評価結果

サービス項目中心の評価

基本情報

【事業所名称】

グループホームかねがふち

【サービス種別】

認知症対応型共同生活介護【認知症高齢者グループホーム】(介護予防含む)

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

1、認知症であっても、その人らしくのびのびと暮らしていけることを目標にした支援                              2、御家族と共につくりあげるホーム                                                           3、地域と繋がり続けられるホーム                                                            4、経営は重視しながらも、経営中心の運営にならないこと                                                           5、常に可能性とリスクを考え支援をおこなえること

職員に求めている人材像や役割

介護職としての最低限のマナー、節度のある接遇が安定して提供出来る事。協調性を持ち合わせていること。体調面の安定。

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

常に入居者ご本人や、ご家族にとってプラスになる選択が出来る事。常に生活を支える介護職だからこそ、「普段と何かが違う」という観察眼を持つ事。

全体の評価講評

特によいと思う点

アンケートの自由記載には、「小さな体調の変化も見逃さず、すぐに連絡をくれ、大事に至っていない」「母が心身ともに穏やかに過ごさせていただいている」など、ホームの「利用者が主人公」との方針に基づいたケアへの信頼感が記されている。定期的には毎月ホームからのお知らせがあり、良く読まれている。また、家族の訪問も頻回である。その結果、誕生会、クリスマス会、家族会には家族の参加が多く、共に時間を過ごせている。のみならず、排泄介助用の布の用意、前向きの提案など、単なる協力関係を超えた双方向の協力体となっている。

平均介護度4.2、平均年齢89歳、平均入所期間6年8か月というデータから、ストレスの少ない快適で穏やかな生活のもと、認知症の進行を緩やかなものとして長生きができていることが読み取れる。言葉での意思表示が難しくなっても、利用者の尊厳を守り、声にならない希望、要求を聞き取るケアを職員全員で進めている。その人の体調・気持ちに寄り添って、どこで困っているか、何がしたいか、何が必要かをじっくり見守り見極めてケアに繋げることが職員間で共有されている。それにより、利用者一人ひとりの持てる力を引き出しているといえる。

利用者の重度化が進み、全てにおいてマンツーマンの介助が必要となっている。居室が2フロアに分かれているという不利なハード面をカバーし、少ないマンパワーの中、職員同士が連絡をとりやすく、利用者の介助・見守りがより安全におこなえるよう、今年度からインカムを導入した。また、同法人の厨房からの配食を上手に利用し食事作りにかける時間を軽減し介護にあたっている。「グループホームの食事作りは利用者とともに」という概念から離れ、現状を見据え、埋没することなく、より良くするための柔軟な対応と高く評価したい。

さらなる改善が望まれる点

職員は日常業務の中で「小さな変化に気づく」ということを大切にし、記録に残し、情報を共有している。常勤・非常勤、先輩・新人という区別なく、疑問に思うことをその場で確認、情報共有できるという風通しのよい信頼関係ができている。しかし現在、人員不足により管理者自身が夜勤に入ることも多く、管理業務もままならず、職場会議や面接が定期的におこなえていないことを課題としている。利用者の重度化が進みマンパワーが必要な時だけに、それを確保できる仕組みが行政面からも支援できぬものかと考えさせられてしまう。

「看取りまでおこなう」という法人の方針に基づき、日常的に医療的行為が必要とならぬ限り事業所での生活支援は継続される。利用者家族の多くは入院した際にも「1日も早くホームに帰らせたい」「最期までホームで看取ってもらいたい」と望んでおり、職員に対する信頼も厚い。しかし、重度化が進み、利用者家族の金銭的負担等を考慮したとき、個々の家族の状況・希望に添い、特別養護老人ホームを始めとする様々な介護サービスがあるという情報を提供していくことを課題としている。

平均介護度4.2であっても、利用者は毎食リビングで一緒に食事し、声を掛け合い、頷き合って、一緒にいようとする関わりを持っている。寝たきりにせず、着替え、個室からリビングへの移動、口腔ケアまで、利用者の声なき声を聴きとろうとする丁寧な介護がおこなわれているから、認知症の進行を緩やかなものにし、長生きできているのである。リスクを勘案しながら、可能性を追求するために、インカムの導入などくふうしているが、限界がある。利用者の尊厳を守り、質のいい暮らしを続けるには、それに見合う人的な力が不可欠である。

事業者が特に力を入れている取り組み

法人が作成した共通のマニュアルがあり、提供しているサービスの基本的事項や手順を明確にしている。特筆すべきは利用者別に作成された写真入りの食事形態および利用者の日常生活状況を紹介した手順書である。人員不足で流動性の高い職員体制の中、個々の利用者を主体とした支援をおこなうために優れたオリジナルの手順書となっている。また新人教育でも「介護の世界へようこそ」というオリジナルの冊子で、初めて介護に携わる職員にわかりやすく、認知症の人の気持ちに寄り添い支援していく時に大切なことを伝え業務の一定水準を確保している。

ここ数年、骨折によるADLの低下はない。また、インフルエンザの感染もない。朝のぶくぶくうがい、毎食後の洗面台へ誘導しての口腔ケアにより、口内の衛生が保たれ、また、一人ひとりに合わせた食事により、充分食べることができ、体力が保持されている結果であると言える。実際にほぼ全員が毎食完食している。また、朝夕階段を上り下りしたり、トイレ誘導もできるだけ歩いてと、リスクと可能性を考えあわせた上で日常生活において体を動かすことも意識しておこなわれている。

家族の面会が多く、行事への参加率も非常に高い。面会に来た家族は自分の家族以外の利用者に対しても声かけをおこなうなど良い関係性が築かれている。職員は面会時や運営推進会議、家族会の際に家族から忌憚のない意見を聞き取っている。また、毎月送付する「ご家族の皆様へ」「1ヶ月の様子」などを通し利用者の日常の様子、人間関係、取り巻く環境などが手に取るようにわかり、家族の安心となり高い信頼に結びついていると思われる。「1ヶ月の様子」には利用者の発した言葉が記載されており、家族は「これはウチの親だ」と楽しみにしているという。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:全入居者9名のご家族を対象にアンケートを実施。場面観察は9人を対象に実施した。常時車イス利用者4名。食事全介助者2名。排泄介助必要者9名。リフト入浴6名。要介護度3の利用者が2名、4の利用者が3名、5の利用者が4名で、平均介護度4.2と重度化が顕著である。
  • 調査方法:アンケート方式,場面観察方式  
    アンケート方式・場面観察方式。
    アンケートは事業所から直接ご家族に送付して頂き、回答は無記名で直接評価機関に返送して頂いた。場面観察は朝食後から昼食までの間、リビングで過ごす入居者の様子を評価者2名で観察した。
  • 有効回答者数/利用者家族総数:7/9(回答率 77.8% )

アンケートの各項目ごとの意見はないが、総合的な満足度は「大変満足」「満足」との回答が100%で、大変高い満足度であった。自由意見では「小さな体調変化も見逃さず、すぐに家族へ連絡をしてくれます。なので、大事に至らず今日まで過ごすことができたと思います。きめ細やかな対応に感謝しております」「入居者さんが年齢を重ねるほど手がかかってきます。本当に大変だと思います。預かってもらい感謝しています」と、感謝を述べる記述が多数寄せられている。また、「限られたスタッフの人数で、本当に日々よく対応していただいていることに深謝です。家族で助力できることなど遠慮なく申し付けていただけると良いかと思います」との記述から、家族と職員の信頼関係が読み取れる。さらに、重度化が進み介護ニーズの高い利用者が多い中、職員を思いやる回答も複数見られた。

アンケート結果

1.家族への情報提供はあるか

はい 7名 (100%)

全員が「はい」の回答で、大変高い評価であった。

2.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 7名 (100%)

全員が「はい」の回答で、大変高い評価であった。

3.職員の接遇・態度は適切か

はい 7名 (100%)

全員が「はい」の回答で、大変高い評価であった。

4.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 7名 (100%)

全員が「はい」の回答で、大変高い評価であった。

5.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 7名 (100%)

全員が「はい」の回答で、大変高い評価であった。

6.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか

はい 5名 (71%)
どちらともいえない 1名 (14%)
無回答・非該当 1名 (14%)

「はい」と回答された方が5名。「どちらともいえない」が1名。無回答が1名であった。良好な回答が多い。

7.利用者のプライバシーは守られているか

はい 7名 (100%)

全員が「はい」の回答で、大変高い評価であった。

8.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか

はい 6名 (86%)
どちらともいえない 1名 (14%)

「はい」と回答された方が6名。「どちらともいえない」が1名であった。良好な回答が多い。

9.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 7名 (100%)

全員が「はい」の回答で、大変高い評価であった。

10.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 6名 (86%)
どちらともいえない 1名 (14%)

「はい」と回答された方が6名。「どちらともいえない」が1名であった。良好な回答が多い。

11.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 5名 (71%)
どちらともいえない 1名 (14%)
無回答・非該当 1名 (14%)

「はい」と回答された方が5名。「どちらともいえない」が1名。無回答が1名であった。良好な回答が多い。

調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面

Aさんは朝食を終えて、リビングでテレビを見ながらウトウトしていた。2人の職員は他の利用者の食事介助、トイレ誘導、水分補給などを順次おこなっていたが、Aさんの様子も把握していた様子で、食事介助などが一段落した時点で一人の職員がAさんに声をかけた。「入歯の手入れに行きませんか。立ってもらっていいですか」。Aさんは立ち上がろうとして膝折れしそうになったが、職員は予期した体勢で補助。「もし無理だったら車椅子持ってきますよ」と言うと、Aさんは「車椅子に乗ると癖になるんだよね。大丈夫。」と笑顔で応じていた。

選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化

食事後、特にやることもなくてウトウトしていたAさんは、職員が自分のところへ来てくれたことで「頑張って自分の足で歩こう」と思ったようだった。手引き歩行で洗面所に向かいながら職員はAさんに「入れ歯はね、入れっぱなしにしておくと口に傷がついちゃうんですって」「廊下が長いから、歩く練習になりますね」などいろいろ話しかけ、Aさんはそれに笑顔で応えていた。口腔ケア、トイレ、手洗いを済ませて自席へ戻るまで、すべて手引きで歩き通した。職員の「お疲れ様でした。ありがとうございました」の言葉に「ありがとう」と笑顔で応じていた。歩き通した満足感、職員とマンツーマンで向き合った充足感を感じていたのではないかと思われる。重度化が進み、食事介助や排泄介助などの身体介護に比重がかかる状況にあっても、職員は利用者一人ひとりの状況をよく把握して生活のリズム、ペースに合わせた支援をしており、頭が下がる思いであった。

事業者のコメント

ADL、認知症の両方が重度化している中で、お1人おひとりに関われる時間は限られている。本来のグループホームらしい、家事に参加する姿や、趣味を楽しむ場面は殆んど見られない。そんな中でも、出来る限り、その方のペースを守り、納得して行動に繋げられる事を目標としている。職員には必ず「○○して下さい」と言う、一見丁寧のようだが、一方的に○○する事を強制するのではなく、「○○して頂けますか?」と言うお伺いの声かけをするよう指導している。認知症であっても自己決定権を持つという基本的な事を忘れない為である。平均介護度が昨年よりさらに上がり、4.2となった。少ないマンパワーの中で、出来る事にも限界はある。しかし、その方にとって、今重要視すべきところを常に観察し見極める力を付け、入居者の権利と生活の質を守って行きたいと思っている。これだけの重度化の中でも、ゆったりとした時間が流れ穏やかな表情が見られる事は、職員の努力は勿論、ご家族の理解と協力によるところが大きい。重度化は決してマイナスではなく、認知症の入居者が穏やかな生活の中で、長生きをした結果である。認知症介護の通過点として、現在の状況を何とか乗り越えて行きたいと感じている。

サービス分析結果

6. サービス分析のプロセス
【講評】
わかりやすいホームページ、パンフレットを作成し事業所の情報を提供している

法人が作成したホームページに利用者の笑顔の写真とともに、グループホームサービスの特徴・アピールポイント、施設概要、交通案内、料金表、第三者評価結果、基本理念・運営方針を記載したパンフレットを載せ、事業所の情報をわかりやすく提供している。区内にある同法人のグループホーム2施設分も常備し、3施設の情報を提供している。現在、法人のデイサービス担当者の訪問先に、グループホームのパンフレットを配布しに同行する計画や、地域包括支援センターにも配布することを検討中である。

法人内3施設で情報を共有し、共通の申し込みを可能とし利用希望者に応えている

同区内にある法人のグループホーム3施設が連携し、切羽詰った状態で相談に来訪する利用希望者等の相談に対応している。見学時は施設内全てを案内するとともに、希望があれば3施設共通で申し込み可能なことや、利用料金、入居の条件などについて概要を説明し、丁寧に質問に答えている。現在利用希望者の見学時についてのQ&Aを作成し、管理者不在時でも質問に対応できるように工夫しているが、詳細な説明まで出来るのは管理者のみとなっており課題としている。申込者の情報は3施設分を一括して管理し、空室が生じた時に連絡をしている。

1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
  • 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  • 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  • 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  • 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
契約内容については時間をかけ丁寧に説明し同意を得ている

利用希望者が見学に来訪したときに説明し質問に応えているが、入居が決まった段階で契約書を事前に家族等に手渡し、契約を交わす入居当日までに確認してもらっている。入居当日は法人の担当者と管理者の2人が基本的なルール・重要事項等、契約内容を時間をかけて説明し、同意を得ている。また、利用料金については契約書・重要事項説明書とは別に利用者負担金・利用者の金銭の保管管理についてなど詳細に記載した別紙を作成し、わかりやすく説明し同意を得ている。

入居前の生活を継続支援するために様々なツールを使い情報を収集している

入居前面接時、法人オリジナルの書式を使用して利用者の基本情報・日常生活の実際(意思疎通・好き嫌い・食事・排泄・入浴・着脱・睡眠など)、大切にしていることなどを聞き取っている。「生活歴」は幼少期から老年期にいたるまで、どのように過ごしていたか、その頃のエピソード、影響を受けた人など利用者の姿が浮き彫りになるよう工夫されている。また自宅での生活リズムを把握するために「生活の様子」を24時間にわたり記録することを家族に依頼している。様々なツールを使い利用者の入居前の生活状況、生活歴を知る工夫がうかがえる。

体調変化などは家族にこまめに連絡するとともに生活の質に配慮した支援を行っている

現在該当者はいないが利用者の体調が重度化し終末期・看取りの段階に入ったときは、主治医が家族に説明し、看護師協力のもと、看取りの契約を結ぶ体制が整っている。管理者は利用者に事故につながりそうなADLの低下や著しい認知症状の進行が見られた時、今後のリスクも含め家族にこまめに報告・連絡することを心がけている。と同時に、日常生活の中の利用者の生き生きとした言葉や様子を、月ごとに送付する「1ヶ月の様子」の中に盛り込み、生活の質に配慮した支援をおこなっている。家族アンケートからは信頼感の高さがうかがえる。

1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
  • サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明している
  • サービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしている
  • サービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
  • サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  • 利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っている
  • サービス利用前の生活をふまえた支援を行っている
  • サービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
定着した方式で不足ない記録が職員間で共有されている

支援計画に基づいて、「週間サービス早見・実施表」では、排泄・食事等ルーティンケア、個々の利用者についての「日々の記録」では、利用者のサイン、ケアの内容、反応などが細かく記録されている。小さな変化への気づきの大切さが、職員間で確認されている。「いつもちゃんと座っている利用者が崩れがち、変だね」「足の色がいつもと違うね」など、申し送りで一人の職員の気づきが記録され、他の職員に受け継がれ、継続的な観察と働きかけで重症化を防ぐことが出来ている。

申し送り・記録の時間が保障され、職員間で一致したケアがしやすい態勢になっている

利用者個々の「日々の記録」はS(主観的データ)、O(客観的データ)、A(分析・評価)、P(プラン)方式で記入されている。勤務開始時の10分間は記録確認時間、退勤前の15分間は記録記入時間としているので、細かな事実も記録され、共有化され、職員間の一致した支援ができている。ここ一年、職員の入れ替わりが多く、新しい職員には書きながら指導することもあり、研修時間の確保が課題である。

インシデント・アクシデント報告が的確に記録され、分析されている

インシデント・アクシデント報告は、頭の中に写真を撮るような細かな観察に基づいて綿密に記入されている。居室で倒れていた場合には、倒れていた向き、肩がベッド下に入りこみそうだったこと、窓や扉、服装などなど詳しく書かれているので、職員間で原因を決めつけず、仮説を立て、分析・検討の経過が読み取れ、有効なインシデント・アクシデント報告になっている。

1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
  • 利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している
  • 利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  • アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の介護計画を作成している
  • 計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている
  • 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
  • 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
  • 利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  • 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
  • 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している
  • 申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.認知症対応型共同生活介護計画に基づいて自立生活が営めるよう支援を行っている
  • 個別の認知症対応型共同生活介護計画に基づいて支援を行っている
  • 利用者一人ひとりがその人らしく生活できるよう支援を行っている
  • 関係職員が連携をとって、支援を行っている
【講評】
「利用者は自己決定権を持つ」との基本のもとに支援がおこなわれている

利用案内には「生活の主体は利用者であり、自己決定権をもつ」と明記され、また、事業プロフィルには、「常に入居者に選択肢があり、主役は入居者自身」と書かれている。その共通認識のもと、重度化により言葉の意思表示がしにくくなっている利用者にも、必ず「歯磨きに行っていいですか?」などと一つひとつの動きを確認し、様子を見守りながらケアをする。言葉にならない意志を見極めるために、どこで迷い、どこで動けなくなり、どこでどんな手助けが必要かを静かに観察してケアに繋げていくことを大切にしている。

「その人らしさ」を支援するために、アセスメントを綿密におこなっている

入居時に、法人の書式によってアセスメントをおこなう。生活歴、日常生活の実際、生活時間、大切にしていること・物など家族に記入してもらう。それに基づいて暫定計画を作り、職員の観察、実際のケア、それへの対応などによって計画を作成する。計画文書には、言葉が出にくくても声掛けへの頷きや、単発的な言葉も記録され、生かされて利用者の意向を明らかにしようとしている。

個々の認知症状に、可能な限りその人に合った支援で解決できるよう努力している

年齢を重ねることで認知症状も重度化しているが、日々、その人・その状況に合ったケアをすることで、穏やかな生活環境を保障し認知症状を緩やかな進行にとどめることができている。しかし、急速に症状が悪化するなど対応しきれない場合は、主治医や地域の認知症専門外来を受診し、その後の対応の助言を受けている。MRIによって脳内の萎縮が進んでいることがわかることも以降の対応の指針となる。また、「数時間も歌い続ける」ような状況で疲れても休めないほどの興奮状態に対しては、必要な眠剤で休ませてあげる場合もあるとの医師の指導もあった。

2.利用者の状態に応じて、日常生活に必要なさまざまな作業等を利用者が主体的に行うことができるよう支援を行っている
  • 食事に関する一連の作業等利用者の生活場面では、利用者の主体性と能力を活かして支援を行っている
  • 利用者一人ひとりに応じた生活への参加ができるよう工夫をしている
  • 利用者の心身の状況に応じて、生活するうえで必要な支援(食事や入浴、排泄等)を行っている
  • 各種手続きや買い物等日常生活に必要な事柄について、利用者本人による実施が困難な場合に代行している
【講評】
平均介護度4.2という重度化の中でも主体的に生活できる支援をおこなっている

2017年10月現在、平均介護度4.2と重度化し、家事作業に参加できる利用者はほとんどいなくなっているが、食器を拭く、歌うなどできることは参加してもらっている。身の回りのケアなど日常生活を成り立たせるケアが多くなっている状況であっても、意志を確認し、利用者が選択できることを職員間の共通認識として支援に当たっている。不快に感じない環境でストレスのない穏やかな生活が日々営まれ、2年半入退所のない長生きできる結果になっている。

日常的に必要な品物は買い物を代行している

お小遣い帳簿により、日常的に必要な義歯洗浄剤などの生活物資については職員が買い物を代行している。重度化による手不足、目の前の道路の拡張工事に伴う商店の閉店などもあり、衣服の購入などでは家族の協力がありがたい。

利用者の主体性を引き出せるケアを常にくふうしている

利用者がトイレに行くことをしぶる場合、本当に行きたくない場合以外にも、単に動くのが面倒な場合もある。そのような時には、普段から利用者を細やかに観察していることを生かし、日常生活のリズムを考慮しながら利用者の気持ちを害さないよう声かけをくふうするなどしている。職員間で、「こういう声かけをしたら、こうしてくれた」と記録に残して共有したりもしている。

3.利用者の健康を維持するための支援を行っている
  • 利用者の心身の状況に応じた健康管理を行っている
  • 日常生活の中で、利用者一人ひとりの状態に応じて身体を動かす取り組みを工夫している
  • 服薬管理は誤りがないようチェック体制の強化などしくみを整えている
  • 利用者の体調変化時(発作等の急変を含む)に、医療機関等と速やかに連絡できる体制を整えている
【講評】
口腔ケアなど徹底した健康管理により、重度化しながらも安定した暮らしができている

朝のぶくぶくうがい、毎食後の洗面台での口腔ケアなどにより、口内の汚れがなく、全員がほとんど毎食完食できている。認知症になると、歯科などでは治療ができにくくなることもあり、口腔ケアには力を注いでいる。良く食べていること、日中は常に見守っていることなどにより、ここ数年、転倒などの骨折によるADLの低下は皆無といってよい。また、歩くことが可能な利用者には「何とかトイレまで」、「朝夕階段を上り下り」などと身体を動かせる支援をしている。場面観察時には「歩かないとね」との利用者自身の言葉にも接した。

薬局、診療所、マッサージ、訪問看護など医療との連携が密である

隣には訪問看護ステーション、階下には診療所があり、医療職が常駐していないというグループホームの弱点を補える環境にある。服薬は薬局による配薬後、前日の薬チェック、当日の配薬ボックス抜き出し、配薬済袋の回収など複数のチェックをしている。体調により、訪問マッサージを受けている利用者もいる。医療との距離が近いことは、利用者本人や家族、職員の安心ともなっている。

生活の場であるグループホームにおける医療の連携について考えていこうとしている

多種の医療機関との連携が密なことは安心のもとであり、健康管理にも重要なのであるが、密であるがゆえに水分摂取が少なめであるなどのちょっとした異変を「様子をみよう」ではなく、すぐに医療職につなげて、医療依存度が高くなる傾向がある。生活の場としてのグループホームであることを再認識し、考えていこうとしている。

4.共同生活が楽しく快適になるよう工夫している
  • 利用者がお互いに関わり合いながら楽しく生活することができるよう支援を行っている
  • 事業所での生活は、他の利用者への迷惑や健康面に影響を及ぼさない範囲で、利用者の意思が尊重されている
  • 居室や食堂などの共用スペースは、利用者の安全性や快適性に配慮したものとなっている
【講評】
入居者の相性や行動様式などを考慮し、食事の場所分けなどをしている

現在、常食は9人中1人、流動食のみの方もいる。食事時の行動パターンもそれぞれなので、食卓の椅子の位置、食事のタイミングなども細かく配慮し、全員が快適に、不快感を持たずに食事できるようにしている。トラブルや危険を最大限回避するように支援にあたっているが、多くの時間をリビングで過ごす方が多いので、互いの行き違いからトラブルになりかけることもある。職員はどっちの味方にもならず、じっくり話を聞くだけで収まることもあるが、場所を分けて落ち着くのを待ったりもする。

利用者同士、会話にはなりにくくても、関わりを持ち、共に生活している意識がある

後からリビングに入ってきた利用者について、職員が他の利用者に「Aさんをお連れしましたよ」と声をかけ、わざわざその利用者の正面に連れていって挨拶をしたり、日常の時々で利用者同士のコミュニケーションを取っている場面が多くみられる。利用者同士、会話は成立しなくても笑顔を交しあったり、うなづいたりと一緒にいる時を過ごすというホームの関わりを大切にしている。

重度化の中でも、誕生会などは家族と共に実施し、楽しみの場になっている

身体を動かす特別なレクリエーションよりも、日常生活の中で身体を動かせる機会を多く作るなど、毎日の暮らしを快適に安定して過ごすことが大切になっている。その中でも一人ひとりの誕生会は家族の予定を最優先に日程を決め、家族、職員、利用者で長寿を祝っている。また、クリスマス会は家族を含めて25人規模でプレゼントも用意しての楽しみの場としている。

5.事業所と家族等との交流・連携を図っている
  • 家族や利用者の意向を考慮して、家族等が参加できる事業所の行事を実施している
  • 利用者の日常の様子を定期的に家族に知らせている
  • 家族等が事業所等に対し、意見や要望を表せる機会を設け、それらを活かした支援を行っている
  • 重度化した場合や終末期に備え、あらかじめ本人や家族等と話し合い、事業所でできることを説明しながら、方針を共有している
【講評】
毎月、「一か月のまとめ・様子」、「ご家族への手紙」が家族へ届く

毎月、請求書とともに「一か月のまとめ」と利用者の日々の様子を書いたイニシアルで個々のエピソードを綴った「一か月のようす」、ホームからの「ご家族への手紙」が家族のもとに届けられる。また、不定期で写真満載の「かねがふち新聞」も発行されている。これらを家族はしっかり読んで下さり、お願いや問いかけには必ず反応がある。「一か月の様子」には、「元気のないWさんにTさんが一生懸命語りかけます。私今日初めて来たからね、一緒にいようよ」。入居者同士の絆がわかる内容になっている。

クリスマス会、誕生会、家族会などへの参加が多い

誕生会はまず、家族の予定を確認してから予定を立てる。クリスマス会には、ほぼ100%の参加があり、職員と家族、家族同士の関わりも密である。ホームの利用者本位のケアが家族からの厚い信頼をえていることは、利用者アンケートからも読み取れる。その結果、ホームからの働きかけに応えるだけでなく、家族ができる協力を最大限にするという双方向の信頼関係が成り立っていることがわかる。

ホームの「出来ない事はできない」と訴える率直な姿勢が家族の協力を強めている

アンケートを見ると「週に数日以上ホームを訪れる」家族が複数いる。日常的にホームに接している家族に、ホームも「重度化、手不足で衣替えが充分やりきれない状況」などを率直に伝えると、家族もそれに応えて協力している様子が見て取れる。排泄介助用の使い捨て布を大きさをそろえて用意してくれる家族、畳んだ新聞を持ってきてくれる、食事介助時に訪問してくれる、玄関の鍵をもっと安全で手間のかからない方法にしたらと提案してくれる、ホームへの信頼感が「できることをして協力しよう」という家族の行動を引き出していると言える。

6.利用者が地域で暮らし続けるため、地域と連携して支援を行っている
  • 地域の情報等を収集し、利用者の状況に応じて提供している
  • 利用者が地域のさまざまな資源を利用するための支援を行っている
  • 利用者が地域とつながりながら暮らし続けられるよう、事業所が利用者と共に地域の一員として日常的に交流している
  • 運営推進会議で話し合われた意見を活かして支援を行っている
  • 区市町村や地域包括支援センターと日頃から連絡を取り、協力関係を築きながら支援を行っている
【講評】
運営推進会議が2か月に1度、定期的に開催されている

行政、町会、民生委員、入居者、家族などの参加により運営推進会議が2か月に1度、定期的に開かれている。その際、第三者評価について報告したり、多様な食事形態を見てもらったり、消防署が参加しての防災訓練などもおこなわれ、情報を提供し考え合う場になっている。

入居者と買い物に出ることはほとんどできないが、地域の商店の協力が得られている

平均介護度4.2と、買い物に出ることのできる入居者が皆無と言える状態であるが、商店街が近いため、電話一つで雨の日でも配達してくれる商店の存在が心強い。しかし、目の前の道路の拡張工事に伴い、廃業する商店が増えている現状がある。

お祭りへの参加など地域との結びつきがある

サンバカーニバルや町会のおみこしの通る時間には、道路に降りて見物したりしている。ホームの呼びかけに応えて、家族が駆け付けて道路で付き添ってくれたりの協力もある。堤防が近いなど水害への不安もあり、その際には、ホームの4階に避難するなどの考えもあるが、ここ数年、町会の防災訓練に参加できていないのは残念である。

【講評】
利用者のプライバシー、羞恥心、尊厳を守る介護に努めている

利用者のプライバシーに関しては、個人情報取り扱い及び写真使用について家族等から同意を得ている。管理者は利用者の気持ちに寄り添うことが認知症介護の基本とし、職員に丁寧な接遇をおこない利用者の羞恥心や尊厳を守るよう指導している。また、虐待の小さな芽を見逃さぬよう、日常の支援をさりげなく観察し、気になることがあれば他の職員のいないところで「困っていることはないか」「辛いことはないか」と直接話をし、改善点を課題として与えている。

利用者主体を支援しつつ、予測した介護で事故防止に努めている

「利用者のできる事はどこまでか、危ない所はどこなのかを見極め、リスクを考え連携した支援をしよう」ということを日常的に意識した支援をおこなっている。場面観察時には立ち上がろうとして膝折れしそうになった利用者を、予期した体勢で補助する職員の支援が見られた。利用者主体を支援しつつ予測の介護がおこなわれていることが確認できた。インシデント・アクシデントの報告書は発見時の状況や経緯を詳細に記録し、原因や対応策について他の職員が記入するコメント欄も設け、職員全体で共有できるよう工夫されている。

一人ひとりを主体にした介護により重度化が進行しても利用者は心穏やかに過ごしている

利用者の平均要介護度が4.2と重度化が進み、利用者数9名中、排泄介助は9名、リフト浴6名、食事形態変更8名と全ての介助においてマンツーマンの支援が必要な状況となっている。その中でも職員は1日4回の口腔ケアを実施し、利用者一人ひとりの生活のリズム、ペース、意思をできる限り尊重し支援をおこなっている。利用者の行動や表情を良く観察し、小さな変化に気づき「なぜだろう」と考え、利用者の気持ちに寄り添った支援で、たとえ医学的に脳の萎縮が見られても、心穏やかに過ごしている利用者の姿に、認知症介護の原点を見る思いである。

1.利用者のプライバシー保護を徹底している
  • 利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている
  • 個人の所有物や個人宛文書の取り扱い、利用者のプライベートな空間への出入り等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている
  • 利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
  • 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)
  • 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
  • 虐待被害にあった利用者がいる場合には、関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
  • 利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】
利用者ごとの手順書を作成し、統一した支援をおこなっている

法人が作成した共通のマニュアルがあり、提供しているサービスの基本的事項や手順を明確にしている。特筆すべきは利用者別に作成された写真入りの食事形態および利用者の日常生活状況を紹介した手順書である。現在利用者の要介護度が平均4.2と重度化が進み、9名中常食は1名のみであり、残りの8名については食形態を変える必要性がある。2年以上人員不足が続き、流動性の高い職員体制の中、個々の利用者に適した、統一した支援をおこなうために優れたオリジナルの手順書となっている。利用者の状況変化ごとに見直しもおこなっている。

利用者の安全を守るため多角的に考えツールの導入をおこなっている

3ヶ月に1回のモニタリング、年2回のケアプランの更新という定期的な見直し以外に、利用者の状況に合わせ随時アセスメントをおこないケアプランの見直しをおこなっている。利用者の重度化が進み、全てにおいてマンツーマンの介助が必要となっている。居室が2フロアに分かれているという不利なハード面をカバーし、少ないマンパワーの中、職員同士が連絡をとりやすく、利用者の介助・見守りがより安全におこなえるよう、今年度からインカムを導入した。現状に埋没することなく、より良くするためのツール導入の工夫と高く評価したい。

介護はきついと言われる中、新人職員が希望を持って取り組めるよう教育を実施している

定期的な面接以外にも職員は日常的に疑問や問題点を確認・相談しあう関係性が構築されている。新人教育では「介護の世界へようこそ」というオリジナルの冊子で、初めて介護に携わる職員に、認知症の人の気持ちに寄り添い支援していく時に大切なことを伝えている。①心の声に「なんでだろう」と考える癖をつけよう②気になることは記録に残し情報を共有しよう③できる事はどこまでか、危ない所はどこなのかを見極め、リスクを考え連携した支援をしよう。介護は3Kと言われるが4つ目のKとして「希望」を挙げ、介護を通して得られる喜びを伝えている。

1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
  • 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  • 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
  • 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
  • 職員一人ひとりが工夫・改善したサービス事例などをもとに、基本事項や手順等の改善に取り組んでいる
3.さまざまな取り組みにより、業務の一定水準を確保している
  • 打ち合わせや会議等の機会を通じて、サービスの基本事項や手順等が職員全体に行き渡るようにしている
  • 職員が一定レベルの知識や技術を学べるような機会を提供している
  • 職員全員が、利用者の安全性に配慮した支援ができるようにしている
  • 職員一人ひとりのサービス提供の方法について、指導者が助言・指導している
  • 職員は、わからないことが起きた際に、指導者や先輩等に相談し、助言を受けている

事業者のコメント

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評価情報

【評価実施期間】

2017年7月14日~2018年2月18日

【評価者修了者No】

H1202025,H1302016

評価結果のダウンロード

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