評価結果概要版 利用者調査と事業評価(組織マネジメント項目・サービス項目)の評価手法

令和5年度 認可保育所
法人名称
株式会社グローバルキッズ
事業所名称
グローバルキッズ椎名町園
事業所所在地
東京都豊島区目白5丁目18番23号
事業所電話番号
03-6908-2391

事業者の理念・方針

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) ・(企業理念)子どもたちの未来のために (保育理念)豊かに生きる力を育てる
・子どもを中心にした保育の実践
・職員と親子と地域に最も信頼される存在になり子どもたちの育ちと学びの社会インフラになる(2030トリプルトラスト)
・豊かな心を持った輝いた大人を魅せる
・子どもたちに夢をもたせ感謝の心を養い学ぶ姿勢といった社会における「生きる力」をはぐくむ  

全体の評価講評

特によいと思う点
  • 子どもたちが、食事を楽しめるような配慮や取組のほか、食材や食事への関心や意欲を高め、知識を伝える食育活動がさまざまに行われている
  • 離乳食など食事の援助では、保育者が子どもに語りかけながら、おいしさの共感に努め、幼児クラスでは、セミバイキング方式を採用しており、配膳は4・5歳児の給食当番が行っている。給食当番では、しゃもじやお玉の使い方を学ぶだけでなく、相手との会話を通じて適切な量を盛りつけたり、きれいによそったりするなど、食べる人のことを考えることの大切さも学んでいる。また栽培活動や野菜の下処理、食材の買い出しなど、さまざまな体験の機会を設けるほか、食材には栄養素があり、身体を作っていることを日々の献立から伝える取組も行っている。
  • 制作活動やごっこ遊び、楽器演奏や形態模写など、さまざまな表現活動を通じて、子どもたちの創造性や表現力など、豊かな感性を養っている
  • 制作活動では、季節の事象等をテーマに、表現技法や道具の使い方を学び、さまざまな素材を体験している。4・5歳児は、夏祭りのお店屋さんごっこの商品や、発表会で使った大道具などを共同で制作にも取り組んでいる。各部屋にはままごとコーナーを設けており、見立てや再現を楽しめるようにしている。音楽表現として、季節の歌を歌ったり、音の鳴る玩具や鈴・カスタネットなどの打楽器、鉄琴・木琴、鍵盤ハーモニカなどの音律楽器を発達に応じて提供し、音楽をかけてダンスを踊ったり、保育者のピアノに合わせて形態模写を楽しんだりしている。
  • 異年齢児の関わりによる育ち合いや、当番活動を通じて役割を担うことなど、集団活動によってさまざまな心が培われている
  • 日常の4・5歳児、朝夕の時間帯、土曜日保育などでは、異年齢児の関わりが持たれている。年下の子どもには、年上の子に憧れを持ち、まねたり追いつこうとしたりするなど、意欲の高まりや遊びの獲得などの成長が見られ、年上児には年下児への優しい気持ちや自覚・自信がもたらされるなど、年齢相互の育ち合いが促されている。また4・5歳児の給食当番では盛りつけや配膳台の台拭きなどを行い、3歳以上児の日々の当番活動では号令や保育者の手伝いをしており、役割を担うことを楽しみながら、自発性や規範意識、協調性などの心の成長が促されている。
さらなる改善が望まれる点
  • 組織の方向性や目指す保育の明確化の前提として、系列園共通に大切にすべきものを改めて共有する取組を期待したい
  • 諸事情による組織体制の変動が続き、同僚性の向上や組織の方向性の共有が課題となっている。「どのような保育がしたいか」等、現場の意向の把握に取り組むほか、保育者の見守りを軸とした保育の導入など、保育の特色の確立にも着手しているが、まずは「GK保育」に示される、系列園共通に大切にすべきものを改めて共有し、そのうえで園として目指す保育の明確化に取り組むことも、意義あることかと思われる。職員のエンゲージメントと現場の士気の向上は、自発的な連携・協力の促進など、同様に課題とする負担感抑制にも結びつくものと思われる。
  • 地域への子育て支援の取組や関わりを充実させ、認知度の向上を図る中で、より地域に親しまれる園となれるよう期待したい
  • 地域の絵本専門店から講師を招き、地域の子育て家庭も参加できる「おはなし会」を開催している。読み聞かせや遊びを通して、在園児との交流や子育て世帯同士の交流が行われ、その場で挙がった育児等の相談にも対応している。園としてはまだ園児を受け入れられる状況にあり、「選ばれる園」となるうえでも、さらなる地域支援の拡充も一つの方法と考えられる。園や子育てへの興味を深めてもらうべく、職業体験の受入れ等も検討されており、地域への支援や貢献、関わりを充実させる中で、より地域に親しまれる園となることを期待したい。
  • 保育中の事故・ヒヤリハット事例をもとにした現場の啓発について、安全の向上につなげるためのさらなる工夫にも期待が寄せられる
  • 子どものケガを中心に、保育中の種々の事故の考察や職員間の共有がなされている。受診を要したケガは、参集可能な職員による検証など、周知が図られているが、軽微なものはクラス内での共有にとどまっている。体制上、すべての事例の共有は現場の負担ともなることから、事例の集計・分析など、発生の傾向を組織全体で共有し、事故のさらなる抑制につなげる工夫も一考されたい。またヒヤリハットの把握・共有も課題としており、引き続き活性化に努め、現場の危険の予測・察知の感性を高めることも、安全の向上に役立つものと思われる。

事業者が特に力を入れている取り組み

  子どもたちの成長・発達や興味を促すための環境作りに努め、手作り玩具も活用している
保育室に用意する玩具や絵本などの保育材料は、歩行の確立を促すための粗大運動を行う遊具、目と手の協働の動きの向上を促す微細運動を行うための玩具、子どもの興味を踏まえて選別した絵本や図鑑など、子どもの発達状況のほか、興味・関心や意欲、季節感などを踏まえることを基本としている。また手作り玩具を積極的に活用しており、小型のペットボトルにおはじきなどを入れた音の鳴る玩具や、ままごとのキッチン、子どもが帽子を収納する箱や牛乳パックを用いたベンチなど、発達を促すために必要な機能を有した、適切なサイズのものを作成している。
  年間を通じて行われるさまざま行事は、子どもたちの体験の機会となっている
年間を通じて行われるさまざま行事は、子どもたちの体験の機会となっている。日本の伝承行事やクリスマスといった季節感のある行事では、謂れや意味を伝え、制作活動や歌、風習や遊び、行事食を関連させて取り組んでおり、文化を体験する機会となっている。夏祭り・運動会・発表会では、自分たちで考えたり、工夫したりすることで、一つのものを作り上げる体験をしており、創造性や協調性が育まれ、達成感や充実感がもたらされている。そのほか誕生会では大きくなったことを喜び合い、年長児は、卒園遠足に出かけ、仲間との思い出を作っている。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:調査開始時点での当園の利用世帯38(在籍児童数50)を対象として実施した。なお、兄弟姉妹がいる世帯は1世帯として扱った。
  • 調査方法:アンケート方式  
    調査票及び調査項目は共通評価項目に準拠した。
    ウェブアンケート形態により実施し、回収は保護者から評価機関への直接電送(外国語世帯のみ調査票の直接郵送)にて行った。
    結果は選択式・自由記述とも園に報告し、自由意見には回答者の匿名性に配慮した処理を適宜行った。
  • 利用者総数: 50人
  • 利用者家族総数(世帯): 38世帯
  • 共通評価項目による調査対象者数: 38人
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 28人
  • 利用者家族総数に対する回答者割合(%): 73.7%
  • 調査項目: 共通評価項目
  有効回答者数/利用者総数
28/50
1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか
はい
93%
 
どちらともいえない:7%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか
はい
93%
 
どちらともいえない:7%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか
はい
89%
 
どちらともいえない:7%  
いいえ:4%  
無回答・非該当:0%
4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか
はい
75%
どちらともいえない
21%
 
いいえ:4%  
無回答・非該当:0%
5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか
はい
82%
無回答・非該当
14%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:4%
6.安全対策が十分取られていると思うか
はい
57%
どちらともいえない
39%
 
いいえ:4%  
無回答・非該当:0%
7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か
はい
75%
どちらともいえない
21%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:4%
8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか
はい
89%
どちらともいえない
11%
9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
82%
どちらともいえない
18%
10.職員の接遇・態度は適切か
はい
89%
 
どちらともいえない:7%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:4%
11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
82%
どちらともいえない
14%
 
いいえ:4%  
無回答・非該当:0%
12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
64%
どちらともいえない
21%
無回答・非該当
11%
 
いいえ:4%
13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
はい
86%
どちらともいえない
14%
14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか
はい
75%
どちらともいえない
14%
無回答・非該当
11%
15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
75%
どちらともいえない
21%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:4%
16.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
79%
どちらともいえない
11%
 
いいえ:4%  
無回答・非該当:7%
17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
64%
どちらともいえない
14%
いいえ
14%
 
無回答・非該当:7%

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