評価機関としての調査結果
調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
夕食の準備中に、リビング一面に食事の匂いが広がっている。椅子に座っていた利用者は、席を立ちウロウロと歩き始める。現時点では、食事を召し上がるまでの準備が整っていない。職員は、利用者に近づき、お互い目が合う事を確認し、話し掛ける。利用者に、「そろそろ食事になりますよ」と声を掛け、席に誘導する。職員は、既に出来上がっているかぼちゃの天ぷらを小皿に乗せ、利用者に勧める。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
利用者は、周りをキョロキョロと伺い、どうしたら良いのかわからない不安な様子が伺えた。利用者の目の前に立った職員は、お互い目が合うまで話し掛けずに待っていた。利用者は急に話かけられる事なく、驚かず会話に集中する事ができたと思われる。利用者を席に誘導し、小皿で天ぷらを提供した時には、今から食事になる事が理解できた様に思えた。落ち着いた様子に変化した事から、安心している様に思えた。小皿で提供した天ぷらを食べている最中に、夕食の配膳が行われ、混乱せずに食事の時間を過ごす事が出来た様に見受けられた。
「評価機関としての調査結果」に対する事業者のコメント
利用者のその時、その場面での気持ちを尊重できる支援を心掛けています。時には一緒に笑い・喜び・泣き・悩み・苦しみ、気持ちに寄り添い同じ時間を共有できる介護を目指しています。「その方の今の思いを知りたい」「寄り添う事で思いを吐き出して貰いたい」「小さいな事でも夢や希望を持って欲しい」「そして一緒に叶えたい」と職員が思う事が大切、まだまだですが今後もありのままのその方で生活していただける、安心できる居場所をチームとして作って行きたいと思います。
1.家族への情報提供はあるか |
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2.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか |
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3.職員の接遇・態度は適切か |
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4.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか |
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5.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか |
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6.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか |
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7.利用者のプライバシーは守られているか |
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8.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか |
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9.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか |
はい 62%
どちらともいえない 31%
無回答・非該当 8%
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10.利用者の不満や要望は対応されているか |
はい 77%
どちらともいえない 15%
無回答・非該当 8%
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11.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか |
はい 54%
どちらともいえない 38%
無回答・非該当 8%
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