評価機関としての調査結果
調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
毎日行われているラジオ体操に参加しているAさん、体操が終了すると何かをしたいのか周りを見渡していました。その様子に気付いた職員が調理の声掛けをすると当たり前のようにキッチンへ移動しました。鼻歌を歌いながらスライサーできゅうりをカットし、終えた後も手持ち無沙汰なのか周りを見渡していました。職員が日課なのかジグソーパズルを手渡すと、鼻歌を歌いながらジグソーパズルを完成させていました。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
ラジオ体操は入居者皆が参加し、楽しそうに体操をしていました。体操が終了すると、談笑する人、少し休む人などそれぞれ思い思いに過ごしていました。Aさんは周りを見渡し、何かすることを探している様子で、その姿を見た職員が調理の声かけをすると、笑顔でエプロンをつけ、きゅうりをスライスし始めました。職員と談笑しながら、鼻歌交じりでスライスするAさんは、終始楽しそうでした。調理が終わり、手持ち無沙汰になったのかフロアの荷物置き場で何かを探していました。
そこで、職員がジグソーパズルを手渡すと、笑顔で感心したように受け取り、調理の時と同じように鼻歌交じりでパズルを開始しました。職員は常にフロアを見渡し、入居者の様子を観察していました。職員はAさんの好きなことを知っているからこそどのようにどのタイミングで声をかければよいのかわかっている様子でした。Aさんは、何もすることがなくて落ち着かない気持ちを楽しい気持ちに変化させていました。そうした利用者の変化に職員の配慮が伺えました。
「評価機関としての調査結果」に対する事業者のコメント
利用者と職員の関わりの様子を細かく評価して頂いたと思います。レクやお手伝い等は、利用者へ押し付けるのではなく、自然の働きかけができていると判断できました。今後も続けていきたいと思います。
1.家族への情報提供はあるか |
はい 88%
どちらともいえない 6%
無回答・非該当 6%
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2.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか |
はい 75%
どちらともいえない 19%
無回答・非該当 6%
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3.職員の接遇・態度は適切か |
はい 69%
どちらともいえない 19%
いいえ 6%
無回答・非該当 6%
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4.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか |
はい 75%
どちらともいえない 6%
いいえ 6%
無回答・非該当 13%
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5.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか |
はい 63%
どちらともいえない 13%
いいえ 6%
無回答・非該当 19%
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6.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか |
はい 81%
どちらともいえない 13%
無回答・非該当 6%
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7.利用者のプライバシーは守られているか |
はい 81%
どちらともいえない 13%
無回答・非該当 6%
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8.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか |
はい 75%
どちらともいえない 6%
いいえ 6%
無回答・非該当 13%
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9.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか |
はい 63%
どちらともいえない 19%
いいえ 6%
無回答・非該当 13%
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10.利用者の不満や要望は対応されているか |
はい 75%
どちらともいえない 19%
無回答・非該当 6%
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11.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか |
はい 56%
どちらともいえない 19%
いいえ 6%
無回答・非該当 19%
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