職員が惜しみない愛情で子どもや保護者に接し保育に打ち込むことを支援している園では楽しく安全に過ごせるように細心の注意を払いながら日々の保育にあたっている。企業理念、保育理念、保育目標を念頭に置きながら、保育士、看護師、給食が連携し充実した保育を目指している。厳しい社会情勢の中で保護者の労働時間も長くなり、園で長い時間を過ごす子ども達が増えている。保育士の緊張感、責任感も増している。子ども一人ひとりの個性を伸ばし、見守りまとめていく力もより求められている。園長は、職員がより自己肯定感を高め、子ども達の笑顔を糧に日々の仕事に前向きに取り組むことができるようにリードしている。
マニュアルに則りつつ、現状を見直して改善方法を考え、より良い保育につなげている法人のマニュアルに則りつつ、保護者や職員が気づいたことを取り上げて話し合い、手順を見直す積極的な姿勢がある。一例として、玄関スペースを広げたことが挙げられる。以前は登降園時や散歩の際に人が集中し、コロナ禍にあっても距離が確保できない状況だった。玄関の外にジョイントマットやすのこを敷いて拡張し、外にベンチを設置することで、ゆとりのあるスペースでゆっくり靴の脱ぎ履きや打刻ができるようになった。子どもたちと落ち着いて身支度をできるようになり、子どものやりたい気持ちに向き合い、できた喜びを共有できるようになった。
保護者の見守る中で、0,1,2歳児が楽しく行事に参加することが出来ている園では0,1,2歳児が楽しく行事に取り組めるように現在の行事形態を選んでいる。以前は小学校体育館を借りて運動会も行っていたが、雰囲気がいつもと異なるだけで泣き出す子どもがいたり、力を発揮できないことも多かった。そのため、園内で出来るように、クラス単位で少人数で行うミニミニ運動会、なつまつりなどを年齢・月齢を考慮した内容で実施している。子どもは身近で保護者が見守る中、いつもの場所で、楽しみながら競技に参加している。少しの緊張感、クラスの友達との競争など、一人ひとりが達成感を味わえるプログラムを考案している。