子どもの人権・尊厳への配慮と不適切保育の排除を徹底すべく、啓発と研鑽に努めている子ども一人ひとりの人権や尊厳への配慮と、いわゆる不適切保育の排除を園として徹底すべく、本社が設ける関連の研修を全職員が履修するほか、園内で継続的な啓発と研鑽に取り組んでいる。他県で発生した事例を受け、各職員が報道記事を踏まえて、子どもへの言動や保育者としての責務などを書面につづるほか、児童憲章や子どもの権利条約などの確認、国が例示するチェックリストに基づく各人の内省と話し合いなど、さまざまな取組を行っている。またこれらをもとに、各年齢で保育者が心がけるべき子どもの人権への配慮を言語化し、各室に掲示している。
園内・外でのさまざまな学びを、保育の実践や園作成の手引書に活かしている全職員が受講した「味育」に関する研修での学びを活かし、今年度から毎日の給食時の職員の子どもたちとの喫食を再開しており、楽しい雰囲気で一緒に食べる環境の中で、子どもが職員の様子を見て苦手な食材を食べられるようになる等の効果につながっている。また保育者の見守りを軸とした保育について、園長その他の職員が関連の研修で学び、考え方や環境・関わりなどの手法を現場と共有しつつ、段階的に採り入れるほか、昨年度末の園内研修の成果を、職員としての各種心得をまとめた園作成の手引き「生活の流れの見直しとお願い」に反映させている。
園の保育を保護者に多様な媒体で発信し、協同性が高まるよう工夫に努めている日々の子どもの様子やクラスの活動は通信アプリを介して配信する「今日の保育」や連絡帳を通じて子ども一人ひとりの様子を保護者に伝えている。今年度からはインスタグラムを活用して行事への取り組む様子等を発信するとともに、動画配信サイトを活用し、行事のほか、保育参観として日常の様子を配信している。また、行事では保護者もわが子と一緒に楽しめるよう、事前の練習として運動会の整理体操や夏祭りの盆踊りの動画を提供するなど、多様な媒体で園の保育を発信し、園の取組への理解と協働性が高まるよう工夫している。