評価結果

標準の評価

基本情報

【法人名称】

社会福祉法人蓮倫会

【事業所名称】

サンフィール保育園

【サービス種別】

認可保育所

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

1)利用者が安心できる施設
2)明るい施設 笑顔の絶えない施設
3)あらゆる分野に対応できる施設
4)専門性の高い職員が対応できる施設
5)必要なニーズに応えられる柔軟な対応が出来る施設

職員に求めている人材像や役割

蓮倫会の理念をもとに、明るく心身共に健康で、何事にも積極的に取り組み、利用者のニーズに心と笑顔で対応できる職員。

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

規律を守り、責任感をもってあらゆるニーズに真剣に取り組み、愛情を持って対応できる職員であってほしい。

全体の評価講評

特によいと思う点

 園は、外部講師による種々の活動を盛り込んで、子どもたちにいろいろな経験を積んでもらうようにしています。体育、英会話、歌唱、造形などは3~5歳児ですが、リズム遊びなど0歳児から全園児が取り組むものもあります。とりわけ、スイミングは4、5歳児が近くのプールに行って体験しますが、保護者にはたいへん喜ばれています。このほか、茶道、書道、サッカーなどがあります。このような多種類の活動は、どれか一つでも得意なものを作って、子どもたちに自信をつけて、小学校生活を過ごしてもらうためという目的で用意しています。

 「子育てひろばマロン」という名称で、地域の子育て支援を行っています。具体的な活動としては、職員による触れ合い遊び、外部講師による親子遊び、看護師による「マタニティ講座」、さらには誕生会へのお誘い、親子クッキングなど盛りだくさんです。それらの活動が載ったカレンダーや情報紙「子育てひろばマロン通信」を毎月発行しています。また、市の「子育てひろばカレンダー」でも知ることができます。このほか、園庭開放や育児相談など多岐にわたり支援しています。地域支援の担当職員も2名配置し、いろいろな企画を立てて充実させています。

 「食育年間計画」を立てています。その計画表は縦軸に月、横軸に「園行事」「食育対象クラス」「日程」「内容」などの柱で、毎月の予定が記載されています。食育の内容は、食事のあいさつ、食事のマナー、スイートポテト作りやおにぎりなどのクッキング、野菜に触れる、収穫、行事食の由来など、年齢に合わせたものになっています。栽培やクッキング活動として、ペットボトルで稲の苗の栽培、近隣の畑でじゃが芋の収穫体験、カレー作り、パフェ作り、スイートポテト、クッキーなど年齢に合わせた活動を実践しています。

さらなる改善が望まれる点

 保育室はどの年齢もゆったりしたスペースで、採光も良く過ごしやすい環境になっています。また、ホールでは意図的にパーテーションや敷物などを利用して、コーナーを設定して過ごすこともあります。保育室も同様に工夫して、コーナーのある環境作りを工夫してはいかがでしょう。子どもたちは狭い空間で小集団で過ごすことが大好きです。コーナーの種類は、絵本、ブロック、ままごとなどいくつか考えられます。また、パーテーションやジョイントマットなどを上手に活用して、常設に近い形で設定し、子どもたちの反応を見てみることをお勧めします。

 子どもたちがいろいろな物に出会って興味や関心を持ち、主体的に活動していくことは大事なことです。その意味においても、低年齢の子どもたちの環境作りには、絵本やおもちゃは欠かせません。そして、それらに子ども自身が興味を持つように、視覚的に工夫することが必要になってきます。具体的には、絵本は表紙が見えるような絵本ラック、そしておもちゃも同様にすぐに手が届く高さに置かれているかが大事です。0~2歳児は、まだ、おもちゃにつまづくなどけがにも配慮が必要ですが、やはり、子ども自身が主体的に取り出して遊べる環境は大切です。

 園の保育理念や保育方針は、ミッション、ビジョン、バリューといった言葉で表現されています。法人の蓮倫会マニュアルや入園のしおりには、この表記で示されています。また、玄関に掲示してあるものもこの表記です。ただ、保育課程における表記は保育理念、保育方針といった表記になっています。この機会に文言を統一して、どの文書を見ても同じ表記にされてはいかがでしょう。ただ、カタカナ表記ですと人によっては理解しづらいかもしれません。ですから、例えば、ミッション(理念)といった、カッコつきにすることも考えられます。

事業者が特に力を入れている取り組み

 園長や主任は保育に携わるものとして、子どもの人権を尊重し、子ども一人ひとりに向き合い、個性を尊重することが大事と考えています。この考えは、まさしく、保育理念や保育方針と一体的なものです。そこで、「蓮倫会マニュアル」には、保育理念や保育方針、子どもの人権などが十分に記載されていますので、そういった考えを全職員に深く浸透させるためにも、マニュアルの読み合わせを行っています。また、朝礼時には、ミッション、ビジョン、バリューの文言の唱和を、毎回実施しています。

 園には、ボランティアに来る方が多数います。学校から要請のある体験ボランティア以外に、小学生から成人まで自主的に活動するボランティアがたくさんいます。幅広い年齢層で年間200名以上が保育補助として参加しています。ボランティアの受け入れは、園として積極的に行っています。こういったボランティアの中から、将来、保育の仕事をする方が出てくることと園長や主任は考えています。今後とも力を入れて取り組んでいきます。

 職員のスキルアップのために、外部の指導者によるピアノレッスンと書道を実施しています。ピアノはあらかじめ予定を立て、午睡時を利用して個別にレッスンを受けています。レッスン日までに職員は練習をしておかなくてはなりませんから真剣です。こうして練習を積み、年度末に発表会をしています。この発表会はすばらしい演奏会になり、とても充実しています。また、書道も筆による習字とペン習字があり、どちらを希望してもよいようになっています。結果として、ピアノは子どもたちの保育に役立ち、書道は保護者へのお便りに役立っています。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:保育園を利用している113世帯を対象に調査を実施しました。在園児は141名で、兄弟姉妹が同園に通う世帯は年齢の一番低い子どもについて回答してもらいました。
  • 調査方法:アンケート方式  
    アンケート調査は無記名方式で、配付は施設を通じて利用者へ手渡し、回収は保護者から直接評価機関へ郵送する方法によりました。調査結果は選択回答だけでなく、記述式の回答についても匿名性に配慮してまとめ、保育園に報告しました。
  • 有効回答者数/利用者家族総数:55/113(回答率 48.7% )

 保育園に対する総合的な感想は、「大変満足」が34人(61.8%)、「満足」が20人(36.4%)で「満足」以上の回答は合計54人(98.2%)でした。
 自由意見には、「リズム、スイミング、書道、茶道など習い事の必要がないほどたくさんの経験をさせてくださるので、この辺りではこれ以上の保育園はないと思います」「働いている保護者に配慮し、とても預けやすい保育園です。先生方の笑顔もすてきで安心できます」「たくさん子どもがいる中で、先生方が子どもの名前を覚えてくれ、個別性のある保育をしてくれる」「経営層、リーダー層の先生をはじめ良い先生が多い」「先生たちから子どもたちへの愛情が日々の保育で感じられ、保護者の体調も気遣ってくれる先生もいて、いろいろな相談がしやすい」など多くの感謝の声が聞かれます。
 項目別に見ますと、「職員の接遇・態度は適切か」で98.2%、「保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか」「保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか」ほか2項目で、それぞれ96.4%の保護者が「はい」と回答し、とても高い満足度がうかがえます。

アンケート結果

1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか

はい 53名 (96%)
どちらともいえない 1名 (2%)
無回答・非該当 1名 (2%)

 「はい」が96.4%、「どちらともいえない」が1.8%、「無回答・非該当」が1.8%でした。  コメントはありませんでした。

2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか

はい 53名 (96%)
どちらともいえない 2名 (4%)

 「はい」が96.4%、「どちらともいえない」が3.6%でした。  コメントはありませんでした。

3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか

はい 52名 (95%)
どちらともいえない 3名 (5%)

 「はい」が94.5%、「どちらともいえない」が5.5%でした。  自由意見には、「本当にすばらしいと思います」「園内で調理される食事はバランスよく献立されている」「昼食のおかずは見たこともないものがあり、とてもおいしそうで作り方を知りたいくらい」などの声がありました。  その一方で、「おやつのメニューで時々ものたりない内容の時がある」という意見もありました。

4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか

はい 51名 (93%)
どちらともいえない 3名 (5%)
いいえ 1名 (2%)

 「はい」が92.7%、「どちらともいえない」が5.5%、「いいえ」が1.8%でした。  自由意見には、「園庭がないので工夫していると思いますが、子どもたちが自由な発想で遊べる時間が少ないように感じます」「散歩に出発する時間が遅く、帰りが早いので、戸外の時間が短い」などの意見がありました。

5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか

はい 53名 (96%)
どちらともいえない 1名 (2%)
無回答・非該当 1名 (2%)

 「はい」が96.4%、「どちらともいえない」が1.8%、「無回答・非該当」が1.8%でした。  自由意見には、「とても優しく対応してくれて、安心して迎えに行けます」「メールで連絡できるので対応の幅が広く助かっています」などの声がありました。

6.安全対策が十分取られていると思うか

はい 44名 (80%)
どちらともいえない 11名 (20%)

 「はい」が80.0%、「どちらともいえない」が20.0%でした。  自由意見には、「プール中の管理や、公園でどの位見ているのかわからない」「入り口の管理について不安に思うことがあります」などの声がありました。

7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か

はい 41名 (75%)
どちらともいえない 13名 (24%)
いいえ 1名 (2%)

 「はい」が74.5%、「どちらともいえない」が23.6%、「いいえ」が1.8%でした。  自由意見には、「公開保育など日常生活を見られるようなものがあれば良いなと思う」「平日開催の行事があり、参加できないので残念です」などの意見がありました。

8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか

はい 47名 (85%)
どちらともいえない 7名 (13%)
いいえ 1名 (2%)

 「はい」が85.5%、「どちらともいえない」が12.7%、「いいえ」が1.8%でした。  自由意見には、「相談事には必ずていねいにお応えいただき、とても感謝しています。先生方を信頼しています」「年配の先生や経験が多い先生だと気軽に話せます」などの声がありました。  その一方で、「聞いても大丈夫ですよ、と言われるので、逆に不安になることがあります」という意見もありました。

9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 51名 (93%)
どちらともいえない 4名 (7%)

 「はい」が92.7%、「どちらともいえない」が7.3%でした。  自由意見には、「たまに倉庫を開けていたりすると、とてもきれいに整理されています」「園内だけでなく、近隣住宅地や道路の掃除も積極的に行っています」などの声がありました。  その一方で、「朝はきれいですが、夕方のお迎え時には廊下や階段にほこりや紙の毛が落ちています」という意見もありました。

10.職員の接遇・態度は適切か

はい 54名 (98%)
どちらともいえない 1名 (2%)

 「はい」が98.2%、「どちらともいえない」が1.8%でした。  自由意見には、「そうした方がいたり、いなかったり、先生方が忙しいのもあったかもしれません」という声がありました。

11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 53名 (96%)
どちらともいえない 2名 (4%)

 「はい」が96.4%、「どちらともいえない」が3.6%でした。  自由意見には、「保護者が気づかない体調に気づいてくれました」「職員のレベルが高く、報告、連絡、相談が徹底しています」などの声がありました。

12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 39名 (71%)
どちらともいえない 14名 (25%)
無回答・非該当 2名 (4%)

 「はい」が70.9%、「どちらともいえない」が25.5%、「無回答・非該当」が3.6%でした。  自由意見には、「今のところないのでわかりません」「日常的なトラブルは特に問題がなければ報告を受けないので、どんなことで友だちとけんかしたかわからない。自分の子どもが園で友だちとどんな関係かもっと知りたい」などの声がありました。

13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか

はい 51名 (93%)
どちらともいえない 4名 (7%)

 「はい」が92.7%、「どちらともいえない」が7.3%でした。  自由意見には、「保護者よりはるかに適切に対応してくれます」という声がありました。  その一方で、「担任によりますが、子どもの意見を聞かず勝手に着替えさせたり、コミュニケーションが取れているのかなと思う時がある」という意見もありました。

14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか

はい 47名 (85%)
どちらともいえない 8名 (15%)

 「はい」が85.5%、「どちらともいえない」が14.5%でした。  自由意見には、「保護者の職業について子どもに知られたくないこともあるため、職業について保育者が子どもに話をすることへの抵抗がある」「靴箱やタイムカード、手紙に名前が記載されるとき全てフルネームなのが少し気になります」などの意見がありました。

15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 48名 (87%)
どちらともいえない 6名 (11%)
いいえ 1名 (2%)

 「はい」が87.3%、「どちらともいえない」が10.9%、「いいえ」が1.8%でした。  自由意見には、「日々の様子がもう少し詳しくわかると良いと思います」「書面でしか説明がないので、顔を合わせたときに何か言葉がほしい」などの意見がありました。

16.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 47名 (85%)
どちらともいえない 3名 (5%)
無回答・非該当 5名 (9%)

 「はい」が85.5%、「どちらともいえない」が5.5%、「無回答・非該当」が9.1%でした。  自由意見には、「特に経営層の先生がきちんと対応してくださいます」という声がありました。

17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 36名 (65%)
どちらともいえない 14名 (25%)
いいえ 3名 (5%)
無回答・非該当 2名 (4%)

 「はい」が65.5%、「どちらともいえない」が25.5%、「いいえ」が5.5%、「無回答・非該当」が3.6%でした。  自由意見には、「玄関に貼ってあります」「未経験」などの声がありました。

組織マネジメント分析結果

◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合はで、実施できていない場合はで表しています。

【講評】
ミッション、ビジョン、バリューという言葉で、保育理念などが作成されています

 園は、ミッション、ビジョン、バリューという形で、保育理念や保育方針を表現しています。これらについて、4月当初の朝礼で、園長が文言の意味をかみ砕いて説明し、職員みんなで唱和しています。このミッション、ビジョン、バリューは、児童憲章とともに玄関に掲示し、各職員に配付している「蓮倫会マニュアル」の冒頭に記載しています。そのマニュアルも読み合わせを行い、職員の理解を図っています。保護者においては、園長が入園説明会の時に説明しています。さらに入園式の際は保護者といっしょに唱和しています。

「職務分担表」の中に、経営層以下職員まで明確に業務の記載があります

 「職務分担表」を作成し、園長をはじめ主任、保育士、看護師、栄養士など、それぞれの職分においてなすべき業務を明記しています。園長の役割として、理事会の議決に基づく事業実績報告、施設運営・管理、職員の人事管理、事務管理、行政や関係機関との交渉・連絡調整、施設管理、保護者及び地域の福祉相談などが記載されています。この職務分担表は読み合わせを行って、職員に周知しています。こういった役割のもとに、園長は日々、保育指導や施設内の清掃など自ら体を動かすことにより、職員みんなの手本になるように努めています。

重要な案件については理事会に諮られ、決定します

 重要な案件は理事会に諮って決定します。理事会は理事長、副理事長、4名の理事、2名の幹事で構成されています。理事会で決定した案件は職員会議で園長がていねいに説明しています。また、保護者に伝えたほうがよい案件は、園便りや懇談会などで経緯を含めて説明し、理解を得ています。最近の事案としては、職員も保護者も希望していた園庭が実現したこと、物品の購入に必要な軽自動車のリース契約、系列園に属していた分園「なのはな」を当園に移管したこと、従来系列園で開催していた夏祭りが移転に伴い中止になったことなどがありました。

1. 事業所が目指していること(理念、基本方針)を明確化・周知している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を明示している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 重要な意思決定や判断に迷ったときに、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を思い起こすことができる取り組みを行っている(会議中に確認できるなど)
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
  • 経営層は、自らの役割と責任を職員に伝えている
  • 経営層は、自らの役割と責任に基づいて行動している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
  • 重要な案件を検討し、決定する手順があらかじめ決まっている
  • 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  • 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
守るべき倫理や規範については、マニュアルを読み合わせて理解を深めています

 職員一人ひとりに配付している「蓮倫会マニュアル」には、保育の基本的な考え方をはじめ数十の保育全般についての手順があります。その中でもとりわけ、規範や倫理、望ましい保育士としての資質などの項目が多くあります。具体的には、人権に配慮した保育、プライバシーの尊重と保護、男女共同参画社会に向けて、差別用語は使わない、正しい言葉遣いなどです。こういった項目について具体的な内容を記載し、だれでも理解できるように構成されています。このマニュアルを新年度の4月から順次読み合わせ、全職員に周知するようにしています。

地域の子育て支援は「子育てひろば」という名称で実施しています

 近隣の子ども会がイベントを話し合う際に、園のホールを提供しています。また、園庭は毎日9時から15時の時間帯で開放しています。地域の子育てサークルからおもちゃを貸してほしいという要請があったときも気持ちよく貸し出しています。育児相談は毎日受け付けていることも知らせています。さらに、当園の栄養士や看護師による「マタニティ講座」や「親子クッキング」などを行い、妊婦としての過ごし方や食に対する啓発などを行っています。職員は毎月2回ほど開催している「ふれあい遊び」で、親子の過ごし方について指導しています。

毎年、多数のボランティアを受け入れています

 「ボランティア受け入れ」の文書があります。そこには、全職員が理解しておくこととして、なぜ、ボランティアを受け入れるのか、その意義についてや、実際に受け入れる際の手順や配慮などが記載されています。また、ボランティアに対しては「ボランティア活動参加申込書」を渡し、そこに守秘義務の誓約書もつけています。ボランティア担当は園長、主任、事務職員などがあたります。ボランティアを積極的に受け入れる園の方針もあり、幅広い年齢層にわたって毎年200名以上の方が参加しています。

1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知している
  • 福祉サービスに従事する者として、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳)などを明示している
  • 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳)などの理解が深まるように取り組んでいる
2. 第三者による評価の結果公表、情報開示などにより、地域社会に対し、透明性の高い組織となっている
  • 第三者による評価の結果公表、情報開示など外部の導入を図り、開かれた組織となるように取り組んでいる
  • 透明性を高めるために、地域の人の目にふれやすい方法(事業者便り・会報など)で地域社会に事業所に関する情報を開示している
1. 事業所の機能や福祉の専門性をいかした取り組みがある
  • 事業所の機能や専門性は、利用者に支障のない範囲で地域の人に還元している(施設・備品等の開放、個別相談など)
  • 地域の人や関係機関を対象に、事業所の機能や専門性をいかした企画・啓発活動(研修会の開催、講師派遣など)を行っている
2. ボランティア受け入れに関する基本姿勢を明確にし、体制を確立している
  • ボランティアの受け入れに対する基本姿勢を明示している
  • ボランティアの受け入れ体制を整備している(担当者の配置、手引き書の作成など)
  • ボランティアに利用者のプライバシーの尊重やその他の留意事項などを伝えている
3. 地域の関係機関との連携を図っている
  • 地域の関係機関のネットワーク(事業者連絡会など)に参画している
  • 地域ネットワーク内での共通課題について、協働して取り組めるような体制を整えている
【講評】
苦情解決の仕組みは整えられ、保護者に周知しています

 苦情解決へ向けて、「皆様のご意見・ご要望に対応します」という文書を玄関に掲示しています。そこには、ご意見・ご要望の受付担当者に主任、対応責任者に園長、2名の第三者委員などが記載されています。この仕組みについては入園説明会や入園式の際に園長が保護者に説明しています。また、2名の第三者委員は入園式や運動会などでも保護者に紹介しています。さらに意見箱も設置しています。最近は苦情はほとんどありません。なお、連絡帳や口頭でも意見や要望があれば、ていねいに対応するようにしています。

保護者懇談会を実施していますが、事前に保護者からいろいろな相談を受けています

 年2回実施している「保護者懇談会」では、会の前に「相談したいことがあれば記入してください」という呼びかけをして、懇談会の案内の用紙の下段に記載できるようにしています。その用紙は0~5歳児まで全年齢に配付されていて、自分の子どもの相談したいこと、悩んでいること、園にしてほしいことなど自由に記述するようになっています。具体的な相談としては、指しゃぶり、トイレットトレーニング、、離乳食、自分の子どもの言葉遣いについてなど多岐にわたります。そういった質問に対し、担任が懇談会の場や個別に対応しています。

近隣や社会全体の福祉動向を把握し、職員に伝えています

 「地域懇談会」が毎月あります。メンバーは市の職員、民生児童委員、町内会、保育園・小学校・中学校、青少年育成委員会などです。そこでは、保育園の待機児童や見守りの必要な家庭など地域の実情が話し合われています。また、市の法人立保育園協会や都の民間保育園協会などからは、キャリアパスや処遇改善など保育に関する福祉全体の動向の情報を得ています。なお、園長会では、こども園の移行状況や保育所保育指針改定などについての話題があります。そういった近隣の福祉ニーズや、社会全体の福祉の動向を、園長は職員に伝えています。

1. 利用者一人ひとりの意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応している(苦情解決制度を含む)
  • 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  • 利用者一人ひとりの意見・要望・苦情に対する解決に取り組んでいる
2. 利用者意向の集約・分析とサービス向上への活用に取り組んでいる
  • 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向を把握することに取り組んでいる
  • 事業者が把握している利用者の意向を取りまとめ、利用者から見たサービスの現状・問題を把握している
  • 利用者の意向をサービス向上につなげることに取り組んでいる
3. 地域・事業環境に関する情報を収集し、状況を把握・分析している
  • 地域の福祉ニーズの収集(地域での聞き取り、地域懇談会など)に取り組んでいる
  • 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)の収集に取り組んでいる
  • 事業所としての今後のあり方の参考になるように、地域の福祉ニーズや福祉事業全体の動向を整理・分析している
【講評】
3~5年先を見通した中・長期計画が作成されています

 平成27年度から29年度までの中・長期計画が作成されています。計画は、サービス内容や分園移管計画、安心安全な給食の提供などサービスプロセスと、人事考課制度の導入やICT化導入についてなど組織マネージメントの2分野に分けて記載しています。この計画は、外部環境要因や要因がもたらす当園への影響などを勘案しながら作成しています。単年度計画は、特別保育事業の取り組み、地域活動事業、自主的取り組み事業、施設事業運営などの項目で記載しています。なお、短期の活動計画は担当者を決めて進めています。

園長、主任、副主任を中心に毎年振り返りを行い、次年度の計画を作成しています

 年間にわたる諸活動については、毎年2月の初旬に、園長、主任、副主任のメンバーで今年度の振り返りを行います。その内容は、行事や各担当のこと、研修、備品など多岐にわたります。なお、副主任は各行事ごとに行っている反省会で改善点を明確にしたものを用意し、今年度の振り返りに臨んでいます。そして、振り返りをまとめて、主任が次年度の計画のたたき台を作成します。その後、3月の職員会議で発表し、意見交換をして微調整をして決定していきます。振り返りの際は、保護者にとってはどうだったかなど反応も加味しています。

安全に関するマニュアルが整備され、職員は読み合わせを行い確認しています

 毎月、避難訓練を実施しています。その際、消防署から署員が来て、職員に消火訓練を実施し、子どもたちには消防車を見せています。感染症については看護師を中心に対策をしています。その中で嘔吐処理やAED(自動体外式除細動器)などの園内研修を行ったり、毎日、掲示板で「ただいま○名」と病気を含む感染症のお知らせをしています。けがや事故については、園長、主任、看護師の3者の統一判断で、病院に行くかどうか決めています。不審者対応については、職員が不審者になり、職員だけでなく子どもも巻き込んで実際の訓練を行っています。

1. 取り組み期間に応じた課題・計画を策定している
  • 理念・ビジョンの実現に向けた中・長期計画を策定している
  • 年度単位の計画を策定している
  • 短期の活動についても、計画的(担当者・スケジュールの設定など)に取り組んでいる
2. 多角的な視点から課題を把握し、計画を策定している
  • 課題の明確化、計画策定の時期や手順があらかじめ決まっている
  • 課題の明確化、計画の策定にあたり、現場の意向を反映できるようにしている
  • 計画は、サービスの現状(利用者意向、地域の福祉ニーズや事業環境など)を踏まえて策定している
  • 計画は、想定されるリスク(利用者への影響、職員への業務負担、必要経費の増大など)を踏まえて策定している
3. 着実な計画の実行に取り組んでいる
  • 計画推進の方法(体制、職員の役割や活動内容など)を明示している
  • 計画推進にあたり、より高い成果が得られるように事業所内外の先進事例・失敗事例を参考にするなどの取り組みを行っている
  • 計画推進にあたり、目指す目標と達成度合いを測る指標を明示している
  • 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
1. 利用者の安全の確保・向上に計画的に取り組んでいる
  • 利用者の安全の確保・向上を図るため、関係機関との連携や事業所内の役割分担を明示している
  • 事故、感染症、侵入、災害などの事例や情報を組織として収集し、予防対策を策定している
  • 事故、感染症、侵入、災害などの発生時でもサービス提供が継続できるよう、職員、利用者、関係機関などに具体的な活動内容が伝わっている
  • 事故、感染症、侵入などの被害が発生したときは、要因を分析し、再発防止に取り組んでいる
【講評】
面接、作文、実技を行って職員採用をしています

 当園が期待する職員像は、「法人の蓮倫会の理念のもとに、明るく心身ともに健康で、何事にも積極的に取り組み、利用者のニーズに心と笑顔で対応できる人」とあります。そういった人材を求めて、近隣の養成学校に求人案内を出しています。実際に応募があった際は、保育士不足でなかなか人材を選ぶことは難しい状況にありますが、具体的には面接後に、絵本の読み聞かせやピアノの実技と、作文をします。採用後は、複数担任のクラスに入ってもらいます。その際、ベテランの職員と組んで、いろいろなことを吸収してもらうように配慮しています。

園長や主任は、経験年数や個々の職員のスキルなどを勘案して、研修を決めています

 園長や主任は職員の経験年数やスキルなどを勘案して研修計画を立てています。その際、意欲や積極性を考慮して、なるべく本人の希望の研修も受けられるようにしています。基本的には市の法人立保育園協会の研修の中で、それぞれの経験や職務に合わせたものが用意されているので、それらを受講するようにしています。そのほか、民間の研修も受講しています。園内研修としては今年度看護師が講師になって、アレルギー緊急対応、嘔吐処理、AED(自動体外式除細動器)などを実施しました。なお、外部研修は受講後研修報告書を提出しています。

人事評価票のもとに人事考課を実施しています

 人事評価票が作成されており、一般常識をはじめ8分野39項目を、5段階評定で、自己評価、一次評価、園長評価するという形式になっています。そのほか、「工夫・改善したこと」「本人コメント」を記載する欄があり、5月ごろに職員は記載して園長に提出します。その後、「園長コメント」を書いて本人に戻します。この人事評価票をもとに、理事長に報告し、人事考課につなげています。職員の就労状況は、基本的に残業はなく、有給休暇も取りやすい状況にあります。そういった環境の中で、職員は意欲的に、向上心を持って保育に取り組んでいます。

1. 事業所にとって必要な人材構成にしている
  • 事業所の人事制度に関する方針(人材像、職員育成・評価の考え方)を明示している
  • 事業所が必要とする人材を踏まえた採用を行っている
  • 適材適所の人員配置に取り組んでいる
2. 職員の質の向上に取り組んでいる
  • 職員一人ひとりの能力向上に関する希望を把握している
  • 事業所の人材育成計画と職員一人ひとりの意向に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
  • 個人別の育成(研修)計画は、職員の技術水準、知識、専門資格の習得(取得)などの視点を入れて策定している
  • 職員一人ひとりの個人別の育成(研修)計画に基づいて、必要な支援をしている
  • 職員の研修成果を確認し(研修時・研修直後・研修数ヶ月後など)、研修が本人の育成に役立ったかを確認している
1. 職員一人ひとりの主体的な判断・行動と組織としての学びに取り組んでいる
  • 職員の判断で実施可能な範囲と、それを超えた場合の対応方法を明示している
  • 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに学ぶことに取り組んでいる
  • 職員一人ひとりの研修成果を、レポートや発表等で共有化に取り組んでいる
2. 職員のやる気向上に取り組んでいる
  • 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価・報酬(賃金、昇進・昇格、賞賛など)が連動した人材マネジメントを行っている
  • 就業状況(勤務時間や休暇取得、疲労・ストレスなど)を把握し、改善に取り組んでいる
  • 職員の意識を把握し、やる気と働きがいの向上に取り組んでいる
  • 福利厚生制度の充実に取り組んでいる
1. 事業所が蓄積している経営に関する情報の保護・共有に取り組んでいる

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

【評語】
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