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評価結果 利用者調査と事業評価(組織マネジメント項目・サービス項目)の評価手法

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令和元年度(2019年度) 共同生活援助(グループホーム)
法人名称
社会福祉法人山の子会
事業所名称 未来/未来   他1ユニット    
評価機関名称 東京福祉サービス 株式会社(令和5年12月15日迄の評価機関)
現地調査をしたユニット名 未来 あかしでの家

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 1)人権の尊重、生涯の発達、社会的自立
2)「安心と満足」の出来る生活を大事にする。
3)「自信と意欲」を高める生活をつくる。
4)「自立と自己実現」を目指す。
5)障害者・職員・家族の正しい要求が尊重された、合意の上の運営 
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割 法人が掲げる「理念」や「経営目標」を理解し、利用者が安全で安心して生活できるような支援を体現することができる。
また法人職員一体となるチームワークを共有できる人材。 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) 常に真摯であり、自分の行ったこと、行わなかったことの結果に責任を持つ。
組織の一員としての自覚を持ち、変化を恐れずに勇気を持って前向きに挑戦する。
専門職にある者として自覚を持ち、生涯自己研鑽を重ねる。
社会人として、良好な人間関係を保つことが出来ること。 

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • 設立理念『障害者・親・家族と職員と経営・管理に責任を負う三者が合意の上で進める』という民主的で風通しの良い運営を実践している
  • 地域の福祉ニーズに応え、障害者福祉の専門職として、地域のネットワークの構築を図り、福祉事業連携のために積極的な活動を行っている
  • 設立理念や私たちの目指す施設に基づいた、地域との交流を積極的に粘り強く進め、地域移行への取り組みを実践している
さらなる改善が望まれる点
  • 事業継続計画(BCP)の早期作成のための法人本部への情報提供および協力と、危機管理マニュアルの職員への周知の徹底を期待する
  • 職員の高齢化に伴う健康悪化や家庭環境の変化に伴う、離職や退職に応じた、新規職員採用及び職員育成が喫緊の課題となっている
  • 利用者保護および事業の継続を目指し、適切な情報管理を行い、収集した情報の活用、保管、破棄などに組織として取り組むよう期待する

事業者が特に力を入れている取り組み 詳細はこちらから

 法人本部の医務部や栄養部からの助言や連携により、利用者の健康維持を図っている

 家族等と協力して支援を提供しており、法人設立理念の一つとして長年の取り組みがある

 共同生活援助事業は、地域資源の一つとして経営理念『生涯の発達』に取り組んでいる

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:調査対象者は、入居している15名の利用者で、未来は女性が8名、あかしでの家は男性が7名である。平均年齢は男性が63歳、女性が37.75歳、20歳代の女性が2名入居したため、女性の平均年齢が低くなっている。愛の手帳は2度が6名、3度が5名、4度が4名である。
  • 調査方法:聞き取り方式  
    調査方法は聞き取り方式を採用した。3名の評価者が各ユニットの「未来」と「あかしでの家」に行き、職員の案内で利用者のプライバシーに配慮して居室で聞き取り調査を実施した。
  • 利用者総数: 15人
  • 共通評価項目による調査対象者数: 15人
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 15人
  • 利用者総数に対する回答者割合(%): 100.0%
  • 調査項目: 共通評価項目
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
15/15
1.利用者は困ったときに支援を受けているか
はい
87%
いいえ
7%
無回答・非該当
7%
 
どちらともいえない:0%
2.利用者は、主体的な活動が尊重されているか
はい
80%
いいえ
13%
無回答・非該当
7%
 
どちらともいえない:0%
3.グループホームでの生活はくつろげるか
はい
87%
いいえ
7%
無回答・非該当
7%
 
どちらともいえない:0%
4.職員が利用者の家族等に連絡をする場合、方法や内容等についてあらかじめ利用者の希望が聞かれているか
はい
60%
どちらともいえない
7%
いいえ
7%
無回答・非該当
27%
5.グループホーム内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
87%
どちらともいえない
7%
無回答・非該当
7%
 
いいえ:0%
6.職員の接遇・態度は適切か
はい
80%
どちらともいえない
13%
いいえ
7%
 
無回答・非該当:0%
7.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
87%
無回答・非該当
13%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%
8.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
87%
無回答・非該当
13%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%
9.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
はい
87%
無回答・非該当
13%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%
10.利用者のプライバシーは守られているか
はい
87%
無回答・非該当
13%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%
11.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか
はい
80%
いいえ
7%
無回答・非該当
13%
 
どちらともいえない:0%
12.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
53%
いいえ
13%
無回答・非該当
33%
 
どちらともいえない:0%
13.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
73%
どちらともいえない
7%
いいえ
7%
無回答・非該当
13%
14.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
60%
いいえ
7%
無回答・非該当
33%
 
どちらともいえない:0%
評点のレーダーチャートを表示する

組織マネジメント分析結果     ←クリックすると詳細が表示されます。

サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/4
  1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • パンフレットのほかホームページに力を入れており、発信している事業所情報量が多い
  • 利用希望者、利用者、行政等に対して事業所情報の提供を丁寧に行っている
  • 見学希望や問い合わせに対して個別に応じており、土日も事業所案内を行っている
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/7
  1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明しているサービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしているサービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービス利用前の生活をふまえた支援を行っているサービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 契約は、サービスの提供前に行われ、説明と同意の上、書面で取り交わされている
  • 本人や家族の意向や希望は、定められた書式に個別に記録され職員間で把握されている
  • 開始、終了時には、リ・ロケーションダメージを意識した途切れない支援を行っている
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/10
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • 個別の支援計画は、本人への面談や支援記録などにより状態像が把握され立案されている
  • 支援の経過や利用者の変化等は、具体的に記録され職員間で情報が共有されている
  • 計画を緊急に変更する場合について、仕組みを整備し明文化することが望まれる
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
23/23
  1.個別の支援計画等に基づいて、自立した生活を送れるよう支援を行っている
個別の支援計画に基づいて支援を行っている利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している周囲の人との関係づくりについての支援を行っている関係機関と連携をとって、利用者一人ひとりに応じた支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 日々の支援は、個別支援計画に基づき利用者の望む生活となるよう提供されている
  • 一人ひとりの特徴に合わせ丁寧な意思疎通を図り、豊かな生活となるよう支援している
  • 地域の他の資源や関係機関との連携により、利用者の生活の幅を広げるよう支援している
  2.利用者が主体性を持って日常生活を楽しく快適に過ごせるような取り組みを行っている
グループホームでの生活は、主体的な活動が尊重されているグループホーム内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている休日の過ごし方や余暇の楽しみ方については、利用者の意向を反映し、情報提供や必要な支援を行っている室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている【食事の提供を行っているグループホームのみ】<BR>利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者が自由に意見交換できるような場を作り、主体性のある生活を支援している
  • 居室は全員個室対応で、少人数で家庭的な生活が送れるよう支援している
  • 休日の昼食や誕生日近くには好きな物を食べるなど、食事を楽しむ様々な工夫をしている
  3.利用者の状況に応じて、生活上の支援を行っている
利用者の状況に応じて、身の回りのことについて必要な支援を行っている利用者の状況に応じて、家事(調理、洗濯等)について必要な支援を行っている利用者の状況に応じて、金銭の管理や使い方について支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 地域移行後の自立した生活の維持向上のため、個別の状況ごとに支援を提供している
  • 利用者の加齢に伴う心身の変化に応じた、職員の介護技術や技能の向上を目指している
  4.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている【利用者の薬を預ることのあるグループホームのみ】<BR>服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】 詳細はこちら
  • 日々、月ごと、年単位での健康管理や健康診断が個別に実施され、記録されている
  • 職員と看護師や協力医療機関等との連携により、利用者の健康維持支援が行われている
  • 服薬支援は、利用者特性に個別に配慮しながら、誤りがないよう慎重に実施されている
  5.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】 詳細はこちら
  • 常に、利用者本人の意思を確認し、その意向に基づいた支援となるようにしている
  • 事業所と家族との情報交換が様々な方法で行われ、協力して支援を行っている
  6.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 町内会報や回覧板など身近な情報ツールの利用により、地域情報の収集に努めている
  • グループホームが地域の資源の一つとして、地域生活に溶け込み定着している
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.利用者のプライバシー保護を徹底している
利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • グループホームでの生活は、利用者の生活習慣や価値観が尊重され権利が守られている
  • 身体支援は同性支援の徹底など、羞恥心への配慮と尊厳の尊重が日常的に守られている
  • 個人情報の取り扱いや記録の開示請求等、書面で同意を得ているがなお再考を期待する
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
【講評】詳細はこちら
  • 提供するサービスの手順は、業務マニュアルにより詳細に提示されている
  • サービスの向上を目指し、会議において職員の意見交換を行い業務水準を見直している
  • 基本手順等の見直しや点検は、時期と基準を明文化した上で定期に行うことが望ましい
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
評価者 修了者No.H0405024   修了者No.H0307045   修了者No.H0404063    
評価実施期間 2019年11月9日~2020年3月31日

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