるように取り組んでいる。地域障害者福祉関係の各種団体との連携や地域法人連絡協議会に参加し、各種情報交換や研修を通じて事業所運営の充実と利用者に対する支援の幅が広がるように取り組んでいる。
1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
- 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
- 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
- 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
- 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
- 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
- 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
- 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
- ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
- 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
- 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
- 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
マニュアルやヒヤリハット事例を活用したリスクマネジメントに取り組んでいる
利用者や職員の安全を重視し、第三者委員を含めた事故発生防止委員会を組織している。また、ヒヤリ・ハット事例については、職員間での報告・検討を励行し、事故の発生予防に取り組んでいる。緊急時の対応に関しては、整備された対応マニュアルに基づき、行政・法人・保護者との連携を図りながら、適切な処理ができるように努めている。感染症に対するマニュアル等の対策の充実を課題としてとらえている。
事業継続計画(BCP)の策定に向けた今後の取り組みが課題となっている
防災対策については、防災規定、災害対応の基本方針、マニュアルが作成されている。定期的に避難訓練を実施している。さらに、利用者の防災宿泊訓練を実施するなど、取り組みの強化に努めている。また、防災規定を保護会で配付し、職員会議で読み上げするなど周知に努めている。大規模災害等を想定した事業継続計画(BCP)の策定については、法人及び事業所と連携した今後の取り組みが課題となっている。
情報管理については、規程を整備し、適正に行なえるように取り組んでいる
個人情報保護、情報公開、文書管理に関し、それぞれの規程を整備し、事業所の情報管理に取り組んでいる。事業所内にはネットワークが構築され情報は常に見直して新しい情報に更新している。紙媒体の情報については、鍵付きキャビネットの活用、パソコンのデータについては、パスワードやクラウドサービスを活用することにより、情報漏洩を防止し、適切に情報を利用できるように取り組んでいる。
1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
- 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
- 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
- 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
- リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
- 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
- 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
- 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
- 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
- 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
人材の確保、配置、異動について、法人と連携して取り組んでいる
人材の確保、配置、異動については、法人連絡会議の一環としての人事関連会議で決定されるが、その際に、事業所としての要望を進言するようにしている。法人の昇進モデルが策定され、職員に周知されており、職員は、キャリアパスを意識して業務に励むことができる。キャリアパスと連動した人材育成計画については、外部のコンサルタントと連携して組織における人事・労務上の課題解決に向けて取り組み、職歴や職位に応じた「人材育成のための研修体系」が構築されている。
研修の積極的な受講による能力開発、成果の共有に取り組んでいる
法人全体で職員の能力向上に積極的に取り組んでいる。職員は、自己のキャリアや担当業務に適合した外部研修を積極的に受講し、その後、報告書の作成、職員会議での発表などにより、成果を他の職員も共有することができるように努めている。また、自己申告書、仕事力アセスメントシートを活用した個人面談により、職員各自の能力開発に関する意向の把握もなされている。さらに、各職員の研修受講履歴を法人で一括管理をするなど、「人材育成のための研修体系」に沿って、各職員の取り組み状況を踏まえた能力向上に取り組んでいる。
職員の就業状況を把握に努め、働きやすい職場となるよう取り組んでいる
職員の処遇については、日々の就業状況(勤務時間、休暇の取得など)を把握し、法令や法人の諸規程に沿った適正な処遇ができるように取り組んでいる。また、職員から自己申告書を提出してもらい、この申告書を踏まえて個別面談により業務に関する個別的意向を掴み、今後の異動、能力開発につなげることができるよう取り組んでいる。また、日頃から職員間の話し合いを重視し、組織力の向上に取り組んでいる。
1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
- 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
- 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
- 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
- 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
- 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
- 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
- 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
- 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
- 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
- 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
- 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
- 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
- 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
当事業所では、長年にわたり、自主作業としてクッキー・パウンドケーキの製造・販売に取り組んできた。今後も、この分野を伸ばしていきたいと考えているが、そのためには、より一層、消費者の商品に対する信頼(ブランド力)を高めていく必要がある。その一つの方策として、平成29年度の目標として、賞味期限の設定や製品ラベル(食品表示法に基づくもの)の作成を企画し、推進していくことになった。賞味期限の設定については、29年度中に、すべての商品について、科学的根拠に基づいた賞味期限の設定を完了することができた。また、製品ラベルに関しては、様々な研修に参加し情報収集を進めることができた。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
前年度中に賞味期限の設定ができるようになったため、事業所としては、商品に対する安全性の評価は従前よりも高まったとして一定の評価をしている。前年度の取り組みを踏まえて平成30年度の事業計画では、食品表示法に基づく製品ラベルの作成が課題として明記され、前年に引き続きそれに向けての取り組みが継続されている。すでに、製品ラベルの案はできており、今後は細部の詰めが残っているとのことである。また、さらなる課題として、製品の見栄えを良くしていくことを意識しており、今後、包装紙や袋のデザインを再考するなどして、この点からもブランド力の向上を図っていくことに期待したい。
2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
事業所のスペースがやや狭いといった環境と利用者の高齢化を背景として、利用者がより安全に作業所を利用していくために、事業所の環境整備の重要性が高まってきた。そのため、平成29年度は、「設備の充実、障害特性に合わせたリスクマネジメントの整備」を課題として取り組んだ。作業所内に保管されていた就労関連の資材や材料などが増えてきたため、不要なものがないかという観点から点検を行ない、不要と判断されたものは処分した。利用者の動線を踏まえたレイアウト変更を行ない、テーブルの配置を利用者がより動きやすいように変更することができた。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
作業所内の環境整備に取り組み、物品の整理(不要物の処分)やレイアウト変更により、利用者の導線を確保し、従前よりも安全に移動できるようになった。環境整備については、取り組みを継続していくことの重要性が自覚されており、平成30年度の事業計画においても、「施設内環境整備」が、重点目標の一つとして位置付けられ、優先順位を付けた上で取り組んでいくこと、クッキーの作業室について物品の整理を推進していくことなどが明記され、すでに、LED電球への交換や受注作業スペースのエアコンの交換などが実施されている。今後も取り組が継続されていくことに期待したい。
サービス分析結果
【講評】
ホームページやリーフレット、地域のネットワークを通じた情報発信に努めている
法人のホームページ、法人のリーフレット、事業所案内リーフレット等を通じて事業所の情報を提供している。事業所案内リーフレットは、作業内容や日課、利用手続きなどの項目もコンパクトに盛り込んでいる。さらに、区のホームページや社会資源マップへの情報掲載による情報提供が行なわれている。また、区の担当窓口や進路対策連絡会への利用可能な空き状況を提供するなど、利用希望者等への速やかな対応や地域のネットワークを通じた情報提供に取り組んでいる。
ブランドと各種商品の紹介を通じた事業所情報の提供、商品の紹介に取り組んでいる
自主生産品としてのクッキー等の商品案内チラシやギフト用の注文用紙を用意するなど、『西早稲田のおかし屋さんデュマン』としてのブランドと各種商品の紹介を通じた事業所情報の提供やホームページを通じた商品の紹介等も行なっている。商品のご案内には、案内図として手書きの地図を掲載するなど手作り感と温かさが感じられる工夫がされている。事業所は、ホームページについて利用者を意識した内容の充実に向けて、利用者・家庭への情報提供の工夫を課題として捉えている。
問い合わせや見学には利用者の状況に配慮しながら柔軟な対応に努めている
問い合わせや見学に関しては、個別状況に応じた対応をしている。見学希望者には、利用者の状況に配慮しながら、できる限り希望者の都合に合わせた柔軟な対応に努めている。問い合わせや見学においては、サービス内容を理解したうえで選べるように配慮し、必要に応じて他の事業所の紹介や見学も進めている。利用希望者には、その後面談を実施している。「利用にあたり 利用の流れ」の書面を作成し、利用までの手続きをわかりやすく明示している。
1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
- 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
- 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
- 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
- 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
利用時の注意事項や確認事項をまとめた書面を活用して説明を工夫している
利用にあたっては、「利用決定までの流れ」という書面を活用して、利用の申請、面接、利用契約、利用決定後の説明などの項目をまとめた書面を作成している。契約時には、契約書と重要事項説明書を使用して、内容について丁寧な説明により理解を得て納得してもらうよう心がけている。特に、利用者が負担する金額や利用に際し留意すべき事項などには注意を払っている。また、契約書・重要事項説明書に加え「入所にあたり」という注意事項や確認事項をまとめた書面を利用者へ配付し、周知徹底を図っている。
実習を行なうことで、利用者の状況等を把握しスムーズな受け入れにつなげている
利用に際し、法人で統一した「個人調査書」を活用して、育成経過や成育歴など必要な情報を把握している。また、利用申請書や通所経路、健康診断書等を個人別ファイルで情報を集約している。利用前に実習を行なうことにより、当該利用者の特性や状況の把握を行なうことにより、スムーズな利用に繋がっている。利用開始直後には、環境や場所が変わる中で利用者の状況に応じて、必要な声かけや簡単な作業から始め様子を見ながら支援して、利用者の不安解消と働く意欲の向上に取り組んでいる。
利用者や家族の精神的な状況を踏まえ、面談等を通じて支援の継続性に配慮している
サービスの終了に向けては、利用者や家族の精神的な状況を踏まえ、面談等を通じて各種相談に応じるなどの対応に努めている。他のサービス事業者への移行のケースなどは、利用者の意思を尊重して選択ができるよう、受け入れ先の事業所との情報交換や見学に同行するなど、終了後の支援の継続性にも配慮している。
1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
- サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明している
- サービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしている
- サービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
- サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
- 利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っている
- サービス利用前の生活をふまえた支援を行っている
- サービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
法人事業所間の連携により利用者の意向や課題を明確にした計画作成につなげている
「個別支援計画の進め方」に沿って手順を明確にした取り組みをしている。個人調査票や育成経過等の各種情報や利用者との個別面談アンケート用紙を用いた聞き取りなどを通じて、計画作成にあたり振り返りや利用者のアセスメントを実施している。作業・就労・生活・健康の項目毎に解決すべき課題を明示し、目標及び達成度、支援内容を盛り込んだ年間の個別支援計画を作成している。法人事業所間の連携により、計画様式の見直しやアセスメントシートの充実に取り組み、より一層の利用者の意向や課題を明確にした計画作成につなげている。
中間及び年度末に、個別支援計画評価表を活用した振り返りが実施されている
「個別支援計画」は、各利用者の「サービス等利用計画」とリンクして作成し、モニタリングを経て6か月の期間で中間及び年度末に、個別支援計画評価表を活用した計画の振り返り(評価と所見)が実施されている。見直しの結果は、面談を通じて、説明のうえ意見を聞き、本人や家族の確認を行ない、計画の継続・変更を決定し、同意を得ている。利用者の日々の状況を踏まえて週1回の職員会議において話し合いが行なわれ、緊急な計画の見直しは、サービス管理責任者と支援担当が中心となって対応することとしている。
業務日誌や個別支援記録により情報共有と振り返りに活用ができるよう工夫している
業務日誌により、当日の事業所の状況と利用者個別の状況を把握し、朝・夕の職員ミーティングで情報を共有している。利用者の個別状況は、日々の活動を記録した「個別支援記録」により、個人ごとにファイル管理されている。書式1ページの上部に利用者の目標を記入し、日々の記録を記入するときに目標を確認することができ、1か月単位で月の評価が実施できるように工夫されている。また、「記録のつけ方」(マニュアル)を活用して記録の標準化を図っている。さらに、サービス提供記録について検討がなされている。
1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
- 利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している
- 利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
- アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
- 計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている
- 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
- 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
- 利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
- 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
- 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している
- 申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている
- 個別の支援計画に基づいて支援を行っている
- 利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している
- 自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している
- 周囲の人との関係づくりについての支援を行っている
【講評】
個別支援計画に基づいた利用者支援の確認は毎日の振り返りと個人記録等で行なっている
利用者に作業等の諸活動の予定を朝礼時にホワイトボードで説明、確認して支援を行なっている。支援計画と支援結果の整合性の確認は、毎日の全職員参加の支援状況の振り返りと支援計画の作業・就労・生活・健康の支援目標が記載されている個人記録の記述時に行なっている。個人記録は4分野毎の特記事項等を踏まえて月単位でまとめ、評価を実施し、6か月毎の個別支援計画評価表に反映させ、計画と実践結果の整合性も確認し、利用者等の同意を得ている。事業所全体の運営、諸活動の状況、利用者の特記事項などは業務日誌に集約し決定を行なっている。
利用者の障がい特性、コミュニケーション力に応じた工夫をして意思疎通に努めている
法人共通のアセスメントシートで利用者の意思表示の方法、他者からの伝達の理解などの状況を具体的に把握し、日常の支援で確認し、気付きや振り返り等で細くして意思疎通を図っている。利用者の意思の受け手としては言動、サイン、表情等に気配りし、伝えたい事を察してくみ取るよう努め、利用者への伝え手としては分かりやすい言葉や写真、絵カード、文字・言葉カードなどわかる手段を工夫し、場に応じた方法を選択して的確な伝達に努めている。なお利用者の受け取り方等への配慮が必要な意見も見受けられ、さらなる気配りを望みたい。
自立生活に資する情報の提供や他者と安定的な関わりができる支援に努めている
アセスメント、面談、お茶タイムなどでの要望を踏まえ、グループホームの新設や使用可能な福祉サービス、様々なイベント等の情報を提供している。人との関係づくりでは、他者と関わりながら安定的に作業活動等を行なえるように、行動障害などの障害特性の状況をアセスメントや日頃の気づきで把握し、相性などを踏まえて席の配置や更衣の順番、外食プログラム等のグループ分けなどで配慮している。また、喫茶・売店での接客、販売実習、クッキー等の自主製品の事業所内店舗や出店・出張販売、納品などで多様な人と関われる支援に努めている。
2.利用者が主体性を持って、充実した時間を過ごせる場になるような取り組みを行っている
- 利用者一人ひとりの意向をもとに、その人らしさが発揮できる場を用意している
- 事業所内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている
- 室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている
- 【食事の提供を行っている事業所のみ】
利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】
クッキー等の製造販売等の作業活動で自分らしさを発揮できる支援に取り組んでいる
自主製品のクッキー等の製造販売、法人で共同受注している箱の組立て等の作業や外食プログラムを用意し、利用者が障害特性や作業習熟度まどを生かし、楽しみを感じながら持てる力、自分らしさを主体的に発揮し、充実した時間を過ごせる支援に取り組んでいる。クッキー等の製造販売は生地や型づくりから焼き上げ、包装、シール貼り、納品、出店販売など多くの工程、作業があり、そのほか箱の組立てや戸外作業の公園等の花壇管理、喫茶店、売店での接客販売などの実習参加なども含め、利用者が自分らしさを発揮して諸活動を行なえる支援に取り組んでいる
利用者総体の意見等を引き出し、事業運営等に反映させる取り組みを期待する
事業所は終礼前のお茶タイムの場を利用して作業中や自由時間等で利用者が注意すべき事項、ロッカーの使い方など守るべき事項、様々な手順などの周知や宿泊旅行先などを提案して決めているが、使用者は受け身であり、利用者主体の観点からも総体の意見等を引き出す場も重要と思われる。たとえば利用者の会などを定期的に開催し、利用者が自分の考えを述べる、他者の話を聞く、自己決定して全体で決める、互いに守るなどは社会的ルールを学ぶ場になると思われる。また会の進め方などの支援は職員の支援力の向上になると思われる。
クッキー等の製品づくりの場の衛生面の維持、安全な作業環境の維持に取り組んでいる
事業所は民間ビルの一階部分を使用してクッキー、パウンドケーキの製造販売、箱の組立てなどの作業を行なっている。厨房、販売スペースや受託作業を行なう場もやや手狭であるが、作業を行う場所は採光も良く明るい環境にある。厨房への出入りは必ずカーペットローラで毛髪、ほこり等の除去を行ない衛生管理を徹底している。作業場等は毎日清掃し、トイレは清掃手順を写真でわかるように徹底して行なっている。食事は仕出し弁当で提供し、カロリー制限、減塩などは業者が対応している。また、利用者は外食プログラムによる昼食を楽しんでいる。
3.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
- 利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている
- 健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている
- 通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている
- 利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている
- 【利用者の薬を預ることのある事業所のみ】
服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】
観察などで健康状態の把握に努め、利用者の状況に応じた作業支援を行なっている
事業所は利用者の安定的通所、作業活動等の継続のため、個別支援計画の重点目標に「健康」の項目を設けて支援を行ない、支援結果を個人記録に記述し、評価表で同意を得ることにしている。健康支援は連絡帳の情報と通所時の声かけ、観察などから表情、体調等の読み取り、状態の把握に努め、状態に応じて通所時間の調整を行なっている。心身の状態が不調の場合はクッキー等の食品づくりの作業に従事しないことを徹底している。区立障害者福祉センターに所属する看護師からは、利用者の定期的な健康チェックや宿泊訓練行事に同行する支援を受けている。
定期健康診断や体重測定等で利用者の健康支援を行なっている
利用者は年一回健康センター等で定期健康診断を受け、事業所は医師のコメントを付して保護者等に結果を通知し、事業所でも健康データとして保管している。また毎月、体重測定、体脂肪測定を行なっている。診断や測定では高脂血症など生活習慣病につながる傾向が見受けられ、家庭での食生活に起因すると思われ、保護者等への働き掛けが重要と認識している。なお、体重等を自分で量り、増・減を記録し、健康を意識するようにシールを貼って自己管理を行なっている事例もあり、自発的な行動の広がりを期待したい。
利用者の状態に応じた緊急対応、服薬管理の支援を行なっている
利用者の体調変化などに対応するため、職員は常時観察し、表情や顔色、言動に気配りし、状態に応じて家族に連絡し、常備薬の使用や早退をさせている。また、症状によっては疾病別かかりつけ医や協力医療機関への通院同行受診などの支援を行なっている。服薬管理は昼食時等に誤りなく服用する支援を服薬管理表で行ない、服用確認を業務日誌に記録し、空袋は連絡帳に貼り保護者に伝えている。なお、外食プログラムによる外食時の服用に持参忘れ防止の工夫など、服薬支援のさらなる徹底が課題として捉えられている。
4.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
- 家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている
- 必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている
- 必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】
法人設立、事業所の事業開始、共催行事の実施等から保護者とは協力関係が築かれている
法人、事業所は利用者の親の会を母体として設立され、利用者は「手をつなぐ親の会」に加入している。事業所の職員も親の会との関係を認識して事業運営、利用者支援を行なっている。保護者と事業所との協力関係は築かれており、事業所は協力を得たり、親の会の行事に参加して利用者支援の充実を図り、障害者理解と地位の向上に努めている。たとえば親の会と共催で選挙の模擬投票の体験学習会を行政の協力を得て、記載台、投票用紙、投票箱などは実物を用いて実施し、選挙への関心を高める支援を行なっている。
利用者の意向に軸足を置いた支援に努めている
事業所は個別支援計画を決定する前段として利用者の個別面談アンケートで意向を把握し、評価表の結果も踏まえて新たな支援計画を作成し、利用者、保護者、職員による三者面談で決定しているので、三者間に相違が生じないしくみになっている。使用者、保護者は支援計画の目標や支援内容等に利用者本人の意向が十分に反映されていると判断している。事業所が利用者の意向に軸足を置いた利用者本位の支援に努めていることが推測できる。
事業所の現況、課題、利用者の様子などは保護者会、連絡帳、電話などで伝えている
法人事業所の合同を含め毎月保護者会を開催し、事業所の現状、課題、販売活動等の予定や実績、工賃関係等の報告、説明を行ない、意見、要望等を運営に反映させているが出席が5割を下回り、固定化しているので対応を検討している。利用者のクッキーづくりや販売などの活動、家庭での様子等は全員が連絡帳で伝え合い、利用者支援、家庭での生活に生かしている。また、必要に応じて資料配付や電話連絡を行ない、連絡・確認事項は個人記録に記入している。保護者が抱える利用者の家庭生活に関わる事柄には、助言や直接支援を行なっている。
5.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
- 利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている
- 利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】
利用者が地域の一員として安定的に生活を継続できる支援に取り組んでいる
事業所は運営方針に地域との結びつきを重視する、地域の活性化に貢献することを掲げ、利用者が地域で安定した生活を継続できる支援を保護者、各障害者団体、行政等と連携し、協力も得ながら取り組んでいる。事業所は「西早稲田のお菓子屋さんデュマン」として地域に受け入れられ、地域の構成員としてクッキー等の製造販売を行なっている。利用者は町会主催の桜まつりや各地域のセンター祭などに販売参加し、また、近隣の小学校のふるさと祭りなどに参加し、地域で生活、活動していることを体感している。
地域の情報は地元町会、障害者施設、区立障害者福祉センターなどから得ている
事業所近隣の地域情報は事業所が加入する地元町会から提供され、また、区内の障害者施設の広報誌からは主にイベント情報を収集し、自主製品のクッキー等の出店販売などに活用している。同一法人の事業所が所在する区立障害者福祉センターの広報誌、冊子、パンフレット等での情報は、法人事業所を通じて収集し、区内外の障害者福祉施設から送付される広報誌などは所内に掲示し、内容に応じてお茶タイム時に口頭でも伝え、利用者の参加を促している。また、利用者は様々な広報誌や保護者間の交流を通じて地域の情報を得ている。
自主製品のクッキー等の販売、外食の実践などで社会参加ができる支援を行なっている
利用者は自主製品のクッキー等を町会、商店会主催のお祭りやゲーム大会、地域センター祭、学校祭などのイベントに参加して出店販売を行ない、不特定の多くの人と接し、社会参加を実感している。また委託販売先への納品、ホテル等の社内販売の出張販売に従事する非日常的活動でも人と出会い社会参加をしている。利用者の外食プログラムによる活動は、食を楽しみながら社会生活の訓練の場にもなっている。販売や外食活動による社会参加は、地域とのつながり作りと障害者理解の啓発になり、様々な場面で体験ができる実質的な社会参加の支援と言える。
12.【就労継続支援B型】就労の機会の提供や、知識の習得及び能力向上のための支援を行っている
- 自発的に働きたいと思えるような取り組みを行っている
- 働くうえで、利用者一人ひとりが十分に力を発揮できるよう支援を行っている
- 工賃等のしくみについて、利用者に公表し、わかりやすく説明している
- 受注先の開拓等を行い、安定した作業の機会を確保できるよう工夫している
- 商品開発、販路拡大、設備投資等、工賃アップの取り組みを行っている
【講評】
利用者が事業所内外の作業活動で働きがいを感じ、レベルアップする支援に努めている
作業種の決定は利用者の意向、適性や能力等を勘案して行なっている。クッキーづくり等の場合は工程作業で作業手順ごとにわかりやすい指示文と写真を併用し、見て読んで安全正確な作業、品質を確保できる工夫をしている。事業所は利用者が能力に応じて工程を意欲的に分担し、働きがいを感じ、複雑な作業へとレベルアップしていける試験を行ない、販売では人と接し、働いていることを感じる支援に努めている。売店等での施設外実習では仕事支援センターと連携し、実習日誌には励まし等のコメントを記述し、企業就労につながる支援に努めている。
法人統一の「工賃のきめかた」の説明資料で工賃のしくみなどを説明している
事業所は個別面談アンケートで工賃の説明でわからないことがあるかを聞いているので、利用者の状況を把握している。利用者の多くは工賃を受け取る関心、期待から支給日を知っているが、工賃の決め方、しくみの理解は障害特性などから十分とは言い難い。事業所は工賃支給規定を利用者用に漢字にはルビを付け、わかりやすい表現にした法人統一の資料、「工賃のきめかた」を用いて説明している。クッキー作りや販売など独自の作業を題材にして工賃のしくみや能力給、評価など、継続したきめ細かな取り組みに期待したい。
クッキー等の自主製品のブランド力を高め、販売増、工賃アップに取り組んでいる
手づくりクッキー等の自主製品は西早稲田のお菓子屋さんデュマンのブランド品として地域の人、学校や団体、企業等に知られている。事業所は事業計画に一人月平均の目標工賃額を明記し、法人内作業所間の協力も得て地元を含む各地のイベントでの出店販売、大学生協等での委託販売、企業等への出張販売、お歳暮・卒業等の季節に合わせた注文販売などの拡大に努めている。また、衛生面や品質管理体制を強化して品質の向上を図り、季節限定商品づくり、食品表示法に基づく商品ラベルの作成などでブランド力を高め、販売増、工賃アップに取り組んでいる。
【講評】
同意書等を活用した個人情報・プライバシーの保護に取り組んでいる
事業所の運営方針に「プライバシーおよび個人情報保護等を心がけた支援」を掲げている。利用契約時に、個人情報の保護、秘密保持、肖像の使用について利用者本人にわかりやすいように説明をし、併せて保護者にも確認している。「サービス利用に係る情報提供同意書」と「肖像の使用に係る同意書」を活用している。個別の文書、個別封筒を用意するほか連絡帳に記入するなど、プライバシー保護に取り組んでいる。排泄等の支援が必要な利用者には同性介助に留意し、他の利用者の目に触れないよう羞恥心に配慮した対応に努めている。
利用者の自己選択・自己決定に関する個人の意思を尊重した支援に努めている
事業所の運営規程に「一人ひとりの基本的人権と自己選択・自己決定を尊重した支援」を掲げ、利用者の自己選択・自己決定に関する個人の意思を尊重した支援に努めている。日常の支援にあたっては、その都度個別の意思確認を行ない、選択の場面では、選択しやすいように指や紙に書いて表現するなど、コミュニケーションを工夫している。また、職員は、利用者の希望に応じて、ことある毎に個別に話を聞くことを実践している。意思表示の難しい利用者には、意向の把握方法など、保護者の意見も参考にして、意向に沿った意思決定支援に取り組んでいる。
各利用者の価値観や生活習慣を把握し、日々の支援に活かしている
「個人調査書」による育成経過や成育歴などの把握、面談、日々の利用者の様子等を通して各利用者の価値観や生活習慣を把握している。さらに、日々の支援を通じて利用者から話を聞いたり、変化のある利用者には家族と連携してニーズの把握に努めている。利用者の状況や要望を含め、個別支援計画の内容に価値観や生活習慣を反映させるなど、利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援に取り組んでいる。アセスメント時に確認した内容に沿って支援につなげている。
1.利用者のプライバシー保護を徹底している
- 利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている
- 個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている
- 利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
- 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)
- 利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】
利用者の各作業における業務手順などを明確にした「作業マニュアル」を活用している
法人の各種規程や事業所の運営規程を基本として、年間事業計画において事業運営の方針や重点目標を明確にして業務の標準化を図っている。また、利用者の各作業における業務手順などを明確にした「作業マニュアル」、職員向けの「デュマン指南書」を活用し利用者支援に取り組んでいる。業務手順等は、法人のデータベースとして集約され法人内の各事業所で確認、活用することができるようになっている。ノウハウの集約・活用による利用者支援の標準化・質の向上が期待される。
年度における業務内容の振り返りを通じて基本事項や手順の見直しを行なっている
サービスの基本事項や手順など支援内容について気付いたことは、日々の打ち合わせや毎週の職員会議で確認を行なっている。業務日誌や個人記録等についてチェックを実施している。基本事項や手順の見直しについては、年間事業計画を基本として、年度における業務内容の振り返りが行なわれている。職員のみならず利用者・家族等からの意見や提案を含めた検討により、事業所の標準的な業務水準の見直しが行なわれている。
組織一体となった支援体制のもとで、業務水準の維持・向上につなげている
日々の利用者の状況や対応については、職員会議や毎日のミーティングにおいて職員間で情報を共有している。職員の希望に応じて、事業所内外の研修参加の機会を設けている。事業所長を中心とした現場における指導・助言や相談にも応じている。さらに、職員間での確認・相談など、協力・連携している。これらの取り組みにより、組織一体となった支援体制のもとでの利用者支援の充実を図り、業務水準の維持・向上につなげている。
1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
- 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
- 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている
- 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
事業者のコメント
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評価情報
【評価実施期間】
2018年7月1日~2019年3月27日
評価結果のダウンロード
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【講評】
職員に対し、法人の理念等が浸透するよう取り組んでいる
運営法人の基本理念が明文化され、それを各事業所の職員に浸透すべく、年度初めに行なわれる法人全体のイベント(法人出発式)で周知が図られている。事業所内には法人の基本理念や運営規定を掲示する一方、朝礼で基本理念を唱和するなど、職員への周知徹底に取り組んでいる。現在、法人の理念を踏まえた事業所のミッションを明文化すべく取り組んでいる。この実現に期待したい。
保護者等にも法人の理念等を理解してもらえるように取り組んでいる
法人報告会、合同保護者会といった保護者参加の定例のイベントの際には、法人・事業所がめざしていることを発表している。また、法人の会報誌「かけはし」を有効に活用することによって、利用者の保護者等はもちろん、地域の方々に対しても、法人・事業所の目指していることを理解してもらえるように取り組んでいる。組織規程や業務分担表にて、役割や責任の所在を明確にしている。さらに、年間事業計画書においては、運営方針や重点目標が具体的に明記され、確実な実行に移すため、職員への周知を図っている。
稟議書や業務改善提案書など、意思決定のしくみが構築されている
法人の組織規程に基づく様々な会議(職員会議、合同職員会議、事業所連絡会議等)で決定するというプロセスにより意思決定や情報共有がなされている。また、稟議書や業務改善提案書のしくみにより職員の意見が事業運営に反映されている。重要な案件の検討や決定の手順について、決定機関である事業所連絡会でオープンに検討し、合同職員会で報告されている。決定事項については、保護者に対するお知らせや日中のお茶の時間を利用しての利用者へ周知している。