
評価機関としての調査結果
調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
利用者調査(場面観察)の日、天候が悪く外出できないため、リビング兼食堂で生活する様子を観察しました。リビングの椅子に座る利用者に、職員が居室に入ってよいかと確認したうえで、居室からタオルを持って来ました。職員は利用者の耳元で小声で話しかけると、利用者がタオルを受け取り、立ち上がって歩き始めました。一方、食卓では、2人の利用者がボールに入れた野菜を切る準備をしています。職員が小声で話しかけると順番に手を洗いに移動して戻ってきます。「今日のお昼はカレーです。」と職員が話すと、直ぐに野菜を切り始めました。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
利用者は、和気あいあいとリビングで過ごしています。自立が高そうな利用者ですが、トイレに行くタイミングの声かけが必要な様子で、職員の声かけで気分を害することもなく、落ち着いていました。リビングを離れトイレに行ってようやくトイレ誘導とわかりましたが、来訪者や周りの利用者に気づかずに行かれたことで尊厳を傷つけられることなく、失敗もなく、必要な支援が受けられとても満足そうでした。調理をする利用者2人が手慣れた様子で迷うことなくささっと野菜を切り、自信に満ちた表情をしていました。切った後、互いのテーブルを綺麗に拭き準備を終えました。生活の中でさりげなく声かけし、利用者の主体性を尊重しつつ、できることとできないことを見極め、できないことにのみ支援を行っています。今ある姿、その人らしさを保持することを大切にし、利用者同士が互いに助け合う関係性を保ちながら、生活を継続できるよう支援を行うホームの姿勢を感じ取ることができました。
「評価機関としての調査結果」に対する事業者のコメント
グループホームすみれは利用者と向き合うことを大切にして、スタッフ一丸となりチームとして質の良いサービスを目指しています。ご利用者がグループホームすみれを好きになっていただける様に目指しています。今年度、第三者評価をうけて気づく点がありました。ご家族やご利用者に安心して頂ける様なホーム作りをしていきたく思う事と近隣の方との連携や医療との連携を強化してホームだけでなく地域に安心して暮らせるホームにする事を考えています。今後ますますサービスを向上していき、利用者主体のホームを目指して努力していきます。
1.家族への情報提供はあるか |
|
2.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
3.職員の接遇・態度は適切か |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
4.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
5.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか |
はい 57%
どちらともいえない 14%
無回答・非該当 29%
|
6.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
7.利用者のプライバシーは守られているか |
はい 86%
どちらともいえない 7%
無回答・非該当 7%
|
8.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか |
はい 64%
どちらともいえない 21%
いいえ 7%
無回答・非該当 7%
|
9.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか |
はい 64%
どちらともいえない 21%
いいえ 7%
無回答・非該当 7%
|
10.利用者の不満や要望は対応されているか |
はい 86%
どちらともいえない 7%
無回答・非該当 7%
|
11.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか |
はい 50%
どちらともいえない 21%
いいえ 14%
無回答・非該当 14%
|