評価結果
基本情報
事業者の理念・方針・期待する職員像
事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)
1)地域とのかかわりの中で「働くこと」「社会性を身につけること」を目的とした、利用者の主体性を尊重したサービスを提供する。
2)『作業の目的』:安心できる場で 「共に働く」ことを通して 利用者が自ら力をつけ 望む暮らしを実現することへとつなげていく
職員に求めている人材像や役割
自己研鑽を惜しまず、自らの知識と経験をオフィスクローバーの運営及び利用者支援の中で最大限に生かす努力をしてほしい。
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)
自身の得手不得手を理解した上で、やりがいを持って日々の業務に取り組んでほしい。
全体の評価講評
特によいと思う点
安心できる場で共に働くことを通して、利用者が自ら力をつけて望む暮らしを実現できるように、利用者の状況や希望にあわせた個別支援がある。所内外に様々な作業があり、作業体験を通して利用者の長所を見い出している。所内活動に慣れたら所外活動へ進むというように段階を踏んで支援している。利用者の要望に応じるパソコン教室、履歴書作成等の就職活動に関する学習も個別に実施している。月1回の「スーツの日」や企業実習・インターンシップ等で少しずつ就労の具体的なイメージを形成し、就職した事例もある。
所内受注作業は冊子の編集・印刷・製本作業、商品の作成・袋詰め・封入・発送作業、パソコン入力等がある。所外作業も受付業務・事務・配達・清掃・消火器点検・植栽整備等があり、利用者の病状や意向に応じて選択できる。様々な作業体験で利用者の長所を見い出し、利用者の主体性を尊重しながら、各自の能力を十分に発揮できるような支援に努めている。ミーティングの司会と書記を利用者が交代で担当し、ニュースレター係、コーヒー係、消耗品係、進行係等を設けて利用者が役割を担い、作業メンバーの1人として自ら行動できるようにもしている。
利用希望者には見学後、14回を目安に体験利用をしてもらうのが標準的な流れとなっている。利用開始時には週1回半日からでも利用することができ、慣れてきた頃から少しずつ通所日を増やすことができる。体験利用の時から関係機関と連携し、手厚い支援の提供を心がけている。サービス終了時にはニュースレターが送付可能であったり、OBとして利用できる旨を説明している。現在も10年前の利用者も含め繋がり続けていて、支援が途切れていない実例がある。今年度は就職したOBが体験談を話すOB会を初めて開催し、利用者も参加した。
さらなる改善が望まれる点
「確実な仕事」をモットーに旧知の事業主と信頼を築き、新規取引先への営業活動を実施している。写真を掲載して「こんな作業ができます」とPRするリーフレット、ニュースレターを作成し、ホームページに作業受託の情報を掲載している。年間を通して安定した作業機会を確保するために、事業所が得意とすることを明確に、わかりやすく説明できることが必要と考えている。機械化・IT化が進む中で、取引先の事業主はなぜこの作業を当事業所に発注したのかを考察し、営業活動に活かそうとしている。
利用者の安全性を高めるため、設備管理と点検を実施している。事故対応マニュアルを作成し、事故・感染症・権利侵害の報告書、インシデント(ヒヤリハット)・改善報告書の書式を整備した。当事業所はビルの7階に位置しているため、災害時の避難誘導が難しい。今後は事故対応マニュアルを職員に周知し、何かあればどの職員でも対応できるように年間行事に組み込んで訓練していこうと考えている。また利用者の高齢化に伴い、入り口付近に2ヶ所、手すりを設置することを検討している。想定されるリスクへの備えがより充実していくことを期待したい。
事業を将来に亘って継続的に維持できるよう、職員集団の支援力と業務遂行能力の向上、さらにそれらの次世代への継承の必要性が今後予想される。個々の職員は業務に前向きに取り組んでおり、職務における自身のレベルアップとサービス水準を向上させようという意識を高く持っている。職員の企画の立案と遂行、達成能力を伸ばすための「チャレンジ企画立案!プログラム」にも新たに取り組んでいる。中堅職員の業務実践能力の向上が期待できる。幹部職員が持つ技術や知識、支援のノウハウなどを伝承するための文書化を含めた仕組みづくりが求められる。
事業者が特に力を入れている取り組み
ニュースレターは季刊として年に4回650部発行している。このニュースレターの作成には利用者が編集委員として関わっており、事業の最新情報を掲載して関係諸機関に送付するとともに随時ホームページでも公開している。利用者参加型のニュースレターは、利用者や職員にとって苦労であると同時に誇りにもなっている。読者の立場から見ても事業所の様子や変遷が具体的に把握でき、非常に興味深い読み物になっている。
所内作業の意義をスーパーバイザーと検討して、「利用者と職員が情報を共有し、協力して共に働くこと」に行きついた。利用者が所内全体を把握しながら自分で考えて動けるように、一級建築士と相談して改装を進めた。動線を考えたレイアウト、作業エリアの区分け、部品・道具の収納方法とラベリング、手順や進行状況が分かる掲示物等を整えて改善している。利用者に分かりやすく、表示を色分けしたり、収納場所の見取図や進行状況表を新たに作っている。改装から1年が経ち、その効果を評価し課題を検討する段階にある。
多様な所内作業に加えて、所外作業も事務、受付業務、緑化作業、清掃、配達等と様々な作業で、作業を通して利用者自身の特技や長所は何かを検討することができる。月2回カウンセラーによるコミュニケーション講座、月1回「スーツの日」、利用者個々のニーズに応えるパソコン教室を定期的に開催している。履歴書作成等の就職活動に関する学習も個別に実施している。さらに今年度は就職したOBが体験談を話すOB会を初めて開催し、利用者も参加した。企業実習・インターンシップも活用しながら就労支援を行っている。
利用者調査結果
調査概要
- 調査対象:調査票配布当日に登録されている利用者全員66名を調査対象としている。
- 調査方法:アンケート方式
自記によるアンケート調査と調査員による聞き取り調査を併用した。どちらの方法を採用するかは、利用者自身に決めてもらった。アンケート調査では弊社宛に郵送にて調査票を提出してもらった。聞き取り調査は、2名の調査員により2日間に渡って実施した。 - 有効回答者数/利用者総数:55/66(回答率 83.3% )
事業所からの熱心な呼びかけもあって8割を超える利用者から回答や自由な意見を得ることができた。ほとんどの項目で回答者の8割以上が「はい」とし、高い満足度を示す結果となっている。事業所に対する総合的な感想でも、「大変満足」が24名、「満足」が21名となっており、両者を合わせると有効回答数の8割を超えていて利用者の高い満足度を示している。以下、「どちらともいえない」が8名、「不満」が2名、「大変不満」がゼロという結果だった。
自由意見欄では、「皆さん丁寧に教えてくれるので助かっています。担当の職員さんに打ち明けたりできるのもいい」、「いろいろな作業所がありますが、個人の体調にこんなに柔軟に受け入れて通える場所はなかなかないと思う」、「体のことも見ていただいているし、満足しています」、「利用者に対し実に臨機応変に対応してくださる」、「OBになってもずっとオフィスクローバーを使いたい」などのコメントがあった。また、意見・要望として、「現在は大変満足、就労に向けては不安」、「工賃が高くなればいいなというのが一番」、「様々な状態の利用者に日々対処していくのは大変だろう」、「スペースを広くしてほしい」などが出されていた。
アンケート結果
4~17は選択式の質問のため、該当項目のみ掲載しています。
1.利用者は困ったときに支援を受けているか
9割近くの回答者が「はい」としている。「いつもよくして頂いています」、「スタッフの方に会えると思うと辛い朝を乗り越えて作業所に行けます」、「親身になり、心ゆくまで助けてくれています」、「月1回は面談しています」、「アドバイスや相談してもらっている」などのコメントがあった。中には「困っている内容にもよると思いますが」という意見も見られた。
2.事業所の設備は安心して使えるか
9割近くの回答者が「はい」としている。「作業スペースの模様替えをして、初めは『どうかな?』と思ったけど作業がしやすくなった」、「レイアウトが新しくなって広くなったように感じます、いいですね」、「新しくなって広くて使いやすくなった」、「リフォームしたら大人数で座れるようになった」など昨年度実施した所内リフォームを評価するコメントが多数挙げられていた。
3.利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか
5割を超える回答者が「はい」としている。「ここに来るようになってコミュニケーション能力が高まってきたと思う」、「合う人、合わない人いるけど、話しかけてもらったり楽しくしている」、「比較的仲良くしています」、「喫煙する仲間との交流」、「気の合う人とそうでない人がいる。気の合う人と話したりするのは楽しい」などのコメントが挙げられていた。「人見知りで自分からは話しかけられない」という意見もある。
16.【就労継続支援B型】
事業所での活動が働くうえでの知識の習得や能力の向上に役立っているか
6割を超える回答者が「はい」としている。「事業所での活動は社会生活の上での大きな助けになっています」、「やりがいがあります。仕事が途切れると寂しく感じますね」、「やりがいはあります」、「早起きするようになった。規則正しい生活が送れるようになった」、「仕事としては満足しています。手先の仕事が多いので脳の活性化にも繋がっていると思う」などのコメントがあった。「少し物足りなさは感じるが、作業量的にはちょうどいいのかなと感じます」という意見も見られた。
17.【就労継続支援B型】
工賃等の支払いのしくみは、わかりやすく説明されているか
回答者の8割が「はい」としている。「分かりやすいです」、「問題ありません」、「月曜日のミーティングで工賃の説明がある」などのコメントが挙げられていた。中には「工賃の平均化を解除してほしいです」、「所外作業に復帰したい」等の意見・要望も見られた。
18.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
9割を超える回答者が「はい」としている。「きれいなレイアウトになっています」、「清潔で空間性が保持されており、覚えるための工夫が感じられます」、「掃除は利用者と職員が一緒にやっている」、「週2回掃除し清潔、冬は加湿器を出してくれる」、「火・金曜日にメンバーとスタッフで15分くらい掃除する」などのコメントがあった。
19.職員の接遇・態度は適切か
8割近くの回答者が「はい」としている。「言葉遣いはとても柔らかくて丁寧です」、「尊重されています」、「職員の姿勢は親切で端正な態度を取ってくださいます」、「利用者を大切にしていると思う」、「とてもいいです。服装は普段着だし、気になったことはないです」などのコメントが挙げられていた。中には「あまりうまくいかないこともある」、「言葉遣いに精神的にストレスを感じます」等の意見も見られた。
20.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
8割を超える回答者が「はい」としている。「温かく、かつ、具体的に関わっていただいています」、「体調を崩した時に迅速に対応してくださいます」、「今まではないけど大丈夫だと思う」、「来所時点で体調悪そうな時には『帰った方がいいよ』と声かけてくれる」などのコメントが挙げられていた。「職員によります。少なくとも私の担当の職員は信頼できます」という意見も見られる。
21.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
「トラブル自体がない」ということで「無回答」だった回答者が約3割いる。それを除くと回答者のほとんどが「はい」としている。「気付きが素早く利用者同士ではなく、職員とAさん、職員とBさんという風にしてくださいます」、「信頼に則った対応をしていると思います」、「作業の時に向かい合わせや隣り合わせにならないように配慮してもらっている」などのコメントがあった。
22.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
8割を超える回答者が「はい」としている。「臨機応変に対応していただき、大変助かっています」、「リハビリで疲れているかどうか確認してくれる。休ませてくれたり配慮してくれる」、「気遣ってくれます」、「『やれますか?』など聞いて確認してくれる」などのコメントが挙げられている。
23.利用者のプライバシーは守られているか
回答者の8割が「はい」としている。あまり多くのコメントは挙げられていないが、「守秘義務は厳正に保護が行き届いていると思います」というものがあった。
24.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか
9割を超える回答者が「はい」としている。「半年ごとに契約の話をする時に目標を立てている」、「半年に1度計画を立てる」、「相談室で話しました。普通に話しはできたと思います」など支援計画についての具体的なコメントが様々に見られる。「実に親密に法理に則った対応をしてくださると思います」という意見もあった。
25.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
8割を超える回答者が「はい」としている。「説明を聞いて、署名・捺印をしています」、「事実に則った簡明な説明をしてくださいます」、「職員の方がちゃんと説明してくれるので問題はありません」などのコメントがあった。
26.利用者の不満や要望は対応されているか
7割を超える回答者が「はい」としている。「話しやすいので何かあれば言えます」、「如何なる希望に対しても親切に意見を取り入れてくださり、助かっています」、「話しやすいので何かあれば相談します」、「よく相談する」などのコメントがあった。中には「内容により職員の考えが違ったりします」、「タイミングがずれて『ちょっと待ってほしい』と言われることもあるけど、その後きちんと対応してくれる」等の意見も見られた。
27.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
回答者の6割が「はい」としている。「便宜に応じて、実に親切に対応してくださいます」、「保健師さんと話す」、「相談できる人がいるというのは確認が取れています」、「区役所や保健師、病院の先生などには必要に応じて相談している」などの多様なコメントが挙げられていた。
サービス分析結果
1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
- 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
- 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
- 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
- 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
利用希望者には14回を目安に体験利用をしてもらい、利用できるか判断してもらう
利用希望者には見学をしてもらい、その後14回を目安に体験利用をしてもらうのが標準的な流れとなっている。体験実習を経て利用希望者に通所利用が可能かを判断してもらうとともに、事業所としても就労という本人の希望を叶えることができるかどうかを判断する。両者が「利用可」と判断した後で利用登録を行い、契約の段階へと移る。契約の際には重要事項説明書に記載された基本ルール等を丁寧に説明するようにしている。後見人などにも同席してもらうようお願いしている。知的障害を併せ持つ場合、代理人欄に家族の署名・捺印をもらうこともあった。
サービス内容や利用者負担金等は、実施機関別、利用者の状況別に案内をしている
具体的なサービス内容や利用者負担金等に関しては、重要事項説明書を基に実施機関別、利用者の状況別に案内をする。利用者側の理解が得られたところで契約書類の署名欄に署名・捺印を得て同意を確認している。新規利用者の意向などを確認するためにサービス利用開始前に面接を実施して、ニーズの聞き取りをしている。家族がいる場合には利用者本人から家族の意向も聞き取り、「受け入れ面接表」にその内容を記載する。その他、「見学記録」や紹介状、「入所申し込み書」などを通じて、新規利用者の目的や希望等の把握に努めている。
初めは半日からでも利用できて、慣れたところで徐々に通所日を増やすことができる
新たな環境から新規利用者が受ける不安やストレスを軽減させることができる支援の提供に努めている。通所は週1回半日からでも利用することができて、慣れてきた頃から少しずつ通所日を増やすことが可能なことを伝えている。利用者の情報は常に職員全員で共有できるようにし、声かけやスムーズなプログラムへの参加ができるようにしている。また、利用者本人からは1日や一週間の疲れを聞き取りながら、無理のないスタートが切れるような支援の提供を心がけている。また、本人の発症年齢や職務経歴、家庭環境などの各履歴も勘案しながら支援している。
1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
- サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明している
- サービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしている
- サービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
- サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
- 利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っている
- サービス利用前の生活をふまえた支援を行っている
- サービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
半年に1回実施する定期面談を通じて、個別支援計画をその場で作成している
個別支援計画を作成するために毎年4月と10月を軸に半年に1回定期面談を実施して、それぞれの利用者のニーズと課題を文章化しそのコピーを利用者に渡して共有している。個別支援計画書の最初に利用者の希望記入欄を設け、本人の言葉で記入している。個々の利用者のニーズと課題は異なっているということを前提に、それぞれに対する支援内容を利用者と一緒に話し合いながら明らかにするようにしている。面談の中で個別支援計画を作っていくため、職員個々の面接技術や相談支援技術を向上させていくことに取り組んでいる。
簡便な専用書式を作り、ケース記録自体に時間が取られることのないよう工夫している
職員は個別支援が基本であることを理解した上で個別支援計画の策定と記録を行っている。個々の利用者のケースファイルを作成して、「入所申込書」や「受け入れ面接表」、紹介状、「個人別記録日誌」等の書類を綴っている。「個人別記録日誌」はケース記録として、その日に関わった職員が主に記入するようにしている。記録自体に時間を取られることのないよう、できるだけ簡便な専用書式を作る工夫をしている。職員には毎日個人別記録を作成する習慣ができており、活用することが身に付いている。
朝夕のミーティングで計画の内容や利用者の変化などの情報について、共有している
個別支援計画作成などのための個人面談の内容は随時朝夕のミーティングで報告し合うようにしている。これにより計画の内容を職員間で共有するのと同時に面談の進め方や計画の方向性などについて検証することもできる。また、ミーティングでは毎日の支援の中での利用者の様子やエピソードなども報告し合っている。職員間の情報の共有化に関しては職員自己評価においても高い評価となっており、それぞれの職員が意識を高く持って情報の共有を進めていることが窺える。
1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
- 利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している
- 利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
- アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
- 計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている
- 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
- 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
- 利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
- 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
- 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している
- 申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている
- 個別の支援計画に基づいて支援を行っている
- 利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している
- 自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している
- 周囲の人との関係づくりについての支援を行っている
【講評】
「本人の希望」を支援の基本として、職員の認識を統一し個別支援をしている
個別支援計画は本人の希望や状況に応じて半年・1年後の目標、通所日数、参加プログラム、利用サービス等の支援内容を設定している。利用者の言葉で書かれた「本人の希望」を支援の基本として、職員の認識を統一し支援している。職員は朝・夕のミーティング等で利用者の状況を確認し、作業目的の「安心できる場で共に働くことを通して、利用者が自ら力をつけ望む暮らしを実現することへとつなげていく」が利用者1人ひとりに実施できるように取り組んでいる。毎日通所して一般就労を目指す、週1回から始めて徐々に回数を増やす等の個別支援がある。
利用者の特性に応じた説明を工夫し、月2回コミュニケーション講座を開催している
利用者に伝える時は、利用者の特性を考慮し、口頭、メモ等の紙媒体、電話等を使い分けたり、タイミングにも配慮している。数字・文字の表記が難しい場合は、実績記録表をカレンダー型の捺印式にして、印の数で通所日数を確認し共有する工夫がある。目標への到達段階を時間軸や図で示すこともある。利用者に応じて所外作業に同行する個別支援を増やしたり、独自の作業手順書を作るなど臨機応変に対応している。対人関係の支援として月2回カウンセラーによるコミュニケーション講座を開催し、利用者のコミュニケーションスキルの向上を図っている。
利用者のニーズに合わせて、生活全般に関するサービスや制度等の情報を提供している
自立した生活のために、利用者のニーズに応じて配食サービス・ホームヘルパー・成年後見制度・障害年金申請等、生活全般に関わる制度の紹介を行っている。利用者の混乱や困惑を防ぐために、情報提供は必要な情報だけを提供する。利用者の居住地の情報を各自治体や障害者支援団体等と連携して提供している。家族との連携も大切にしながら、利用者の病状や年齢等に応じた支援であるように配慮している。最近は精神障害者の範囲が広がり、病状も多様化し、適切な支援のために職員のスキルアップに取り組んでいる。
2.利用者が主体性を持って、充実した時間を過ごせる場になるような取り組みを行っている
- 利用者一人ひとりの意向をもとに、その人らしさが発揮できる場を用意している
- 事業所内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている
- 室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている
- 【食事の提供を行っている事業所のみ】
利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】
多様な所内外作業があり、利用者の特性や長所を活かせるように支援している
所内受注作業は冊子の編集・印刷・製本作業、商品の作成・袋詰め・封入・発送作業、パソコン入力等がある。所外作業も受付業務・事務・配達・清掃・消火器点検・植栽整備等があり、利用者の病状や意向に応じて選択できる。様々な作業体験で利用者の長所を見い出し、生活リズムの安定や就労訓練に繋げている。「地域とのかかわりの中での働くこと、社会性を身につけること」を目指して、所内活動に慣れたら所外活動を体験できるように支援している。新しい作業や訓練の時は、利用者が能力を十分に発揮できるように時間をかけて取り組んでいる。
週1回のミーティングで情報伝達や意見交換を行い、利用者主体で活動している
毎週月曜日に週間予定・連絡事項等の伝達、意見交換の場として利用者と職員のミーティングを開催している。ミーティングでは係活動・ニュースレター編集・工賃規程等を利用者の意見を募りながら検討している。ミーティングの司会と書記は利用者が交代で担当する。また、ニュースレター係、コーヒー係、消耗品係、進行係等を設けて利用者が役割を担い、作業メンバーの1人として自ら行動できるようにしている。進行係は利用者自らが任期を決めて短期からチャレンジできるように配慮している。
スーパーバイザーや建築士と相談しながら、利用者が自ら行動できる環境を整えた
所内作業の意義をスーパーバイザーと共に検討した結果、利用者と職員が情報を共有し、協力して共に働くことに行きついた。利用者が所内全体を把握しながら自分で考えて動けるように、一級建築士と相談して改装を実施した。動線を考えたレイアウト、作業エリアの区分け、部品・道具の収納方法とラベリング、手順や進行状況が分かる掲示物等を整えて改善している。改装から1年が経ち、その効果を評価し課題を検討する段階にある。清掃は週2回職員と利用者全員で実施している。
3.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
- 利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている
- 健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている
- 通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている
- 利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている
- 【利用者の薬を預ることのある事業所のみ】
服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】
健康管理は利用者が主体的に取り組むように、必要に応じて情報提供や支援をしている
健康管理は基本的に利用者自身が考えて取り組むように支援している。所外活動の日報には利用者自身が出勤時・退勤時の健康状態を記入するものがあり、利用者が自らの健康状態を意識できるようにしている。職員は日々の相談に応じて、時には医療機関への受診、保健センターの利用、自治体の健診等を勧めている。相談にはきめ細かく対応しており、同行受診や自宅訪問、ケア会議等も実施している。必要に応じて専門医やセカンドオピニオンへの相談が実現するよう支援にしている。
利用者のニーズや健康状態の把握に努めて、健康に関する情報提供や助言をしている
利用者の健康状態は健康診断の結果のコピーをもらい、医療機関の受診結果を確認して把握している。「睡眠・覚醒リズム表」に利用者が1週間の睡眠・活動時間、気分、通院等の有無を記録し、生活リズムや体調を振り返る取り組みがある。利用者の状態によっては訪問看護師・保健師・家族等と連携して自宅での様子を確認する。昼食の様子を観察して、必要な場合はカロリーや栄養バランスに配慮した宅配弁当を紹介している。ミーティングで夏季の健康管理や冬季の感染症等の情報を提供し、個別の生活アドバイスもしながら利用者の健康管理を支援している。
体調変化等の緊急時対応はマニュアルに手順を定めて、連絡先も事前に確認している
利用者が少しでも体を動かせるようにと、午後の作業終了後にラジオ体操をしている。利用者の体調変化時の対応はマニュアルに手順を定め、主治医・家族・関係機関担当者の連絡先を個別記録に保管している。職員が同行して病院を受診し、診察結果・医師の指示を利用者と一緒に聞いて個別記録に記録している。必要な場合は利用者の自宅や就労先を訪問して状況を確認し、ケア会議で今後の対応を検討している。
4.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
- 家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている
- 必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている
- 必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】
必要に応じて利用者本人に明らかにした上で、家族等との協力を進めている
家族等との協力は、基本的に利用者本人に了解を得た上で進めるようにしている。利用者とは対等な立場で1人の大人として対応するので、生活状況や体調等は直接利用者本人から情報を得ている。利用者の理解力が低下し状況の判断が適切ではない場合は、必要に応じて家族等に連絡し協力を得ながら支援している。ケースカンファレンスに利用者の了解を得て家族が同席する例がある。家族から直接相談があった場合は、家族本人の個人情報として捉えて相談に応じている。
家族関係や家庭の状況に配慮しながら、家族等のニーズに応じて情報提供をしている
家族から報告を求められた場合や家族に伝えた方が利用者に有効であると判断した場合は、個別状況に応じてではあるが利用者の様子を報告し連携している。離れて暮らす兄弟・両親等と適宜連絡を取っている。利用開始時の「受け入れ面接表」に家族の状況、家族関係、金銭面の援助、通所・就労に対する意見等を記録し、個別状況を考慮して支援している。希望があれば事業所が発行するニュースレターを家族に送付し、年間予定や作業報告、プログラムの紹介等を知らせている。家族教室等の地域情報も必要と思われる家族に紹介している。
5.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
- 利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている
- 利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】
ミーティングや情報コーナーで、様々な地域の情報を周知し社会参加を促している
行政やその他関係機関の情報はミーティングで利用者に伝えた後、所内の掲示板や情報コーナーに掲示して周知している。玄関の近くに掲示板・マガジンラックを設置した情報コーナーがあり、他団体のニュースレターや広報誌、パンフレット等を多数揃えて利用者が自由に閲覧できる。就労支援事業や講座の最新情報も提供している。地域企業での施設外就労・インターンシップ、地域イベントでの自主製品の販売等で、利用者が社会に参加し地域の人と交流できるように支援している。
事業所と地域の交流を図りながら、利用者が様々な体験ができるように支援している
利用者が様々な体験ができるように、企業・団体から寄付された美術展・スポーツ観戦・コンサート等のチケットを活用している。昨年度は10年ぶりに宿泊旅行を実施しており、毎年日帰りまたは1泊の旅行企画がある。さらに、事業所を会場に演者を招いた無料コンサートを定期的に開催しており、毎回地域の人が多数来場している。支援においては利用者の負担にも考慮して、情報の内容や提供量が過剰にならないように、また、活動量が適切かを利用者と考えるようにしている。
12.【就労継続支援B型】就労の機会の提供や、知識の習得及び能力向上のための支援を行っている
- 自発的に働きたいと思えるような取り組みを行っている
- 働くうえで、利用者一人ひとりが十分に力を発揮できるよう支援を行っている
- 工賃等のしくみについて、利用者に公表し、わかりやすく説明している
- 受注先の開拓等を行い、安定した作業の機会を確保できるよう工夫している
- 商品開発、販路拡大、設備投資等、工賃アップの取り組みを行っている
【講評】
多様な作業を通して利用者の特技や長所を見い出し、働く意欲につながる支援をしている
多様な所内作業に加えて、所外でも事務、受付業務、緑化作業、清掃、配達等の様々な作業を体験できる。作業を通して利用者自身の特技や長所を探し出し、働く意欲に繋がる支援をしている。月1回の「スーツの日」は背広・革靴・ビジネスバッグ等を何かしら身につける(自由参加)。利用者の要望に応じるパソコン教室、履歴書作成等の就職活動に関する学習も個別に実施している。ハローワーク・障害者職業センター等と連携して、企業実習・インターンシップも活用しながら就労支援をしている。これらの支援から一般就労やパート勤務に至った例がある。
取引先や販路の開拓、自主製品や作業環境の改善による作業機会の安定を図っている
安定した作業の機会を確保するために、「確実な仕事」をモットーに旧知の事業主の信頼を得る努力を続けている。新規取引先を開拓する営業活動も実施し、年間を通して安定した受注を見込める作業を獲得している。写真を掲載して「こんな作業ができます」とPRするリーフレット、ニュースレターを作成し、ホームページにも作業受託情報を掲載している。福祉・トライアルショップへの出品を機に自主製品の改良を行った。地域イベント等で販路を拡大し、事業所内の改装、所内作業を統括管理する作業リーダーの配置で効率化にも取り組んでいる。
所内作業工賃の算定方法を変更し、公平で分かりやすい方法に改善している
工賃の仕組みは工賃規程を1人ひとりに説明し、変更事項は適宜ミーティングで報告している。所内作業工賃は作業ごとに単価が違うため、同日同時間に作業しても参加する作業が違うと工賃に差が発生していた。利用者とのミーティングで話し合いを重ねて、今年度6月から月ごとの総収入を利用者の総労働時間数で割り、月単価を算定する方法に変更した。作業単価を気にせず自分に合う作業を選ぶことができる、工賃が作業時間に比例して増えるようになり、利用時間を増やし積極的に参加する等の改善があった。利用者には毎月、工賃明細書を渡している。
【講評】
本人の気持ちが自然に希望する方向へ向かうよう、根気よく働きかけて待つ
利用者の個人情報を外部とやりとりする場合には、ほとんどの場合で事前の利用者の同意を得ている。しかし、時には関係機関へ緊急に連絡しなければならないという事態もあり、様々な事情に適切に対応できるよう利用者からは「施設サービス利用に係る情報提供同意書」をあらかじめもらっている。職員の事務スペースには利用者が立ち入らないことを徹底している。本人の気持ちが自然に希望する方向へ向かうよう、根気よく働きかけ、待つことを基本としている。見学者にも言いたくないことがあれば答えなくてよい旨を伝え、プライバシーに配慮している。
利用者の尊厳を守り、利用者の羞恥心に配慮した支援の提供を心がけている
職員は利用者の尊厳を守り、利用者の羞恥心に配慮した支援の提供を心がけている。利用者の個人情報を他の利用者の前で話すことはないようにし、通常の相談は面談室を利用している。また、職員の事務スペースと利用者のいるスペースとの間には壁などはないが、人の話し声を素材に合成した情報マスキング音により会話内容をカモフラージュするシステムを導入して、電話相談等の声も利用者へ聞こえづらくしている。職員は「利用者も職員もオフィスクローバーの一員」とう思いをいつも念頭に入れている。
職員の対応等に関して利用者から訴えがあれば、思いを聞き取り、安定に繋げている
利用者を傷つけるような不適切な職員の言動や対応等について利用者から訴えがあった場合には、精神障害の病状の一つである被害妄想等か否かを見極めた上で利用者の思いを聞き取り、気持ちや状態の安定に繋げている。職員間では常に情報を報告し合い、適切な関わりが持てるようにしている。また、不適切な関わりが実際にあれば、誠意ある対応をすることとしている。個々の利用者の尊厳を尊重した上で利用者には人と関わることに慣れていってもらう必要があるので、通所の日数や時間など各利用者の状況に合った対応となるようにしている。
1.利用者のプライバシー保護を徹底している
- 利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている
- 個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている
- 利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
- 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)
- 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
- 虐待被害にあった利用者がいる場合には、関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
- 利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】
個々の利用者に対するサービス内容の検証と改善は、全職員が参画して実施している
利用者それぞれに担当する職員を決めて、その担当者が利用者のサービス内容の決定や個別支援計画の策定などに関して窓口となっている。具体的なサービス内容の検証や改善に関しては、朝夕のミーティング等を通じて全職員が参加して実施するようにしている。各利用者ごとに異なる有効と思われる手段を施行して検証するようにしている。
スーパービジョンを取り入れ、職員が一定レベルの知識や技術を学べることができる
精神保健やカウンセリング、その他の利用者の支援に関して職員が一定レベルの知識や技術を学ぶことができるよう、行政等主催の研修や他施設との相互研修などの機会を積極的に提供している。また、スーパービジョンを取り入れている。隔月ペースで外部講師が来所し、個人ごとまたはグループごとに指導を受けている。事例検討を通じて、職員が一定レベルの知識や技術を学べることができている。また、職員の企画の立案と遂行、達成能力を伸ばすための「チャレンジ企画立案!プログラム」にも新たに取り組んでいる。
設備の管理と点検、利用者の体調確認により、安全性に配慮した支援を実践している
利用者の安全性に配慮した支援を提供できるよう、設備管理と点検を実施している。また、作業に入る前に各利用者の体調等を確認している。事故対応マニュアルを作成するとともに、事故・感染症・権利侵害の報告書、インシデント(ヒヤリハット)・改善報告書の書式を整備した。訪問調査時点では、両報告書ともに該当する事例は発生していなかった。事業所がビルの7階に位置するため、災害時にエレベータが停止した際を想定した階段を使用しての避難訓練を実施したり、別に部屋を借りて備蓄品を保管するなどしている。
1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
- 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
- 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている
- 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
- 職員一人ひとりが工夫・改善したサービス事例などをもとに、基本事項や手順等の改善に取り組んでいる
3.さまざまな取り組みにより、業務の一定水準を確保している
- 打ち合わせや会議等の機会を通じて、サービスの基本事項や手順等が職員全体に行き渡るようにしている
- 職員が一定レベルの知識や技術を学べるような機会を提供している
- 職員全員が、利用者の安全性に配慮した支援ができるようにしている
- 職員一人ひとりのサービス提供の方法について、指導者が助言・指導している
- 職員は、わからないことが起きた際に、指導者や先輩等に相談し、助言を受けている
事業者のコメント
このセクションは事業者によって更新される情報です。
平成27年に職員の勉強会の中で「作業の目的と意義」を文言化し、利用者がより主体的に活動に参加できる仕組み作りが必要であることを確認しました。その後、所内作業の情報を利用者と共有したり、所内改装を行いみんなが活動しやすいレイアウトに改善するなどしました。第三者評価を受審し、それら改善点が有効に活動に反映していることがわかりうれしかったです。これからも利用者と職員が力を合わせてより良い場所にしていきたいです。
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【講評】
パンフレットでは、曜日別の所外・所内プログラムの内容などを紹介している
事業所の情報を外部に提供している媒体として、パンフレットやニュースレター、ホームページなどがある。パンフレット「オフィスクローバーのご案内」には、方針、沿革、事業内容、利用開始までの流れ、曜日別の所外・所内プログラムの内容、事業所連絡先、周辺略地図などの情報を掲載し、事業所の内容が把握しやすくなっている。活動プログラムが表にして示されているのも分かりやすい。パンフレットは淡い色使いとイラストを用いて、事業所に対して温かいイメージを持ってもらえるものとなっている。
利用者参加型のニュースレターを発行し、ホームページでも公開している
ニュースレターは季刊として年に4回650部発行している。このニュースレターの作成には利用者が編集委員として関わっており、事業の最新情報を掲載して関係諸機関に送付するとともに随時ホームページでも公開している。利用者参加型のニュースレターは、利用者や職員にとって苦労であると同時に誇りにもなっている。カラフルなホームページでは、パンフレットの内容に加え、事業所内のレイアウトや設備の様子、活動内容を写真を用いて紹介している。今後、ブログをさらに活用して、日々の活動の様子をタイムリーに伝えていきたいと考えている。
見学の希望や問い合わせに対しては、柔軟に対応している
見学の希望や問い合わせに対しては、柔軟に対応することを心がけている。事業の利用対象者が精神障害者であることを鑑み、見学の要望があった場合には希望者の病状や体調、事業所の受け入れ態勢等を勘案し、実施機関等の関係機関とも相談の上、対応している。見学時には当事業所と本人のニーズが合っているかを確認し、希望があれば体験実習につなげていく。利用希望の面接や電話等での相談に関しても、事業所としては非常に大切な機会と捉えており、専用書式を作成して記録を残している。