評価結果

標準の評価

基本情報

【事業所名称】

みのり舎

【サービス種別】

多機能型事業所

自立訓練(生活訓練)
就労継続支援B型

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

1)メンバーの自立生活における自信を回復する。
2)メンバーの地域生活における、支え合いの支援を行う。
3)個人の尊重と、一人一人の希望を実現する。
4)法人内で唯一の障害者施設として、作業指導のノウハウ等、独自の取組を他施設等にシェアする。

職員に求めている人材像や役割

①メンバーの自立性や、社会性回復に必要なサービス水準の向上を目指し、社会貢献に対する使命感をもって仕事を遂行する。
②利用者が健全な人間関係を結び、生き生きとした地域生活が実現できるように支援を行う。       

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

①社会福祉施設職員としての自覚を持ち、利用者支援に必要な知識、技術、倫理等について、絶えず自己研鑽して欲しい。
②職員が社会の中で経験として培ってきたことを活用し、利用者の生活向上に貢献してほしい。 

全体の評価講評

特によいと思う点

利用者が参加する緑化委員会で「緑化新聞」を年4回作成し、施設の理解促進の一助としている。本人の特技や希望に合わせ、文章と写真の選定、記事内容、タイトルのデザイン、花の塗り絵など、利用者を主体として作成している。「緑化新聞」のタイトルも利用者の意見を募り、『情報ライブみのり舎』とした。利用者同士で、記事内容について話し合い、夏号ではヒマワリやブルーベリーについて紹介している。

利用者懇談会や毎朝のミーティング、各種委員会などを通して、利用者の意向や意見を活動に反映できるようにしている。緑化事業委員や清掃作業リーダーを任命し、利用者が中心となって作業を進められるようにしている。また、利用者同士で「教え・教わる」という関係づくりも支援している。行事実施の際も、利用者が実行委員として企画や準備の段階から、利用者の積極的参加を促し、ひとつの行事を自分たちでやり遂げる責任感と達成感が得られるよう支援している。

地域主催の販売会に参加することを利用者に提案し、職員は裏方に回って利用者の販売活動をサポートしている。今年度、地域のハンドメイドショップで、入浴剤やボタンの販売員として参加した。地域に積極的に出かけ、緑化事業で植物園の見学研修を実施している。その他、利用者の作業や活動を増やすために、清掃や製作作業など、法人内施設の受注を多数請け負ったり、区の事業や地域の防災訓練に参加するなど、積極的に地域に出て活動ができるよう取り組み、活動の幅を広げている。

さらなる改善が望まれる点

今年度、「東京都障害者虐待防止・権利擁護研修資料」を用いて、事業所内で障害者虐待防止研修を実施した。虐待とは何か、虐待の種類や対象などについて学んでいる。また、虐待やハラスメントを行う当事者は、その意識が薄いことを振り返り、自らの行動を今一度確認するべきであることも学んでいる。今後は、「虐待防止チェックリスト」などを用いて、定期的に職員個々が自己の言動の振り返る機会を設けることも期待する。

前年度末、食事提供に携わっていた職員が退職したことで、食事提供をストップしている。食事づくりスタッフの新規雇用か、業者による食事提供、近隣にある法人施設と連携した食事提供など、さまざまな方法を模索しているが、訪問調査時点で、具体的な方向性は決まっていなかった。事業所からの食事提供により、栄養バランスに配慮することができ、利用者の健康にとって大切な機会ともなるため、食事提供の体制を整えることを期待する。

利用者が減少傾向にある。そのため、必要なパンフレット・資料を作成したり、関係機関への広報活動に取り組むなどしている。法人は更生施設などを運営しており、利用者の地域移行を支援している。地域へ移行された利用者の中には、障害者手帳を持っている方も少なくない。利用者増に向けて、法人のスケールメリットを活かした方策について検討されることを期待する。

事業者が特に力を入れている取り組み

前年度の年間利用総延日数は、就労継続支援B型事業において前年度比14%減少している。そのため、現利用者の利用日数の増加、新規利用者の増加の取り組みに取り組んでいる。関係機関とのケースカンファレンスの際に空き情報を伝えたり、保健センターや福祉事務所に出向いて、事業所の特徴などについて説明したりと、さまざまな方法で広報活動を実施した。その結果、訪問調査時点(11月)で、体験中の方が4名、体験待ちの方が2名、11月より利用開始予定者が2名確保できるなど、広報活動の成果が出ている。

さまざまな活動に委員会を設け、利用者主体で運営できるようにしている。今年度の緑化委員会は3名、清掃会議は5名であり、季節毎の行事には平均して3名の利用者が委員として活動している。リーダー手当として月3千円支給したり、他者から認められてリーダーになったということを認識してもらうために「リーダー任命式」を実施している。貢献度によってボーナスを設けていたり、皆勤賞を設けるなどの仕組みも構築している。これらの取り組みを通じ、利用者のモチベーションや責任感・作業意欲の向上を図っている。

今年度、受注先の体制が変わったことも影響し、作業収入の売り上げが落ちることがあった。また、就労支援センターから振り分けられる作業のみでは、収入獲得に限界があるため、区の就労支援会議に出席したり、企業を直接訪問したり、定期的に就労支援センターを訪問するなど、所内作業の実績表を作成して広報活動に取り組んだ。その結果として、化粧箱作りの仕事、箸袋作成・箸の検品作業などが増加し、一時的に減少していた受注が回復している。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:利用者総数26名を対象とした。就労継続支援B型:21名 自立訓練(生活訓練):5名
  • 調査方法:アンケート方式  
    評価者が施設を訪問し、利用者と1対1による面談方式で調査を実施した。プライバシーに配慮し、実施した。当日、通所していない方にはアンケートを施設側で配布していただき、封をしたまま評価機関へ返送していただいた。
  • 有効回答者数/利用者総数:14/26(回答率 53.8% ) サービス毎の利用者総数
      利用者総数 共通評価項目による
    調査対象者数
    共通評価項目による
    調査の有効回答者数
    利用者総数に対する
    回答者割合
    自立訓練(生活訓練) 5人 5人 3人 60.0%
    就労継続支援B型 21人 21人 11人 52.4%

・総合的な感想では、「大変満足」6名(43%)、「満足」7名(50%)、「どちらともいえない」1名(7%)であった。「大変満足」「満足」と返答した方々は回答者の93%で、当事業所のサービスに関して非常に高い満足を得ている。
・自由コメントでは、「年1回、皆でバーベキューを楽しめるのは良い」「いろいろなことにチャレンジさせてくれる」「困ったことがあれば、職員に相談できるので安心している」などの満足の声が多く寄せられていた。

アンケート結果

4~17は選択式の質問のため、該当項目のみ掲載しています。

1.利用者は困ったときに支援を受けているか

はい 13名 (93%)
どちらともいえない 1名 (7%)

1名の「どちらともいえない」を除いた回答者全員が「はい」との返答で、困ったときの支援に関して非常に高い満足を得ている。服薬を忘れることがないよう、“服薬カレンダーをつくりましょうか”などと提案してくれたりする」「生活面で相談に乗ってもらっている」「困ったことや悩み事がある場合も、職員に話してアドバイスをもらっている」などの声が寄せられた。

2.事業所の設備は安心して使えるか

はい 14名 (100%)

回答者全員が「はい」との返答で、事業所の設備に関して非常に高い満足を得ている。

3.利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか

はい 10名 (71%)
どちらともいえない 4名 (29%)

「はい」と返答した方々は回答者の71%で、利用者同士の交流に関して概ね満足を得ている。「自分から積極的に声をかけるようにしている」「バーベキューやクリスマス会などの楽しい行事がある」「喫煙室で出会う喫煙仲間がいて、仲良くしゃべったりしている」「緑化研修、バーベキュー、クリスマス会もあるので、楽しめている」「普段は朝や休み時間などに喋っている」などの声が寄せられた。

6.【自立訓練(生活訓練)】
事業所での活動が生活する力の向上に役立っているか

はい 3名 (100%)

回答者3名全員が「事業所での活動が生活する力の向上に役立っている」と返答している。「週2回、午前中に生活訓練を受けている」「料理をしたり、DVD鑑賞をしたりしている」「法テラスで生活資金に関する管理をしてもらっている」などの声が寄せられた。

16.【就労継続支援B型】
事業所での活動が働くうえでの知識の習得や能力の向上に役立っているか

はい 8名 (73%)
どちらともいえない 3名 (27%)

「はい」と返答した方々は回答者の73%、「どちらともいえない」27%であった。

17.【就労継続支援B型】
工賃等の支払いのしくみは、わかりやすく説明されているか

はい 11名 (100%)

回答者全員が「はい」と返答しており、工賃等の支払いの仕組みの説明に関して非常に高い満足を得ている。「工賃の単価表があり、説明してもらっている」などの声が寄せられた。

18.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 14名 (100%)

回答者全員が「はい」との返答で、事業所内の清掃、整理整頓に関して高い満足を得ている。「食事と作業とでテーブルクロスを変えるなど、気配りされている」などの声が寄せられた。

19.職員の接遇・態度は適切か

はい 12名 (86%)
どちらともいえない 2名 (14%)

「はい」と返答した方々は回答者の86%で、職員の接遇・態度に関して高い満足を得ている。「職員は優しい人ばかりで、気持ち良く接してくれる」「言葉遣いや態度は、良すぎるくらいに感じている」などの声が寄せられた。

20.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 14名 (100%)

回答者全員が「はい」との返答で、緊急時の対応に関して概ね満足を得ている。

21.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 13名 (93%)
どちらともいえない 1名 (7%)

1名の「どちらともいえない」を除いた回答者全員が「はい」との返答で、利用者同士のトラブルに関して非常に高い満足を得ている。「利用者同士のトラブルを見ることは、今は全くない」「トラブルがあったとき担当職員に伝えたら、間に入り調停してくれた」「いさかいなどなく、利用者の皆が仲良くしている」などの声が寄せられた。

22.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか

はい 13名 (93%)
どちらともいえない 1名 (7%)

1名の「どちらともいえない」を除いた回答者全員が「はい」との返答で、利用者の気持ちの尊重に関して非常に高い満足を得ている。「よく気を遣ってくれている。服薬の管理をしてくれるので安心している」「自分の担当職員によく話しをするが、よく聞いてくれるので、わかってもらっていると思う」などの声が寄せられた。

23.利用者のプライバシーは守られているか

はい 13名 (93%)
どちらともいえない 1名 (7%)

1名の「どちらともいえない」を除いた回答者全員が「はい」との返答で、利用者のプライバシーに関して非常に高い満足を得ている。「守ってくれていると思う」などの声が寄せられた。

24.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか

はい 14名 (100%)

回答者全員が「はい」との返答で、個別計画作成時における利用者の要望把握に関して非常に高い満足を得ている。

25.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 13名 (93%)
どちらともいえない 1名 (7%)

1名の「どちらともいえない」を除いた回答者全員が「はい」との返答で、サービス内容や計画の説明に関して非常に高い満足を得ている。

26.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 12名 (86%)
どちらともいえない 2名 (14%)

「はい」と返答した方々は回答者の86%で、利用者の不満や要望への対応に関して高い満足を得ている。

27.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 12名 (86%)
いいえ 2名 (14%)

「はい」と返答した方々は回答者の86%で、外部の苦情窓口への周知に関して高い満足を得ている。

組織マネジメント分析結果

◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合はで、実施できていない場合はで表しています。

【講評】
1階および各部屋に「みのり舎の方針」を掲示している

1階および各部屋に「みのり舎の方針」を掲示し、利用者・職員などに事業所の方向性を示している。法人の長期計画に、今後10年のビジョン・人材育成方針を明確に示しており、長期計画に基づいて、年次の事業計画を策定している。事業計画を職員個々に配布し、周知している。また、法人主催の層別研修などに該当職員が参加し、法人の今後の展望や法人方針の浸透などについて学んでいる。また、人事評価制度に基づき、職員個々の仕事目標を明確化し、職員全員が一丸となって事業運営できる体制を整えている。

利用者懇談会で事業所の方針や決定事項などについて説明している

利用者懇談会で、工賃報告や第三者評価結果報告も含めて、事業所の方針や決定事項について説明している。また、書面や掲示などでも利用者に周知している。5月の利用者懇談会では、施設長から「利用者の皆様にとって心地よい空間となるために、互いに挨拶をきちんとし、言葉づかいにも気をつけましょう。また、それぞれ色々な課題を抱えている人がいる中で、周りの人が不快にならないように、互いに配慮することは必要である」など、事業所内でのコミュニケーションの取り方について具体的に伝えている。

全職員が参加する職員会議(月1回)で、問題課題について検討、決定している

重要事項の決定に関しては、決裁規程に基づき、組織として意思決定がなされる手順が確立されている。全職員が参加する職員会議(月1回)で、当事業所の問題課題について検討、決定している。その他、8時30分から職員だけの朝礼やケース会議(適宜)、臨時会などで職員間で情報交換・情報共有している。他方、法人全体でプロジェクト・チームを作り、一般職員も参加しながら、法人・施設の課題に取り組んでいる。当事業所の職員も「利用者支援向上プロジェクト・チーム」に参加し、他事業所のプロジェクトメンバーと意見交換している。

1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
  • 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
  • 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  • 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
利用者、職員それぞれの要望や意見を把握し、運営改善に活かしている

利用者懇談会や個別支援計画の策定などを通して、利用者の意向を把握している。また、清掃、緑化会議、各種行事(クリスマス会、BBQ)などを実施する際は、利用者の意見や希望を聴き取り、企画に反映している。生活訓練事業の利用者は月1回のミーティングでニーズを把握している。前年度末、職員にアンケートを実施し、地域貢献や利用者増に向けて、現状の課題や、それに対する対策について、職員から意見やアイデアを出してもらっている。

区内関係機関とのネットワークに参加し、障害者施策などについて情報収集している

町会活動や清掃活動などに参加し、地域ニーズの収集に努めている。新宿区精神保健ネットワーク連絡会に参加している。その他、区内障害者施設の各ネットワーク(共同作業連絡会、相談支援事業所連絡会、実務担当者会議など)に参加し、国・東京都・区の障害者施策や他事業所の取り組みについて情報収集している。東京都・区・法人主催の各種研修へ参加し、必要な情報を収集している。

事業計画の策定後、毎月、収支状況などを把握し、計画の進捗状況を確認している。

法人では「輝ける未来に向けて、事業団の新たな道標」と題した長期計画・人材育成計画(29年度~38年度)を策定している。法人の策定した長期計画を踏まえ、次年度の当事業所の事業計画書および収支予算書を作成している。前年度の実績や課題を踏まえ、事業計画書を策定している。月次決算書も作成し、収支状況を把握し、改善に向け検討している。前年度の事業報告と今年度の事業計画は、法人のホームページで公開しており、誰もが確認できるよう情報公開に努めている。

1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
  • 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
  • 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
  • 事業所の経営状況を把握・検討している
  • 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
  • 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
  • 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
  • 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
  • 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
個人情報、倫理などの各規程などを作成し、いつでも確認できるようにしている

福祉サービスに従事する者として遵守すべき事項は、法人理念、法人定款、就業規則、「個人情報保護に関する規則」などに明示している。これらの各規則・規程・マニュアルをファイル化し、事務所に保管し、いつでも確認できるようにしている。今年度、虐待防止やハラスメントに関する職場内研修を実施している。また、法人主催の人権研修の研修にも職員を派遣している。法人全体で「ハラスメント対策委員会」を設けており、セキュシュアル・ハラスメントやパワーハラスメントなどで悩んだ方は気軽に相談できる体制を整えている。

契約時に重要事項説明書を提示し、苦情解決制度の案内も掲示している

契約時に重要事項説明書を提示し、苦情の相談窓口について説明している。苦情解決制度の案内も掲示している。法人全体で第三者委員2名を配置し、第三者委員の連絡先も掲示している。利用者が直接第三者委員に電話することができ、第三者委員に苦情が寄せられた際は、第三者委員から事業所にもフィードバックしてもらうようにしている。意見箱を女性トイレ・男性トイレそれぞれに置き、いつでも気軽に苦情を投函できるようにしている。利用者との個別面接等で、意見・要望・苦情等について聴き取り、対応している。

施設独自の「虐待防止マニュアル」を作成し、虐待に関する研修を実施している

施設独自の「虐待防止マニュアル」を作成し、「障害者福祉施設等における障害者虐待の防止と対応の手引き」も保管し、虐待や、その疑いが発見された際の対応について明示している。「STOP 障害者虐待」のポスターを掲示している。そこには、「虐待は法律で禁止されています。通報する義務があります」と明記し、通報義務について周知している。障害者の虐待に関する職場内研修を実施し、虐待防止マニュアルなどの資料を使い、権利擁護への理解を深めるとともに、支援の専門性の強化を図っている。

1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
  • 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
  • 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
  • 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  • 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
  • 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
  • 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
  • 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
  • ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
  • 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
  • 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
  • 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
年2回、地震・火災を想定し、通報訓練・消火訓練・避難誘導を実施している

年4回、利用者懇談会を実施しており、そのうち、年2回の利用者懇談会の際、地震・火災を想定した通報訓練・消火訓練・避難誘導を実施している。平成30年5月の避難訓練では、利用者約20名程が参加している。法人全体で防災一斉訓練を実施し、災害時伝言ダイヤルの使用訓練や徒歩帰宅訓練、職員の安否確認の方法などBCPに基づいた訓練を実施し、災害時に備えている。上級救命救急講習に順次職員を参加させ、心肺蘇生法、自動体外式除細動器(AED)の使用法、気道異物除去、外傷の手当て、搬送法などについて学んでいる。

感染症マニュアル」を作成し、手洗いうがいの励行などに努めている

平成27年度より、通院を伴う事故は起きていない。ヒヤリハット用紙は活用していないが、緑化事業の際、シャベルの持ち方が危なかったなど、事故には至らない小さなリスク(ヒヤリハット)について、日々のミーティングなどで情報共有し、事故予防について検討している。他方、「感染症マニュアル」を作成し、手洗いうがいの励行、マスク着用、テーブルや椅子などの消毒の徹底などに取り組んでいる。

「情報セキュリティ基本方針」を定め、これに基づいたリスク管理体制を整えている

法人全体で「情報セキュリティ基本方針」を定め、これに基づいたリスク管理体制を整えている。「個人情報の保護に関する規則の施行に関する規程」を用意し、これに則った対応に努めている。「個人情報の保護に関する方針」を掲示し、利用者・職員へ周知している。利用者の各記録等は、法人内ネットワークで集中管理している。各パソコンには個別のパスワードでアクセス権限を敷いている。年1回、情報の安全管理に向けて、チェックリストを用意し、自己点検する機会を設けている。

1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
  • 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
  • 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
  • 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
  • リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
  • 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
  • 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
  • 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
  • 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
  • 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
法人で「長期計画・人材育成計画」を策定し、求める人材像を明確にしている

福祉専攻の学部を設置する大学などに、法人の取り組みを積極的に紹介し、法人全体で法人の活動内容を理解したより多くの優秀な人材の採用申込みにつなげていくようにしている。また、各施設で実施している実習生の受け入れを拡充し、より多くの新卒予定者などに法人への理解を促し、人材確保に取り組んでいる。法人で「長期計画・人材育成計画」を策定し、求める人材像を明確にしている。また、異動希望などの意向調査を行い、法人全体で適材適所の人員配置を行っている。

職員個々のテーマとする課題や問題意識に応じて研修に派遣している

今年度、訪問調査(11月)時点で、職員が受講した研修は、法人主催研修では「係長研修」「主任研修」など、精神保健福祉センター主催研修では「相談援助職の記録の書き方」「精神保健福祉法の基礎知識」「薬物療法の基礎知識」などである。職員個々のテーマとする課題や問題意識に応じて研修に派遣し、専門スキルの向上を図っている。また、新宿区障害者福祉事業所等ネットワークの受注促進部会の第1回勉強会に参加し、業務に活かした学びの機会も設けている。

できる限り有給休暇を消化するよう喚起している

有給休暇の取得は、人によるバラつきがあり、できる限り有給休暇を消化するよう喚起している。取得率が少ない人には施設長から声をかけ、周りも協力しながら、休みやすい環境をつくるよう努めている。休憩時間は確保されており、自分の席で取る人もいれば、外に出る人もいる。法人全体でも「次世代育成支援対策推進法に基づく行動計画」を立案し、職員の仕事と生活の調和に資する環境づくりを進め、職員の心身の健康維持と職務意欲の向上に取り組んでいる。

1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
  • 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
  • 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
  • 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
  • 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
  • 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
  • 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
  • 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
  • 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
  • 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
  • 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
  • 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
  • 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
  • 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

・生活訓練事業では、週1回でのプログラム展開では、十分な支援が行えないため、前年度、生活訓練事業の充実・拡充を、重要課題とした。
・上記の目標を達成するために、担当者によるプログラム、支援拡充のための打ち合せを実施した。職員会議で具体的な目標や具体策を検討した。
・その結果、今年度、次の取り組みを実施している。①新たなプログラム内容を創設し、展開していく、②生活訓練実施を現行の週1回から週2回へ増やす、③生活状況の共有のため、日誌等を整備する、④みのり舎新聞を作成し、施設外への広報を実施するなどである。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

・生活訓練を週2回実施することにした。現在利用している方で、増設した日に来ていただくかは、あくまで任意とした。また、職員一人ひとりが当事業所の特色など、広報活動への意識向上も図っている。

2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

・平成26年度をピークに、利用者数が減少しつづけている。良質な作業の提供、作業の安定、経営的な安定を図るために、利用者増を重要課題とした。
・上記の目標を達成するために、これまでの利用状況を分析し、統計化に取り組んだ。法人に課題として伝達し、職員会議で情報共有を図った。各種会議などにおいて、具体的に利用者増への取り組みについて検討した。
・今年度、次の取り組みを実施している。①法人内への広報を実施し、連携体制を構築する、②必要なパンフレット・資料を作成し、関係機関へ広報を行なう、③利用者増に向けた説明を実施するなどである。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

・利用者減少に対して、新規利用者の増加の取り組みに取り組んでいる。関係機関との連携強化などに取り組んだ。その結果、今年度、広報活動の成果が出ている。

サービス分析結果

6. サービス分析のプロセス
【講評】
ホームページやパンフレットを活用して、事業所のサービス内容を伝えている

ホームページやパンフレットなどを用意し、利用希望者に当事業所の情報を提供している。施設独自のホームページを作成している。ホームページには、就労継続支援B型事業・生活訓練事業それぞれの事業内容と、行事レクリエーション、利用対象者、活動方針、製作品などの情報を掲載している。写真も載せているため、事業所の雰囲気が伝わる。パンフレットには、対象利用者、サービス利用の流れ、一日の流れ、主な実施プログラムなどを掲載し、簡潔に視覚的にもわかりやすく、当事業所の情報を提供している。

福祉事務所や保健センターに出向いて、空き状況やサービスの説明をしている

保健センターからの紹介で、当事業所の利用を開始することが多い。利用者数は減少傾向にあり、保健センターの紹介だけでは限界もあるため、利用者増を目指して、広報活動に取り組んでいるところである。福祉事務所や保健センター等に出向き、空き状況やサービスの説明をしている。行政の職員向けの見学会を実施することもあり、当事業所の目的や活動内容を伝えている。利用者に配布する印刷物には、必要に応じてフリガナをつけて読みやすいようにし、文字が読めない場合には口頭で説明している。

随時見学や問い合わせを受け付けており、それぞれの事業の特徴を説明している

問い合わせや見学は随時受け付けており、サービス管理責任者が中心となり対応している。サービス管理責任者が不在の場合も、施設長や他職員が対応することが可能である。生活訓練事業の説明では、生活の安定に向けて、利用者の参加型プログラムで自身の回復につなげていくことができることを伝えている。就労継続支援B型事業の説明では、個々の利用者ができる工程を考え、社会とつながっていることや、達成感を味わってもらうことを伝えている。

1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
  • 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  • 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  • 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  • 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
約5回の体験利用を通じ、サービス内容や重要事項について納得の上で利用開始となる

利用希望の方には、事前面談を行い、また、事業所の重要事項について説明している。その後、複数回の体験利用等を行ない、体験利用の振り返りを行ないながら、ニーズを確認し、施設の利用が適切かどうかお互いに考えた上で利用を決めている。その際は、他利用者との相性やサービス内容を考慮し、利用可能な曜日も決めている。利用決定後、重要事項説明書や契約書を取り交わし、サービス内容や利用料金などについて説明している。利用者が理解できるよう、必要に応じて十分な時間を費やして説明している。

利用開始前後に情報収集と共有をすることで、早く雰囲気に馴染めるようにしている

保健師や主治医と話し合いながら、今後の方向性を決めていくこともある。統一した書式を活用してアセスメントを行い、利用者の心身の状態を把握し、利用開始後の支援に生かしている。利用開始後は、事業所の雰囲気に早く馴染めるよう、他利用者との関係作りを支援したり、こまめに声をかけ、職員との信頼関係の構築に努めている。

利用終了理由はさまざまであり、要望があれば利用終了後の相談にも気軽に応じている

前年度のサービス終了者数は15名であり、開設以降最も多い1年となった。契約関係はあっても利用がない方も多いため、契約を見直し、契約辞退となった方が多かったことが一因である。それ以外の終了理由として、疾病悪化・生活状況の変化による通所困難などがあり、退所理由はさまざまである。利用終了後も本人への支援が途切れることがないよう、関係機関と連携している。参加できるOB会や行事などはないが、本人からの相談にはいつでも応じており、気軽に遊びに来ることも歓迎している。

1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
  • サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明している
  • サービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしている
  • サービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
  • サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  • 利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っている
  • サービス利用前の生活をふまえた支援を行っている
  • サービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
本人の意向を確認し、話し合いをしながら個別支援計画書を作成している

「規則正しい生活を送りたい」「将来的には就労自活を目指したい」などの利用者の意向を確認し、アセスメントをふまえ、本人と相談しながら個別支援計画を立案している。計画書には、「具体的な到達目標(長期目標)」を定め、長期目標に基づいて短期目標(6か月)および支援内容を明記している。計画内容の見直し時期は、「受給者証」に記載されている期間に基づいている。利用開始したばかりの利用者の場合は、受給者証の表記に合わせて1か月後に計画を更新している。1か月に2回という場合もある。

相談支援事業所や担当保健師からの情報を得ることで、計画立案に活かしている

相談支援事業所を併設しており、利用者全体の約半数の方々が利用しているため、連携がしやすく、情報共有し易い。また、担当の保健師と連携することも多く、本人の訴えや在宅での様子について互いに情報交換し、計画作成に生かしている。就労継続支援B型事業の利用者の半数は、開設当初から約7年間継続して利用している。そのため、状態変化がない方が多く、基本的には6か月に1度のペースで個別支援計画書を更新している。状態変化があれば、モニタリングを行い、計画の見直しをしている。生活支援事業の場合は3か月に一度である。

朝礼や終礼、職員会議を通じて、業務や利用者に関する情報を共有している

職員による朝礼を8時30分から実施し、当日の予定、職員や利用者の動きについて情報共有している。また、生活訓練事業では11時50分から、就労継続支援B型事業では14時50分頃より、終了時のミーティングを実施し、当日発生したことで全職員が把握すべき事項について情報共有している。月1~2回開催している職員会議では、業務に関することや、今後の活動予定、解決すべき事柄などを共有している。また、トラブルを抱えた方や、病変がある方の今後の対応方法などについて、随時、ケース会議で検討している。

1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
  • 利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している
  • 利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  • アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
  • 計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている
  • 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
  • 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
  • 利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  • 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
  • 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している
  • 申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている
  • 個別の支援計画に基づいて支援を行っている
  • 利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している
  • 自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している
  • 周囲の人との関係づくりについての支援を行っている
【講評】
「モニタリング報告書」を作成し、目標達成度や今後の課題を明確にしている

計画内容の見直しは、受給者証に記載されている期間通りに対応している。計画の更新時期に合わせ、支援目標やその他の課題に関して、担当職員やサービス管理責任者が利用者と面談を実施している。「モニタリング報告書」には、総合的な援助の方針に対する全体の状況を記録している。また、計画の優先順位・達成時期・サービス提供状況・本人の満足度・支援目標達成度(ニーズの充足度)・今後の課題・解決方法・計画変更の必要性についてまとめており、その後の本人に対する支援に活かしている。

利用者とのコミュニケーションの取り方には工夫、配慮している

利用者個々のニーズや状態に合わせた会話やきっかけ作りなど、利用者とのコミュニケーションの取り方には配慮している。相手が気持ちを押さえ込まないように、そして伝えたいことが発信できるように心がけている。行事やレクリエーションの際は、利用者同士、利用者と職員とのコミュニケーションが円滑に取れ、人と人との輪が広がるよう支援している。また、利用者懇談会では、施設長がお互いに丁寧な言葉遣いを意識するよう、利用者間のコミュニケーションについて言及している。

全体ミーティングや個別面談で、利用者が必要とする情報を伝えている

通所の頻度が少ない利用者もいるが、「できる時、来られる時でいいですよ」と伝えており、利用者のペースを尊重している。9時50分から開始する利用者と職員との全体ミーティングでは、参加者が必ず一言ずつ話をし、安全や衛生に関することを情報伝達している。地域社会で生活する上で必要な社会資源は、全体で伝えることもあれば、個別面談で伝えることもある。利用者一人ひとりのニーズは違うため、利用者が必要としていることを把握し、買い物・通院・公共施設などの必要な情報を伝えている。

2.利用者が主体性を持って、充実した時間を過ごせる場になるような取り組みを行っている
  • 利用者一人ひとりの意向をもとに、その人らしさが発揮できる場を用意している
  • 事業所内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている
  • 室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている
  • 【食事の提供を行っている事業所のみ】
    利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】
利用者懇談会の中で、利用上の注意事項について伝えている

利用者懇談会では、利用者同士のコミュニケーションや作業場の注意事項などを伝えている。今年度の懇談会の中では、「作業中の会話が増えていること」「失敗することは誰にでもあり、ミスしたときは誰も責めないので早めに教えて欲しいこと」など、その時々の課題や問題について伝えている。利用者同士の人間関係にトラブルが生じることがあるが、作業の際には必ず職員が参加し、未然に防げるようにしている。トラブル時は利用者の話を傾聴し、必要があれば作業内容や座席の配置を変更する等、状況に応じて対応している。

利用者や業者による清掃を実施し、清潔で快適な空間を保つように努めている

作業終了時は利用者全員で清掃している。また、床清掃を業者委託したり、分煙機(空気清浄機)の定期メンテナンスをするなど、事業所を衛生的に保つことができるよう取り組んでいる。また、季節に応じて作業しやすい室温設定や換気をすることで、快適に作業に取り組むことができるようにしている。食事提供は行なっていない。どのような形で食事サービスを提供できるか検討しているところである。作業室と食事を食べるスペースは同じであることから、テーブルクロスを敷いて雰囲気を変えることで対応している。

利用者の意向を取り入れながら、生活訓練合同プログラムの内容を決定している

生活訓練合同プログラムでは、利用者の意見を反映しながら、活動内容を決めている。DVD鑑賞会、昭和を楽しむ会、歩行会、懐メロなつかしの80年代、散策、鉄道模型展示の見学等、事業所内で実施するもの、地域に出るものなどを組み合せて決めている。「調理実習」では、さんま定食、おでん、ラーメン、お好み焼き、ピザなどを参加者同士で作り、交流の場となっている。利用者の多くが、一人暮らしをしていることから、日々の生活に役立つプログラムである。

3.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
  • 利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている
  • 健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている
  • 通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている
  • 利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている
  • 【利用者の薬を預ることのある事業所のみ】
    服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】
利用者の様子を観察し、いつもと違う様子や異変に気づけるようにしている

利用者の既往歴や通院先、服薬内容などについて把握し、緊急時に対応できるようにしている。職員は、利用者の表情や言動をよく観察し、いつもと違う様子や異変を感じたときには、声をかけて必要に応じて病院受診につなげている。声かけをすることで、体調が悪い時に相談しやすい関係構築に努めている。原則として病院受診への同行はしないが、事業所での様子を医師に伝える必要があるときや、本人が的確に自分の症状を伝えられない場合など、必要に応じて通院同行することもある。

必要に応じて一時的に服薬管理を支援している

身体を動かすことが好きではない利用者もいるため、健康増進・健康管理のため、楽しみながら目的を持ちながら体を動かしたり、歩いたりできるようにしている。例えば、地域に歩いて出かける緑化事業や風船バレーなどである。事業所内での服薬管理は原則として実施していない。統合失調症の悪化時、本人の服薬管理が難しくなっている状況下において、担当保健師と、今後の服薬管理をどのように対応するか、話し合っている。その中で、空袋を確認したり、本人に飲めているかどうか確認するなど、個別に応じた対応を一時的に実施することがある。

健康に関する注意喚起や、行政の健康に関する情報などを利用者に伝えている

インフルエンザの予防接種や健康診断などに関わる行政の情報を随時利用者に伝達している。感染症の流行期には、手洗い・アルコールによる手指消毒の徹底をしている。朝の全体ミーティングでは利用者と職員が合同で実施し、熱中症やインフルエンザ・ノロウィルス等の情報を伝えて注意喚起し、手洗い・うがい・マスク着用を促すなどしている。また、血圧計や体重計を事業所内に用意し、利用者が使用できるようにすることで、健康管理に対する意識を高められるよう取り組んでいる。

4.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
  • 家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている
  • 必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている
  • 必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】
一人暮らしの利用者が多く、家族に連絡するケースはほとんどない

一人でアパートで生活している利用者が多く、家族と同居している利用者はごくわずかである。そのため、家族とは必要に応じて連絡を取っている。家族に連絡するときは、利用者の意向を確認して、了解を得たうえで対応するようにしている。実際には、家族に連絡を取る必要があるケースはほとんどなく、同居していても比較的自立度の高い利用者が多いため、本人および本人を取り巻く関係機関との連携で対応を完結している。家族の要望があった場合には、パンフレットを渡したり、作業中の見学をすることも可能である。

家族の問題を含めて、相談支援事業所や関係機関と連携してサポートしている

家族と直接情報共有をしたり、連携をすることは殆どないが、家族の問題を含めて関係機関と今後の対応について相談することはある。例えば、高齢の家族で認知症を発症し、今後家族として一緒に生活することが適切か否か、後見人を調整した方が良いかどうかなどのケースがある。時には、親の支援者と連携を図ったり、同居困難となった場合にはグループホームを紹介するなど、相談支援事業所や関係機関と連携しながら、家族問題を考慮した支援を必要に応じて実施している。

5.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
  • 利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている
  • 利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】
地域のボランティアを受け入れ、利用者と交流を図っている

生活訓練プログラムでは、地域のボランティアが月に一度、手芸指導で来所している。編み物をしながら、利用者と話をするなど、自然な交流が図られている。今後の活動の幅を広げるため、新しいボランティアの開拓により、さらにサービスが充実するのではないかと考えられる。今年度、区内他法人と相互交流研修を実施しており、3名の職員が就労移行支援、障害者グループホーム、就労継続支援B型の3か所で体験研修をした。そこで得られた情報や支援方法で生かせる内容を、利用者支援の還元に努めている。

地域資源を利用できるよう、必要に応じた情報提供をしている

地域の地図やガイドブック・社会資源の情報を閲覧できるようにしている。また、事業所の前に町会の掲示板があるため、近隣のイベント情報などを得ることが可能であり、利用者に見るように伝えている。利用者が必要とする情報があれば、インターネットでプリントアウトして渡している。事業所の利用を終了し、次のステップへ移行する際には、就労継続支援A型事業所を紹介している。日頃から交流のあるボランティアセンターや民生委員から地域の情報を得られることもあり、必要に応じて利用者に情報提供している。

緑化推進事業を通じて、地域の公園清掃や花の管理をしている

地域との交流は、緑化事業や消火器の点検など、日々の活動の中で行なっている。“地域の安心や安全を守ることに役立っている”という、利用者の自信にもつながっている。区から受託した「障害者による地域緑化推進事業」を通じ、自立支援事業と就労継続支援B型事業合同で、近隣にプランターを設置し、四季折々の花を育てている。3か月に一度の頻度で苗を植え替え、毎日、水やりや手入れをしている。日曜日であっても当番を決め、毎日水やりをしている。また、公園サポーターとして2か所の公園でゴミ拾いをしている。

8.【自立訓練(生活訓練)】利用者が自立した生活を地域で送ることができるよう、日常生活の訓練や生活についての相談等の支援を行っている
  • 利用者が訓練する意欲を持てるような取り組みを行っている
  • サービス期間内に目標とする力を身につけることができるよう工夫している
  • 自立した生活に向けて、利用者一人ひとりに応じた日常生活訓練等を行っている
  • サービス終了後の生活環境(住居及び就労先等)を想定し、支援を行っている 
  • 地域で安定して生活することができるよう、サービス終了後も相談等の支援や関係機関との調整を行っている
【講評】
利用者が抱えている課題が解決できるよう、生活全般をサポートしている

仕事を探している人、健康管理に課題がある人、負債を抱えている人など、利用者のニーズはさまざまであり、個々の問題に応じた生活全般について支援している。金銭管理に課題がある場合には、後見人とも連携しながら、生活保護の収入を分けて使うこと、出納帳をつけることなどのアドバイスをしている。部屋を片付けることができない問題を抱えている方には、要望があれば手伝いもできることを伝えている。その他、調理実習や家事訓練などの生活訓練を通じ、2年間という限られた期間の中で少しずつステップアップできるようサポートしている。

ストレスや不安に配慮し、少しずつステップが踏めるように解決方法を考えている

利用当初、多人数の中で一緒に作業することに躊躇され、少人数なら大丈夫と、利用をスタートする方もいる。少人数の活動で少しずつ対人関係スキルなどを身につけ、他者といることで安心感を得て、就労継続支援B型事業の利用へと移行するケースもある。抱えているストレスや病気などの背景はさまざまである。一人ひとりのストレス源や気持ちを理解しながら、一緒に解決方法を探り、少しずつステップを踏んでいけるよう支援している。定期的にアパートを訪問して生活の様子を把握し、必要時、サポートを提案することもある。

就労継続支援B型事業に移行するケースもあり、多機能型事業所のメリット生かしている

利用者の多くが、併設事業である相談支援事業で「サービス利用等計画」を作成している。そのため、日常的な連携がし易く、適宜、地域移行に向けた相談や支援方法の変更などについて話し合っている。また、生活訓練事業は2年間という期間が決まっている。そのため、生活訓練事業で生活や体調の安定を図り、引き続き併設の就労支援事業B型に移行する方は多く、利用者の約半数が移行している。多機能型事業所であるメリットを生かし、同じ場所で継続して支援を受けられることは、利用者の安心感にもつながっている。

12.【就労継続支援B型】就労の機会の提供や、知識の習得及び能力向上のための支援を行っている
  • 自発的に働きたいと思えるような取り組みを行っている
  • 働くうえで、利用者一人ひとりが十分に力を発揮できるよう支援を行っている
  • 工賃等のしくみについて、利用者に公表し、わかりやすく説明している
  • 受注先の開拓等を行い、安定した作業の機会を確保できるよう工夫している
  • 商品開発、販路拡大、設備投資等、工賃アップの取り組みを行っている
【講評】
さまざまな活動や作業を実施し、利用者の能力や目標に合わせて作業提供をしている

事業所が実施している活動や作業は、「緑化事業」「内職作業」「点検作業」「清掃作業」が中心である。「点検作業」では、施設から数キロ圏内にある消火器を、一本一本異常がないかどうか、入念に確認し、必要に応じて状態の復旧、状態について報告している。地図を確認しながら消火器の場所を特定していく作業であり、忍耐力や地域の安心安全を守るという責任感が生まれている。「内職作業」では、広告紙等の丁合、組み立て作業、貼り付けなどの幅広い作業を行い、本人の能力や当日の状態に合わせて作業している。

積極的に営業活動を実施し、所内作業を安定して実施できるようにしている

毎年、工賃説明会を開催している。通常の作業を早めに切り上げ、作業収支報告会を実施した。書面にて収入総額、平均工賃額、支払い工賃額を伝え、前年度から支払い方法や計算方法に変更が生じた場合には、その旨も説明している。所内作業・水やり・苗植え・公園清掃・消火器点検など、さまざまな作業を実施しており、それぞれの時給や、1回あたりの工賃を定め、利用者に提示している。それぞれの工賃額を明確にしているため、実施したい作業内容を選ぶための判断基準としても生かされている。

利用者主体の活動となるよう、利用者の中からリーダーを選んで作業や会議をしている

法人では多くの施設を運営しており、また、法人所有の借り上げアパートを所有していることから、法人のスケールメリットを生かした「清掃活動」を実施している。清掃作業に参加する利用者による定期的な「清掃会議」を実施している。特に能力の高い利用者を「清掃リーダー」とし、清掃方法の共有や課題点などについて話し合い、利用者主体で清掃作業に取り組んでいる。また、チームで行動することで、利用者同士が協力しながら清掃を実施し、知識や技術を伝達するなど、協調性や責任感の向上にもつながっている。

【講評】
利用開始時に個人情報の取扱いについて説明し、同意をいただいている

「施設サービス利用に関わる情報提供同意書」を用い、利用開始時に個人情報の取り扱いについて説明している。内容に同意を得たうえで、書類に署名捺印をいただいている。また、ホームページや広報用資料等に写真や情報を掲載する場合には、その都度、利用者に確認している。個人情報を記載した指導台帳などの書類は、鍵付きの書庫に保管し、適正に取り扱っている。また、職員が使用するパソコンを外部回線と切り離し、個人情報が外部に流出しないようにしている。

利用者が主体となって活動できるよう、意向を反映した事業運営に取り組んでいる

行事開催時は、利用者の中から実行委員を募っている。また、各種ミーティングには利用者の参加を促し、利用者が主体となって事業所の活動やイベントを実施できるように促し、利用者の達成感や責任感の向上につなげている。季節行事は、クリスマス会やバーベキューなどがある。利用者から行きたい場所ややりたいことを確認し、利用者の意向を反映している。行事やレクリエーション、利用者参加の委員会では、利用者同士のコミュニケーションも増え、関係性が深まる機会となっている。

本人の病状や価値観に配慮しながら、否定することなく関わっている

利用者の約80%が精神疾患を抱えている。うつ病や統合失調症が多く、依存症やてんかんの方もいる。また、本人の捉え方や価値観によって、職員の発言や助言を、どのように受け止められるかは分からない。その場では理解できても、次の日には忘れてしまっていることもある。そのため、職員は本人を否定せず、価値観や受け止め方を尊重しながら対応している。また、他者に迷惑をかけてしまう場合には、面談室で話をし、理解を促している。今年度、作業場と面談室を切り離すことができ、より面談しやすい環境を整えることができた。

1.利用者のプライバシー保護を徹底している
  • 利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている
  • 個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている
  • 利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
  • 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)
  • 利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】
事業所に適した手順書の作成に、順次取り組んでいるところである

手順書やマニュアル類は、法人共通のものを利用している。法人作成の「厚生関係施設利用者支援手引き」「感染症マニュアル」がある。しかし、法人の主たる事業は更生施設や宿所提供施設など、生活保護施設である。そのため、当事業所のサービスに当てはまらない内容が多い。そのため、独自に「みのり舎マニュアル」を作成中である。見学相談受付から契約に至るまでの利用の流れと、必要業務についての手順書は完成している。

事業所・法人内外の研修を通じて、日常業務やサービス内容を見直している

年間研修予定を作成し、職員の受講済み・受講予定を一覧にしている。〔高齢期の精神疾患の理解を深める〕〔パーソナリティ障害の理解〕〔相談支援専門員講習〕などのテーマの研修に参加している。区の障害者対象の通所事業所が参加する相互研修に参加し、他事業所の取り組みやノウハウを参考としている。研修参加を通じて、日常業務やサービス内容を見直したり、マニュアルの作成にも活かしている。

利用者の個別の対応方法は、職員会議やケースカンファレンスで話し合っている

利用者の多くは精神疾患を患っており、うつ病・統合失調症・依存症・てんかんなど、その病状はさまざまである。そのため、個別の状況や性格、価値観に合わせた対応をすることが求められる。利用者個々の対応方法で、課題を抱えていたり、サービス内容を変更する必要がある場合は、ケース検討を行なっている。また、関係機関(者)が集まるケースカンファレンスに参加することもあり、関係する職員が統一した見解と方法で本人に関わることができるよう努めている。

1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
  • 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  • 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている
  • 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている

事業者のコメント

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評価情報

【評価実施期間】

2018年7月1日~2019年2月25日

【評価者修了者No】

H0201035,H1101004,H1501022

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