
評価機関としての調査結果
調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
当日は訪問美容師によるカットを実施していました。昼食前のリビング兼食堂で目を閉じて過ごすAさんの様子を見て職員は洗濯物をテーブルに置くと「一緒にたたんでくれますか?」と共にたたみ始めて、終わらせたAさんは次に料理盛り付けをお願いされ1人盛り付けを行うところまでを観察しました。一方、Bさんは自室の出入りを繰り返しテーブルに着いてリズミカルに手を動かし、立ち上がりを繰り返し過ごしていたところで、職員の「買い物が有るので」の声掛けにすっと立ち上がり手をつないでリビングから出て行くところまでを観察しました。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
カットをした後で疲れたのか目を閉じて椅子に座るAさんは時々目を開けコップを動かしていました。手持ち無沙汰なのか楊枝を口にくわえ口を動かし職員の声掛けにもうなずくだけの動作は億劫そうに見えました。洗濯たたみを始めると綺麗にたたみ職員の高さ以上に積み重ねとてもイキイキとした表情になりました。次におかずの配分はフライパンのおかずを小鉢に同じ量に盛りつけ眠そうにしていた頃とは全く違う笑顔になり得意そうに感じ取れました。利用者が自ら役割を持ちイキイキと生活できるように職員の支援がさりげなく行われていることも観察できました。
Bさんは職員の声掛けでパーと表情も明るくなり背筋もピンとして歩き始めました。Bさんの様子を否定することなく利用者の有す能力を発揮できるように日常的に支援が行われ、楽しく生活していると感じられました。
「評価機関としての調査結果」に対する事業者のコメント
(1) 丁寧に観察していただきありがとうございます。
(2) 御利用者が日々快適に過ごして頂くために、月1回(課題が出れば複数回)ケアカンファレンスを実施しています。「その人がその人らしく生活して頂く」を念頭にご本人様のお話を傾聴し職員、ご家族と情報共有し、支援体制の確立。喜怒哀楽の持てる日々を過ごして頂く為、日々の生活の中での職員の「気付き 」や、御家族様に御利用者様本人の昔からの趣味や活動を定期的にリサーチする事で活動できる場を提供します。そのご様子を日々支援者は見守り、観察し記録し情報共有することでご本人様の意向、思いを把握しております。足りていない支援もあります。支援に終わりは無いと考えます。歳を重ね、認知機能が低下すれば、出来なくなる事は増えます。出来なくなる事の数を把握する事も重要ですが、出来ることを多く支援者は察し、活動できる場を可能な限り提供、全うして頂く事で自信を持って頂き、御一方御一方に、それぞれ、役割、楽しみのある生活する事を支援させていただいております。
1.家族への情報提供はあるか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
2.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
3.職員の接遇・態度は適切か |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
4.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
5.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか |
はい 70%
どちらともいえない 20%
無回答・非該当 10%
|
6.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか |
|
7.利用者のプライバシーは守られているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
8.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
9.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
|
10.利用者の不満や要望は対応されているか |
|
11.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか |
はい 60%
どちらともいえない 30%
いいえ 10%
|