評価結果

標準の評価

基本情報

【法人名称】

新宿区

【事業所名称】

新宿区立あゆみの家

【サービス種別】

短期入所

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

1、利用者本意の良質なサービス提供と家族への支援。
2、利用者の障害程度、健康状態に応じた安全・安心のサービス提供。
3、チームワークで利用者ニーズに応じた支援。
4、地域貢献及び地域に開かれた施設作り。

職員に求めている人材像や役割

・「重度、重症の障害者であっても住み慣れた地域の中で親亡き後も本人なりの自立生活を送ることができるように支援する」という 法人設立のミッションを理解してその実現に尽力する人材。
   

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

・利用者本位の良質なサービス提供を目指すと共に利用者の障害程度に応じた適切な支援を心がけること。

全体の評価講評

特によいと思う点

レスパイト用に利用するために設けられた事業ですが、この事業だけでなく家族の大きな目的は、「自律」への訓練ということで家族から離れて他の人と生活をする体験などが目的に上げられています。家族では出来ないことを体験して将来、介護を受ける場合の助けにすることも含まれています。家族介護から第三者や事業者等を活用し、多様な介護のあり方、家族の意思を変えてゆくことを親と一緒に進める事業としています。自分の障害に合った「依存度」を見据え、依存度が多いほど協力者も多く将来地域で生きやすく生活の幅が広がるとしています。

マンツーマン対応で利用者の意思の汲み取りを丁寧におこなって、意向を大切にした支援を実施しています。意思表示が困難な利用者であっても、やってほしいことを先回りするのではなく、発するサインを見逃さないように見守りながら必要に応じた声かけをおこなっています。食事の選択、好きなCDを聴く、職員と話をするなど楽しく過ごせる支援をしています。マンツーマンで利用者がいつでも意思表示できる環境を整えて、職員は発するサインを待って利用者自身が主体性を感じ取ることが出来るように支援をおこなっています。 

生活介護事業所に併設され一体的におこなっているため、利用者の多くは日中の支援を利用しています。重度障害利用者が多くコミュニケーションの取り方も工夫して様々な方法を用いておこなっています。施設外の研修は希望する研修に多く参加できる様勤務調整をして推奨しています。また施設内では全員対象として即実践に繋がる研修を実施しています。医療的ケアができる職員育成にも力を入れています。利用者の障害の重度化や高齢化に対して職員のスキルアップを積極的に進めています。

さらなる改善が望まれる点

利用者の多くは重度障害のため、基本的な生活状況を主として家庭での生活の継続性に配慮した受入れ計画となっています。利用は1日・2日といった短期間ですが、家族と離れて他人と泊まる体験を通して、将来の生活を視野に定期的な利用もあります。併設事業の保護者会では、利用者の将来を見据えた学習会を開催しています。将来に向けたライフスタイルを視野に入れた意向を把握した受入れ計画書作成のために、書式の見直しを含めた検討を望みます。

年度初めに年間の研修予定表を配布して、職員が研修に参加し易い環境を提供し、職員のスキルアップに繋げています。受講者には研修終了後の「受講報告書」の提出を義務づけていますが未提出が若干あるとしています。研修成果の確認は、研修が本人の育成に役だったかを確認すると共に、職員一人の研修が組織の中でどのように活かして「組織として学ぶ姿勢」にもつながることです。職員一人ひとりの研修参加への意欲を高めると共に職員が切磋琢磨して職場のスキルを上げる環境を整えることに期待いたします。

1床の受入れで人数も少なく、宿泊場所は正面玄関の隣に独立した生活棟として設置されています。利用者も支援する職員もゆったりとした空間で生活を営むことができる様に設計されています。利用者は日中は生活介護の利用で施設で生活していますが夜間はショートステイの部屋で過ごすことになります。1対1での夜間時間帯での避難訓練が無理だとすれば、昼に現場を利用した1対1の訓練が必要かと思われます。多様なリスクの想定のもとで安全への対応を常に体で感じておく必要があると思われます。

事業者が特に力を入れている取り組み

いろいろな事例を取り上げて、何処に問題があり、どうすればよいか、自分たちの対応、その中で最後に私たちの与えられた条件で検討してゆく、この方法で進めてゆきたいなど、ワークショップ方式で職員が意見を延べて決定してゆくなど、施設経営に対する経営方針や運営課題を検証する作業で職員に施設運営に関する意識をもたせ、より質の高い支援体制の方向付けをしています。

重度障害の利用者を受け入れていることから、サービス開始時は移乗や食事、入浴など場面ごとに安全を確保するため、状況に応じて2人体制でおこなっています。また、前日の様子や、睡眠状況、排便の状況など健康状態について些細な事でも情報を得るようにしています。利用者が安心してサービスを利用できるように取り組んでいます。安全なサービス提供は家族の安心感となり再利用に繋がっています。また、職員も安心感や自信となり他の職員に引き継いでいます。

意思疎通が困難な利用者が多いため、コミュニケーションの取り方や自宅での生活状況を、家族の情報や協力を得て支援にあたっています。家族の様々な情報をもとに利用者のサインを見逃さず、意思を確認して利用者主体の支援をしています。利用者の重度化と家族の高齢化に伴ない家族介護から第三者・事業者等社会的資源の活用と共に地域で支える介護を目指しています。重度の利用者は「依存度」を高めて地域の中で生活することを目標としています。依存度が多ければ多いほど協力者が多く地域の中で生きやすいと考えています。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:11月1日から11月30日までに利用した利用者11名を対象としました。回答者の年齢は20歳未満1名、25歳未満1名、30歳未満1名、35歳未満1名、40歳未1名、50歳未満2名、合計7名でした。
  • 調査方法:アンケート方式  
    アンケート方式で実施しました。事業所から利用した利用者に配布し、、記入後直接、当評価機関へ渡してあった返信用封筒で郵送による回収を行ないました。本人が家族と相談して記入が2名、家族が本人の気持ちを推察しての記入が5名となっています。
  • 有効回答者数/利用者総数:7/11(回答率 63.6% )

《総合的な感想について》は「大変満足57.1%、4名」「満足が42.9%、3名」と回答者全員が満足と回答しています。自由意見は、安心して事業所を利用している様子が保護者のコメントから窺い知ることが出来ます。「とても利用者を大切に、良く面倒を見ていただいています。安心してショートステイを利用させて頂いています。本人は非常に喜んでいます」「何年ぶりかの利用ですが、小学生の頃によく利用していたことを職員の方が覚えていてくださり、とても安心して利用できます。帰宅後本人がまた行きたいと伝えてくれたことから、楽しく落ち着いて利用できたことを感じました」、また、区の指定管理者制度で職員が大幅に異動した際に「子どもが職員に慣れないのではと心配したが、職員が早く子どもの気持ちを理解してくれたので心配が危惧であった事が分かり今では感謝しています」というコメントが寄せられています。しかし、一部の保護者からは、「やがて子どもが医療ケアになった場合、簡単な医療ケアを職員がやれるような仕組みづくりをして欲しい」の意見が出されています。

アンケート結果

1.食事の時間が楽しいひとときになっているか

はい 7名 (100%)

「ほっとした時間です」とコメントしています。回答者全員が(はい)と回答しています。

2.事業所の設備は安心して使えるか

はい 5名 (71%)
どちらともいえない 2名 (29%)

「声かけで安全を確保するようにお願いしています」とコメントしています。

3.事業所の生活に安心感があるか

はい 6名 (86%)
どちらともいえない 1名 (14%)

「職員の顔を見ることが出来れば安心です」とコメントしています。

4.利用時の過ごし方は個人のペースに合っているか

はい 7名 (100%)

「一対一の対応なので周りが気にならずでいいです」「応援の職員さんがきてくれるので助かっています」とコメントしています。

5.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 6名 (86%)
どちらともいえない 1名 (14%)

「利用者の活動が何処からも見えるので良いと思います」とコメントしています。

6.職員の接遇・態度は適切か

はい 7名 (100%)

コメントはありませんでした。

7.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 5名 (71%)
どちらともいえない 1名 (14%)
無回答・非該当 1名 (14%)

コメントはありませんでした。

8.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 4名 (57%)
どちらともいえない 1名 (14%)
無回答・非該当 2名 (29%)

コメントはありませんでした。

9.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか

はい 7名 (100%)

「十分に分かっていただいていると思います」とコメントしています。

10.利用者のプライバシーは守られているか

はい 5名 (71%)
無回答・非該当 2名 (29%)

コメントはありませんでした。

11.サービス内容に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 7名 (100%)

コメントはありませんでした。

12.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 6名 (86%)
どちらともいえない 1名 (14%)

「上手く意志が伝わっていないときもあるので不安なことは電話で話をするようにしています」とコメントしています。

13.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 5名 (71%)
どちらともいえない 1名 (14%)
無回答・非該当 1名 (14%)

コメントはありませんでした。

組織マネジメント分析結果

◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合はで、実施できていない場合はで表しています。

【講評】
施設の目指す役割は事業計画で明確にしています

事業計画書には.運営の基本方針の目指す目標を3本柱に据え、分かり易く説明を行なっています。短期入所事業及びショートステイ事業は1、事業利用目的、2、利用定員、3、利用時間、4、利用手続き等の説明と共に、土曜ケアサポート事業(日中ショートステイ事業(地域生活支援サービスの位置づけ))についても詳しく述べられています。平成24年度に指定管理者制度により管理委託を受け法人ならではの事業運営をして契約の更新に力を入れています。年度末の保護者会で次年度の経営方針や事業内容、運営課題について説明をして理解を得ています。

経営層は事業所の持つ役割を明確にして特色ある支援体制作りに力を入れています

職員には職員会議やグループミーテングで運営方針や運営課題をワークショップ方式で検証する作業により定着を図っています。色々な事例を取り上げて「どうする」「何処に問題」「どうすればよいか」「自分たちの対応」、その中で職員に与えられた条件で検討してゆく姿勢を作り出しています。ワークショップ方式を通じて外部の福祉の動向や目標とする施設の方向性を伝えたりして職員が一丸となって事業に取組む姿勢の構築にリーダーシップを発揮しています。

重要な案件は手順どうりにおこなわれ関係者全員に周知しています

法人の諸規定や施設の運営マニュアルに手順が示されています。重要な意思決定に関してはその内容と決定経緯について職員会議や職員への文書回覧を通じて周知しています。処遇困難な事例やヒヤリハット等はその都度保護者に説明し改善の手立てを対策して、改善計画を報告しています。説明文書の配布により保護者全体が理解できる様に努めています。重要な案件の決定は透明性があり全体の意見が反映されています。

1. 事業所が目指していること(理念、基本方針)を明確化・周知している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を明示している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 重要な意思決定や判断に迷ったときに、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を思い起こすことができる取り組みを行っている(会議中に確認できるなど)
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
  • 経営層は、自らの役割と責任を職員に伝えている
  • 経営層は、自らの役割と責任に基づいて行動している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
  • 重要な案件を検討し、決定する手順があらかじめ決まっている
  • 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  • 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
職員は自己チェックリストで行動指針が守られているか検証しています

職員には、年度初めに倫理綱領や法令順守に関する文書を配布して周知を図っています。特に法人が定めた「人権を尊重する基本姿勢」とそれに基づく「行動指針」を職員に周知しています。また、各グループのリーダーを中心とした支援の中で不適切な対応・事例が無いかを検証する「グレードアップ委員会」を設けて、職員はチェックリストにより自分の行動を自己点検しています。

施設の特色を活かして日中ショートステイ事業をおこなっています

施設の機能や専門性を活かして日中ショートステイ事業(土曜ケアサポート)はショートスティと連動して宿泊を伴わない家族のレスパイトニーズに応えています。一回ごとの利用定員は30名とし他施設利用者の受入れもおこなっています。当施設以外の方も利用するので受入れにあたっては、障害程度や介護状態、意思疎通、行動特性等の本人の情報の確認をおこなっています。また、安全への配慮やプログラム内容、通所バスによる送迎、給食サービスの食形態についても職員間で情報の共有化を図って支援にあたっています。

地域の一員として関係機関とのネットワーク化の一端を担っています

関係機関との連携や協力関係の構築は順調に進んでいて地域の諸団体との関係作りも順調に進んでいます。また、今年度から新規事業として専任の相談員を1名配置し計画相談事業を開始しています。福祉施設連絡会、進路対策連絡会、相談事業所連絡会等の関係機関の連絡・調整会議に出席するなどして施設の情報を伝えています。各関係機関との関係作りもできてきました。それに伴い施設に対する地域の理解者や協力者が増えてきています。地域に開かれた施設作りの姿勢が評価を得てきています。

1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知している
  • 福祉サービスに従事する者として、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳)などを明示している
  • 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳)などの理解が深まるように取り組んでいる
2. 第三者による評価の結果公表、情報開示などにより、地域社会に対し、透明性の高い組織となっている
  • 第三者による評価の結果公表、情報開示など外部の導入を図り、開かれた組織となるように取り組んでいる
  • 透明性を高めるために、地域の人の目にふれやすい方法(事業者便り・会報など)で地域社会に事業所に関する情報を開示している
1. 事業所の機能や福祉の専門性をいかした取り組みがある
  • 事業所の機能や専門性は、利用者に支障のない範囲で地域の人に還元している(施設・備品等の開放、個別相談など)
  • 地域の人や関係機関を対象に、事業所の機能や専門性をいかした企画・啓発活動(研修会の開催、講師派遣など)を行っている
2. ボランティア受け入れに関する基本姿勢を明確にし、体制を確立している
  • ボランティアの受け入れに対する基本姿勢を明示している
  • ボランティアの受け入れ体制を整備している(担当者の配置、手引き書の作成など)
  • ボランティアに利用者のプライバシーの尊重やその他の留意事項などを伝えている
3. 地域の関係機関との連携を図っている
  • 地域の関係機関のネットワーク(事業者連絡会など)に参画している
  • 地域ネットワーク内での共通課題について、協働して取り組めるような体制を整えている
【講評】
「第三者委員による「苦情解決制度」の周知が求められています

事業計画書で「利用者主体の施設運営」の方法の中で、利用者の苦情に対しては、施設長を苦情解決責任者、サービス管理者を苦情受付担当者として迅速に対応することを明記しています。施設側に直接話すことに遠慮や抵抗を感じる方のために「施設長への直行便」という投書箱を設置しています。法人は第三者の専門委員による苦情処理委員会を設け、年3回、各事業の苦情やヒヤリハットを報告し、委員から助言や意見を受けて事業運営に活かしています。玄関ロビーの壁には第三者委員の写真も貼り、第三者委員の役割も明記しています。

利用者の声を運営に反映させる取組みをおこなっています

連絡ノートや保護者会、利用者意向調査等を通じてニーズの把握や満足度の把握に努めています。職員は、利用者・保護者と積極的にコミュニケーションをとりながら、意見や要望の把握に努め、利用者や保護者の意見や要望を汲み取り易い環境を作るように心がけています。受入計画は利用者・保護者の意向と事業所側の意向を分析、調整して作成しています。利用者意向調査から利用者の声を反映して受け入れています。

「話し合いの会」を設けて地域住民・関係機関との交流を深めています

地域の福祉施設や住民団体と「つながるカフェ(懇談会)」を開催して情報収集と啓発に取組んでいます。区直営時代には無かった企画として「地域で暮らす障害者・高齢者などが安心して施設を利用したり暮らすことができる様に」民生委員、保護者有志、地域にある施設、NPOなどが集まって「つながるカフェ」の名で話し合いの会をもうけています。福祉事業全体の動向は区の所管課や福祉新聞、月間福祉等を通じて情報収集に努めています。地域に向けた話し合いの場を提供しています。10グループで40人ぐらいの参加者があります。

1. 利用者一人ひとりの意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応している(苦情解決制度を含む)
  • 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  • 利用者一人ひとりの意見・要望・苦情に対する解決に取り組んでいる
2. 利用者意向の集約・分析とサービス向上への活用に取り組んでいる
  • 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向を把握することに取り組んでいる
  • 事業者が把握している利用者の意向を取りまとめ、利用者から見たサービスの現状・問題を把握している
  • 利用者の意向をサービス向上につなげることに取り組んでいる
3. 地域・事業環境に関する情報を収集し、状況を把握・分析している
  • 地域の福祉ニーズの収集(地域での聞き取り、地域懇談会など)に取り組んでいる
  • 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)の収集に取り組んでいる
  • 事業所としての今後のあり方の参考になるように、地域の福祉ニーズや福祉事業全体の動向を整理・分析している
【講評】
取組み期間に応じた課題、計画を策定して指定管理者としての責任を果たしています

第2次の指定管理受託のための取組みをしています。区との基本協定は5年間で締結しています。事業計画に運営にあたっての理念、方針、生活支援事業の基本方針、日常生活をするにあたっての留意事項、着眼点など細かに規定して年度ごとの協定(計画)を策定して区の承認を得ています。短期間の活動については、グループごとの活動計画や運営マニュアルにより担当者を中心に日程を決めて取組んでいます。

土曜ケアサポート事業が軌道に乗ってきました

日中ショートステイ事業(地域生活支援サービス)の位置づけで実施されています。あゆみの家利用者約く5割、それ以外の利用者約5割、医療ケアの必要な利用者5名も登録し、毎週1名を受け入れています。利用定員は30名で月々の利用申し込みを受けて利用者や利用回数を調整しながら実施しています。実施方針としては1年半の実施期間を経過して職員が慣れてきたのと運営も安定してきたため今年度はプログラム内容の充実を図り利用者の満足度向上に力を入れています。

多様なリスクに対応するマニュアルが整備されています

利用者の安心、安全の確保のために「危機管理マニュアル」を定め火災、地震、感染症、介護事故の予防など想定されるリスクごとに対応方法を定めています。マニュアルは職員、保護者に配布して理解を深めています。リスク発生予防のため日常的な取組みとして職員にはヒヤリ、ハットレポートの提出を義務付けることで職員の危機感知能力を高めています。しかし夜間のショートステイに関してはリスク想定はしているものの具体的な訓練には至っていません。シュミレーションするなどして有事に備え利用者の安全を確保することも大切かと思われます。

1. 取り組み期間に応じた課題・計画を策定している
  • 理念・ビジョンの実現に向けた中・長期計画を策定している
  • 年度単位の計画を策定している
  • 短期の活動についても、計画的(担当者・スケジュールの設定など)に取り組んでいる
2. 多角的な視点から課題を把握し、計画を策定している
  • 課題の明確化、計画策定の時期や手順があらかじめ決まっている
  • 課題の明確化、計画の策定にあたり、現場の意向を反映できるようにしている
  • 計画は、サービスの現状(利用者意向、地域の福祉ニーズや事業環境など)を踏まえて策定している
  • 計画は、想定されるリスク(利用者への影響、職員への業務負担、必要経費の増大など)を踏まえて策定している
3. 着実な計画の実行に取り組んでいる
  • 計画推進の方法(体制、職員の役割や活動内容など)を明示している
  • 計画推進にあたり、より高い成果が得られるように事業所内外の先進事例・失敗事例を参考にするなどの取り組みを行っている
  • 計画推進にあたり、目指す目標と達成度合いを測る指標を明示している
  • 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
1. 利用者の安全の確保・向上に計画的に取り組んでいる
  • 利用者の安全の確保・向上を図るため、関係機関との連携や事業所内の役割分担を明示している
  • 事故、感染症、侵入、災害などの事例や情報を組織として収集し、予防対策を策定している
  • 事故、感染症、侵入、災害などの発生時でもサービス提供が継続できるよう、職員、利用者、関係機関などに具体的な活動内容が伝わっている
  • 事故、感染症、侵入などの被害が発生したときは、要因を分析し、再発防止に取り組んでいる
【講評】
職員の意向は人事考課制度に基づいてヒヤリングによって把握しています

昇給・昇格は就業規則に記載されています。研修計画も策定して職員に配布しています。施設が職員に期待することは「利用者本位の良質なサービス提供を目指すと共に利用者の障害程度に応じた適切な支援を心掛けること」と明記しています。面接等の採用事務は施設長、副施設長がおこなっていて現場の実情や意向を踏まえておこなっています。職員の異動希望調査やキャリアプランのヒヤリングを活用して職員を適材適所に配属するようにしています。

研修後の成果についての報告が組織力に反映されることが望まれます

年度初めに年間の研修予定表を配布して希望があれば勤務調整、シフトの調整等をおこなって研修に参加し易いように配慮しています。事業計画で研修計画を策定し本人の希望や能力、職歴に応じて受講を薦めています。しかし、個別の育成計画は策定されておらず個人別研修計画が不足しているので個人別対応での研修支援は十分におこなわれていません。研修受講者には「受講報告書」を義務付けていますが報告の遅れや未提出が若干見られるとしています。研修報告や成果物の提出確認は職員間への情報の共有にも繋がる事なので改善が求められます。

適正な労働環境の確保に努めています

労働条件の基本となる就業規則は、常勤職員、非常勤職員向けに整備し、施設内に常備していつでも閲覧できる様にしています。介護や看護、育児のための休業や短時間勤務に関する規定も整備されています。職員には年1回の健康診断を実施しています。また、衛生委員会を設けて毎月職場の安全衛生につとめて点検や課題の抽出を行い職員に安全衛生の重要性を意識付けています。ハラスメント、メンタルヘルスへの取組みをおこなっています。また、職員にワーク・ライフ・バランスの学習会を実施して働き易い職場環境づくりに取組んでいます。

1. 事業所にとって必要な人材構成にしている
  • 事業所の人事制度に関する方針(人材像、職員育成・評価の考え方)を明示している
  • 事業所が必要とする人材を踏まえた採用を行っている
  • 適材適所の人員配置に取り組んでいる
2. 職員の質の向上に取り組んでいる
  • 職員一人ひとりの能力向上に関する希望を把握している
  • 事業所の人材育成計画と職員一人ひとりの意向に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
  • 個人別の育成(研修)計画は、職員の技術水準、知識、専門資格の習得(取得)などの視点を入れて策定している
  • 職員一人ひとりの個人別の育成(研修)計画に基づいて、必要な支援をしている
  • 職員の研修成果を確認し(研修時・研修直後・研修数ヶ月後など)、研修が本人の育成に役立ったかを確認している
1. 職員一人ひとりの主体的な判断・行動と組織としての学びに取り組んでいる
  • 職員の判断で実施可能な範囲と、それを超えた場合の対応方法を明示している
  • 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに学ぶことに取り組んでいる
  • 職員一人ひとりの研修成果を、レポートや発表等で共有化に取り組んでいる
2. 職員のやる気向上に取り組んでいる
  • 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価・報酬(賃金、昇進・昇格、賞賛など)が連動した人材マネジメントを行っている
  • 就業状況(勤務時間や休暇取得、疲労・ストレスなど)を把握し、改善に取り組んでいる
  • 職員の意識を把握し、やる気と働きがいの向上に取り組んでいる
  • 福利厚生制度の充実に取り組んでいる
1. 事業所が蓄積している経営に関する情報の保護・共有に取り組んでいる

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

【評語】
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