評価結果

標準の評価

基本情報

【サービス種別】

放課後等デイサービス

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

1) 子どもたちの最善の利益を大切にする
2) 一人ひとりの個性を尊重する
3) 「居場所」と「自立」の場
4) 保護者と共に学び合い、成長し合える場
5) 地域との関わりや交流の場

職員に求めている人材像や役割

常に子どもの立場に立って物事が考えられる人。子どもに寄り添い支援を行う事。

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

障がいのある子ども達一人ひとりの最善の利益を保証する為、自らの専門的役割と使命を自覚し行動する。

全体の評価講評

特によいと思う点

子どもの障がい特性を知り、個別の目標に沿ったサービス支援を行っています。日常の業務の中で「子どもの応援団になっているか」振り返ることが大切ということで唱和しています。職員の支援が「子どもを自分の思い通りに動かそうとしていないか」「子どもの気持ちを無視していないか」「何を支援するのか見失っていないか」等、振り返ることで自分自身の点検をしています。子どもの気持ちを尊重することで、子どもが周りへの配慮も欠かさず行動することに繋げています。今後も現況に満足せず、子どもに良いサービス提供を行なう事に期待します。

子どもは様々な特性を抱えています。意思表示が難しい子どもや、音に敏感な子ども、こだわりが強い子どもなど一つの障がいだけではなく、複数の障がいを抱えている場合があります。子どもの特性に応じ、寄り添って支援していくことでコミュニケーションが取れない子どもも少しづつ話せるようになります。意思表示ができない子どもも言葉数を増やしています。物にこだわりがある子どもは、創作活動など集中して行う活動を行わせることで、目を輝かせて生き生きとした表情に変わるなど、子どもの特性を活かすサービス提供を行っています。

事業所として守るべき法・規範として、「行動規範」「倫理綱領」を制定し、事業所に掲示し周知しています。全職員に対してより理解が深まるよう、諸会議での定期的な読み合わせを行うほか、朝礼・終礼時を活用し、全員で唱和を行っています。また、年3回実施している職員との面接では、「法人理念」の理解についても話し合いのテーマに取り入れています。地域に対して事業所が社会的責任を果たしていくため、今後は事業所の取り組みをより良くアピールして伝えていきたいと考えています。

さらなる改善が望まれる点

事業所では期待する人材像として、①常に子どもの立場に立って物事が考えられる人(子供に寄り添い支援を行う)、②障がいのある子ども達一人ひとりの最善の利益を保証する為、自らの専門的役割と使命を自覚し高度する、と方針を掲げています。そのために、職員全体の研修計画を踏まえた「育成計画」を策定しており、今後は職員個々の育成に努めるとしています。この計画はまだまたこれからの取り組み課題のため、職員の役割分担に基づいた職員一人ひとりの育成を目指し、組織風土を醸成していくことが期待されます。

事業所では職場の運営体制が未整備であったとの反省から、平成28年度事業計画にて事業所が目指す取り組み課題を明確にしています。計画を実行いくため役割分担を決め、今までの反省を活かし計画の推進をしています。「計画の策定、実行、点検、評価」のPDCAサイクルの仕組みづくりを重視し対応しています。職員の役割に基づいて、誰が、何を、何時まで、どのようにがわかる具体的な行動計画を策定していくことで、今後の成果が求められます。そのため、全職員でコミュニケーションを重ね、計画達成のための取り組みが期待されます。

子どもの情報や個別支援計画は、ケース検討会議で職員同士が情報共有しています。非常勤の職員には会議録や昼礼、終礼ノートで伝達し、担当者が個々に支援計画を説明して支援をしています。個別支援計画に基づいて、子どもの様子をサービス提供記録や個人記録として記載しています。今後は職員が子ども一人ひとりの特性を把握し、個別のサービス内容を理解し支援した結果、子どもたちがどのように変化して、状況が推移しているかを見てわかるように記録することが期待されます。

事業者が特に力を入れている取り組み

当業所ではこれまでほとんどの業務が手順や担当等が未整備・未確立の状態でした。そのため、昨年度全ての業務を見直し、仕事の分担、担当者の明確化、諸業務のルール化について、施設長を中心に職員一体となって基準の確立に取り組んできました。その成果として、利用者の支援記録を始め、活動の記録、マニュアル等、一定の整備が図られました。また、各種書類や記録はファイリングし、必要に応じてすぐに取り出せるように分類・整理できたこと、が挙げられます。

事業所では利用者である子どもたちやその保護者を通じて生活困窮を感じることはありませんが、障がいを持つ保護者が地域の中で孤立しているのではないかとの認識を深めています。また、地域の障がいのある子どもだけではなく、引きこもりや不登校の子どもたちにも目を向けると増加傾向にあります。加えて、地域の独居高齢者も多く、孤立感も感じられます。このような認識から、事業所では地域のニーズを汲み取り、もう一歩踏み込んだ活動を行える地域福祉事業所として発展させていくことを目指しています。

事業所ではアセスメントの内容を見直しました。利用者の状況をより詳細に知ることで、子どものニーズを把握しやすくなっています。基本情報の中で、生活歴、医療状況、子ども・保護者の意向、希望を確認でき、アセスメントシートの中でADL(姿勢・移動・食事・排泄・着脱等)、IADL(服薬状況等)、コミュニケーション、生活習慣、遊び、行動面(多動・パニック・発作的・こだわり・自傷・他害・異食)等、子どもの特性を捉えています。それにより、子どものニーズを汲み取り、個別支援計画の目標設定に取り組んでいます。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:利用者全員を対象としました。
  • 調査方法:アンケート方式  
    利用者調査はアンケート調査を中心に行いました。対象が児童ということもあり、保護者向けに案内文も添えて受審率を高める様に致しました。調査の目的を伝え、無記名であることを説明して安心して頂く事で、率直な意見を述べてもらえるように努めました。
  • 有効回答者数/利用者総数:13/24(回答率 54.2% )

調査対象24名に対し、有効回答13名と54.2%の回答率を確保しました。
総合的な評価では「大変満足」が6人46.2%、「満足」が4人30.7%、「どちらともいえない」が1人7.7%、「不満」が1人7.7%、「大変不満」が1人7.7%、「無回答」が0人という結果となっています。施設に対する総合的なコメントを見ると、「本人が喜んで通所していることで満足しています。」、「他のデイよりも職員の方が温かく優しいので、うちの子は居心地が良いようです。毎回楽しかったと言って帰宅します。」など前向きなコメントがありました。一方で、「スポットで時間延長や日祝日も預けられるようにして欲しい。」、「職員には知的障害や自閉症傾向についての専門的な研修を受けて欲しい。」という、コメントもありました。

アンケート結果

1.事業所での活動は楽しく、興味の持てるものとなっているか

はい 9名 (69%)
どちらともいえない 3名 (23%)
いいえ 1名 (8%)

回答割合は、「はい」が69.2%、「どちらともいえない」が23.1%、「いいえ」が7.7%、「無回答・非該当」が0%という結果となっています。自由意見はありませんでした。

2.事業所での仲間との関わりは楽しいか

はい 7名 (54%)
どちらともいえない 5名 (38%)
無回答・非該当 1名 (8%)

回答割合は、「はい」が53.8%、「どちらともいえない」が38.5%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が7.7%という結果となっています。自由意見はありませんでした。

3.職員は、話し相手や、相談相手になってくれるか

はい 9名 (69%)
どちらともいえない 3名 (23%)
無回答・非該当 1名 (8%)

回答割合は、「はい」が69.2%、「どちらともいえない」が23.1%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が7.7%という結果となっています。自由意見はありませんでした。

4.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 9名 (69%)
どちらともいえない 3名 (23%)
いいえ 1名 (8%)

回答割合は、「はい」が69.2%、「どちらともいえない」が23.1%、「いいえ」が7.7%、「無回答・非該当」が0%という結果となっています。自由意見では、「初めて行った時は、(物が)ゴチャゴチャしていると感じました。」という回答がありました。

5.職員の接遇・態度は適切か

はい 7名 (54%)
どちらともいえない 4名 (31%)
いいえ 1名 (8%)
無回答・非該当 1名 (8%)

回答割合は、「はい」が53.8%、「どちらともいえない」が30.8%、「いいえ」が7.7%、「無回答・非該当」が7.7%という結果となっています。自由意見では、「スタッフさんが誰なのか名札もしていないのでわからない。」、「私服なので統一感がない。」という回答がありました。

6.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 8名 (62%)
どちらともいえない 4名 (31%)
無回答・非該当 1名 (8%)

回答割合は、「はい」が61.5%、「どちらともいえない」が30.8%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が7.7%という結果となっています。自由意見では、「ケガをした時の報告・処理をして頂きました。本人はまだ小さく、危険が分からずケガも多いので、引き続き報告してもらいたいです。」という回答がありました。

7.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 6名 (46%)
どちらともいえない 5名 (38%)
無回答・非該当 2名 (15%)

回答割合は、「はい」が46.2%、「どちらともいえない」が38.5%、「いいえ」が15.3%、「無回答・非該当」が0%という結果となっています。自由意見では、「悪いことをバツなどのサインで分かりやすく知らせてくれると伺っています。」という回答がありました。

8.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか

はい 9名 (69%)
どちらともいえない 3名 (23%)
無回答・非該当 1名 (8%)

回答割合は、「はい」が69.2%、「どちらともいえない」が23.1%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が7.7%という結果となっています。自由意見では、「本人は話せませんが、そう(職員が気持ちを大切に対応してくれていると)感じています。」、「(職員は)いつも忙しそうにしている。」という回答がありました。

9.子どものプライバシーは守られているか

はい 4名 (31%)
どちらともいえない 3名 (23%)
無回答・非該当 6名 (46%)

回答割合は、「はい」が30.8%、「どちらともいえない」が23.1%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が46.1%という結果となっています。自由意見はありませんでした。

10.個別の計画作成時に、子どもや家族の状況や要望を聞かれているか

はい 10名 (77%)
どちらともいえない 2名 (15%)
無回答・非該当 1名 (8%)

回答割合は、「はい」が76.9%、「どちらともいえない」が15.4%、「いいえ」が0%、「無回答・非該当」が7.7%という結果となっています。自由意見では、「目標や計画がいつまでたっても同じで進歩が感じられない。」という回答がありました。

11.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 9名 (69%)
どちらともいえない 3名 (23%)
いいえ 1名 (8%)

回答割合は、「はい」が69.2%、「どちらともいえない」が23.1%、「いいえ」が7.7%、「無回答・非該当」が0%という結果となっています。自由意見では、「面談で話をしているはずなのに、(本人が)そのような内容で過ごしていないと感じる。」という回答がありました。

12.子どもの不満や要望は対応されているか

はい 8名 (62%)
どちらともいえない 3名 (23%)
無回答・非該当 2名 (15%)

回答割合は、「はい」が61.5%、「どちらともいえない」が23.1%、「いいえ」が%、「無回答・非該当」が%という結果となっています。自由意見では、「不満に思った時は伝えたこともあります。」という回答がありました。

13.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 5名 (38%)
どちらともいえない 3名 (23%)
いいえ 1名 (8%)
無回答・非該当 4名 (31%)

回答割合は、「はい」が38.5%、「どちらともいえない」が23.1%、「いいえ」が7.7%、「無回答・非該当」が30.7%という結果となっています。自由意見はありませんでした。

組織マネジメント分析結果

◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合はで、実施できていない場合はで表しています。

【講評】
保護者と従業員で基本的運営理念を確立し、事業所内に掲示し周知しています

障がいを持つ母親たちの自助グループと法人が出会い、子どもの放課後の居場所として事業所を共同で設立しています。①子どもたちの最善の利益を大切にする、②一人ひとりの個性を尊重する、③居場所と自立の場、④保護者と共に学び合い、成長し合える場、⑤地域との関わりや交流の場、5項目の理念を明示しています。発足当時は経験不足による事故やトラブルがあり、混乱を招いたこともあったようです。原因の1つとして、理念が不在であったとの反省から、昨年度、保護者と従業員で前記の運営理念を確立し、事業所内に掲示し周知しています。

管理者は事業所の方針を会議で伝え、職員と今後の課題を共有しています

当事業所は開設から3年目を迎えています。この間、所長・責任者が病気・療養含めて交代するという不安定な状況でしたが、現体制となり新生事業として28年度を踏み出しています。運営では事業所長・事業本部長・組合員による月1回の団会議を開催しています。また、団会議の内容を踏まえ、管理者は会議で事業所が目指していることを確認し、職員と今後取り組むべき課題等を共有しています。会議に参加できない非常勤職員に対しては、議事録を活用し周知しています。

重要な決定事項は日々の昼礼(朝礼)、終礼、議事録等を活用し周知を図っています

重要な案件の決定は団会議、所長会議、事業本部会会議、理事会の手順で審議・決定しています。事業所の方針内容や決定経緯は職員会議で管理者から職員に伝えられているほか、日々の「昼礼(朝礼)」、もしくは「終礼」でも周知を図っています。会議に参加できない職員に対しては、「会議議事録」や「連絡ノート」の閲覧を促し、確認のため記名・捺印する仕組みを取り入れています。なお、保護者は「ケース会議」に自由に参加することができるため、運営の透明化が図られています。

1. 事業所が目指していること(理念、基本方針)を明確化・周知している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を明示している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 重要な意思決定や判断に迷ったときに、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を思い起こすことができる取り組みを行っている(会議中に確認できるなど)
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
  • 経営層は、自らの役割と責任を職員に伝えている
  • 経営層は、自らの役割と責任に基づいて行動している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
  • 重要な案件を検討し、決定する手順があらかじめ決まっている
  • 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  • 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
「行動規範」、「倫理綱領」を制定し、法令順守に努めています

事業所として守るべき法・規範を「行動規範」や「倫理綱領」にまとめ、事業所に掲示し周知しています。全職員に対してより理解が深まるよう、会議を活用して定期的な読み合わせと唱和を行っています。なお、年3回実施している職員との面接では、「法人理念」の理解についても話し合いのテーマに取り入れています。今後は事業所の取り組みをアピールするための施策を検討しています。現在受審中の第三者評価の結果報告についても、事業所の透明性を高めていく観点から対処していくとの考えが示されています。

ボランティア受け入れ体制の整備と積極的な取り組みが期待されます

ボランティアは毎月1回1名を受け入れており、「紙芝居の読み聞かせ」や「ハーモニカ演奏」を実施してもらっています。店頭の看板でボランティアの参加を呼び掛けていますが、積極的には募集をするまでではありませんでした。第三者評価の自己評価で「プライバシー」項目の見直しが表明されています。組織の社会的責任として、ボランティアの受け入れの必要性に基づいて、事業所の基本姿勢、募集方法、受け入れ窓口・担当者、受入マニュアル、プライバシー保護対策、その他留意点など、今後のボランティア受け入れ態勢の整備が期待されます。

地域交流イベント「おおた・ぞうしき★まち育て文化祭」の実施に向け取り組んでいます

事業所は地域交流、連携の場として、区主催の「児童発達支援ネットワーク会議」へ毎回参加しており、それ以外の区主催の研修会や講演会への積極的な参加に努めています。昨年はポジティブ文化祭を行い、地域に対して事業所をアピールする機会がありました。今後は「おおた・ぞうしき★まち育て文化祭」の構想を持ち、具体的化に向けた取り組みをしています。また、事業所の近隣に雑色商店街があり、ここで地域福祉事業所として空き店舗を活用する仕事起こしや、商店街を通して地域との新たな繋がりから取り組みを発信していく等、検討を進めています。

1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知している
  • 福祉サービスに従事する者として、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳)などを明示している
  • 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳)などの理解が深まるように取り組んでいる
2. 第三者による評価の結果公表、情報開示などにより、地域社会に対し、透明性の高い組織となっている
  • 第三者による評価の結果公表、情報開示など外部の導入を図り、開かれた組織となるように取り組んでいる
  • 透明性を高めるために、地域の人の目にふれやすい方法(事業者便り・会報など)で地域社会に事業所に関する情報を開示している
1. 事業所の機能や福祉の専門性をいかした取り組みがある
  • 事業所の機能や専門性は、利用者に支障のない範囲で地域の人に還元している(施設・備品等の開放、個別相談など)
  • 地域の人や関係機関を対象に、事業所の機能や専門性をいかした企画・啓発活動(研修会の開催、講師派遣など)を行っている
2. ボランティア受け入れに関する基本姿勢を明確にし、体制を確立している
  • ボランティアの受け入れに対する基本姿勢を明示している
  • ボランティアの受け入れ体制を整備している(担当者の配置、手引き書の作成など)
  • ボランティアに利用者のプライバシーの尊重やその他の留意事項などを伝えている
3. 地域の関係機関との連携を図っている
  • 地域の関係機関のネットワーク(事業者連絡会など)に参画している
  • 地域ネットワーク内での共通課題について、協働して取り組めるような体制を整えている
【講評】
苦情受付窓口の掲示や第三者委員を設置し、苦情相談体制を整備しています

契約時には苦情がある場合の対応策として、苦情受付窓口を設置していること、第三者委員が活用できること等、重要事項説明書を使用して説明しています。苦情の受付に際しては苦情相談受付記録を作成し、苦情内容や問題把握と対応した状況などを記録しています。また、第三者委員が虐待防止委員も兼ていることもあり、事業所ではアドバイスや助言が得られています。

個別面談を実施し、利用者及び家族との信頼関係構築に取り組んでいます

利用者(保護者)一人ひとりの意見や意向を把握するために、個別面談を実施しています。面談で寄せられた課題については、誠意対応しています。また、放課後等デイサービスガイドラインに則って「保護者向け放課後等デイサービス評価表」を使用し、評価の集計に基づいて改善に向けた取り組んでいます。保護者とのコミュニケーションが不十分だった認識から、改めて利用者及び家族との信頼関係の構築に向けて取り組んでいます。

「福祉ネットワーク会議」等と連携し、安心して暮らせる地域社会を目指しています

法人として地域では福祉ネットワーク会議や法人内事業別会議に参加しています。大田区主催の児童発達支援ネットワーク会議には毎回常勤3名が参加しています。事業所の事業展開にあたっては、「事業の複合化、地域資源循環型産業への挑戦」、「協同集会、事業展開に向けた行政・市民への協力要請行動」など、将来展望に立った課題を掲げています。これらの取り組みを通じて、他事業所との相互交流を図るとしています。また、当事業所に通う子どもたちが地域の中で見守られ、安心して暮らせる地域社会を作っていくことを目指しています。

1. 利用者一人ひとりの意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応している(苦情解決制度を含む)
  • 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  • 利用者一人ひとりの意見・要望・苦情に対する解決に取り組んでいる
2. 利用者意向の集約・分析とサービス向上への活用に取り組んでいる
  • 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向を把握することに取り組んでいる
  • 事業者が把握している利用者の意向を取りまとめ、利用者から見たサービスの現状・問題を把握している
  • 利用者の意向をサービス向上につなげることに取り組んでいる
3. 地域・事業環境に関する情報を収集し、状況を把握・分析している
  • 地域の福祉ニーズの収集(地域での聞き取り、地域懇談会など)に取り組んでいる
  • 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)の収集に取り組んでいる
  • 事業所としての今後のあり方の参考になるように、地域の福祉ニーズや福祉事業全体の動向を整理・分析している
【講評】
課題解決に向け、3~5年の中長期的な計画策定が期待されます

平成28年度の事業計画で、①ポジティブの運営改善に向けて、②利用者との関係改善、③ポジティブ祭りと社会連帯活動、④地域の人々やボランティア、諸団体との連携・協同を進める活動、⑤地域に貢献する仕事おこし、に向けて5項目を掲げています。平成27年度計画の中に、「ポジティブの運営に関する改善の課題」があり、同様の課題が継続して掲げられていることもあり、この重要性が伺えます。それぞれが重要なテーマであり、実行していくためには3~5年の年次別計画を策定し、中長期的な計画を立て取り組むことが期待されます。

課題・役割分担表を作成し、計画の具体化に取り組んでいます

平成28年度の事業計画に、事業所が目指す取り組み課題を明示しています。事業所では計画を実行するにあたり、役割分担を決め、所内に掲示しています。今までの反省を活かして、計画の実行、点検、評価のサイクルを持つ仕組みづくりの重要性を認識し取り組んでいます。今後は職員それぞれの役割に基づき、誰が、何を、何時まで、どのようにがわかる具体的な行動計画を策定していくことが求められます。常勤職員、非常勤職員問わず、全職員が意識を持ち、コミュニケーションを重ねることでより良い計画の策定と実行をすることが期待されます。

事故発生時の報告フローを活用し、利用者の安全の確保・向上に取り組んでいます

昨年は子どもたちの行動を予測して対応することができず事故やトラブルが起き、また、職員の経験も浅いことも起因して、問題解決が不十分という状況でした。そのため、まずは職員の意識を高めることを目的に、事故報告書やヒヤリハットの報告書提出を義務付けています。事故が生じた場合は、事故発生時の報告フローに基づき、報告と解決に向けて取り組んでいます。併せて、危機管理マニュアルを作成する他、職員が危機管理の研修を受講したり、月1回事業本部内の危機管理会議に参加するなど、利用者の安全の確保・向上に積極的に取り組んでいます。

1. 取り組み期間に応じた課題・計画を策定している
  • 理念・ビジョンの実現に向けた中・長期計画を策定している
  • 年度単位の計画を策定している
  • 短期の活動についても、計画的(担当者・スケジュールの設定など)に取り組んでいる
2. 多角的な視点から課題を把握し、計画を策定している
  • 課題の明確化、計画策定の時期や手順があらかじめ決まっている
  • 課題の明確化、計画の策定にあたり、現場の意向を反映できるようにしている
  • 計画は、サービスの現状(利用者意向、地域の福祉ニーズや事業環境など)を踏まえて策定している
  • 計画は、想定されるリスク(利用者への影響、職員への業務負担、必要経費の増大など)を踏まえて策定している
3. 着実な計画の実行に取り組んでいる
  • 計画推進の方法(体制、職員の役割や活動内容など)を明示している
  • 計画推進にあたり、より高い成果が得られるように事業所内外の先進事例・失敗事例を参考にするなどの取り組みを行っている
  • 計画推進にあたり、目指す目標と達成度合いを測る指標を明示している
  • 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
1. 利用者の安全の確保・向上に計画的に取り組んでいる
  • 利用者の安全の確保・向上を図るため、関係機関との連携や事業所内の役割分担を明示している
  • 事故、感染症、侵入、災害などの事例や情報を組織として収集し、予防対策を策定している
  • 事故、感染症、侵入、災害などの発生時でもサービス提供が継続できるよう、職員、利用者、関係機関などに具体的な活動内容が伝わっている
  • 事故、感染症、侵入などの被害が発生したときは、要因を分析し、再発防止に取り組んでいる
【講評】
職員全体の「研修計画」を策定しており、今後は個々のスキルアップを図る予定です

事業所の職員に関する考え方を「組合員必携」、「倫理綱領」に明示しています。採用では法人理念の把握や現場実施を重視し、面接を複数回行い、適任者を採用しています。職員は管理職員、一般職員の区分構成となっており、一般職員の職務は利用者支援と事務作業など並行して行っています。給与は現状一律で差がないため、職員のモチベーションを考慮し処遇システムの見直しを検討しています。また、職員の能力向上を図るため研修計画を策定し、自己啓発を促しています。今後は職員個々の目標を明確にした学び・育てる組織風土の醸成が期待されます。

判断に迷った時は必ず管理者に相談するようにしています

職員が利用者支援や業務上の判断に迷った時は必ず管理者に相談し、独断しないよう朝礼、昼礼、終礼の機会を利用して周知・徹底をしています。判断の間違いによる事故や不注意によるトラブルにならないよう留意し対処しています。外部研修の成果は「毎月のまとめ」として提出し、共有しています。また、法人の活動・経営については、「団会議」で話し合い決めています。この団会議では今後も法人が地域との交流について、どのように関わっていくか検討する場としています。

昼礼・会議等で常に話し合いの場を設け、職員相互の能力向上を目指しています

職員間のコミュニケーションの是非が職場の雰囲気や本人のやる気に影響していた経験が過去の学びからあります。そのため、日々の昼礼・終礼に加え、月一度の「団会議」や「ケース会議」で常に話し合いの場を設け、コミュニケーションを重ねることを心掛けています。それにより、互いの理解が深まることで、職員間での能力の向上や補い合いが可能となりました。個人の振り返りと、その振り返りを共有することを事業所では大事にしており、お互いの得意、不得意を把握し、相互理解をベースにした能力向上に努めています。

1. 事業所にとって必要な人材構成にしている
  • 事業所の人事制度に関する方針(人材像、職員育成・評価の考え方)を明示している
  • 事業所が必要とする人材を踏まえた採用を行っている
  • 適材適所の人員配置に取り組んでいる
2. 職員の質の向上に取り組んでいる
  • 職員一人ひとりの能力向上に関する希望を把握している
  • 事業所の人材育成計画と職員一人ひとりの意向に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
  • 個人別の育成(研修)計画は、職員の技術水準、知識、専門資格の習得(取得)などの視点を入れて策定している
  • 職員一人ひとりの個人別の育成(研修)計画に基づいて、必要な支援をしている
  • 職員の研修成果を確認し(研修時・研修直後・研修数ヶ月後など)、研修が本人の育成に役立ったかを確認している
1. 職員一人ひとりの主体的な判断・行動と組織としての学びに取り組んでいる
  • 職員の判断で実施可能な範囲と、それを超えた場合の対応方法を明示している
  • 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに学ぶことに取り組んでいる
  • 職員一人ひとりの研修成果を、レポートや発表等で共有化に取り組んでいる
2. 職員のやる気向上に取り組んでいる
  • 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価・報酬(賃金、昇進・昇格、賞賛など)が連動した人材マネジメントを行っている
  • 就業状況(勤務時間や休暇取得、疲労・ストレスなど)を把握し、改善に取り組んでいる
  • 職員の意識を把握し、やる気と働きがいの向上に取り組んでいる
  • 福利厚生制度の充実に取り組んでいる
1. 事業所が蓄積している経営に関する情報の保護・共有に取り組んでいる

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

【評語】
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