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評価結果 利用者調査と事業評価(組織マネジメント項目・サービス項目)の評価手法

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令和元年度(2019年度) 児童養護施設
法人名称
社会福祉法人マハヤナ学園
事業所名称
マハヤナ学園撫子園
評価機関名称 株式会社 IMSジャパン

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 1)感恩奉仕と共生(人に生かされ、人を生かして生きる… together with him)
2)子どもの最善の利益を最優先する
3)職員のたゆまぬ専門性の向上
4)財務の健全性の維持とその状況に応じた事業展開
5)地域に根ざした施設経営 
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割 ・創立の理念を十分に理解し、職員同士互いの力を生かし(活かし)あえる人
・児童福祉に対する熱意と社会的責任の自覚 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) ・子どもにとって最大の理解者であり最強の支援者であること
・Childrens First(子どもの最善の利益を最優先する) 

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • 温かい配慮で新入所の子どもを迎え入れ、詳細な記録をつけています
  • 医療機関と連携し、食事管理、服薬管理、予防接種等への徹底した対応に努め、健康維持を支援しています
  • ブロック会議やグループ討議などから現場の意向を把握するとともに、職員間のコミュニケーションを活発にしています
さらなる改善が望まれる点
  • 目標設定の基準となる職員の人材像を設定するとともに、外部研修計画との連動性を高めていくとよいように思われます
  • 少なくとも重点目標については、達成度合いを確認し次期への課題を明確にしておくとよいように思われます
  • 「入所時書類・説明事項確認書」は、写しを保護者に渡した方がよいと思われます

事業者が特に力を入れている取り組み 詳細はこちらから

 毎年改定する手引書と現場のOJTにより、適応力のある職員の育成に努めています

 食事を楽しみにできるようにリクエストに応え、食への関心を持たせています

 豊かな心の育成を目的に、子どもの思い出に残るような行事をおこなっています

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:【児童数】 52名
    【調査対象者数】 52名
    【回答者数】 52名
    ・事業所と協議の上、全員に共通評価項目による調査をおこないました。
  • 調査方法:アンケート方式,聞き取り方式  
    ・事業所と協議のうえ、子どもの状況にあわせて聞き取り調査とアンケート調査を実施しました。
  • 利用者総数: 52人
  • 共通評価項目による調査対象者数: 52人 (アンケート方式32人 聞き取り方式20人)
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 52人 (アンケート方式32人 聞き取り方式20人)
  • 利用者総数に対する回答者割合(%): 100.0%
  • 調査項目: 共通評価項目
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
52/52
1.食事の時間が楽しいひとときになっているか
はい
60%
どちらともいえない
23%
いいえ
10%
無回答・非該当
8%
2.子どもの年齢や特性、個別事情に応じて生活や規則内容等の説明を受けているか
はい
71%
どちらともいえない
12%
無回答・非該当
15%
 
いいえ:2%
3.【中学生以上の方に】
将来に関する支援は、子どもの個別の要望や事情に応じて行われているか
はい
80%
どちらともいえない
10%
無回答・非該当
10%
 
いいえ:0%
4.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
67%
どちらともいえない
12%
いいえ
12%
無回答・非該当
10%
5.職員の接遇・態度は適切か
はい
65%
どちらともいえない
13%
いいえ
10%
無回答・非該当
12%
6.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
83%
どちらともいえない
10%
無回答・非該当
6%
 
いいえ:2%
7.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
69%
どちらともいえない
17%
無回答・非該当
10%
 
いいえ:4%
8.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
はい
58%
どちらともいえない
21%
無回答・非該当
17%
 
いいえ:4%
9.子どものプライバシーは守られているか
はい
69%
どちらともいえない
15%
いいえ
6%
無回答・非該当
10%
10.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか
はい
62%
どちらともいえない
15%
いいえ
6%
無回答・非該当
17%
11.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
63%
どちらともいえない
12%
いいえ
8%
無回答・非該当
17%
12.【小学校4年生以上の方に】
自らの権利について、職員はわかりやすく教えてくれたか
はい
78%
どちらともいえない
15%
無回答・非該当
7%
 
いいえ:0%
13.子どもの不満や要望は対応されているか
はい
65%
どちらともいえない
15%
いいえ
6%
無回答・非該当
13%
14.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
67%
どちらともいえない
10%
いいえ
8%
無回答・非該当
15%
評点のレーダーチャートを表示する

組織マネジメント分析結果     ←クリックすると詳細が表示されます。

サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
3/3
  1.子どもや保護者等に対してサービスの情報を提供している
子どもや保護者の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している子どもや保護者の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • わかりやすいパンフレットや冊子で、施設の紹介をしています
  • 「マハヤナタイムス」やホームページで広く情報提供をしています
  • 入所前の見学や一時保護所での面会で、施設に親しめるよう配慮しています
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/7
  1.サービスの開始にあたり子どもや保護者に説明し、理解を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要な事項等を子どもや保護者の状況に応じて説明しているサービス内容について、子どもや保護者の理解を得るようにしているサービスに関する説明の際に、子どもや保護者の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、子どもの支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービス利用前の生活をふまえた支援を行っているサービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 入所時に保護者から預かる書類は確認票に一つ一つチェックを入れています
  • 分離体験のある子どもの不安を軽減するため、温かい雰囲気で迎え入れています
  • 一貫性のある継続支援をするため、リービングケアと退所後の支援をしています
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
11/11
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している子ども一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.子どもや保護者の希望と関係者の意見を取り入れた自立支援計画を作成している
計画は、子どもや保護者の希望を尊重して作成、見直しをしている計画を子どもにわかりやすく説明し、同意を得るようにしている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.子どもに関する記録が行われ、管理体制を確立している
子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、子どもに変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • 自立支援計画は作成の手引きに定めた手順で、組織的に取り組んでいます
  • 子どもの希望はアンケートで確認しています
  • 自立支援計画と記録の連動を意識し、支援の継続性を大切にしています
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
38/38
  1.個別の自立支援計画に基づいて、自立した生活が営めるよう支援を行っている
個別の自立支援計画に基づいて支援を行っている子ども一人ひとりに合った方法で、子どもと職員の信頼関係を構築するために受容的・支持的な関わりをしている小規模なグループでケアを行うなど、子どもが家庭的な環境の中で生活できるよう支援を行っている子ども一人ひとりの自立に向けて、関係機関と連携をとって、支援を行っている退所後は計画に基づいて、一人ひとりに応じた支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • ユニット化により家庭的な生活環境が広がっています
  • 調理担当職員が個別に関わり、子どもたちが調理をする経験を広げています
  • リービング・アフターケア委員会を中心に継続した支援をおこなっています
  2.家族等との関係構築に向けた取り組みを行っている
子どもや保護者等の状況、意向・希望を把握し、家庭関係の調整を行っている子どもの状況や行事等の情報を個別の連絡により保護者等に知らせている保護者等との面会、外出、一時帰宅等は、状況を把握したうえで、子どもの安全に注意しながら行っている家族との再統合に向け、子どもや保護者等の意向をふまえて、児童相談所等と連携をとって、支援を行っている家族との再統合が難しい場合、養育家庭や養子縁組等を必要とする子どもが制度を活用できるよう児童相談所と連携をとっている入所中の子どもの家族等(里親を含む)に対し、退所後の生活を想定したさまざまな支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 児童相談所と連携の上、子どもや保護者の意向を確認し家庭関係を調整しています
  • 子どもの安全に配慮しながら面会や外泊をおこない、保護者に対応方法を助言しています
  • 子どもの自己決定を尊重し、家族と適切な距離を持って生活できるよう支援しています
  3.子どもが楽しく安心して食事ができるようにしている
食事の献立は、子どもの状況や嗜好に応じて工夫している食物アレルギーや疾患等については、主治医等の指示に従い、対応している楽しい食事となるような環境を整えている食事時間は子どもの希望や生活状況に応じて対応している食についての関心を深めるための取り組みを行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 嗜好調査や検食日誌、日々の会話から子どもの嗜好を把握し、献立作成に生かしています
  • リクエストメニューや行事食を提供し、食事を楽しむ雰囲気づくりをおこなっています
  • 一人一人に食育支援計画を作成し、調理実習やおやつ作りに取り組んでいます
  4.子どもの健康を維持するための支援を行っている
入所まもない子どもの健康状態(口腔ケア、視力等)に配慮し、健康維持のための支援を行っている健康に関して、子どもからの相談に応じ、必要に応じて子どもや保護者等に説明をしている子どもの服薬管理は誤りがないようチェック体制の強化などのしくみを整えている子どもの体調に変化があったときには、速やかに対応できる体制を整えている日頃から医療機関と連携を図り、健康管理に活かしている健康について子どもに理解を促す取り組みを行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 嘱託医による入所時健診や予防接種歴の確認をおこない、健康維持を支援しています
  • 空袋の保管や服薬チェック表への記入などで服薬管理の徹底に取り組んでいます
  • 新聞の発行や流行期の注意喚起等で健康への理解を促すよう取り組んでいます
  5.子どもの精神面でのケアについてさまざまな取り組みを行っている
子どもが心の悩みや不安を相談できるように工夫している性についての正しい知識と理解が得られるよう、子どもの年齢や状況に応じた説明を行っている子どもの抱える問題に応じて、心理的ケアが必要な場合は、関係職員・機関と連携をとって、支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 生活場面面接や個別心理療法をおこない、精神的な課題の解決につなげています
  • LP新聞(LOVE&PEACE)に性に関する情報を掲載し、夕礼で説明しています
  • 非常勤小児科医や療育センターなどと連携し、精神的ケアをおこなっています
  6.子どもの自主性を尊重し、施設での生活が楽しく快適になるよう支援を行っている
居室や共用スペース等は、子どもの状況に応じて、安全性や快適性に配慮したものとなっている日常生活の過ごし方は、子どもの状況・年齢等に応じて工夫している行事やイベントの企画・準備は子どもも参加して行っている施設の生活ルールは子どもの意見を参考に見直しを行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 整理整頓や随時の点検、整備をおこない、快適性や安全性の維持に努めています
  • 子どもの意見を反映して個別行事や全体行事、卒業旅行をおこなっています
  • 子どもが意見を表明する場として、高校生会の発足を検討しています
  7.子ども一人ひとりに応じた学力向上・進路決定のための取り組みを行っている
基本的な生活習慣及び生活知識・技術を身につけられるよう支援を行っている基礎学力の向上・学習習慣獲得のための支援を行っている子どもの意欲・意思や能力に応じた学習教材・塾等を活用している進路について、子どもと保護者等、学校、施設による話し合いを行っている進路の決定は、子どもの意向や適性に応じて選択・決定できるよう支援を行っている個別に必要な時期・状況で、自立に向けての社会体験を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 整理整頓や気持ちの良い挨拶、正しい言葉づかいが身に付くよう支援しています
  • 子どもの意向を第一に考え、適性に応じた進路を決定できるよう支援しています
  • アルバイト代の使い方を振り返り、経済観念を育て自己管理ができるよう支援しています
  8.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
地域の情報を収集し、子ども一人ひとりの状況に応じて活用している施設の活動や行事に地域の人の参加を呼びかける等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している子どもに、地域と日常的に関わりながら生活していることの大切さを伝えている
【講評】 詳細はこちら
  • 役員活動や町会活動を通して情報を収集し、マラソン大会や運動会などに参加しています
  • クリスマス会や後援会行事、招待行事などで外部の人と交流し生活の幅を広げています
  • 地域の人への配慮について話をする機会を設け、地域との関わり方を伝えています
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
6/6
  1.子どものプライバシー保護を徹底している
子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、子どもや保護者の同意を得るようにしている個人の所有物や郵便物の扱い、居室への職員の出入り等、日常の支援の中で、子どものプライバシーに配慮した支援を行っている子どもの羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、個人の意思を尊重している
「子どもの権利ノート」などにより、子どもの基本的人権について、日常生活の中でわかりやすく説明している子ども一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている施設内の子ども間の暴力・いじめ等が行われることのないよう組織的に予防・再発防止を徹底している
【講評】詳細はこちら
  • 個人情報の保護と管理は園の個人情報保護方針により順守しています
  • 生活上のマナーを身に付け、羞恥心に配慮した支援をおこなっています
  • 子どもたちはグループワークで権利ノートを学んでいます
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や子ども・保護者等からの意見や提案を反映するようにしている
【講評】詳細はこちら
  • 業務の手引きは機械的な手順書ではなく、よりよい支援のポイントをまとめています
  • 業務の手引きは見直しが必要な項目を検討して、年度末に改定しています
  • 携帯電話の使用など子どもの要望は、安全性を検討して手引きに反映させています
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
評価者 修了者No.H0305063   修了者No.H0401042   修了者No.H1501082    
評価実施期間 2019年10月30日~2020年3月31日

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